アメリカ大陸陸路横断旅行、ニューヨークからサンフランシスコへ(その4)


El Capitan @ Yosemite National Park of California

7月8日(日曜日)、7日目

中までにはサンフランシスコに到着しなくては・・・ウェンドオーバー(Wendover)からヨセミテ国立公園まで所要時間8時間30分予定、450マイル。そこからサンフランシスコまで更に4時間30分予定、200マイル。今日も長いドライブになりそうです。

昨晩宿泊先モーテルで明日の朝、グレートソルト湖を観れる場所、近くにないかと聞いていたところすぐ近くにあるから明日朝、行ってみるといいと勧められたのでとりあえず寄って見ることにしました。まずすっかり定番になってしまった朝食マックを済ませ、教えられた道を辿って行くと何かが見えてきました。

なんと地面が真っ白! それが果てしなく遠くの方まで広がっているんです。しばらく行くと行き止まり。そこで出会った案内看板を見て納得。毎年8月、ボンネビル・スピードウェイ(Bonneville Salt Flats International Speedway)が開催され、地上最速を競うモータースポーツ『スピードウィーク』で知られるボンネビル・ソルトフラッツ(Bonneville Salt Flats)に着ていたんです。

159平方マイル(412平方キロメートル)にも及ぶ塩湖の跡にできた平原(塩類平原・ソルトフラッツ)。行き止まりから先の塩類平原へは自由に車で入ることができます。周りに他車が居ないことなどを確認。アクセルを踏み続けます! でもどこまで行っても遥か遠くに存在している山々が近づきません。

ここはちょーオススメ。知らずに訪れた場所だったので景色の凄さ、衝撃的でした。夏快晴の真っ青な空、地面は冬景色のように真っ白なんです。そのコントラストが良い感じ。広い塩類平原の中、寝そべってもいいですし、僕たちの場合、早朝だったので周りに誰もおらず自由な雰囲気を感じることが出来ました。

Bonneville Salt Flats, Utah Bonneville Salt Flats, Utah

先を急ぎましょう、サンフランシスコまで行けるかなぁ? ウェンドオーバー(Wendover)から93号線に入っていき荒野の中、ひたすら真っすぐな道をドライブしていきます。日差しが強かったですし景色も単調でそろそろ疲労が溜まりだした頃、集中して運転しました。Elyの街で93号線から6号線に乗り換えます。

遠くに在る山の麓まで真っ直ぐな道が続いているのが確認できます。あそこまで行くのか、と中々近づかない景色。やっとのことで山を超えると再び現れる荒野に真っ直ぐに伸びた道。遥か遠くに見える山の麓まで再び続いています。トノパー(Tonopah)まで行き昼食にしようとしたんですけど荒野の中にある街というかんじで軽食が出来そうなところが見当たりませんでした。ガソリンだけ補給して再び出発。

今回の旅、ここまで無事故で来れたことにホッとしつつ、気をつけなければいけないスピード違反にも引っかからなかったんですけど、最後の日にやってしまいました。運転手二人、交互に運転していて、その時、僕は後部座席を倒して寝そべって休憩。もう一人の運転手がスピード違反で捕まります。

スピード違反で、前回アメリカ大陸横断した時(24年前)もネバダ州で僕自身捕まっているんです。ここは景色が単調な上に真っ直ぐな一本道が果てしなく続く荒野ネバタ州。どうしても知らず知らずの内にアクセルを踏んでしまっているんです。で、気がつくと茂みなどに隠れていたポリスの追撃に会い、罰金などの切符を貰うんです。

U.S. Route 93 Lincoln Hwy, Nevada U.S. Route 93 Lincoln Hwy, Nevada

一気に車内、重い雰囲気に包まれましたけど、ここで喧嘩してもしょうが無いので我慢しました。しばらく走っているとどうやらカリフォルニア州に入ったようです。ここでまた時差を超え1時間得した気分に! 太平洋時間まで来ました、ニューヨークとの時差は3時間です。Bentonの街で6号線から120号線に乗り換えモノ湖(Mono Lake)方面へ向かいます。

段々と景色の中に緑が増えてきた感じです。右手にモノ湖(Mono Lake)が見え始めました、ヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)までもう少し。遥か遠くにヨセミテ国立公園特有の花崗岩(シエラネバダ山脈)が近づいてきて、どうやらその景色の中へ進んでいくようです。Lee Vining近くで120号線は左に折れ、Tioga Pass Entranceからヨセミテ国立公園内に入ります。

このヨセミテ国立公園内入り口近くのロッジ風カフェで遅い昼食を済ませ(午後5時)、すっかり日焼けしてしまった体の火照りを木漏れ日の中、癒していきます。ここからヨセミテ渓谷(Yosemite Valley Visitor Center)までまだまだ運転しなくては・・・ヨセミテ国立公園も3081平方キロメートルと広いんです。

途中Tuolumne Meadows Visitor Centerを抜け、Olmsted Pointまでくると遠くにハーフドーム(Half Dome)が見えるではありませんか! 懐かしい、最後に来たのはいつだったかなぁ・・・20年ぶりぐらいですか! あの時は他の友達と3人でヨセミテ国立公園まで釣りに出かけようという軽はずみな計画を若さと勢いと無知ぶりに任せ、ロサンゼルスから夜中車で出発して6時間ぐらいかけて現地到着。

