アルファーブロガーが社会に与える影響力を考える(その1)、個人を強くするツール


Writing

アルファーブロガーが社会に与える影響力を考える(その1)、個人を強くするツール

月の初めのNHK「 クローズアップ現代 」でアルファーブロガーのことについて特集を組んでいた。ご覧になった方もいるだろう、非常に内容的には面白かったので僕の見た感想というか考察を述べてみよう。( NHK クローズアップ現代『“カリスマ”続々登場!ブログ新時代』 を観ました )

影響力を持ち始めたブログとは、具体的にどんなかんじなんだろう? 今や日本国内ブログの数は 800 万ともいわれ、全世界で発信されているブログの 3 分の 1 が日本語であるというから驚き。すごいねぇ、これは日本の文化と関係あるのかなぁ?

質が量に転化した

ブログが社会現象として注目されるようになった理由は2つある。第1の理由は「量が質に転化した」ということ。ブログの面白さ・意義とは、世の中には途方もない数の「これまでは言葉を発してこなかった」面白い人たちがいて、その人たちがカジュアルに言葉を発する仕組みをついに持ったということである。

いろいろな職業に就いて、独自の情報ソースと解釈スキームを持って第 1 線で仕事をしている人々が「私もやってみよう」とカジュアルに情報を発信し始めれば、その内容は新鮮で面白いに違いない。 ブログの総数が数万のときと数百万となった今とでは、質の高いブログのそろい方が全然違う。 梅田望夫著「ウェブ進化論」参照

リアルの世界で不満な人

記を書くという習慣は識字率の低い国だったら無理だろうし、日本語自体が話し言葉だからやっぱり書くという行為に対してはそんなに抵抗がないのかなぁ。ちなみに英語は話し言葉です。梅田望夫氏が“リアルの世界で不満な人ほどネットに深く関わっていく”と言っていた。

これだと日本の10分の1の人口の人が何らかの形で(本人が気付いていないにせよ)リアルな世の中に対してあるメッセージを送っていることになりはしないか? つまり現状の日本という社会に満足していないとか、自分を取り巻く環境に満足していないとか、いろいろとね。

アルファーブロガー

ルファーブロガーという言葉を聞いたことがあるだろか? 多くのロングテールに潜むブロガーがいるなかで例えば月に3 万以上のアクセスを集める信頼を得たブログの書き手を「アルファブロガー」と呼ぶらしい。この人たちが社会に、企業に影響を与え始めたというのがこの特集の内容なんだけど、実際に何人かのブロガーの人が紹介されていた。

3年前まで銀行員

田隆明氏。「ちょーちょーちょーいい感じ」 この人のブログは僕も知っていた。月に20万もアクセスがあるんだって、すごい。どんなブログを書いているかというと経済とか金融のお話をやわらかく、わかりやすい解説をしているところ。そもそもこの人は3年前まで銀行員だったというからその方面の知識は元々あったものと思われる。現在は退社してブログ中心の生活をしている。

まぁこう書くとそれぐらいだったら自分でも書ける、という人が出てくると思うんだけどどうしてそんなにたくさんいる中からこの人にはものすごくアクセスが集中するんだろう。それにはいろいろ考えてブログを書かなくてはいけないポイントがあるんだけど、 Google で検索すればそれとなーく出てくるからそちらを参考にしてみて!

この人の場合、ブログ上で勉強会を呼びかけると 100 人以上が瞬く間に集まり、毎回読者の好評を得ている。信頼があるんだろう。既に 9 冊の本も出版し、本人曰く「ブログがなければ本を書くことはなかった」と言っているがこれは本音であろう。

ブログは個人を強くするツール

スコミの力を借りなくてもちょっとしたネットでの存在感の示し方とマーケティングの心得というか、どうやったら自分のブログがロングテール内に埋もれてしまわないかを考え行動できる人はこうした影響力は手に入りやすい時代なんだろう。

これからは、文章、写真、語り、音楽、絵画、映像・・・ありとあらゆる表現行為について、甲子園に進むための高校野球予選のような仕組みが、世界中すべての人に開かれているのが常態となるだろう。 梅田望夫著「 ウェブ進化論 」参照

深夜の時間を利用して書評

本大也氏。「情報考学 Passion For The Future 」 この人のサイトは知りませんでした。でもこの人、すごい! 普通の会社員なんだけど、その毎日2時間半の通勤時間と深夜の時間を利用して書評を書いてきた人で、これまでブログ上で紹介した書評は 800 本を超えるらしい。これは速読をマスターしていないとできない。

この人のブログの特長は“自分の私的な体験も交えた親しみやすい文章が受け、氏の記事に感化されて本を買った読者も多い”というところかな。ここでも読者というかブログを訪れるリピーターからの信頼を得ているんだよ、この人も。

