アメリカ大陸陸路横断旅行、ニューヨークからサンフランシスコへ(その1)


Buckingham Fountain @ Grant Park of Chicago, Illinois

アメリカ大陸陸路横断旅行、ニューヨークからサンフランシスコへ(その1)

メリカ横断ウルトラクイズ、なんていう番組が昔ありましたけど、その影響でしょうか、アメリカに住んでいると挑戦してみたくなることの一つにアメリカ大陸陸路横断旅行というのがあります。国内に時差があって西と東では文化も生活スタイルも違うということは中々想像することも難しいのかなぁ、と。

僕が初めてアメリカ大陸陸路横断旅行をしたのが20歳の時、1989年ですから今から24年前ですか! ノースカロライナ州シャーロットとからカリフォルニア州ロサンゼルスまで約一週間かけて一人で車で横断しました。あの頃はiPhoneとか便利なツールもなく簡単な地図を片手にただひたすら西を目指していました。

いつの日かまた挑戦したいなぁ、と思っていたところにやって来ました二度目のチャンス。7月2日(月)から7月9日(月)と一週間かけてニューヨークからサンフランシスコの旅へ出ました。今回はインターネットを活用して、まずは大雑把な予定を立てます。

出発地点から最終目的地までの所要時間や道順など確認。大体一日このぐらいまで運転できるだろうという予想を立て(グーグルマップ活用)、宿泊先候補地や行った先々に在るであろう観光ポイント(国立公園など)の情報を集めます。

グーグルマップにはホントお世話になりました。出発地点と目的地を打ち込むと道のりと所要時間などを割り出してくれるので予想を立てやすいですし、そのまま地図上の道のりを要所要所クリックしてフォーカスすれば行く先々に何があるのか把握することが可能でした。

interstate 80とinterstate 90を利用して西に向かう予定を立てます。ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルバニア州、オハイオ州、イリノイ州、ウィスコンシン州、ミネソタ州、サウスダコタ州、ワイオミング州、アイダホ州、ユタ州、ネバダ州、カリフォルニア州と横断していきます。

飯処はiPhoneアプリ、イェルプ(Yelp)使用で大丈夫。宿泊先はイエローストーン国立公園での宿泊施設以外は行き当たりばったりで探す予定。真夜中12時頃まで毎日運転するつもりなので午後11時頃走っている近くでグーグルマップを立ち上げ、そこからモーテルを探して、値段、宿泊可能かなどを検討して決める予定。

レンタカーはニューヨークからサンフランシスコまで片道だけ利用、少々値段は高めになりますが乗り捨て利用にしました。帰りはサンフランシスコからニューヨークまで飛行機で戻ります。車は4WD(四輪駆動)を利用、運転席が高い位置にあると長距離運転楽だし疲労感も少ないようです。アメ車を借りたんですけど燃費も悪くなく、一昔前と違って快適でした。

ガソリン代、宿泊施設、食事、レジャー代などは割り勘。後気をつけることといったら旅行中は風邪を引かないこと。せっかくの楽しい旅行が台無しです。食事に注意する。炭酸飲料水を取り過ぎない。これは眠気を飛ばすために去年、アリゾナ州セドナへ行った時に取った方法なんですけど、炭酸飲料水を飲んでカフェインを取り過ぎると、一時的ですけど眠気は吹っ飛びます。

でも夜、疲れが取れない、熟睡できないといったことを体験し、今回は野菜や果物を多く摂取することに努めました。コーヒー飲み過ぎもトイレがちかくなるので注意です。長距離運転が毎日続く場合は、夜熟睡できるかどうか! 睡眠の質が重要で、疲労からの回復も大事です。

自動車運転、絶対に事故を起こさない! 旅行予定、どこを走るかの把握、ガソリン状況や車のコンディションに気をつける。スピード違反にも注意! 大自然の中での運転は景色が動かないため、気がつけばアクセルを踏んでいることが多く気をつけたいポイント。

旅行を楽しむ! 訪れたチャンスは無理をしてでも楽しみましょう! 絶対後悔しませんから。

7月2日(月曜日)、1日目

ューヨークからシカゴまで行きたいところ、所要時間13時間予定、797マイル。お昼少し前にニューヨークをいざ出発。本当にこの車で西海岸のサンフランシスコまでたどり着けるのだろうか? 少々不安を抱えつつも前回アメリカ大陸横断した時(24年前)と違い今回は女性友達二人が便乗しているから気持ち安心という点もある。

運転手一人じゃないってことも大きいし、24年前と違いiPhoneやiPadという初めて旅行する場所にいっても怖くない、というガジェットまで利用できる。さぁ、8日間の旅の始まり始まり!

ニューヨーク州、ジャイアンツ・スタジアム以降は行ったことがない未知の世界。多くの牧場や酪農を横目にしながらニュージャージー州を難なく抜けるとペンシルバニア州との堺、デラウェア川(Delaware River)に差し掛かる。デラウェア渓谷国立レクリエーションエリア(Delaware Water Cap National Recreation Area)が隣接して存在しており、少し北上したところにブッシュキル滝という有名どころの観光名所が在る。渓谷の景色が涼しい。

いよいよペンシルバニア州に入る。ここから横にひたすら真っすぐinterstate 80を328マイル、次の大きな他のインターステート・ハイウェイ交差路まで目指す。アパラチア山脈の中をひたすらドライブ、次々と変化する景色、山の中を切り開いて作られたハイウェイを走り続ける。天気が良かったせいか木々の緑が目に気持ちいい。

interstate 76と交わるちょっと手前でオハイオ州へ入る。ここからイリノイ州シカゴまでまだ355マイルも在るではないか! たんとかクリーブランドを超えてトレド(Toredo)まで行きたいところ。アパラチア山脈を抜けきったのだろう、景色はいつの間にか平坦になっている。

9時頃になってようなくお腹がすきはじめ簡単な夕食にしようと近くの街、トレド(Toredo)までやってきた。イェルプ(Yelp)で中華料理レストランを検索、ニューヨークと違い閉店時間が10時近辺というところばかり、急がないと飯にありつけない。慣れないトレド(Toredo)の街をグーグルマップ頼りに目的の中華レストランへたどり着くとちょうど閉店するところ。

ゆっくり店内で食事するのを遠慮してテイクアウトしました。で、どこで食べようかということになり、ウォールマート(24時間開いていて便利です)を発見。大きな駐車場に車を止めて車内でガッツリ頂きました。

去年旅行したセドナでもそうだったんですけど、宿泊先のレンタルハウスがコットンウッド(Cottonwood)にあり、その街中のレストラン、夜閉店時間が9時というところがほとんどでした。夜12時近くまで開いているところなんてニューヨークと比べたらとんでもないことに合うんです。

食後ウォールマートで簡単なお買い物。飲水や果物などはドライブ中、途中で簡単に休憩場所なんて確保できないから手に入るところで買っておきます。この時点で一日目の目標目的地、シカゴまで辿り着くのは無理。夜12時近くまで運転して、その近辺に在る街で安モーテルを探して宿泊することにしました。

ここで活躍するのがiPhone。デルタ(Delta)という街まで行けば今晩宿泊できるモーテルがありそうです。車中、運転しながら他の人がモーテルへ電話。空きがあるのか確認しながら値段などを聞き比べ、安くて大丈夫そうなところへ予約を入れました。ほんと便利になったものです。

シャワーを浴び、即消灯。明日朝8時には出発したいところ。睡眠時間5時間ぐらいでも運転手が二人いるので助かります。途中で寝ればいいや、ということで安心。他の人のいびき対策で持ってきた耳栓をして爆睡Zzzzz…

Monroe Harbor & Lake Michigan of Chicago, Illinois Monroe Harbor & Lake Michigan of Chicago, Illinois

7月3日(火曜日)、2日目

二日目、ラピッドシティーまで行きたいところ、オハイオ州デルタ(Delta)から所要時間17時間予定、1140マイル(無理でしょ!)。今日はアメリカ中西部を走ります。途中シカゴ(20年ぶり)に寄って軽く観光した後、ウィスコンシン州、ミネソタ州、サウスダコタ州まで穀倉地帯を横断していきます。

今回気づいたんですけど、アメリカには時差が存在しているので、東から西へ向かう場合、時差が変わる度に、西へ向かう度に、一時間、得した気分になるんです。出発朝8時頃昨晩宿泊したモーテルを出て、interstate 80に戻ります。途中スターバックスを見つけ美味しい朝の珈琲を頂きながら今日最初の目的地、イリノイ州シカゴ(トレドから約210マイル)を目指していると時差が変わりました。

10時に差し掛かろうとしたところ、時計は一時間戻って9時中部時間 (CST Central Standad Time)になり、あぁ一時間得した気分。まだ朝9時だぜぇ、夜12時までのドライブ限界時間までたくさんの時間的余裕があるぞぉ。これだけでウキウキ気分!

だんだんと街並みが郊外の様子を醸し出し、遠くにシカゴに在るビル群が見え始めます。あっ久しぶりの大都市だ(まだ一日やんけ、なんで大阪弁なん!)。とりあえず海と間違えてしまうほど大きなミシガン湖を見に行きましょう。

グラント・パーク(Grant park)で車を駐車して公園内を散策。バッキンガム噴水などを写真でぱちぱちしながらミシガン湖の方へ歩いていきます。モンローハーバー(Monroe Harbor)で広大なミシガン湖を眺めしばし休憩。ゆっくりしている時間はない! 小一時間ばかりの観光でした。ミレニアム・パーク、シカゴ美術館なども体験したかったけど次回のお楽しみ・・・

