グローバル展開への強力な意志、地球全体を顧客ターゲット

LINEで送る
Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]

グローバルウェブ

グローバル展開への強力な意志、地球全体を顧客ターゲット

freelancer.comで、新興国への外注サービスを、個人で使ってみた

の記事は日本語環境だけでサービスを探すことよりも、英語環境でサービスを探すとこんなことが世界で起こっています、という内容になっており改めてフラット化された知識集約産業では過酷な競争を個人で強いられるものなのだなぁと実感した。

私たちがこのようなグローバルの超格安・高品質・迅速なサービスを活用できるかどうかは、今後、大きな差になって現れてくると思います。さらに言えば、このような社会で、私たちはどのようにより高い付加価値を創っていくのかを真剣に考えていく必要があると実感しました。サービスを利用する側の選択肢の多さを日本語環境だけに求めることは競争を持続していく上でのコストを考えると厳しいものになるとおもいます。

今後日本経済の労働形態のあり方が少子高齢化と共に否が応でも外国人に頼らなくてはいけなくなると予想される。高い付加価値を創造していくことには仕事環境を日本語以外の世界と繋げることが不可欠となるに違いないのでは?!

インターネットはそもそもグローバルな性質を持ったものではありますがウェブサービスを構想するときには、地域や言語に特化してのローカルなサービスを始めるほうが発想として自然です。サービス提供者は利用者が使う言語を理解できますし、そのニーズを把握しやすいからです。日本の主だったウェブ企業が日本人に向けた日本語のサービスを展開しているのはごく自然なことです。アメリカにもアメリカ人向けのサービスや、地域に特化したローカルなサービスがたくさんあります。

一方そういうあまたのローカルなサービスとは思想的に一線を描しインターネットはグローバルなものなのだから最初からグローバルなサービスを目指すのが当然だという考え方があります。当たり前のように思えるかもしれませんが、ウェブサービスを本気でグローバル展開する、つまりほぼすべての国、ほぼすべての言語でサービスを展開しようとするには、強烈な意志が必要です。

そんな考え方でグローバルなウェブ進化を索引している現代のスーパーパワーは、グーグルとアップルとアマゾンの三社だと言えます。それをフェイスブックとツイッターが追っているのが2010年半ばの状況と言えるでしょう。これらは私企業ですが、加えて、非営利組織で運営されているウィキペディアや、第二章でたくさんの事例をご紹介するオープンエデュケーションに関わるサービスやコンテンツからも、「グローバル展開への強烈な意志」が感じられます。ちなみに新興国や途上国では、英語でものごとを学ぶケースが多く、オープンエデュケーションは、それゆえあまり翻訳ということを意識せずともグローバル展開が可能になっています。(梅田望夫/飯吉透著「ウェブで学ぶ」参照)

本からグーグルやアップル、アマゾンのようなグローバルを目指す私企業は現れるだろうか? フェイスブックやツイッターのような文化は多様化したバックグラウンド、異なった人種同志が生活環境を共存しているような社会のニーズの中で発見されるのではないだろうか? ほぼ単一民族的な日本人がグローバルのニーズを探るにはそのような環境へと積極的に関わらない限り天動説的視野で物事を見てしまいがちになる。

日本企業文化のガラパゴス化も賛否両論があるが僕は楽観している。日本人のほとんどには実感できないかもしれないがやはり日本人は世界に比べると比較的優秀だと思う。それらの資質を今までは国内だけの需要に対して満たしていたが、それを今後は世界に対して発していく。この発想転換を行えればいいだけのことだから時間はかかるだろうが、英語環境のサービス、グローバル展開を視野に入れた戦略論、などは充実していくであろう。

グローバルウェブを索引する三つの力

「グローバルウェブ」を索引する第一要素は、地球全体をターゲットと自然に考える発想です。20世紀末までは、グローバルといっても米欧日プラスアルファで10億人くらいの人口を相手にものを考えればよかったわけですが、今は、中国、インド、ロシア、ブラジルといった新興国群の中間層以上で構成される「次の10億人」、そしてさらには「残りの48億人」へと対象を広げていかなければなりません。全世界のインターネット人口は2010年には19億人とほぼ「次の10億人」まではカバーされるようになり、未来の成長機会はさらにその先にあります。

私企業のスーパーパワーは当然、ここを大きな事業機会と捉えますが、先ほどご紹介したサックス教授のように、途上国問題解決への情熱が強いモチベーションになってウェブ進化に関与している人々も多くいますし、オープンエデュケーションのムーブメントを支える人々の中には、「次の10億人」「残りの48億人」へ教育機会を提供することは絶対善であるという思想に突き動かされている人も多いわけです。(梅田望夫/飯吉透著「ウェブで学ぶ」参照)

ェイスブック、ツイッターなどのお陰で米欧日プラスアルファで10億人の環境と繋がるようになってきた日本人というところだろうか? 企業ならばそれ以前からそられの市場でマーケットを開拓していくことが成長戦略だったが、日本人個々人がこの米欧日プラスアルファで10億人の環境とつながり始めることは初めてのことかもしれない!

そこから先の中国、インド、ロシア、ブラジルといった新興国群の中間層以上で構成される「次の10億人」の環境下でのマーケットシェアに疾走し始めた日本企業群。日本はまだまだ会社ありきの個人環境だから、海外へ進出する企業と併走するような形で個々人がそれらの「次の10億人」環境へと関わっていく。

新興国群の中間層以上で構成される「次の10億人」はクオリティーを求めて世界中でサービスの良い悪いの目を肥やしていく。日本人が気付いていない物作りへの高い技術や品質管理といったものは強みになるであろう!

「残りの48億人」! ここは絶対に最初から英語環境での勝負になる。世界を目指す意志はここへの関与を想像できるかどうかにかかっている。アフリカ大陸、中東アラブイスラム地域全般、中南米・アジア諸国の貧困国などの国々がグーグルを利用する。これは想像できるかもしれない。情報が飛び交うことは想像できるであろうが、その情報トラフィックは質、量と共に膨大になっていくであろう。スピードも加速する!

アフリカ大陸、中東アラブイスラム地域全般、中南米・アジア諸国の貧困国の国々がアップルのiPhoneやiPadを利用する。それらの機器で利用されるであろうアプリケーションは物凄いポテンシャルを抱えたマーケットを相手にサービスを革新していく。アフリカ大陸、中東アラブイスラム地域全般、中南米・アジア諸国の貧困国の国々がアマゾンを利用する。物流サービスに革命が起こるであろう! 世の中は今とは違った景色になる。

世界全体への関与の意志

「グローバルウェブ」を索引する第二要素は、欧米に相変わらず根強くある、世界全体への関与の意志です。グーグル中国問題のところでも述べた、ヨーロッパ近代以来のイデオロギーやアメリカ建国以来の思想を体現し、民主主義や資本主義といった自らが信奉する価値観を世界中に普及させようという情熱です。

また、欧米エスタブリッシュメント層の中には、持てる者が持たざる者に手を差し伸べるべきという考え方や「ノーブレス・オブリージ」的な規範で行動する文化も根付いていますが、そういうことがウェブ進化と融合し、本書のテーマであるオープンエデュケーションというムーブメントにも結びついています。(梅田望夫/飯吉透著「ウェブで学ぶ」参照)

本のサービス精神の柱となっている「おもてなし」の心、物作りの柱となっている思想や技術に品質管理。これら日本人が共有する価値観を世界中に普及させようという情熱をもてるかどうか? すべてを英語で関わっていくことに徹することができるのか? 自分がやらなければ誰かがやる。これらの行動意識変化を取り入れたとき、本当の意味で日本人が大人の仲間入りをするきっかけとなるであろう。

日本でしか生きていけないと将来破滅するリスクがあるので世界中どこでも生きていける戦略

カリフォルニアン・イデオロギー

そして「グローバルウェブ」を索引する第三要素は、シリコンバレー発グローバルの思想基盤とも言えるカリフォルニアン・イデオロギーと呼ばれるものです。テクノロジーこそが「反中央・反権威」の個をエンパワーするもので、その力を起爆剤に現状を打破しフロンティアを切り開こうという、シリコンバレーの思想的ルーツとも言える考え方です。

個人の自由を最大限尊重すべきだとし、国家や体制に縛られるのを嫌うリバタリアン的な考え方と、カリフォルニア的なテクノロジー至上主義(個の力を強めるパーソナル・テクノロジーや管理されないネットの自由を信奉する)が結びついた考え方とも言えます。「反中央・反権威」ではあるけれど資本主義とも深く結びつき、根本的な社会変革や革命を目指す思想ではありません。

パーソナル・テクノロジー時代、ウェブ時代の時代精神として、アメリカ西海岸を発祥に、そこを超えて全世界に信奉者を集めるようになった考え方です。(梅田望夫/飯吉透著「ウェブで学ぶ」参照)

国人政治家の強みは何か? ほとんどの人が工学系の大学出身だということ。エンジニアの思考を下に理論を展開できるので社会が発展していくために必要なIT技術導入に際しての創造力が現実的であり、実践的である。日本の政治家、日本の40代50代60代の人たちは下のリンクの記事を読むべき!

高校の「情報」の教科書がすごい件

パーソナル・テクノロジー技術を普通に身につけて成長してくる若い世代が労働市場に進出してくるときの日本社会が楽しみである。

強者の思想

ちなみにスーパーパワー三社は皆、アメリカ西海岸の会社ですし(グーグル、アップルはシリコンバレー、アマゾンはシアトル)、それに続くフェイスブック、ツイッターもシリコンバレーの会社、ウィキメディア財団(ウィキペディアの運営母体)も、設立されたのはフロリダでしたが今はサンフランシスコに拠点を置いています。

また「すべての人をエンパワーする」と理想を語りますが、現実には、知識、情報、テクノロジーを使いこなせる人がさらに強化される側面も否定できず、「強い個」をさらに強化する「強者の思想」的なところもあります。

中でもグーグルは、この思想を先鋭的に体現したシリコンバレーの保守本流とも言える存在で、「知と情報をあまねく流通させることで個の自由を徹底的に追求する新しい文明」の尖兵として、個人がより自由になるために、情報という新しい強力な武器を与えようとしているわけです。先ほど紹介した高校生向けの創業者ブリンの言葉には、この思想がよく表れています。

地球全体をターゲットと自然に考え、欧米近代以来の思想に基づいた世界全体への関与の意志を持ち、さらにその背景には、濃淡の違いこそあれカリフォルニアン・イデオロギーが存在し、それらが選択的に組み合わされて、様々なサービスやムーブメントにおける「グローバル展開への強烈な意志」が生まれている。「グローバルウェブ」の背景を、私たちはそのように理解すべきだと思うのです。(梅田望夫/飯吉透著「ウェブで学ぶ」参照)

本でも今後、強者の思想を背景にして成長してくる個人や企業が続出する可能性はある。そのときに必要なマッチングはテクノロジーに明るい経営者の存在。グーグルがエンジニア出身の起業家二人(ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン)で賄っていた存在からCEOとなるエリック・シュミットを導きいれたことで大人の会社として成長、社会に受け入れられていった道筋を参考にするといい。エンジニアだけの発想だけで突っ走るとホリエモンのように潰されしまう危険性が発生する。

LINEで送る
Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]

, , , , , ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes