アスリート達の逃亡(日本プロ野球選手)


アスリート達の逃亡(日本プロ野球選手)

本人の才能のあるアスリート達が、日本国外の世界マーケットへと進出したがっている。サッカー選手はじめアメリカの NBA やプロゴルフの若手選手、フィギュアスケートなどどれも才能のある選手ははじめから世界の舞台を目指しているように感じる。

日本プロ野球でも、メジャーリーグ移籍を希望する選手がたくさん出てきた。この現象を野茂英雄が日本の球界を去った時、誰が予想したであろうか? ある人物は妬み、ある人物は傍観し、野茂英雄を心から応援した人は日本のプロ球界にいたであろうか?

今のニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜が読売ジャイアンツから移籍した時とは、ずいぶんと扱い方が違う。これから来るであろう日本プロ野球選手はまず野茂選手に特別な敬意を表さなくてはいけない。彼がいたからこそ去年のイチローのすばらしい成績もアメリカのメジャーリーグで受け入れられた。

上原浩治と井川慶

売ジャイアンツの上原浩治選手。彼は本気です。年俸ももちろん大事ですが、彼のプロとしてのこだわり、現役で体力のある早いうちにメジャーリーグへ行きたいというのが願いでしょう。今年は断念しましたが、このシーズンが終わったら本気で対策を立ててきそうです。読売ジャイアンツは上原選手のメジャーリーグへの手続きをサポートするべきです。

経済的や戦略的にダメージを受けるのは避けられませんが、読売ジャイアンツから上原がメジャーリーグに行ったという歴史を作れば、これからの若いプロ野球を目指す人材に読売ジャイアンツへ入団するメリットをアピールできるのではないでしょうか?

阪神タイガースの井川慶もそうです。二人がフリーエージェント( FA )の権利を得るのは後4、5年先。この事実を二人がどういう気持ちで受け入れていることでしょう。自分の体力への衰えを感じつつ、プロとしてコンディションを後5年も続けていかなくてはいけないのです。その前にポスティング制度を使って、なんとかメジャーリーグへの道を開こうとしているわけです。二人は必死なんです。

日本プロ野球球界の不安

本プロ野球球界の不安も分かります。二人の要求を呑めば一気にメジャーリーグへの道が身近になり、高校生以下の野球少年は日本のプロ野球ではなくメジャーリーグでプレーすることを目標として日々の練習に励むことになるでしょう。

日本のエースはみんなメジャーリーグへ、という状況は将来的に受け入れないといけなくなる日が、案外早い時期に来るかもしれません。埼玉西武ライオンズの松坂大輔がメジャーリーグに来た時が、一つの節目になるような気がします。

メジャーリーグへのレンタル移籍制度などの提案もありますが、あまり中途半端に移籍させないほうがいいと思います。行ったからには必ずレギュラーを取るつもりでないと、必ず競争に負けます。それぐらいに一流の選手たちの努力ってすごいんです。

日本プロ野球と違ってキャンプ中の練習から自己管理まで、選手自身の責任が大きいわけです。ある意味日本のプロ生活は自分で考えなくても管理強制させられているような、過保護的な環境。主体性が選手に備わっていないと、メジャーリーグではやっていけないし、日本にいるときから主体性を持っている選手はやはり早い時期からメジャーリーグを目指すでしょう。

行きたい選手には道を開いてあげるべきです。行ってから必ず苦労しますから。それを乗り越えられる選手だけがメジャーリーグで生き残れるのです。現在すでにメジャーリーグで活躍している日本人選手の中には、必ず日本にいるときにもっとこういうことをしておけばよかったなぁ、と感じていることが絶対にあるはずです。

日本プロ野球球界が存在する価値

れらを日本プロ野球界にフィードバックしてもらって、球界側もそれらのいいところを伸ばすような環境に変わっていけば、必ずしも日本プロ野球を軽視することにはならないわけです。日本プロ野球界はある選手にはメジャーリーグを目指す為の一過程としての方向性を示すべきです。

直接メジャーリーグを目指すより、またはプロとしての経験を若いうちに日本の環境で学ばないで挑戦するより、しっかりと日本で基礎を学んだほうがメリットがありますよ、という方向で行ったほうがいいと思います。今後も選手たちの中でメジャーリーグを目指す流れが、増えることは確実なんですから。

その事実を受け止めて、じゃぁ自分達日本プロ野球球界が存続していく為にはどうしたらいいかということを真剣に考えるべきです。逆に言えば、今メジャーリーグで活躍している日本人選手はちゃんと日本プロ野球でプロとしていろいろな経験を積んできたから、こちらの環境でも活躍できているわけです。行きたい選手には行かせるべきです。日本プロ野球球界が存在する価値は確実にあるのですから。

ポスティング制度(ポスティングシステム)は、日本のプロ野球において認められている移籍システムの一つである。 1998 年に調印された「日米間選手契約に関する協定」により創設された。 フリーエージェント( FA )でない日本のプロ野球選手が、アメリカ・メジャーリーグに移籍を希望し、それを所属球団が認めた場合に行われる。移籍可能なチームは、後述の入札制度において最高金額の入札を行ったチームに限られ、選手自身は移籍先のチームを選ぶ権利が与えられない。(ウィキペディア参照)

, , ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes