ジャパンブランド、儲かる農業経営の仕組み食材製造業とは、和郷園


和郷園

ジャパンブランド、儲かる農業経営の仕組み食材製造業とは、和郷園

われた10年、20年とネガティブな表現を日本経済、日本社会に当てはめることがある。確かにそのような部分もあるかもしれないが、皆が皆、全員が全員、ただ黙ってそのセリフを受け入れてきたわけではないと思う。私は「カンブリア宮殿」に登場する様々な会社経営者の生き様を観察してきて、ただではやっぱり日本人、転ばないなぁという思いを抱いている。

多くの個人はそのネガティブな潮流に流されゆくまま自分の身を任せ、他人も一緒だからいいや、とそのまま思考停止状態に陥る。私は危険だと思う。少数だが新しい社会の変化に対応しようと、または飽和状態の産業フィールドに新しい改革を起こそうとしている人間たちがいるという事実は勇気を与えてくれないだろうか?

日本社会はこれからも少しずつだか変わっていく。テクノロジーの進歩が社会に小さな変化を受け入れさせ、それが知らず知らずの内に標準化され、気がついたらあるテクノロジーなしの昔の社会の有り様を想像できないばかりか、受け入れることさえできないほど、社会が大きな舵転換をしたことに驚きを感じるであろう。

海外生活24年、日本人の感覚を持った視点で海外から日本の現象を観るととても新鮮で、これは新しい潮流へと成長する、というのが直感的に確信する機会が多くなる。私の今与えられた役目はこれらの真実を日本に住んでいる日本人の皆様に伝えることではないかと思っている。

余計なお世話! まぁまぁ、浦島太郎は何と言っているのか少しだけでも耳を傾けてみてはいかがであろうか? 日本人はもっと自信を持つべき!その理由を知りたいだろうか? 今回は「年商4000万円の農家続出、ニッポン農業の未来はココに!和郷園」のお話である。

  • 2050年以降の世界経済
  • 技術的特異点を迎えるにあたって

農事組合法人、和郷園

を育み、郷土を敬し、園芸を志す。農家92戸、日本の農業に奇蹟を起こす農家集団。株式会社和郷、野菜の流通を行う。冷凍工場、カット工場、リサイクルセンター、直売所、レストラン、カフェ、貸農園など19の会社を運営している和郷園。和郷園メンバーの売り上げ、平均約4000万円、1億円を超える農家さんも存在している。

一般的な農家の売り上げ、約470万円。和郷園代表理事、木内博一氏曰く、自分たちの経験を基に農業の新しい世界を作り上げるための知恵の組織を作り上げた、とのこと。20年前、5人の若手農家が協力し合い新しい農業を築いていこうと小さな力を結集し始めたのが始まり。如何にして儲かる最強農家集団になったのか?

儲かる農家その1、最先端!激ウマ野菜

向後武彦氏、和郷園メンバー、向後農場を経営。売り上げは1億円を超える。ハウス農場内は土足禁止、入り口でスリッパに履き替える。向後氏曰く、靴の裏の砂にいろいろな菌が付いているので不衛生。向後氏のハウスで栽培しているのはフルーツトマト、フルティカ。糖度を測るとナント12度、イチゴ並みの甘さ。普通のトマトは5度前後が一般的。

甘さの秘密は地面に敷かれた特殊なフィルム。水分や養分を吸い上げにくくしている環境を整える。土にトマトを植えた場合、溶液を吸う量をコントロールできないがこの場合(向後農場)は与えられた溶液量しか吸えないので、味のコントロールが出来る、とのこと。トマトはストレスを与えると甘くなる、だからわざと養分を吸い上げにくい状態にして甘さを引き出している。

儲かる農家その2、最強キュウリで勝負

林恒男氏、和郷園メンバー、林農場を経営。年間15万本のキュウリを栽培している林氏。キュウリを観察してみると全体的に白っぽい、水分の蒸発や病気から身を守るためにキュウリ自らが出す粉。キュウリを折って、再びキュウリ同士をくっつけても落ちてこない。キュウリの接合場所から養分が出ている、水分をたくさん含んでいる証拠である、と。

他にもレタス農家、米農家、ほうれん草農家、大和芋農家、と50種類の作物を作る和郷園。和郷園グループ全体の売り上げ、年商60億円!農業は特殊な産業ではなく、食材製造業だと思っている。何を作ったらいいかという、消費者やマーケットのニーズが前提にあってものづくりが始まると木内氏は仰っていました。

農産物の生産額は9兆円。出来た農産物をそのまま消費者に届けるビジネスモデル。しかし農産物を加工して付加価値をつけると飲食料の消費額73兆円のマーケットへ進出できる。ここで儲けるのが和郷園のビジネスモデル。和郷園グループの売り上げは、青果販売18億円、冷凍・加工17億円、レストランなど10億円、その他15億円。1500人の雇用を生む一大農業集団にまで成長。

和郷園流儲け方その1、加工してから出荷します

スーパーマーケットのお惣菜コーナー、野菜のかき揚げが棚に並んでいる。カット済の野菜、キット野菜を使うことで手間が省けてお客様に素早く提供できる、とのこと。このカット済野菜、キット野菜を提供しているのが和郷園。

自前のカット工場を所有していて毎日200種類のお惣菜セットを生産、取引先は10社以上。その他にも業務用お弁当セットも。野菜のほか調味料や弁当の容器までセットにしているのでお店では調理するだけという便利商品も和郷園が提供する。

冷凍工場も自前で持っている和郷園。小松菜が大量に搬入、茹でて一口大にカットした小松菜をマイナス43度で急速冷凍。凍らせてしまえば旬の美味しさと栄養価を残したまま保存が可能、販売先も増える。正に食材製造業!!

和郷園流儲け方その2、注文を受けてから作ります

都祭孝彦氏、和郷園メンバー、都祭農産を経営。人参の種に肥料などをコーティングしたものを蒔いて行く都祭氏、種を蒔いた時点で売り先が決まっていて単価も見込めているので経営しやすい、とのこと。どういうことか?

スーパーマーケットのバイヤーを和郷園営業担当者が訪問。人参の使用量について月5トンを確保してほしいとの依頼を受ける。このようにして和郷園では事前にスーパーマーケットなどと契約、販売量や価格を契約してから野菜を作っている。農家は安定した収入を確保できる、農家が集団になった和郷園だからできる仕組み。

通常の場合、農家が作った農産物、農協から市場へ、小売りなどのスーパーマーケットへと。市場で値段がつくまで収入はわからないので大量生産することになる。一般的な農家の売り上げ、約470万円という数字はこの仕組みから来ている。

和郷園流新しい農業ビジネス、ザ・ファーム

千葉・香取市にある地元の農家の人たち(和郷園)が運営している農業を中心としたテーマパーク。会員制貸農園、5坪区画、年会費8万4000円。家族で野菜の収穫を楽しむことができる。農家(和郷園)がしっかりサポートしてくれるので失敗すること無し。

テーマパーク内にはその他、農家の集団(和郷園)が経営しているザ・ファーム・カフェも。地元で作られた野菜を堪能することができる。農園リゾートコテージもあり全部で14棟、1泊1万9800円、1棟4人まで宿泊可。農業に親しみながらリゾートライフを満喫できる。温泉施設、かりんの湯。農家のグループ(和郷園)が企画して運営している。

和郷園流新しい農業ビジネス、NAPA

金融大手、野村ホールディングスの子会社、野村アグリプランニング&アドバイザリー、NAPA。顧問を務めている木内氏、農業ビジネスの実践的なノウハウ、農業と金融のコラボレーション。これからの日本に必要なのは農業労働者ではなく、農業経営者である、と。いろいろな知識やノウハウを入れ込んだ農業経営者をリーダーとしてつくる、と木内氏のお言葉です。

和郷園流新しい農業ビジネス、小浜植物工場グリーンランド

福井・小浜市、木田屋商店、小浜植物工場グリーンランド。和郷園、スーパーマーケットと組んで未来の農業に取り組んでいる。そこで栽培されているのはレタス。植物工場で世界初、丸くなるレタスの栽培に成功。太陽にも土にも頼らない最新鋭の工場、灼熱の砂漠でも、極寒地でも新鮮な野菜を作ることが可能となる。

番組を見終わって、あとがき・・・農業は儲けることができるビジネスへと進化する

が育ってきた時代だと農業というとネガティブなイメージしかありませんでした。朝から晩まで働く重労働の上、自然相手に作物を育てていかなくてはいけないという厳しい労働環境。それでも農業は儲かるのか?という疑問。儲かっている農業の話を聞くことがなかったんです。

市場開放に向けて外から入ってくる農産物と戦わなくてはいけない。少子高齢化社会で農業に従事する若者が育っていない、人手不足、耕作可能地の減少。道の駅とかで直売所を設けて農業従事者が直接自分の作物を販売できる仕組みは知っていました。農業従事者がマーケット感覚を感じ取れる場所を得たことは大きいと思います。

消費者の反応が直に観察できるし、それが良い農産物を消費者に届けるぞぉ、というモチベーションにもなっているかもしれません。多くの直売所では農業従事者自ら値段設定できるという自由裁量も魅力的でしょう、利益が見える化しましたから。

和郷園はもっとスケールが違っていました。グループで大勢の農家が提供するので強みがあります。食材製造業という視点に立って物事を展開する。飲食料の消費額73兆円のマーケットで売上を展開するにはどうしたらいいのかを真剣に考えて実行してきたんだと想像します。農業を儲けることができるビジネスとして存在、自立させたかったんでしょう。素晴らしい!

追伸:2015年2月5日、 ジム・ロジャーズが語る「今から日本で起きる悲劇」

日本株と外貨を購入すべきです。私だったら米ドル、香港ドル、人民元を買います。そして海外に銀行口座を開設すること。個人も法人も、ある程度の資産を保険として海外で保有したほうがいい。若い人は絶対に中国語を勉強すべきです。日本に骨を埋めるつもりなら、農地を買ってトラクターを運転できるようにもなってください。

これからは農業の担い手が不足するので、食糧を生産できる人の将来は安泰です。かなりのお金儲けが期待できます。中国語の勉強と同じで、ライバルが少ないうちに始めれば、15年後に農家として大成功したあなたのもとに「ここで働かせてください」と言ってくる人が現れます。

追伸2:2015年4月14日、復興イノベーション ~被災地発 新ビジネス~

異なる産品を扱う県内各地の若手漁師たちが集まり立ち上げた、フィッシャーマン・ジャパン。農業ビジネスの進化が和郷園だとしたら漁業ビジネスの進化にフィッシャーマン・ジャパンは成れる可能性があると思いました。

ライバルどうしがライバルの意識を超えてつながったってことが1つ大きいと思うんですけど、もう1つ大きいなと思うのは、基本的にはやはりお魚、漁協さんを通じるか、もしくは魚市場に持っていくかという、この2つの選択肢がほとんどなわけですよね。

でも今、VTRにあったように、直販のルートみたいなものを開くことができた。つまり漁師の皆さんに、自分たちの取った魚、育てた魚を売る第3のオプションを提示できている、提示しつつあるというのが非常に大きなポイントかなというふうに思います。

2050年以降の世界経済

経済史のアンガス・マディソン教授によると、中国のGDPのピーク時は1820年で、そのときの規模は世界の33%を占めるほどの世界規模であった。現在はまだ世界の10%に過ぎない経済規模であるので、まだまだ途中経過であることを理解しておいた方が良い。折角これだけ勢いのある経済が隣国にあるのだから、いかに協調して双方が発展する経済協力を果たすかを、百年計画で考えた方が良い。

世界史を紐解けば中国が世界最大の経済規模だった期間は長い。つい最近でいえば、1880年代の光緒帝(ラストエンペラーの1代前)の清王朝までは、2千年以上世界最大の経済規模だった。この中国の定位置だった世界一の経済大国の称号が、1世紀ばかりのインターバルを置いて元に戻ることになる。日本にとっては悔しいことだろうが、世界の中から見ればこれは通過点に過ぎない。(10秒で読む日経)

中華経済圏の中で適者生存していくにはどうしたらいいのだろうか?50年後、100年後の経済界ではあの会社もこの会社も、気がついたら中国系資本というマーケットが誕生しているかもしれない。否確実に存在しているであろう。私の興味はこの「年商4000万円の農家続出、ニッポン農業の未来はココに!和郷園」にあるユニークなジャパンブランド的市場有利性が大中華経済圏の中で通用しているのか、という点である。

eye

大中華経済圏でも、親日国家インド社会でも、イスラム社会でも、アフリカ大陸でも、欧米社会でも和郷園が提供する農業ビジネスに関する知識やノウハウは必ず役立っているでしょう。農産物を安定供給できる仕組みが確立されている可能性が高いということです。

