ジーコジャパン、2006 FIFAワールドカップメンバー23人


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ジーコジャパン、2006 FIFAワールドカップメンバー23人

2006 FIFA ワールドカップ日本代表23人が決まった。あれから4年経ったのかという年月の早さを感じつつ、どれぐらい日本代表は強くなったのだろう? という疑問も残る。フィリップ・トルシエ体制から4年。

ジーコ体制に代わって個々の能力にウエイトが置かれ、あのブラジル黄金のカルテットを思わせるような中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一という黄金のカルテットの日本中盤に期待が集まり試行錯誤の結果、ここまで来た。

確かに中盤の層が一番厚いししっかりしている。名前を見ても欧州でそれなりの実績を残してきた選手が連ねる。中田英寿、中村俊輔、稲本潤一、小野伸二、遠藤保仁、小笠原満男、福西崇史。

攻撃的 MF には俊輔を筆頭に中田や小笠原、いざとなったら小野という選択肢も使える。ボランチとしてはやはりロングパスやボランチからの上がりに定評のある稲本。視野の広い小野。当たり負けのしない中田の起用もあるだろう。そして遠藤に福西という国内組みからの選出。これは妥当な選択だと思う。

ジーコ監督のコメントにあったが、フランスのリーグ・アンで活躍していた松井大輔が選ばれなかった理由として同じようなスタイルを持つ選手が他にいて、そちらの選手の実績と信頼を買ったのだと思う。

松井選手が選ばれなかったのは少なからずショックを受けたが、彼の起用法としては1、5列目あたりかサイドからドリブルで崩すという意味で FW 的な起用も考えられた。しかし、 FW で玉田圭司を選択したことからもわかるように、ジーコは玉田選手に期待をした。これは AFC アジアカップ 2004 優勝のときの玉田選手の活躍した印象がジーコには強いと思われる。

驚きの久保竜彦落選!

の FW だがマスメディアですでに騒いでいる通り、驚きの久保竜彦落選。非常に残念だが、これなどはジーコが1998 FIFAワールドカップ決勝の時の FW 起用法で下した判断から理由を探ることができる。

ロナウドのコンディションが悪くとても決勝で戦える体力、精神力状態ではなかった。ジーコテクニカルコーチは一人ロナウドの先発起用に反対。しかし、ジーコの意見は通ることなくロナウド先発。結果は知っての通りフランスのジダンに2点を決められ0-3というスコアで敗れる。

久保竜彦落選という選択にはコンディションが充分ではない選手を起用しないことへのジーコ監督の信念だと思う。裏を返せば、それぐらいに FIFA ワールドカップは厳しい。生半可では勝利をもぎ取ることはできないのだろう。

本当に勝ちたいとピッチに立つ11人、ベンチで自分の起用を信じて待つ控えの選手がそう思わないと勝てない。久保竜彦の落選は残念だが、チームの士気を上げるにはかえってよかったかもしれない。どういうことかというと、メディアでも紹介されていたようにエースの存在がいない。

ラッキーボーイ出現への期待

保竜彦選手というもしかしたら欧州の強敵相手でも得点をしてくれるんじゃないか、ブラジル相手でもあの驚異的な身体能力で得点してくれるんじゃないか、というような彼へのヘンな期待から自分が試合を動かすんだ、というような勝ちたいという気持ちが逆に薄れるんじゃないかと思った。

久保の落選によって FW で頼れそうな選手はみんなどんぐりの背比べ。先発は高原と玉田というような予感がするが、この二人がもし点が入らないことであせり始めたら日本はピンチ。そこで大黒将志と巻誠一郎への期待ということになるのだが点が入りそうな予感がしない。柳沢敦は高原と玉田の組み合わせがダメだと判断された時に高原と柳沢先発ということになるのではないか。

それにしても1次リーグ進出の可能性は FW にかかっているといってもいい。結果が出ようが出まいが、どっちにしろこの2006 FIFA ワールドカップで日本代表のFW育成が本格化するであろう。ベストな状態の久保竜彦が2006 FIFA ワールドカップで活躍する姿を見れないのは本当に残念である。

デフェンスだが今の日本代表ではこの選出が精一杯だと思う。欧州でデフェンスとして活躍する選手はいないし、各国が本気モードで点を取りに来る2006 FIFA ワールドカップで日本のデフェンス陣がどこまで通用するかは今のところ未知数。

しかし、案外大量点を取られる可能性も秘めている。冷静な宮本恒靖と高さに強い中澤佑二の存在は大きい。3バックだったら坪井慶介を先発で使ってほしい。4バックだったら右に加地亮、左にアレックスだろうが、クロアチアとブラジル戦では両サイドに不安が残る。オーストラリア戦でももしかしたら FW 陣が攻めてくる攻撃的サッカーを展開してくるかもしれない。日本のように細かくパスをつないでくる予想が感じられる。

これなどは FIFA コンフェデレーションズカップ 2005 でメキシコと対戦した時に日本サッカーを相手にやられ、自分達のペースがつかめずに結局負けてしまったという過去が甦る。本気モードの各国相手に試合の始まる前から気力を120%持っていかないと、もしかしたらデフェンス陣は簡単に崩壊してしまうかもしれない。 FW とデフェンスのことを書いていたら不安になってきた。やはり鍵を握るのは中田英寿、中村俊輔、小野伸二かな。

選手を叱咤激励する中田英寿選手の役割は大きい。みんなの気持ちを引き締めるには中田英寿選手の存在は大きい。みんなでなあなあの気持ちになってはいけない。本当に勝ちたいと思わない限り、日本は簡単にグループ予選で敗退ということになる。そうするとこの日本が誇るベストな世代が一番選手として成長して一番期待の大きい2006 FIFA ワールドカップが終わることになる。

もうこのメンバーでは戦うことはない。中村俊輔に期待しよう。欧州での活躍、そして2002 FIFAワールドカップの屈辱。彼が中盤にいることで他の選手が ” 行ける! と思えるならばそれは大きな支えとなる。俊輔の活躍も日本が勝利できるかの重要なファクター。後は小野伸二選手。彼が本気でプレーして気持ちとプレーが出会ったとき、日本にいい雰囲気が生まれる予感がする。

さぁ、メンバー23人は出揃った。今回は戦って勝ちに行かなければ日本サッカーはその後、完全に世界からなめられる。勝ちに行かなければ。すべてはここにある。

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