とりあえず日本には勝てないだろうから、という国になりたい(サッカー)


絶対に負けられない戦いがそこにはある

とりあえず日本には勝てないだろうから、という国になりたい(サッカー)

2010 FIFAワールドカップ(南アフリカW杯)のグループリーグ振り分け抽選会が行われた翌日、鹿島アントラーズがJリーグ3連覇を達成。アウェイでの浦和レッドダイヤモンズとの戦いぶりは王者の貫禄さえ漂わせ始めたようで、鹿島アントラーズの充実振りが伝わってくる。

ジンクスでいうと今年は2位のチームが最終戦で逆転優勝するような流れだった。それを打ち破り見事3連覇を成し遂げた鹿島アントラーズは強い。チャンピオンとなるべくチームはこのようにジンクスを自らの勝利で破り、王者としてのオーラを纏っていく。

鹿島アントラーズの姿勢

ぶれない姿勢が3連覇につながった。6月に水原(韓国)のエースFWエドゥーの関係者から売り込みがあった。「獲得すればいい」という指揮官を、鈴木満強化部長は「日本人を伸ばすためにも1ポジションに外国人は原則1人。だから取れない」となだめた。

どんな状況下でもチームづくりの哲学を曲げず、中盤が激しく連動する「鹿島のサッカー」も変わらない。小笠原も「不調で何かを変えるのではなく、やるべきことを続けられた」と満足げに振り返った。( 鹿島史上初V3興梠が決めた!/J1 )

Jリーグでの充実性は高まるのか?

のチームも長期的な目標を掲げそれに近づいていくための努力を惜しまない経営だったり戦略だったり、と鹿島アントラーズの姿勢は見習うところが多いと思う。確かにJ1とJ2でかなり地域密着型チームの誕生が相次いでいるけれど本当の意味での底上げができているのか?

優勝した鹿島アントラーズの小笠原満男も興梠慎三も日本代表には定着していない。Jリーグの底上げはどの方向を目指すべきなのか? 良い選手をクラブ内で育て、どんどん欧州へ移籍させ、日本代表選考はすべて海外移籍組みからという方向性を支援するのか?

それともイタリアのセリエAやスペインのリーガ・エスパニョーラのように国内クラブ組織を充実させ、世界で戦えるクラブを多く抱えるリーグとしてJリーグを育てていくのか? この場合の日本代表選考はJリーグクラブの中から、というものになるのか?

皆日本には勝てると思っている

アフリカW杯、日本のグループリーグ対戦相手を見て、他の3カ国は日本にはとりあえず勝つ、といった保険になっていることに気がついただろうか? カメルーンもデンマークもオランダ戦は難しいことは認識しているはず。日本相手で勝利して勝ち点3は確実にゲット! カメルーンもデンマークとの戦いがキーポイント、デンマークもカメルーンとの戦いがキーポイントになるに違いないと目論んでいる。

とりあえず日本には勝てないだろうから、という国になりたいとは思わないか? 今のオランダのポジションである。日本は強い国という印象を植え付けられないと、海外移籍組みは今後も移籍先の国でなめられ続ける。

スタメンで起用してもらえない、監督、コーチ、チームメイトから信頼されない、サポーターも離れていく。海外移籍組みがほとんど移籍先で試合に出場することなく国内Jリーグに復帰するのには日本人がサッカーを通してのリスペクトを勝ち得ていないからなんだと思われる。

海外に出て頑張らなくてもいいじゃん、という思考は危険である。今後世界の中へ出て行って闘えない個人は日本の萎縮していくマーケットの中でしかサバイバルできないようになっていく。このような個人は政府に頼るが政府は当てにしないほうがいい! 企業も個人も出て行けるところから海外への居場所を探し始め、気がついたらそれらの流れが大勢になっているであろう。

教育を重視?

本代表の試合を観ているといつも感じるのが日本社会を象徴しているなぁ、というもの。ゴール前では譲り合い、シュートを打てるのにパスを出す。相手に嫌われたくないピア・プレッシャー社会、日本。試合中、選手同士で試合の方向性を変える思考力がない。

監督に指示を仰ぐ、社長、支持をください受身社会、日本。自己表現が苦手、相手がその内わかってくれるだろう、コミュニケーション苦手社会、日本。ホームは居心地がいいなぁ、海外遠征は時差ぼけとかあるから。フィジカルに日本は弱いからボールを廻そう。個人である状況を展開していく力不足。

ドリブルで自ら仕掛けていく力、自らの運命を切り開いていける個人は日本社会には少ない。社会が悪いのか、政府が悪いのか? クローズアップ現代で取り上げていた「“言語力”が危ない~衰える 話す書く力~」。この中で将来のサッカー日本代表を担う選手たちの育成に「言語力」指導が行われていた。これを見て納得!

中田英寿や本田圭佑のような強烈に自己をアピールする存在が日本の集団から煙たがられるのは「言語力」の乏しい個人がマジョリティーであることが原因の一つであると考えられる。

10月下旬、「言語力検定」がスタートした。言語力とは論理的にモノを考え、表現する力を指し、その低下が2000年以降進んできた、国際学力調査”PISA”での成績下落の一因と見られている。進学校でも、成績は悪くないのに「話し言葉のまま作文を書く」「語彙が少なく概念が幼稚」などの事態が相次ぎ教師たちは危機感を強めている。

また言葉の引き出しが極端に少なく、例えば「怒る=キレる」としか認識できないため、教師が注意すると何でも「キレた」と反発され、コミュニケーションも成立しなくなってきている。

景には、センター入試の普及で「書く」「話す」が軽視されたこと、携帯メールの広がりで文章を組み立てる力が育っていないことなどが指摘されている。子どもたちの「言語力」低下の実態を見つめ、育成のあり方を考える。(クローズアップ現代参照)

手に自分の思いを伝えることもできない大人しい日本人。これでは海外へ移籍してからサッカー以外の要素で苦労するであろう。いつまでたっても日本は強くはならず、チャレンジするような個人も育たない、皆居心地のいい日本のJリーグでプレーできればいい!

そうではなく、中田や本田のような強烈な個性をぶつけてくる奴がイレブンいないと日本は強くなれない。海外では自己を強く主張するのは当たり前であるし、また主張しないと相手にもされない。僕が昔から主張している「スポーツをやる子供に語学の習得も」、という視点は広まらないだろうか?

サッカー日本代表の2010 FIFAワールドカップ、スタメン

断と偏見、個人的な希望も含めて自分なりの予想イレブンを構成してみよう。FWは森本貴幸と平山相太のツートップ。セリエAで揉まれている森本の戦力は取り入れたい。平山? と思われる方もいるであろうが、彼の高さへの強み、海外での経験、質の高いプレーと他の国内FW選手よりも優れていると思うのは僕だけだろうか?

岡崎慎司の活躍はJリーグでの成績、本気モードでない相手国との成績。FWは世界で戦った経験のある人物じゃないと絶対に潰される。

MFはとにかく運動量の多い人物。ドリブル、パス出し、シュートなどの判断力の速い人物ということで中村俊輔、遠藤保仁、中村憲剛、長谷部誠、本田圭佑、松井大輔、稲本潤一、石川直宏などを揃えたい。

俊輔は必要か? という議論もあるようだがスペインリーグで活躍できていない原因もこの辺にあるのではないだろうか? つまり俊輔にボールが渡っても新しい展開が期待できないのである。本田のように自分で試合状況を展開していくプレーをRCDエスパニョールでの俊輔は期待されている。

DFは世界レベルでのフィジカル的に強い当りの経験者。足の速いディフェンス、フィードの正確度が高く、今回は攻撃参加よりも無失点を意識してもらいたい。中澤佑二、田中マルクス闘莉王、岩政大樹、内田篤人、長友佑都、徳永悠平、といった布陣だろうか?

優勝はブラジル代表

っぱり、である。FIFAワールドカップでのジンクスをご存知だろうか? ヨーロッパ大陸開催時はヨーロッパ諸国から優勝国が出て、南米開催時は南米諸国から優勝国が出る、といったものであった。

その慣わしを変えた初のアメリカ大陸開催(1994 FIFAワールドカップ)、ブラジルが優勝している。日韓共催のときはどうであったか? 初のアジア大陸開催(2002 FIFAワールドカップ)はブラジルの優勝。この流れで行くと初のアフリカ大陸開催(2010 FIFAワールドカップ)、ブラジル優勝ということになる!

プレミアリーグ、セリエA、リーガ・エスパニョーラ、などのリーグ戦で終盤までレギュラーで戦い、その間にもUEFAチャンピオンズリーグで勝ち進んだチームでもスタメンとして活躍。長いシーズンが終了して疲れも溜まっているはずなのに、ブラジル代表選手はFIFAクラブワールドカップ開催中、一番よく走るといわれている。精神的にもフィジカルにも逞しい個人の集団がブラジル代表を形作っている。

とりあえず日本には勝てないだろうから、と他の国に言わせるようになるには後どれぐらいかかるのだろうか? サッカーの強い国はリスペクトされる。なぜならサッカーは世界中どこででも行われているスポーツだから・・・

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