ハイウェイに戻る前にどうしてもシカゴ街内をドライブして通りたかったので中心地を北上しました。ミシガンアベニューを走っていると賑やかなショッピング街などをすり抜けミシガン・アベニュー・ブリッジ(Michigan Avenue Bridge)へ。初めてシカゴを訪れた20年前、ニューヨーク街並みと比べて感じる清潔感。

運河が街なかに走っているせいでしょうか、街並みが綺麗なんです。ビル群の多くがシカゴ派からモダニズム建築へ流れていった建築史の証しとして存在しており、建築博物館のようでとても面白い街、シカゴ。今度はもっとゆっくりと観光しに来たい街です。

シカゴを後にして再びドライブ、お昼休憩まで走り続けます。シカゴ近郊には有料区間のハイウェイが存在していてちょっと走ると料金所、またちょっと走ると料金所、という具合でここ(有料区間)を抜けるまでOpen Road TollingというI-PASS用のレーンを通過してしまうととんでもないことに。ちゃんとカメラでナンバープレートを撮影されており、後になって車保持者の元へ請求書が来ます。この旅行の場合はレンタカーだったので借主である、我が家へ後日、無視して通過した分(1回につき3ドルぐらい x 3回)、手数料含めて14ドル支払ってくださいとのこと。

皆さん、シカゴへ行った際には気をつけてください。なるべく料金所へすぐに寄れる右側レーンを走行していれば大丈夫でしょう。追い越し車線を走っていると、途中出てくる料金所へまでレーン変更など無理ですからどうしても、まっいいや、ということでOpen Road TollingというI-PASS用のレーンを通過してしまうんです。

昼食、Illinois Tollway Oasisなるものがハイウェイに存在していて日本で言うところの高速道路サービスエリアでしょうか? ここで休憩、マクドナルドで昼食することにしました。アメリカじゃ田舎へ行けばいくほごジャンクフードで食事を済ませてしまう傾向が高くなるのは仕方がないこと。できるだけ果物や野菜ジュースで栄養のバランスを取ることを心がけました。

まだまだ北上します。interstate 90が途中interstate 39と交わりついにウィスコンシン州へ入ります。ここから再びinterstate 90が西へ折れる場所まで83マイル。そこからサウスダコタ州ラピッドシティーまで739マイル。今日も途中、目的地前で宿泊ということになりそうです。

トーマ(Tomah)でinterstate 90はinterstate 94と別れを告げひたすら西へと伸びていきます。ここで豆知識。アメリカは横に走るハイウェイは偶数、縦に走るハイウェイは奇数になっています。南で走る横に流れるハイウェイほど番号が低く(interstate 10, interstate 40, interstate 70, interstate 80, interstate 90等)、西に走る縦に流れるハイウェイほど番号が低い(interstate 5, interstate 15, interstate 25, interstate 55, interstate 85等)のです。

ラ・クロス(La Crosse)でミシシッピ川(Mississippi River)を横切ります。ここがミネソタ州との境目にあたりオナラスカ湖(Lake Onalaske)を右手に眺めながらグレート・リバー・ブラフス州立公園(Great River Bluffs State Park)へとinterstate 90は入っていきます。

ここを抜けるとひたすら穀倉地帯、主にトウモロコシ畑が広がる大地をドライブすることになりました。Minnesota Wind Farms(風力発電ファーム)と呼ばれる巨大な風力発電を賄うための施設がいたるところあり、平坦な地形が水平線上に広がる地帯、風力もものすごいものになるのでしょう。旅行後調べてわかったことなんですけど、GEとEnel Green Powerが米国ミネソタ州に世界最大規模の風力発電プラントを建設ということらしいです(2012年8月)。

夕方近く、穀倉地帯を運転しているせいか虫達が多く戯れているんです。それが勢い良く走行中の車フロントガラスにぶち当たるものだから、あれよあれよという間にフロントガラスがぶつかって死んでいったと思われる害虫たちの体液で汚れ始めます。コツーンとほんと凄い音を立ててぶつかっていくものですから気の毒でした。沿道側にはホタルもたくさん飛び交っていました。

夕食、なんとかサウスダコタ州堺までたどり着き、スーフォールズ(Sioux Falls)という街でinterstate 90を降りタコベル(Taco Bell)で夕食を済ませました。食後は前夜と同じく再びウォールマートを目指し飲料水や果物など車中で消費できるものを購入。ウォールマートは大体アメリカどこへ行っても存在しているので便利です。24時間開いているのも嬉しい!

さて今夜もドライブ可能時間ギリギリの12時まで間近に迫っていました。この近辺で泊まれそうな街をiPhoneで再び検索、セーレム(Salem)という街で安モーテルを借りて宿泊。シャワーを浴びて即消灯。今日もお疲れ様でした。明日はなんとかイエローストーン国立公園近辺まで行きたいところ。ほぼアメリカ大陸真ん中辺りまで来ました(2日で!)。

Interstate 90 Illinois Tollway Oasis

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