そうだ、京都へ起業しに行こう!

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京都へ

そうだ、京都へ起業しに行こう!

NHK経済フロントライン、「京都企業、強さの秘密を探る」という面白い特集をしておりました。東京、関東地方の人間からしてみると京都の古都雰囲気に憧れます。それらに加えて企業群も強い、京都大学などのアカデミックな環境も整っている。何か米国のシリコンバレーに似ているところもあったり・・・

世界一の観光都市、京都の魅力

メリカの大手旅行雑誌(Travel Leisure)が選ぶ“魅力的な都市”ランキングで2年連続世界1位に選ばれている京都。京都市の外国人宿泊者数、2005年73万人、2014年183万人と毎年確実に増え続けているんです。古都などの雰囲気が魅力的なのは分かりますけど、他にはどのような評価ポイントがあるのでしょうか?

京都を訪れる外国人観光客、街の清潔さを高く評価しています。ゴミもタバコの吸い殻も落ちていない。これには理由があるのです。日曜日の朝、ボランティアで街の清掃活動を定期的に行っている京都。そうなんです、門掃きという、通りなど公共の場所を住民が自主的に掃除をする習慣、伝統が受け継がれています。清潔さが旅行に来れれた方に、環境も含めてのおもてなしになっている、と。

伝統に新しい工夫を取り入れる試み

本画などに使われる顔料のお店、上羽絵惣。新商品開発、マニキュアです。糊粉ネイルというもの、糊粉はホタテの貝殻から造られるため、肌に優しく化学薬品の匂いもしない人気商品だとか。江戸時代から伝わるもので色の種類も艶やか。金雲母撫子(きららなでしこ)、京紅、おみかん、水藤など。

西陣織、高橋練染。100年前の原画、蔵の中に眠る伝統を発見。コンピューターに取り込み、デザインはそのまま、色をポップなものに変えて現代的にアレンジ。様々な素材にプリントしてポーチや手鏡などの女性用の小物を扱っていてこちらも人気商品へ。

日本の伝統工芸品の技術は現代風に改良、イノベーションを加えてモダン的に生まれ変わることができれば、人気商品となる可能性大なんです。日本の職人技、ものづくり品質の良さは広く知れ渡っているのですから、それらの技術にモダンテイストを加えてデザインも新しく改良できれば魅力的になるはずです。( ジャパンブランド、日本全国の伝統工芸品を世界へ知らせるマーケティングカンパニー、中川政七商店 )

京都に存在している企業群

田製作所、スマホ基幹部品で世界シェア1位。日本電産、世界一の総合モーターメーカー。SGホールディングス、佐川急便業界2位。オムロン、自動改札機やヘルスケア製品に強み。任天堂、花札の製造からゲーム機で世界企業に。ジーエス・ユアサコープレーション、車の鉛蓄電池で世界シェア2位。

島津製作所、ノーベル化学賞の田中耕一氏を生んだ分析機器メーカー( ジャパンブランド、「見えないモノを見る、計る」分析・計測機器を製造するエンジニア集団、島津製作所 )。ワコールホールディングス、女性用下着で国内シェア1位。堀場製作所、排ガス測定装置で世界シェア80%。ワタベウェディング、ブライダル業界国内2位。京セラ、創業以来一貫して黒字経営。ローム、電子部品メーカー等など。

なぜ京都の企業は強いのか? ベンチャースピリッツ

田製作所の例。アップルのスマートホン、800個の部品を提供している村田製作所、売上1兆円です。スマートホンの基幹部品の一つ、積層セラミックコンデンサー、大きさ僅か0.1ミリ。高速通信に欠かせない基幹部品で世界シェア35%を誇ります。

強さの秘密は何処にあるのでしょうか? スピード、毎年のようにモデルチェンジするスマートホンに対応できる環境が存在しているのです。製造機械は独自開発、製品原料も自社生産、開発から量産できるまでのスピードは10年前の2倍だとか。新製品の売上比率40%、お客様の要望に素早く対応できる強みが村田製作所にはあります。

戦後、電子機器の需要が高まると見込んで電子部品開発製造開始。ラジオの部品、魚群探知機の部品、自動車電話の部品など。今現在は医療分野への参入を試みています。人の心拍数などを計測する装置、ベッドなどに取り付けるだけ。他にも自動車、ヘルスケア・メディカル、エネルギー、将来入っていけるように準備しているそうです。

堀場製作所、会長兼社長の堀場厚氏の京都に関する洞察が面白かったです。以下・・・

京都では、量が多いとか、売上が大きいとか、需要が沢山とかは何の評価にもならない、あなたは本物なのか、本物を作っているの? 日本一? 世界一? というような問いかけが常にある、他社が儲かっているから同じものを出す、というのは恥。だから京都の企業同士でぶつかることはない。東京に本社を移す必要性を感じない、メーカーにおいては京都には沢山の学生がいる、14万人が学生、半数以上が自然科学系、京都だと有終な学生をたくさん取れる。成長することよりも成熟することが大事、東京にいるより京都にいるほうが世界が近い!

産官学の連携

掘、育成への取り組み、京都流ベンチャー企業育成。京都市ベンチャー企業目利き委員会、革新的な技術や独創的なビジネスモデルが核となった事業プランを目利きし、継続的に成長・発展できるよう、資金調達、経営戦略、マッチングなど、多角的に支援する活動を行っています。仕組みは、起業はベンチャー目利き委員会へ応募し、起業の将来性について、書類・面接審査を受けます。

将来性が高く評価された起業には研究開発や調査の費用に当てる補助金を受けられる他、弁護士や大学教授、大手企業を退職した技術者などから専門的な助言を無料で受けることができます。審査を受けるのは京都の名だたる企業の経営者たち、日本電産永守重信社長が委員長です。

これまでに117社の起業が最高ランクの評価を受けていて、中にはその後、上場を果たした起業や大手企業と契約を結んだ起業もあるとか。大きく成長していって将来、京都の経済を支えるような中堅、大手に育っていって欲しい希望が存在しているのです。

この支援を受けて売上を4倍に伸ばした起業、京都マテリアルズ社長山下正人氏。大学で10年間、金属と錆の研究を続け、3年前に京都で起業。目利き委員会から評価を受けた塗料、従来の塗料とは違い、特殊な金属を混ぜ、鉄の腐食を防ぐ効果を持ちます。表面に塗れば半永久的に錆の侵食を抑えられ、有効成分を含んだ塗膜が表面に出き、腐食環境が鉄のほうに侵入してくるのを防ぐ塗料。

目利き委員会から評価されたことをきっかけに評判が広がり、京都市の公共工事に試験的に使われ、今後、標識などの老朽化する社会インフラに利用できると期待されています。京都大学、エネルギー理工学研究所との研究開発も始めたそうです。

優秀な外国人労働者は京都に集めましょう

ぜ日本にシリコンバレーが生まれないのか?という話をブログなどで見かけますけど、京都に作ること、可能じゃないですか? 自然科学系の学生も多いですし、それを後押しする京都企業群は世界と繋がっている優等生ばかりです。産官学が協力できる体制も整っている。美味しいものもあり、街の散策も自慢できる古都の雰囲気満載。商業都市、大阪にも近いし・・・

私なんかは京都に住んでみるのもいいかも、と心がちょっと揺れました!

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