アメリカの行くへ – 2008アメリカ合衆国大統領予備選挙前、パイオニア気質の国民


Raising the Flag on Iwo Jima

アメリカの行くへ – 2008アメリカ合衆国大統領予備選挙前、パイオニア気質の国民

CNN 主催、 YouTube 共和党討論会も終わり後1ヶ月足らずでアメリカ合衆国大統領予備選挙がニューハンプシャー州で始まる。( YouTube Debate )ここからの勝負がいよいよ本番という感じで、今の時点で民主党、共和党内でのリードを保っていようが2004年の大統領選挙の際の民主党ハワード・ディーン候補のようにぼろを出して、失速してしまう可能性もあるわけで、注目のヒラリー・クリントンやルドルフ・ジュリアーニがどのようになるのか予想がつかない。

民主党に関して言えば、ヒラリーとバラック・オバマが今の時点では有利な展開を示しているが、どちらが大統領になっても女性初、黒人初の大統領ということになるので肝心のアメリカ国民がそれらの現実を受け入れる準備ができているか? ということも大事になってくる。

オバマはどうだろうな? アメリカ人が肌の色に関係なくその人物が何をできるかに注目して信頼することができるのであれば十分に可能性があるが、問題は保守系の人々。特にキリスト教文化の強い保守系州でどれだけの支持を集められるのかにかかっていると思う。

オバマは白人とのハーフであることも事実ということが少しはこの人種差別的選択意思からは遠ざけてくれるようにも思うがどうであろう? ヒラリーは? この人は執念でまず絶対に民主党大統領候補者として残るだろうし、 途中で頓挫してしまったクリントン医療保険計画をなんとしてでもやり遂げたい、という執念が見え隠れするところが不気味というか彼女の本気さを感じるところ。

大事なDebateでの印象

和党は? ジュリアーニがリードしていたけどこの前の Debate を見ているかぎりどうも大統領の器ではないように思えてくる。元々は検事出身の人で数々の業績を作ってきた人なんだけど、この前の Debate で印象を悪くしたような気がする。

自分のことを批判された時に感情的になって反論してしまった。Debate では絶対に感情的になって相手に議論で勝とうとしてはいけない。これだと相手の思う壺。Debate で大事なのはいかに第3者を味方につけるか、いかに聴衆が自分の意見に対して賛同してくれるのか、が大事であって相手との Debate の際、感情的になり徹底的に議論で勝ったとしても聴衆が自分の展開する議論についていなければ、その人は負けたのと同じこと。

冷静なヒラリー・クリントン

うしてみると、やっぱりヒラリーかなぁ、という気もする。彼女は冷静。アンチ・ヒラリーがいることも当然計算に入れていて、頭がものずごーくいいから戦略的に行動をとっているようで、緻密という言葉を彼女の行動から連想してしまう。

マーガレット・サッチャーのようにチャーミングな面がもうすこしヒラリーの雰囲気からでてくるといいんだけど、仕事だけが生きがいの女性のような感じがして、あれじゃ多くの男性は生意気な女めぇ、といって毛嫌いするであろうし、女性からも熱狂的な支持層もいる分、嫌う人も多くいるだろうなというのが僕の感想。

どっちにしろ唯一ヒラリーだけが今の混沌としたアメリカ社会をまた甦らせてくれるのはヒラリーしかいないと期待されているのも事実だし、実際に彼女しかいないような気がする。教育、エネルギー、ヘルスケア、移民、イラク、経済などの問題をどのように解決していくのか?

パイオニア気質の国民

のようにみればアメリカ社会も問題だらけだけど、やっぱりパイオニア精神の国だから、自分の弱点を認めつつも前に進んでいく力強さを感じる。問題があるのは人間なんだから当たり前。その問題とどう向き合うかのほうが人間として大事であり、よりよい未来を信じて新しい世界に向けて自分たちこそ、ブライテストな国民だ、というのを証明してみせるというようなドライブを感じる。自由を自分たちで戦って掴んできた国民だから。

ワシントン D.C. に行くと銅像がある、何人かのアメリカ兵がアメリカ国旗を地面に突きつけている銅像が。戦って自分たちの力で掴んできた勝利だ、というシンボルなんだよ、あれは。

大きなスポーツのイベントなんかだと、始まる前に国歌斉唱があって 星条旗 ( 国歌 ) 、 The Star-Spangled Banner が歌われるんだけど、その最後のほうの部分で調度盛り上がる歌詞、「 Oh, say does that star-spangled banner yet wave. O’er the land of the free and the home of the brave! 」、ここでアメリカのエアーフォースの編隊がスタジアム上空を駆け抜けるんだけど、この瞬間に出合うたびに、あぁ、アメリカは自分たちの手で自由を手に入れた国で、アメリカ国旗とアメリカ国民ということにプライドを持っているなぁ、といつも羨ましく思っていた。

だからね、問題が山積みでも突き進んでいく気がするし、期待しちゃう信頼がまだ残っているんだよ、アメリカ社会には。ここが日本とは大きく違うところで、敗戦と同時に民主主義を与えられた国には自分たちで自由を勝ち取ったという意識が薄いから、やっぱり危機に面したとき自分たちの内部から社会を変えてやろうというエネルギーは生まれにくいんだと思う。

明治維新の時の志士達がいたじゃないか、という声が聞こえてきそうだけど、あのときみたいに外部に敵の存在を共有できれば可能性はなきにしもあらずだけど、自発的ではない。サブプライムローン問題 (2007 Subprime mortgage financial crisis) が引き金となって、まさかと思っていたドルの国際決済通貨としての地位などなくなってしまいそうだが、アメリカは沈まない。

俺たちの旗をあげよう!

本にも俺たちの旗をあげよう!( 宇宙海賊キャプテンハーロック )的な雰囲気が生まれるといいんだけど、だめかなぁ? 自分たちが行きたい場所、達成したい目標を戦って自分たちで勝ち取らないといけない。勝ち取った後って爽快な雰囲気が満ちているでしょ?

きっとそういうものがプライドを高めていくんだと思うんだけど、戦いを挑んで自分たちが欲しい社会、人生、プライドなんかを勝ち取っていかないといけないし日本人だったら絶対にできると思う。何かのきっかけを待つことなく、自発的に一人一人が行動できればいいんだけど。孤高になろうよ! そして自分を高めようよ!

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