ジャパンブランド、味のベース、出汁やスープの質を提供する食のインテル、アリアケジャパン


アリアケジャパン

ジャパンブランド、味のベース、出汁やスープの質を提供する食のインテル、アリアケジャパン

われた10年、20年とネガティブな表現を日本経済、日本社会に当てはめることがある。確かにそのような部分もあるかもしれないが、皆が皆、全員が全員、ただ黙ってそのセリフを受け入れてきたわけではないと思う。私は「カンブリア宮殿」に登場する様々な会社経営者の生き様を観察してきて、ただではやっぱり日本人、転ばないなぁという思いを抱いている。

多くの個人はそのネガティブな潮流に流されゆくまま自分の身を任せ、他人も一緒だからいいや、とそのまま思考停止状態に陥る。私は危険だと思う。少数だが新しい社会の変化に対応しようと、または飽和状態の産業フィールドに新しい改革を起こそうとしている人間たちがいるという事実は勇気を与えてくれないだろうか?

日本社会はこれからも少しずつだか変わっていく。テクノロジーの進歩が社会に小さな変化を受け入れさせ、それが知らず知らずの内に標準化され、気がついたらあるテクノロジーなしの昔の社会の有り様を想像できないばかりか、受け入れることさえできないほど、社会が大きな舵転換をしたことに驚きを感じるであろう。

海外生活25年、日本人の感覚を持った視点で海外から日本の現象を観るととても新鮮で、これは新しい潮流へと成長する、というのが直感的に確信する機会が多くなる。私の今与えられた役目はこれらの真実を日本に住んでいる日本人の皆様に伝えることではないかと思っている。

余計なお世話! まぁまぁ、浦島太郎は何と言っているのか少しだけでも耳を傾けてみてはいかがであろうか? 日本人はもっと自信を持つべき!その理由を知りたいだろうか? 今回は「日本の“食”を支えてきた、知られざるトップ企業の秘密!、アリアケジャパン株式会社」のお話である。

  • 2050年以降の世界経済
  • 技術的特異点を迎えるにあたって

頭打ちと言われる国内食品市場。そんな逆風の中でも右肩上がりの業績を維持している企業がある。いまや食品業界で無くてはならない存在と言われる「アリアケジャパン」だ。アリアケジャパンが手掛けているのは、ラーメンチェーン店の秘伝のダシ、洋食店で使うソース、レトルト食品・カレールウ・離乳食など。とはいえ、食品そのものを作っている会社ではない。例えば、「即席麺」では、スープの元に入っている鶏や豚のエキスなど、いわゆる味のベースとなる調味料を作っている。つまり、味付けの部品を主に作っているのだ。

一般の消費者には、ほとんど知られていないが、「畜産系調味料」の専業メーカーとしては国内トップのシェア。国内の食品メーカーにとっては必要不可欠な存在で、食品業界の黒子的な企業だ。しかも、素材にもこだわり、天然の素材しか使っていないという。このトップ企業を、たった一代で作り上げたのが、創業者の岡田甲子男会長(80歳)。知られざるトップ企業「アリアケジャパン」の強さの秘密と岡田会長の経営哲学に迫る。

人気店を支える陰の立役者

スカーナ、クアットロクオーリで使用されているアリアケジャパンが開発したデミグラソース。普通トマトなどの野菜と牛骨を長時間煮込んで出来るソースだがこれを外注することに。目的は調理の効率化、お店で火にかけている時間が7時間短縮できたという。今までデミグラソースを使用して作っていたミートソース、10時間かかっていたが3時間になったとのこと。

リンガーハット、長崎ちゃんぽんでもアリアケジャパンが開発した味の要を使用している。袋入りの濃縮スープ、15倍に薄めて使用し見事な豚骨スープへと。この他大手外食チェーンでアリアケジャパンは引っ張りだこになっている。

マルエツ、スーパーマーケット、インスタント食品売り場に陳列してある即席麺のシェア5割、カレー・シチュールウのシェア3割、冷凍食品のシェア3割。スープの風味となるチキンエキス、ポークエキスなどをこれらの商品に提供している。今では取引会社、2万社以上に!!

味のベースとなるダシを開発、販売しているアリアケジャパン。あなたが食べているもの、知らない間にアリアケジャパンが入っている。食のインテルと言われる所以がここに、三ツ星シェフも人気ラーメン店もアリアケジャパンなしでは商売出来ないと言わせるほどの存在に成長している。豚や鳥などをベースにした洋風だし、チキンブイヨン、畜産系調味料。これを濃縮エキスや粉末に加工して業務用に販売しているアリアケジャパン。

外食チェーン用に個別開発したものもある今現在、商品数2500種類以上という。ダシを製造する会社がなぜここまで成長できたのか? どうやら営業に秘密があるらしい。アリアケジャパンの営業を取材同行、むぎとオリーブへ。

事前にアポを取り開店前に挨拶に伺う営業マン。何も売り込まないで人気商品のラーメンを試食する。で、完食した後店主にお願いして少しだけスープをもらって帰っていく。アリアケジャパンは人気店の味を集めているのである。商品開発部に持ち帰り、スープの濃度を計測、スープのデーターを取り始め、そのお店といつでも取引できるようにストックする。

アリアケジャパンでは扱う全ての商品を数字で把握している、味の数値化である。あらゆる味、例えば酸味、旨味コク、渋味、苦味、塩味、旨味、渋味刺激、苦味雑味を数値化してグラフに落とし見える化していく。こうすることで依頼されたお店なりの業務用スープや出汁を限りなく近い味を再現させることが可能になる。

柏大勝軒に出向く営業マン、持ってきた濃縮スープをお湯で温め始める。データーを基にして作られたこのお店の豚骨スープ、店主は12時間かけて濃厚なスープを仕込んでいるが今現在、海外6カ国でお店を展開中。日本人はスープ作りからやるが海外の従業員に教えると辞めていくという現状。どうにかしたいと思い、アリアケジャパンに託す・・・

500グラム入っていて5倍希釈なので、これに対してお湯を2リットルと説明。アリアケジャパンが開発した商品、温めてお湯で薄めるだけというもの。海外の従業員もこれならば辞めていかないだろうと、で実際に試食してみる。味にも自信を持って納得したオーナー、海外で戦えると喜び、意気込んでいました。

このように基本的には業務用商品を開発しているアリアケジャパン。和食、洋食、中華のすべて、今では原料を日本国内で安定的に調達するのが難しくなっている。特に多店舗展開している500から1000店規模のチェーン店ではまず材料を集められない、その上同じ味を500店や1000店で作れない、維持管理するのが難しいという。

畜産系調味料の専業メーカーとしてはアリアケジャパンが国内で初めて。まず大体の方向性として味覚センサーで数値化してベースを作っているがその後の味付けは各店で工夫して作っている。海外製造拠点も今では、アメリカ、中国、台湾、ベルギー、フランスと展開中。

自動抽出

966年、「有明特殊水産販売」設立。即席麺の普及で急成長、ダシを作ってくれという注文が殺到するが製造法に問題点が・・・社内に当時と同じぐらいの釜が残っているがそれほど大きくはない。これを使用して全て人の手で作業をしていた昔。

創業当時は人の手で材料全てを鍋に入れ、人の手でかき回しながらひたすら炊くという製造工程。鍋をひっくり返すのも人の手、工場内は湯気モウモウで30分もいれば汗びっしょりという劣悪な環境、雇ってもすぐ辞めていった従業員。そこで岡田会長、長崎・佐世保に九州第2工場を1992年設立、広さは実に東京ドーム3つ分。中には湯気一つ立っていない、人の姿も極端に少ない。自動抽出できる製造ラインを一から創造したのである。

トラックで運ばれてきた原材料は冷蔵庫へ運ばれる、たくさんのカゴに詰められ、積まれ、ある場所まで持って行きセットする、そこから先は全自動。巨大タンクにつながるパイプから原材料が自動的に中へ入れられ、自動で炊きあげる。出来たブイヨンも自動でタンクの外に出し、タンクの底のカスも自動で排出するという仕組み。

完全自動化したことで純度の高いエキスが抽出できるようになり製品の質がアップ、出来具合のぶれも無くなる。製造量も格段に増えたが人の手はほとんどかかっていないので、製造コストは逆に大幅ダウン、ライバルとのコスト競争で大きな差をつけることができるようになり、これを達成させた岡田会長、“よしこれで天下取れたな”、と思ったと仰っていました。

仕事に限らず、己に勝った人が真の尊い勝者だと思う、という哲学のもと奮闘した岡田会長。ジェエル・ロブション氏とも仕事をしています。ジョエル・ロブション氏、アリアケジャパン工場見学が決め手となり、市販用ブイヨンの製造を依頼します。一流シェフの味を手軽に作ることができるこのブイヨンは世界中で大ヒットしました。

天然調味料のマーケットはこれから更に大きくなるはずと村上龍氏。アリアケジャパンが作っているものは世界中から必要とされていると説明、味のベースだから、どんな国からでも需要があり、ダシ、スープを作るには膨大な手間がかかるので、時間もコストも節約できるアリアケジャパンが開発する商品には勝算の見込みが充分にあると。

セブンイレブン、人気商品の一つ、金のビーフシチュー。アリアケジャパンが初めて一般消費者向けに作った商品です。ダシはもちろん、具の肉や野菜も自前で調理、これも大ヒットしました。更に長崎県の諫早で、国内最大級の広さを誇る有機栽培の玉ネギ畑の運営まで始め、本格的に農業への参入を決めたアリアケジャパン。新たな挑戦が始まっています!!

番組を見終わって、あとがき・・・食のインテル、無くてはならないものへと

いです、飲食店のレベルはここまで進化しているのか、と驚きました。豚や鳥などをベースにした洋風だし、チキンブイヨン、畜産系調味料を製造し、これを濃縮エキスや粉末に加工して業務用に販売しているアリアケジャパン。レストラン等と提携、協力して開発していく組み合わせは今後も増え続けるでしょう、世界規模です。

そして新たにアリアケジャパンは秘伝の味のベースを蓄積していき、それらのデーターを活用して一般消費者向けの商品も今後益々増えていくことに異論はないのでは。正しく食のインテルです。ウィンドウズ系コンピューター全てに収まっているコンピューターの心臓部、インテル中央演算処理装置と同じように、食のインテル、アリアケジャパンが開発した商品は味の要を担う重要な役割を果たしていることでしょう。

2050年以降の世界経済

経済史のアンガス・マディソン教授によると、中国のGDPのピーク時は1820年で、そのときの規模は世界の33%を占めるほどの世界規模であった。現在はまだ世界の10%に過ぎない経済規模であるので、まだまだ途中経過であることを理解しておいた方が良い。折角これだけ勢いのある経済が隣国にあるのだから、いかに協調して双方が発展する経済協力を果たすかを、百年計画で考えた方が良い。

世界史を紐解けば中国が世界最大の経済規模だった期間は長い。つい最近でいえば、1880年代の光緒帝(ラストエンペラーの1代前)の清王朝までは、2千年以上世界最大の経済規模だった。この中国の定位置だった世界一の経済大国の称号が、1世紀ばかりのインターバルを置いて元に戻ることになる。日本にとっては悔しいことだろうが、世界の中から見ればこれは通過点に過ぎない。(10秒で読む日経)

中華経済圏の中で適者生存していくにはどうしたらいいのだろうか?50年後、100年後の経済界ではあの会社もこの会社も、気がついたら中国系資本というマーケットが誕生しているかもしれない。否確実に存在しているであろう。私の興味はこの「日本の“食”を支えてきた、知られざるトップ企業の秘密!、アリアケジャパン株式会社」にあるユニークなジャパンブランド的市場有利性が大中華経済圏の中で通用しているのか、という点である。

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大中華経済圏でも、親日国家インド社会でも、イスラム社会でも、アフリカ大陸でも、欧米社会でもアリアケジャパンが開発した商品はそれらの社会に暮らす人々の食生活の空間に広く深く浸透していることでしょう。その地で繁盛しているレストランやその地で食される料理の味を決める畜産系調味料はアリアケジャパンと開発。人件費も時間も節約できる上、提供する味の質を落とさない。世界中のどんな料理でも。

スープ系、シチュー系、汁物料理を提供する和食、洋食、中華のチェーン店が世界市場目指して行くときのお供としてアリアケジャパンと主力商品の畜産系調味料を開発。業務用商品も楽しみですが、一般消費者向けの商品にも期待しています。

技術的特異点を迎えるにあたって

術的特異点とかって聞いたことありますか? 英語でTechnological Singularityっていうんですけど、要は今から30年後ぐらいの2045年頃にはコンピューターが人類叡智を超えるというものです。AI、人工知能です。その前の2018年頃(後4、5年後です)にコンピューターチップ容量が人間の脳細胞容量を超えます。で、その30年後、大体2050年前後に、コンピューターチップ容量は人間の脳細胞の100万倍に達しているそうです。

ムーアの法則とか有名ですけど、チェス盤の法則というのもありまして、その話に凄い刺激を受けたんです。簡単に説明すると、ある家来が王様のお役に立つような仕事(チェス盤を発明)をします。ご褒美は何がほしいかと尋ねられた家来は毎日ある量の米粒だけほしいといいます。チェス盤を王様の前に持ってきて最初のマスに米粒一粒、次の日には最初の一粒の倍、つまり2粒。3日目は前の日の2粒の2倍、4粒。このようにしてチェス盤が最後まで埋まるまで倍々で米粒をほしいと王様に交渉します。

もちろん王様は最初の小さい数字にしか気に止めなかったので、たやすいことだとおもい、引き受けるのですが、チェス盤の半分ぐらいに達すると米粒の量が凄いことになるんです。半分以降になると用意しきれなくなることに気づいた王様はその家来を殺してしまうんですが、この仕組みが1958年頃から始まったコンピューターのトランジスターの数と関係してくるという話です。

ムーアの法則では18ヶ月でトランジスターの数は2倍になり集積密度の向上が進むというもの。1958年頃から始まったデジタル革命創世記はチェス盤でいうところの最初のマスあたりです。で、今どのぐらいの位置にいるかというと、2006年頃、丁度iPhoneやYouTube、twitter、Facebookなどが社会に浸透し始めた頃です。ここがチェス盤でいうところの丁度半分ぐらい。で、これから先、倍々ゲームで凄いことになっていくわけです。

これからの30年から50年って多分人類が2度と経験することがないような期間になると思うんです。アナログからデジタルへ、それらテクノロジーが社会の至るところに恩恵を施していく。100年先では当たり前になっている世の中の仕組みをこの30年から50年の間に作っていくことになるであろうと予測するんです。

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テクノロジー発展の恩恵をアリアケジャパンが受けるとしたらどのような形でしょうか? 畜産系調味料を製造するのに必要な材料の調達は今後、世界規模で激しい獲得競争が起こるはずです。大量生産を安定的にこなしていく仕組みをアリアケジャパンが創造できるならば、自動抽出のシステムの進化とともにマスプロダクトとしての規模は更に大きくなっていくものと思われます。

数値化されたデーターは宝の山です。将来的に無の状態から何か食物を作るテクノロジーが開発された場合、アリアケジャパンが蓄積している味の要となる詳細な数値化されたデーターは物凄い価値を含んでいるかもしれません。

想像して創造すれば、君は何処へでも行ける

ーアの法則が終焉を迎え、思考で物を動かし始める。ロボットと人間が融合し始め、アバターが日常生活に入り込む。遺伝子治療によって医療は個々にカスタマイズされ、老化の停止、遅延が当たり前になる。ナノテクノロジーの進化にともなって量子コンピューターを人類が扱うようになり、核融合発電によって世界のエネルギー需要供給に大変化が起きる。

コンピューター、インターネットのインフラ化が世界中に行き渡り、WiFiの範囲が空気と同じような扱いになる。インターネットに繋がることは呼吸をすることのように無意識になり、情報、テクノロジー革命が全てをデジタルに置き換え、社会がデジタル秩序によって収まる形に整い、人類が営むシステムがデジタル化に移行した後、2千年、3千年、5千年と同じようなシステムが継続していくであろう。

2050年、2100年の はどうなっていると想像しますか? 技術的特異点の恩恵を受けるでしょか? 大中華経済圏の影響を受けているでしょうか? どのような形で人類社会に融合していることが私達(日本人、アジア人、世界中の人々)に幸福をもたらすのでしょうか? 選択肢は私達の思考にあります。想像して創造すれば、私達は何処へでも行けるでしょう。

思考に気をつけましょう、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけましょう、それはいつか行動になるから。行動に気をつけましょう、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけましょう、それはいつか性格になるから。性格に気をつけましょう、それはいつか運命になるから・・・

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