技術的特異点を迎えるにあたって

術的特異点とかって聞いたことありますか? 英語でTechnological Singularityっていうんですけど、要は今から30年後ぐらいの2045年頃にはコンピューターが人類叡智を超えるというものです。AI、人工知能です。その前の2018年頃(後5、6年後です)にコンピューターチップ容量が人間の脳細胞容量を超えます。で、その30年後、大体2050年前後に、コンピューターチップ容量は人間の脳細胞の100万倍に達しているそうです。

ムーアの法則とか有名ですけど、チェス盤の法則というのもありまして、その話に凄い刺激を受けたんです。簡単に説明すると、ある家来が王様のお役に立つような仕事(チェス盤を発明)をします。ご褒美は何がほしいかと尋ねられた家来は毎日ある量の米粒だけほしいといいます。チェス盤を王様の前に持ってきて最初のマスに米粒一粒、次の日には最初の一粒の倍、つまり2粒。3日目は前の日の2粒の2倍、4粒。このようにしてチェス盤が最後まで埋まるまで倍々で米粒をほしいと王様に交渉します。

もちろん王様は最初の小さい数字にしか気に止めなかったので、たやすいことだとおもい、引き受けるのですが、チェス盤の半分ぐらいに達すると米粒の量が凄いことになるんです。半分以降になると用意しきれなくなることに気づいた王様はその家来を殺してしまうんですが、この仕組みが1958年頃から始まったコンピューターのトランジスターの数と関係してくるという話です。

ムーアの法則では18ヶ月でトランジスターの数は2倍になり集積密度の向上が進むというもの。1958年頃から始まったデジタル革命創世記はチェス盤でいうところの最初のマスあたりです。で、今どのぐらいの位置にいるかというと、2006年頃、丁度iPhoneやYouTube、twitter、Facebookなどが社会に浸透し始めた頃です。ここがチェス盤でいうところの丁度半分ぐらい。で、これから先、倍々ゲームで凄いことになっていくわけです。

これからの30年から50年って多分人類が2度と経験することがないような期間になると思うんです。アナログからデジタルへ、それらテクノロジーが社会の至るところに恩恵を施していく。100年先では当たり前になっている世の中の仕組みをこの30年から50年の間に作っていくことになるであろうと予測するんです。

eye

小浜植物工場グリーンランドのようなテクノロジーの恩恵を受ける農作物は今後も増えていくでしょう。農作物を安定的に大量に提供することができれば地球上から飢饉という不幸を消し去ることが出来るかもしれません。

想像して創造すれば、君は何処へでも行ける

ーアの法則が終焉を迎え、思考で物を動かし始める。ロボットと人間が融合し始め、アバターが日常生活に入り込む。遺伝子治療によって医療は個々にカスタマイズされ、老化の停止、遅延が当たり前になる。ナノテクノロジーの進化にともなって量子コンピューターを人類が扱うようになり、核融合発電によって世界のエネルギー需要供給に大変化が起きる。

コンピューター、インターネットのインフラ化が世界中に行き渡り、WiFiの範囲が空気と同じような扱いになる。インターネットに繋がることは呼吸をすることのように無意識になり、情報、テクノロジー革命が全てをデジタルに置き換え、社会がデジタル秩序によって収まる形に整い、人類が営むシステムがデジタル化に移行した後、2千年、3千年、5千年と同じようなシステムが継続していくであろう。

2050年、2100年の はどうなっていると想像しますか? 技術的特異点の恩恵を受けるでしょか? 大中華経済圏の影響を受けているでしょうか? どのような形で人類社会に融合していることが私達(日本人、アジア人、世界中の人々)に幸福をもたらすのでしょうか? 選択肢は私達の思考にあります。想像して創造すれば、私達は何処へでも行けるでしょう。

思考に気をつけましょう、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけましょう、それはいつか行動になるから。行動に気をつけましょう、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけましょう、それはいつか性格になるから。性格に気をつけましょう、それはいつか運命になるから・・・

おすすめかもしれない関連記事!この投稿記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます!

, , ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes