ニューヨークの今、2003年現在


World Trade Center lights

ニューヨークの今、2003年現在

003年に入って早くも半月が経とうとしているが、皆さんははいかがなものだろうか? ニューヨークは今週に入ってとても寒さが厳しい日々が続くようになっている。久しぶりに寒い日の多いニューヨーク冬。今年はこの街でどんなことがおこるのか? 春から地下鉄運賃が上がる。去年の終わり頃に22年ぶりのストライキ突入かどうかの一騒ぎがあったが無事に回避。組合との交渉の末妥協が成立する。今後2年は3割ずつの賃上げ、ということらしい。

このことに関してはストライキよりもある程度の賃上げを受け入れるほうが、僕個人としてはよかったと思う。ほとんどの人も労働者側に同情的だったし、ストライキによって被る様々な不便のほうを受け入れたくはなかったのだろう。マンハッタンで地下鉄やバスのストライキが始まったら何もできない。本当に不便。仕事や学校に行くのにどのくらいの時間コストがかかるのだろう。通勤での乗り換えはなるべく避けたい。

トークン1枚1ドル50セント。日本円でだいたい170円ぐらいか。これで地下鉄範囲内ならどこへでも行ける。メトロカードというのを1週間分とか1ヶ月分ぐらい購入してもよし。これだとバスも使えるので便利。1トークン2ドル前後までなら、ニューヨーカーも受け入れることができるんじゃないか。

喫煙禁止条例

にあげるはタバコの問題。春から市内のレストランやバーでの全面禁煙の法令が実地にはいる。これはすごいことだぞー。13000件あまりのマンハッタンにあるレストランやバーに影響することになる。今まではレストランはある規定の席数を確保していれば、喫煙できる場所を設けることができた。バーでもタバコは基本的に大丈夫だった。葉巻はだめだったけど。

それがこの法律のお陰で、みんな酒とかを飲んでいる途中で外へタバコを吸いに出なくてはいけなくなる。うわぁー、めんどくさい、って僕はタバコやめたからいいけど。そういってもねぇ、酒を飲んでいるときにはタバコ、吸いたくなるんだよねぇ。路上のタバコの吸殻が増えそう。トイレで隠れて吸ったりとかも。こういう問題などがでてきて、あれもだめ、これもだめ、なんてことになるんじゃないの?

ニューヨークの街にクリーンなイメージがつくのはいいが、街がちょっとフェミニンぽい感じになりそうだなぁ。だってねぇ、男のくわえタバコって一種のスタイルじゃん、かっこつける。マイケル・ブルームバーグ(今の市長)は、噂どおりゲイなのかな?

僕のあくまでも推測だが、ブルームバーグはクリーンで安全な街を作ろうとしているんじゃないかな、ってそんなのあたりまえだよね。次を読んでほしい。2002年のニューヨーク市内の殺人事件数は12月11日時点で、536件。60年代初期以来の低率らしい。なんと90年代初めは年に2200人もの人が殺されていたというから驚き。

そういえば僕がニューヨークへはじめてきたのは1989年春。ノースカロライナ州の田舎からバスに乗ってやってきたのだが、その時のニューヨークの印象は怖かった。1人じゃ夜、街の中歩けなかったし、地下鉄も落書きだらけで電気が暗いしホームも薄暗かった。地下鉄を待っていると、黒人の兄ちゃん達に囲まれそうになったのを覚えている。

ホームの駅員さんが偶々歩いてきたから助かったが、あの時は確かに身の危険を感じた。その当時は42丁目なんか売春婦だらけ。今は前市長のルドルフ・ジュリアーニ3世のお陰で観光地化しつつあるが。夜もとても明るくラスベガスみたいになってしまった。

話しがずれてしまったが、要はタバコとか酒っていったら、結構バイオレンスに繋がるイメージがあるでしょ? そこで街を全面的に禁煙にしてそのようなバイオレンスに繋がりそうなものを排除しようとしていると思う。タバコの値段が上がったら未成年の喫煙率が下がったらしい、というニュースも目にした。イライラごとがあっても走ったり何かの運動をするとか。イライラしたらエクササイズ。健康的な方向に向かいそうだし、ニューヨークの街もクリーンで安全。ブルームバーはこれを目指しているんだと思う。

ワールドトレードセンター

して最後の話題はワールドトレードセンターの跡地再建計画。世界中からいろいろなアイディアを取り寄せているところで、今年春には決定する予定。アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者やその家族、ニューヨークの一般の市民たちは、メモリアル的なものを作ってほしいと願っている。これは当然だろう。しかし現実的にいえば、経済的な損失を取り戻す方向をある程度組み込まないとやっていけないらしい。どうしても商業的要素が必要とか。

最終的にどんなものになるのか僕にはわからない。できればその建物を見ると、前に進もうという希望が湧いてくるようであってほしい。前進するぞーとかやるぞーといった気合が入ってくるような建物を作ってほしい。

やっぱり、前のワールドトレードセンターは本当に高かった。真下から見上げるとすげぇーな、と感動した。展望台から見渡すと人や車、ビルなんかもちっちゃく見えて、すごいものをよくつくったなぁ、と素直に感動することができた。シンボルであったのだ。経済の、建築物としての・・・強いアメリカの。

そのシンボルを破壊された悲しみといったら。あのときの心の痛みやこれからどうなるかわからないという不安。できれば、二度と経験したくない。あの悲しみから立ち直るには、時間もある程度は解決してくれるだろうが、やはり前に自ら進んでいこうという気持ちを呼び覚ますような建物が、僕個人としては、必要だと思うがどうだろう? 2012年の夏季五輪の米国内候補地はニューヨークに決定した。

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