ヨセミテ渓谷で少し仮眠をとってハーフドーム、エル・キャピタンなどを眺め、マーセド川からの景色を堪能し、ヨセミテ滝、ブライダルベール滝などの凄さに圧感され、トンネル・ビューとグレイシャー・ポイントを訪れてその日の内にロサンゼルスに帰って来ました。釣りのことなんてすっかり忘れ、ヨセミテ国立公園滞在時間、わずか3時間という無謀さでした。

話を戻しましょう! やっとのことでヨセミテ渓谷(Yosemite Valley Visitor Center)に着いたのが午後6時近く、すっかり日が傾き始めています。スーパーマーケット内でお土産などを物色、少しの休憩後、急いで出発。ヨセミテ滝、ブライダルベール滝などは水流が少ないせいでほとんど滝は枯れ果てた状態。エル・キャピタン(El Capitan)のデカさに圧倒され、絶対に外せなかったトンネル・ビューまで行って記念撮影。

なんとかグレイシャー・ポイントまで行きたかったんですけどこの時点でサンフランシスコへ向けて出発しないと、現地到着が真夜中過ぎる可能性があったので仕方なく諦めました。次回訪れた時には絶対Four Mile Trailを利用してグレイシャー・ポイントまで行きたいと思います。後、ハーフ・ドーム・トレール (Half Dome Trail)も挑戦したいなぁ・・・高所恐怖症ですけど。

夕焼けの中、急いでサンフランシスコへ向けて出発。4時間半近くかかるのかぁ・・・200マイルですからやっぱり到着は真夜中過ぎるなぁ。しばらく走るとすっかり日も落ちて当たりは真っ暗。どこを走っているのかさっぱり見当がつきません。頼りになるのがiPhoneのアプリ、グーグルマップだけ。西海岸だけに在るJack in the Boxで夕食を済ませ、やっとオークランド辺りまで来ました。

霧雨が降る中、ハイウェイを飛ばす地元の人達。ワイパーをかけるとフロントガラスがぼやけるし路上はスリップしそうで、慣れない初めての場所での深夜ドライブ。結構怖かったです。Bay Bridgeを渡りTreasure Islandを超えてサンフランシスコ市街へ。旅友達の内一人は明日朝、ニューヨークへ戻るということでサンフランシスコ国際空港近くのモーテルへ宿泊。

初めてのサンフランシスコは寒い真夜中の到着でした。長かったドライブ、アメリカ合衆国大陸横断の旅も後一日。遂に横断してしまいました。総ドライブ距離3900マイル、約6275キロメートル、北海道から沖縄を往復した感じの距離です。

今回で二度目。やっぱり車でのアメリカ大陸陸路横断旅行は最高でした。アメリカ合衆国の広さを体感できるし、所々で変化していく様々な景色、大自然。アメリカの魅力です! また今度は違ったルートで挑戦したいです。

Powell St @ San Francisco

7月9日(月曜日)、8日目

中、ニューヨークへ向けての飛行機に間に合えばいいのでサンフランシスコ市内を観光することにしました。車の運転から開放されるぞ! お世話になったレンタカーを返しにサンフランシスコ市街へ入るとその坂道の凄さに驚きます。これが噂の坂道か、ということでしたけど急勾配というかほんと山を超える感じです。

坂道途中の信号で止まろうものならサイドブレーキをかけていても不安。至る所急勾配の坂道、これがサンフランシスコです。レンタカーも無事引渡し、東南アジア系カフェで朝食。サンフランシスコにもある中華街、久しぶりにニューヨーク以外のアメリカ大都市を感じます。

さてどこへ行こうか! まず気温が寒かったので長ズボンを買いにサウス・オブ・マーケットの方へSan Francisco Municipal Railway、ケーブルカーを利用して行ってみることにしました。初体験のケーブルカー、何か旅行者気分、嬉しい!!

ユニオン・スクエア、ノブヒル(Nob Hill)、ファイナンシャル・ディストリクト、チャイナタウンを歩いてノース・ビーチまで来ました。Washington Square近くでアイスクリーム休憩。同じアメリカ国内なんですけど西海岸ということでちょっと東海岸とは違った雰囲気。坂道も多いということで警察官のバイク、オフロードでした。

サンフランシスコへ来たらどうしても行きたかった場所、ロシアンヒルにあるロンバートストリート(Lombard st.)へ向かいました。ケーブルカーを利用しないで山?の頂上、ロシアンヒルまで歩いて坂道を登ったので気分は登山者です。それぐらいにほんと急勾配なんです。

世界一曲がりくねった坂道、坂道沿いにお花畑の数々、ロンバートストリート(Lombard st.)到着。ここからの景色も最高、晴れてきたので街並みに空気が澄んでいます。車もこの坂道に挑むが如く続々とロンバートストリートを降りてきます。次回は挑戦してみましょう!

昼食はフィッシャーマンズワーフ(Fisherman’s Wharf)で取ろうということで再び徒歩で坂を下り始めます。至るところに在る路面電車やトロリーバスのための仕掛け。道路上に張られた架線から取った電気を動力として走るバスなんですけどよくここまで広い地域に電力架線を敷いたものだなぁと感心しました。

ケーブルカーも同じです。ケーブルカー路線上の一般道路下、環状にした鋼索を車両から掴ませ、鋼索を循環させて車両を動かす方式でこの仕掛も広い地域に張り巡らされているんです。これらケーブルーカーや路面電車、トロリーバスのせいでしょうか、街全体にニューヨークのようなあくせく感がないんです。気持ちがせかせかする雰囲気が伝わってこないというか。ヨーロッパ的というか(行ったことないけど)、京都のような印象を受けました。風情があるっていうんですか・・・

フィッシャーマンズワーフ到着、酸味の効いたサワードゥブレッドを昼食として頂いてピア39(Pier39)辺りを散策。アルカトラズ島(Alcatraz Island)を眺め、サンフランシスコの街並みを振り返り、左手にゴールデン・ゲート・ブリッジ(Golden Gate Bridge)を確認しました。

ゴールデン・ゲート・ブリッジまでトロリーバスで行くんですけどそのバス停まで歩いて行く途中、気がついたことがありました。路上至るところに乞食が多いな、という印象。ニューヨークならばホームレスのいる場所は大体決まっていて地下鉄駅構内。物乞いをするのに人々が行き交う地下鉄構内は雨風を避ける事も出来て便利なんでしょう。

サンフランシスコは路上の至るところに居ました。観光地でも居ましたし、ダウンタウンや住宅街にも。何かニューヨークよりも多いように感じたのは気候がいいからでしょうか。ニューヨークの厳しい冬の寒さで亡くなってしまうホームレス、毎年たくさん居るんです。サンフランシスコ市街地の治安とかはどうなんでしょうか?

トロリーバスに乗ること15分、ゴールデン・ゲート・ブリッジ入り口までやって来ました。インフォメーションセンターでお土産を眺めたりしていざ出発! 橋の3分の1部分まで歩いて行って見ることにしました。風が強くて吹き飛ばされそうです(大袈裟! 怖いだけ)。

快晴ということもあって景色が素晴らしい。対岸の街、オークランドも見えますし手前にあるアルカトラズ島もサンフランシスコ市街地も見えます。下を見渡すとやはり自殺名所というい事もあり納得行く高さ。高所恐怖症の僕は橋の縁に行くことはできてもしゃがみながら腰を低くして近寄ります。おぉ高けぇー、という雄叫びとともに後退りしました。

サンフランシスコ、良いです。今度は車を利用してもっといろいろな場所へ行ってみたいと思いました。ゴールデンゲート・パーク内にある日本庭園とか見に行きたかったんですけど時間の都合上、諦めてサンフランシスコ市街地へ戻り、サンフランシスコ国際空港まで行くために利用するBART・バート(Bay Area Rapid Transit、ベイエリア高速鉄道)乗り場に近いところで夕食を済まそうということになりました。

で、向かった先がジャパン・タウン。ゲーブルカーに再び乗車して行きました。到着して目の前に現れた僕にとっては懐かしい景色、ロサンゼルスに在るリトル東京を思い出したのです。ダイソー100円ショップがあったので知らず知らずに内にお買い物。ダイソー、初体験なんです。うぁこんなものまで、安いということで何かいろんな物、買っていました。

夕食は飛び込んできた回転寿司に迷わず引きこまれ、無地旅が終了したことを祝ってファーストフード以外の食事を頂きました。さっ後はサンフランシスコ国際空港へ戻るだけ。BART・バート(ベイエリア高速鉄道)に乗って空港到着。預けてあった手荷物を引き取りに行って、無事真夜中過ぎにサンフランシスコ離陸、翌朝ニューヨーク到着したのでした。お疲れ様!

Lombard Street of San Francisco Alcatraz Island, San Francisco Bay

Pier @ Fisherman's Wharf, San Francisco Golden Gate Bridge, San Francisco Bay

アメリカ大陸陸路横断旅行、感想

わってみるとホントあっという間で充実しすぎていたなぁ、というのが嬉しすぎ! 一日ごとの移動距離が凄いので昨日はこの場所にいたのか、といったことが遥か昔の出来事のようで不思議な感覚。アメリカ大陸陸路横断旅行は東から西へ向かうほうが時差を取り戻せるので有りがたかったです。ドライブしていて楽しいのは国立公園の多い西海岸。国立公園は入園料も比較的安く大自然を体験するので飽きませんでした!

写真は全部で5000枚ほど撮りました。デジカメ(ミラーレス一眼カメラ)だったのでシャッター押しまくり、編集作業が大変。でもアメリカ大陸の自然は綺麗で雄大、デジカメ以外に双眼鏡も持参していたので圧倒される景色や野生動物を観察することが出来たので重宝しました。次回はもっとゆっくりアメリカ大陸陸路横断旅行をしたいなぁ・・・

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