そうするとこういった事実も起こりうる可能性が出てくるんだよね、つまり、“昨年、氏のブログ経由で購入された本は 12,000 冊以上。氏には 100 万円を超える手数料が振り込まれた。その全ては新たな本の購入に充てている。”というような生活。

島を開放的空間とするための仕掛け

サービス提供者の立場でいけば、アマゾン・ウェブサービスのように、自社が持つデーターやサービスを開放し、不特定多数の人々がその周辺で自由に新しいサービスを構築できる構造を用意することが、 Web 2.0 の本質だ。孤島を作って閉鎖的空間を作るのではなく、島を開放的空間とするための仕掛けを用意するのである。 「 ウェブ進化論 」参照

2足のわらじ

はサラリーマンをやりながら2足のわらじを履くこと、それは大変だった。会社からうしろめたい目線を受けたり感じたりしながらサラリーマン作家なんていう人も誕生したんだけど、日本は会社社会だから抜け駆けで自分だけ得するような行動に走る奴には村八分的な雰囲気を投げかけられた。しかし今はブログというツールのお陰で、この人のように実力さえあれば個人は組織に属していなくてもサバイバルできるような手段が手に入る時代。

総表現社会

文章、写真、語り、音楽、絵画、映像・・・。私たち一人一人にとっての表現行為の可能性はこんな順序で広がっていく。それが総表現社会である。ブログとは、そんな未来への序章を示すものである。チープ革命の恩恵で表現行為と発信行為のコスト的敷居がこれほど低くなる前は、表現した何かを広く多くの人々に届けるという行為は、ほんのわずかな人に許された特権だった。 梅田望夫著「 ウェブ進化論 」参照

  1. ここ 3 ~ 4 年、専門性がありかつ表現力に優れたブログがよく読まれるようになった。
  2. 情報には直接取材するフェイズ( 1 次情報)と情報を元に論評 / 分析するフェイズ( 2 次情報)があるが、いわゆるアルファブロガーの持ち味は「的確な知見を、いかにわかりやすく世の中に伝えることができるか」というところにある。

これまでは TV や新聞・雑誌で受動的に情報を摂取するしかなかったが、今は検索すればこれまで知ることのなかった考え方に容易に触れることができるようになった。そのなかで信頼を得たブログは、個人が発信するパーソナルな情報であってもマスメディア化する可能性を秘めている。 NHK クローズアップ現代『“カリスマ”続々登場!ブログ新時代』 を観ました。参照

梅田望夫氏の「 ウェブ進化論 」で載っていた部分に次の箇所がある。

権威ある学者の言説を重視すべきだとか、一流の新聞紙や出版社のお墨付きがついた解説の価値が高いとか、そういったこれまでの常識をグーグルはすべて消し去り、「世界中に散在し日に日に増殖するウェブサイトが、ある知についてどう評価するか」というたった一つの基準で、グーグルはすべての知を再編成しようとする。 梅田望夫著「ウェブ進化論」参照

ユニークなトピックが魅力的

にもアルファーブロガー、いっぱいいる。なんかねぇ、観察しているとどうも今の学校ではあんまり教えてくれないトピックについて詳しい内容というか読者の学ぶ側にわかりやすい切り口で語りかけてくれるところがアルファーブロガーになっているような気がする。例えばIT関係とかね。カスタマイズのブログ、コンテンツマネージメントシステム関係で人気のある Movable Type とか WordPress 、 Nucleus CMS、 XOOPS なんかでそれに関しての詳しい人のサイトとか。

後学校で教えてくれないものっていったら、お金のこと、けんかのこと、セックスのことかなぁ。お金のことなんかいろいろあるから。ここで紹介したブログもその一部だし、他には企業にまつわるお話、社長のブログ、営業マンにとって役に立つブログとか。ブログといえるかどうかわからないけれど、毎日更新している邱永漢さんなんかそれこそ世界中から毎日多い時には10万ものアクセスがあるから。( もしもしQさんQさんよ – 中国株・起業・おしゃれ – 邱永漢 )

けんかのことも考えたらいろいろあるんじゃないかなぁ? 護身術に詳しい人とか、健康の分野もここに入るかな? ヨーガとか瞑想も。セックスもね、恋愛なんかとても人気のあるトピックだから。橋本大也氏は多分アマゾン・アソシエイトからの収入だと思うけど、他に多くの人が利用しているものでは Google Adsense があってこれだとこのサイトを見ていただければどれぐらいいろいろなサイトが稼いでいるのかがわかると思う。( Google AdSense で大儲けしている個人のリスト )

中でも Joel Comm 氏のサイトは Google Adsense の解説をしてくれているので人気がある。( Make Money Online – Joel Comm’s Blog )さて、その2ではアルファーブロガーを利用する企業のお話や、アメリカではどのようなことが起こっているかなど、アルファブロガーの今後の行くへなどの考察を交えながら紹介していきたい。


, ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes