ジャパンブランド、電車路線開発で人々が憧れる街を創造していく、東京急行電鉄


東京急行電鉄

ジャパンブランド、電車路線開発で人々が憧れる街を創造していく、東京急行電鉄

われた10年、20年とネガティブな表現を日本経済、日本社会に当てはめることがある。確かにそのような部分もあるかもしれないが、皆が皆、全員が全員、ただ黙ってそのセリフを受け入れてきたわけではないと思う。私は「カンブリア宮殿」に登場する様々な会社経営者の生き様を観察してきて、ただではやっぱり日本人、転ばないなぁという思いを抱いている。

多くの個人はそのネガティブな潮流に流されゆくまま自分の身を任せ、他人も一緒だからいいや、とそのまま思考停止状態に陥る。私は危険だと思う。少数だが新しい社会の変化に対応しようと、または飽和状態の産業フィールドに新しい改革を起こそうとしている人間たちがいるという事実は勇気を与えてくれないだろうか?

日本社会はこれからも少しずつだか変わっていく。テクノロジーの進歩が社会に小さな変化を受け入れさせ、それが知らず知らずの内に標準化され、気がついたらあるテクノロジーなしの昔の社会の有り様を想像できないばかりか、受け入れることさえできないほど、社会が大きな舵転換をしたことに驚きを感じるであろう。

海外生活26年、日本人の感覚を持った視点で海外から日本の現象を観るととても新鮮で、これは新しい潮流へと成長する、というのが直感的に確信する機会が多くなる。私の今与えられた役目はこれらの真実を日本に住んでいる日本人の皆様に伝えることではないかと思っている。

余計なお世話! まぁまぁ、浦島太郎は何と言っているのか少しだけでも耳を傾けてみてはいかがであろうか? 日本人はもっと自信を持つべき!その理由を知りたいだろうか? 今回は「圧倒的な付加価値を生む!21世紀の街づくり革命、東京急行電鉄」のお話である。

  • 2050年以降の世界経済
  • 技術的特異点を迎えるにあたって

東京急行電鉄

奈川・鎌倉市、絶品グルメ江ノ電沿線。江ノ電を73年前に運営していた会社はどこでしょう? 正解は東急電鉄。小田急、京王、相鉄、京急も東急電鉄。私鉄の中でも抜群の知名度を誇る東急電鉄、東京急行電鉄というのが正式名称。私鉄利用客数(2014年度)、1位、東急11億1600万人。2位、東武8億8500万人。3位、小田急7億2900万人。4位、京王6億3200万人。5位、西武6億2800万人。

関東には大手私鉄8社が存在しています、東急線、小田急線、相鉄線、京急線、京王線、西武線、東武線、京成線など。東急は渋谷を拠点に路線を伸ばしています。代官山、三軒茶屋、二子玉川、たまプラーザ、中央林間、中目黒、自由が丘、田園調布、武蔵小杉、横浜、大井町など。全国的にも有名な駅が目白押し、便利でアクセスも環境も良い、子供にも優しく緑も多いと評判。

例えば田園調布、高級住宅街。代官山、ファッションの街。自由が丘、女性に人気の街。関東の住みたい街ランキング(2014年)、1位、吉祥寺。2位、自由が丘。3位、横浜。4位、恵比寿。5位、広尾。6位、二子玉川。7位、鎌倉。8位、中目黒。9位、品川。10位、代官山。東急沿線は、自由が丘、横浜、、二子玉川、中目黒、代官山。東京・渋谷区、東急電鉄本社、売上高1兆670億円、従業員2万人。

東急の歴史は渋谷の歴史

930年、渋谷駅前、チンチン電車は玉川線、後に田園都市線になる路線。1951年開業、空中電車(ひばり号)、昭和26年から2年間、東横百貨店と玉川電鉄を往復していたロープウェイ、距離にして100メートルあまりだったが渋谷の街を一望できるとして大人気。

1956年、東急文化会館オープン、屋上にはプラネタリウムが、その場所に今現在は渋谷ヒカリエが建っています。東急の別名、渋谷の大家、渋谷を日本有数の街にした立役者。開発に必要な工事もグループ会社を通して行ってきました、関連会社220社、売上高2兆円。レジャー、警備、介護、健康、ホテル、不動産、放送、住宅など。

1922年、目黒蒲田電鉄として開業。野原を開いて線路を敷き、沿線に宅地を増設して街を作る鉄道のビジネスモデルを確立、鉄道事業、沿線開発。街づくりを行いながら鉄道を延伸して行った会社、如何にお客が便利になるか、そして鉄道を利用してもらうか、沿線の人口を如何に増やすかということで安定的な収益源を作ったと野本弘文社長のお言葉です。

東急の街づくりの象徴、東横線の田園調布

時最先端だったイギリスの街づくりを導入、駅を中心に放射状に街を作りました。長嶋茂雄氏も現役時代、田園調布に引っ越してきたそうです。豊かな緑の中に豪邸が立ち並び、今も日本有数の高級住宅街となっています。

そのノウハウで開発されたのが今やドル箱の田園都市線です。1966年、田園都市線開通。横浜郊外の丘陵地に線路を敷き、宅地を造成、そこに住宅を建て街を作るました。その典型がたまプラーザ駅、駅の周りに商業施設、その外側に住宅を置く田園調布以来の東急の街づくりです。1980年代、ドラマの舞台となり有名となった街、暮らしやすさの工夫が様々、歩道を広く設計、安全で快適、住宅地と商業地を分離、静かな環境。

しかしあれから30年、たまプラーザはある問題を抱えています。坂道の多い街、丘陵地帯を開発したため高齢者には住みにくい街になってしまっているのです。街も人も歳を取る、その対策に東急はすでに動いています。これからは出来上がったものの再生という開発が主になる、質を高めていく開発になっていくと野本氏は仰っていました。

駅前に高齢者向けのマンションを建設、坂の上にあった家から引っ越してくるお年寄りにとって有難いです。様々な仕掛けを施し、お年寄り夫婦にとっては充分な広さの間取り、段差の無いバリアフリー、駅まで坂道なしで、階段なしで行けるのが有難いとか。駅までの間にはクリニックやデイサービスなど高齢者にとって住みにくくなっていた街を住みやすく変えています。

高齢者のために宅配サービスも。ネットで注文すれば重い食品や日用品を家まで届けてくれる、他にも料理代行、買い物代行、マッサージ、介護タクシー、話し相手など43種類も。シルバー世代が引っ越して空き家となった家をどうするのか? 高齢者が手離した家を子育て向け世代にリフォーム、人気の街、たまプラーザに住みたいという若い世代を呼び込む戦略です。

世代の循環、それが東急の新しい街づくりテーマ

自体が住民の年齢と共に歳を取るのではなく、いつもいろいろな世代が循環をしながら成長し続けることが大事、住みたい街を住み続けたい街に、というのが野本氏の考えです。21世紀型、新しい街づくり、人口減少、東急沿線の人口予測、2020年をピークに減少すると予測しています。ここでしか体験できない、東急の新戦略、回転率を上げる、月1回で訪れていた人が、月2回訪れる仕組みづくりが新しい街づくりのテーマです。

東京・二子玉川

谷から田園都市線で6つ目、所要時間14分、渋谷、池尻大橋、三軒茶屋、駒沢大学、桜新町、用賀、二子玉川。通称ニコタマと呼ばれるこの場所は自然も豊かで、東急沿線でも人気の街。東急の商業施設、二子玉川ライズを建設、ここでしか体験できない、がテーマ。

スペインから上陸したマヨルカ、スペイン料理お惣菜。蔦屋家電第一号店、蔦屋家電、本・雑誌12万冊。二子玉川は元々住むところやショッピングするところだったりして、働くというイメージがなかった。住んで良し、働いて良し、訪れて良し、という三拍子揃った街づくり。

職住近接

フィス棟も建設、オフィスフロア、総床面積6万平方メートル。楽天本社が移転します、1万人のオフィスワーカー、働く人に沿線に引っ越してもらおうと考えています。街そのものの魅力を上げる、地元のお店も大事にしている東急の取り組み。ホームページなどに商店街を紹介するページを用意し、客を囲い込むのではなく、街全体の活性化を目指すのも狙いです。

東急電鉄、野本弘文氏の経歴

971年、東急電鉄入社。1972年、厚木宅地開発担当。1988年、東急不動産出向。1991年、本社メディア事業担当。2004年、ケーブルテレビ子会社社長就任。2011年、東急電鉄社長就任。

ケーブルテレビ子会社、赤字6億5000万円、いったい何が問題なのか? 営業部、営業なのにほとんどの社員は営業周りに行かずデスク周りに座ったまま。外回りに行かないのか尋ねてみると、加入申込みの電話がかかってくるかもしれませんから。お客を待つが仕事だと、待ちの営業が主である、と。

電車は黙っていても人々は乗ってくれる、そんな鉄道会社の体質が子会社にまで染みついているのか、と野本社長。3年で赤字解消、子会社を再建しました。一年間かけて400人の社員全員と食事をして話を聞いたそうです。一番効果があったのは、下の社員と直接話をするので、中間職の部長たちが何を言われるかわからないので真剣に考えるようになり、それ以降、会議で出た話を真剣に部下に伝えるようになった、とのこと。

若者文化発信地、渋谷の大家

規模再開発着手中、100年に一度の大工事。巨大地下街、建設費577億円、工事期間17年。地上では東急・JR東日本・東京メトロ、共同開発渋谷をそっくり作り変える仕組みづくりが始まっているのです。

大規模工事が進行中の渋谷。東急の本社を構えるこの街を『新しいモノゴトの発信基地』「世界中の人が訪れたい街」にしていくという。その為に、いま東急が進めているのが次世代産業の代表格・IT企業の誘致。同社では、IT企業の拠点となる大小様々なオフィススペースを提供するだけでなく、“渋谷で働きたい”と思ってもらえるよう、起業に関するイベントを主催・協賛するなど、ソフト面でも彼らを呼び込む仕掛けを行っている。既に成熟しているようにも見える渋谷。日本を代表するこの街をさらに進化させるべく奔走する東急の姿を追った。

番組を見終わって、あとがき・・・人が集まる仕組みづくりとは

、もの、が集まれば今の時代、お金も集まってきます。ネット時代ですから良い噂、良い評判は一気に拡散してそれだけで宣伝効果を生み出します。東急路線はお金持ち、エレガント、上品というイメージがひとり歩きし、イメージ通りの街を住んでいる人々も維持する努力をするため、ちょっとのことでは衰退しないと思われます。

高齢化社会、人口減少、という課題と真剣に取り組み、新たな戦略を持って更に魅力的な街に仕上げていく。人口減少ということは決まった数の取り合いですから、流行るところは流行るでしょうし、廃るところは廃っていきます。安全で快適、というところはお金で買うように日本社会も変化したのです。

2050年以降の世界経済

経済史のアンガス・マディソン教授によると、中国のGDPのピーク時は1820年で、そのときの規模は世界の33%を占めるほどの世界規模であった。現在はまだ世界の10%に過ぎない経済規模であるので、まだまだ途中経過であることを理解しておいた方が良い。折角これだけ勢いのある経済が隣国にあるのだから、いかに協調して双方が発展する経済協力を果たすかを、百年計画で考えた方が良い。

世界史を紐解けば中国が世界最大の経済規模だった期間は長い。つい最近でいえば、1880年代の光緒帝(ラストエンペラーの1代前)の清王朝までは、2千年以上世界最大の経済規模だった。この中国の定位置だった世界一の経済大国の称号が、1世紀ばかりのインターバルを置いて元に戻ることになる。日本にとっては悔しいことだろうが、世界の中から見ればこれは通過点に過ぎない。

中華経済圏の中で適者生存していくにはどうしたらいいのだろうか?50年後、100年後の経済界ではあの会社もこの会社も、気がついたら中国系資本というマーケットが誕生しているかもしれない。否確実に存在しているであろう。私の興味はこの「圧倒的な付加価値を生む!21世紀の街づくり革命、東京急行電鉄」にあるユニークなジャパンブランド的市場有利性が大中華経済圏の中で通用しているのか、という点である。

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大中華経済圏でも、親日国家インド社会でも、イスラム社会でも、アフリカ大陸でも、欧米社会でも、東急電鉄の戦略は活用できるのではないでしょうか。つまり如何にお客が便利になるか、そして鉄道を利用してもらうか、沿線の人口を如何に増やすかということで安定的な収益源を作ったと野本社長が仰っていましたが、それを実行するのです。

特に新興国社会ではこれから人口が増え、経済成長が急速に発展し、中間層が増えていく世の中になりますから、東急電鉄が持っているノウハウは役に立つのではないでしょうか。憧れの路線を海外でも展開できれば、まだまだ東急電鉄は成長していくでしょう。勿論日本国内でも東急路線は質を良くする工夫が施されますから、益々人が集まることが予想されます。

日本でも沿線ごとに住んでいる人たちの懐具合が想像できる社会になっていくのかもしれません。ニューヨークでは7番ラインはアジア人とラテン系の住民で占められています。汚い、キツイ、危険な労働環境の中で働く移民者たちの生活路線です。ブルックリンを走るLラインは若者ばかりで溢れる路線です。可愛い子、多いですし、タトゥーしている人も多く見かけます。

東急電鉄のような路線はニューヨークには存在していません。地下鉄はあくまでも庶民の足、金持ちは郊外に住んでいるので車、またはメトロノース鉄道、ニュージャージー・トランジット、ロングアイランド鉄道を利用してマンハッタンに入ってきます。

技術的特異点を迎えるにあたって

術的特異点とかって聞いたことありますか? 英語でTechnological Singularityっていうんですけど、要は今から30年後ぐらいの2045年頃にはコンピューターが人類叡智を超えるというものです。AI、人工知能です。その前の2018年頃(後3、4年後です)にコンピューターチップ容量が人間の脳細胞容量を超えます。で、その30年後、大体2050年前後に、コンピューターチップ容量は人間の脳細胞の100万倍に達しているそうです。

ムーアの法則とか有名ですけど、チェス盤の法則というのもありまして、その話に凄い刺激を受けたんです。簡単に説明すると、ある家来が王様のお役に立つような仕事(チェス盤を発明)をします。ご褒美は何がほしいかと尋ねられた家来は毎日ある量の米粒だけほしいといいます。チェス盤を王様の前に持ってきて最初のマスに米粒一粒、次の日には最初の一粒の倍、つまり2粒。3日目は前の日の2粒の2倍、4粒。このようにしてチェス盤が最後まで埋まるまで倍々で米粒をほしいと王様に交渉します。

もちろん王様は最初の小さい数字にしか気に止めなかったので、たやすいことだとおもい、引き受けるのですが、チェス盤の半分ぐらいに達すると米粒の量が凄いことになるんです。半分以降になると用意しきれなくなることに気づいた王様はその家来を殺してしまうんですが、この仕組みが1958年頃から始まったコンピューターのトランジスターの数と関係してくるという話です。

ムーアの法則では18ヶ月でトランジスターの数は2倍になり集積密度の向上が進むというもの。1958年頃から始まったデジタル革命創世記はチェス盤でいうところの最初のマスあたりです。で、今どのぐらいの位置にいるかというと、2006年頃、丁度iPhoneやYouTube、twitter、Facebookなどが社会に浸透し始めた頃です。ここがチェス盤でいうところの丁度半分ぐらい。で、これから先、倍々ゲームで凄いことになっていくわけです。

これからの30年から50年って多分人類が2度と経験することがないような期間になると思うんです。アナログからデジタルへ、それらテクノロジーが社会の至るところに恩恵を施していく。100年先では当たり前になっている世の中の仕組みをこの30年から50年の間に作っていくことになるであろうと予測するんです。

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技術革新の恩恵を東急電鉄が受けるとしたら何でしょう。多分ビッグデーターを利用してのマーケティングやリサーチに活用するとかの情報系付加価値を効率よく市場に還元できる仕組みを得ることではないでしょうか。安全性、快適性指数のようなものを市場にフィードバックしていく。住んでいる人も幸福度指数維持のためにボランティアなどで街づくりに参加していく。

適者生存、魅力的な街に魅力的な人材が集まり、出会い、子孫を繁栄していくのです。安全、快適な環境はお金で買う。緑を多くする、街を清潔に保つ、教育施設を充実させる、医療体制にも力を入れる、文化が育む環境を整える。ビジネスのイノベートを起こす仕組みを導入・実践していく。健康を保つ仕組みを整える。レジャー施設も充実させる。人の対象は日本人だけでなく、きっと近い将来、諸外国人にも頼るようになりますから・・・

想像して創造すれば、君は何処へでも行ける

ーアの法則が終焉を迎え、思考で物を動かし始める。ロボットと人間が融合し始め、アバターが日常生活に入り込む。遺伝子治療によって医療は個々にカスタマイズされ、老化の停止、遅延が当たり前になる。ナノテクノロジーの進化にともなって量子コンピューターを人類が扱うようになり、核融合発電によって世界のエネルギー需要供給に大変化が起きる。

コンピューター、インターネットのインフラ化が世界中に行き渡り、WiFiの範囲が空気と同じような扱いになる。インターネットに繋がることは呼吸をすることのように無意識になり、情報、テクノロジー革命が全てをデジタルに置き換え、社会がデジタル秩序によって収まる形に整い、人類が営むシステムがデジタル化に移行した後、2千年、3千年、5千年と同じようなシステムが継続していくであろう。

2050年、2100年の はどうなっていると想像しますか? 技術的特異点の恩恵を受けるでしょか? 大中華経済圏の影響を受けているでしょうか? どのような形で人類社会に融合していることが私達(日本人、アジア人、世界中の人々)に幸福をもたらすのでしょうか? 選択肢は私達の思考にあります。想像して創造すれば、私達は何処へでも行けるでしょう。

思考に気をつけましょう、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけましょう、それはいつか行動になるから。行動に気をつけましょう、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけましょう、それはいつか性格になるから。性格に気をつけましょう、それはいつか運命になるから・・・

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