バンクーバーオリンピック、女子フィギュアスケート – 大韓民国の躍進、日本の衰退


バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子シングルス

バンクーバーオリンピック、女子フィギュアスケート – 大韓民国の躍進、日本の衰退

ンクーバー冬季五輪の感想。なんかいつの間にかメダルを取れなくなっていた日本。金メダル0個というより、その内メダルさえも取得するのが難しくなるだろうなぁ、ということは少子高齢化社会におけるスポーツというエッセイの中ですでに書いてある。( 少子高齢化社会が与える影響、スポーツ編 )

もう日本はオリンピックに参加するというだけのレベルにまで落ち込んでしまうのかなぁ・・・と暗いニュアンスで書き始めてしまいましたけど、あっという間でしたね。僕はフィギュアとスキー滑降なんかの競技に興味があった以外はただなんとなくバンクーバーオリンピックを楽しむという感じでした。

フィギュアスケートペア

本からロシアに帰化した女の子(川口悠子)なんかもいて、へぇーずいぶんと自分の考え方に行動をもって人生にあたる若い人がいるんだなぁ、なんて感心していましたけど結果は残念でしたね。彼女のコーチタマラ・モスクビナさんはご存知の通り有名でして過去、何組ものペアを金メダルへと育てた実力者であります。

その彼女にコーチしてもらいたいために日本から手紙を出し、ついにはロシアにまで渡り最後にはロシア人へと帰化してしまった川口悠子選手。最初はもちろん断られたそうです。しかし、そこで川口悠子選手は粘り続け、彼女がテストにパスしたら受け入れましょうということに。

見事川口悠子選手はテストに合格しましたが、彼女の表現力を危惧したコーチタマラ・モスクビナさんは川口悠子選手に俳優学校へ通うように命じます。それほどにまで表現力を求める伝統のロシアフィギュアペアなのでしょうね!

川口悠子選手、緊張していましたね。プレッシャーでしょうか? ロシアでかなりバッシングを受けていることでしょうけど、これをどのようにして乗り切るのか注目しています。ソチオリンピックへと望みをつなげるのか? っといったところでしょうか。

フィギュアスケート男子シングルス

目され続けていたエフゲニー・プルシェンコが予想通りショートプログラムで1位でしたが、2位エヴァン・ライサチェクと3位髙橋大輔くんの差が僅差ということでフリー演技をどうするのかにその選手のフィギュアに対する姿勢というか哲学が勝負の分かれ目になったようです。

4回転に挑んだプルシェンコ、演技を奇麗にまとめてきたエヴァン・ライサチェク。結果はすでにご存知の通り、金メダルエヴァン・ライサチェク、銀メダルプルシェンコ、銅メダル高橋大輔でした。

またまたロシアを持ち出してすいませんけど、ソルトレイクシティオリンピックで金メダルを獲得したアレクセイ・ヤグディンのように演技も芸術性が高くて全体的に力強い、という演技を見ることはできなかったように感じます。高橋大輔くんはソチオリンピックを目指すのかな?

フィギュアスケート女子シングルス

っブログでいろいろと取り上げられていましたからそれぞれ気になった箇所をピックアップして僕自身の感想などを補足しながら仕上げていきましょう。

それにしても二人の戦いはすごかったですね。19歳であそこまで大舞台で自分を出し切ろうとする決意のようなものを感じました。終わったあと、今さらなんですけど、キム・ヨナ(金妍兒)の滑りは完璧でしたね。あの滑りのように過去、印象に残っていて比較できるのはソルトレイクシティオリンピックの金メダル獲得者、サラ・ヒューズだけのような気がします。

どこが二人の演技で似ているのかというと、一つ一つのジャンプの印象が同じなんですね。つまり、ジャンプを飛んで鋭く回転、着地、という動作の一連が僕の中のイメージとして、花のつぼみが動画を早送りして花を開花するまでの一連の動きを連想してしまうわけです。

パッと回転してパッと開く! その開いた瞬間花びらを奇麗に咲かすように、キム・ヨナもサラ・ヒューズも着地した瞬間、パッと笑顔が弾けるんです。あの瞬間は見ているものを一気に引き付けます!

金妍児(キム・ヨナ)

迫力の横っ飛び 新女王ヨナ、思わずガッツポーズ

キム・ユナはオリンピック前、「プレッシャー」という題のエッセイを書いていたらしいです。プレッシャーの中身なんだけど、韓国という国を背負うことから始まって、もし今回メダルを取ることができなかったら、全国民が自分に対して背を向けるだろう、というプレッシャー! 19歳で本当によくやり遂げたと思う!

一方優勝したキム・ヨナは、SP、フリー通して、文句のつけようがない完璧な演技だった。男子と女子では演じるエレメントの数も、コンポーネンツの係数も違う。だが彼女が出した228.56という数字はそのハンディを無視した男子並みの数字だ。これが高すぎるという声もあるが、実際のところ、彼女の3ルッツ+3トウループの質は、スピード、高さ、距離などどれをとっても男子に劣らない。これで彼女の演技にもし3アクセルが加わったとしたら、男子と競っても最終グループに食い込むに違いない。

フリーを滑り終わったとき、彼女がぽろぽろと涙をこぼしたのには驚いた。不敵なほど落ち着いて見えた彼女でも、これほど緊張していたのか、と。

「今までいろんな選手が演技の後に泣いているのを見て、どうやったらそんな気持ちになるのだろうと不思議だった。でも今日は自然に涙が出てしまって、自分でも理由はよくわからない。思った以上に緊張していたのかも」( 女子フィギュア表彰台の3つの涙と、浅田真央が実現したひとつの夢。)

浅田真央

真央笑った「今は嬉しさの方が大きい」

リプルアクセルを2回跳んだ真央ちゃんは立派の一言!19歳で大舞台の中、あそこまで決断して挑戦できる勇気と意気込み。彼女の中に宿る金メダル、五輪の舞台で勝つ、というパッションを見たような感じがしました!

凄い19歳の二人!!

浅田は3回転半ジャンプを2度も成功させたが、金を追い詰めることはできなかった。佐野氏は「2度も飛んだことは非常に大きいが、1つ1つの出来栄えに金選手と差があった。金選手はパーフェクトで、これほどの演技は見たことがない」と驚いた。

浅田のフリー曲はラフマニノフの前奏曲「鐘」。重厚な曲で、「浅田に合わない」と否定的な意見も出ていた。佐野氏も「『鐘』は抑揚があまりない曲。演技時間の4分の間、息を抜くところがないので、ミスにつながったのかもしれない」と推測する。

今回、ショートプログラム(SP)の順番は浅田、金、フリーは金、浅田と、前後は逆ながら、2人はいずれも続けて演技した。( 「衣装が朱色だったら」「ヨナの精神力すごい」2人の熱戦、私はこう見た)

も曲選びを間違えたんじゃないかなぁ、という印象を持ちました。重厚に攻めるよりも笑顔がほしかった。演技にジャンプを挑んでくる組み合わせならば、途中、ジャンプが成功した時点で自然、笑顔が表情としてあふれ出すほうがその後の勢いに違いが出てくる。

見ている観客の後押しというかその場の空気に飲み込まれるようにして演技者を見守り、その空気が演技者を包むようにしていつの間にかクライマックスを向かえ、人々や会場の雰囲気、本人自身に“彼女が金メダルだね”というような空気をかもし出す。

これまで女子による五輪での3アクセルは、1992年アルベールビル五輪で伊藤みどりがフリーで一度成功させたのが、最初で最後だった。

浅田はこのバンクーバーで、SPで1回、フリーで2回成功させて、これまで誰も成し遂げることのできなかった記録を作り、夢を叶えた。現在女子の中で、試合で3アクセルをプログラムに入れているのは浅田だけ。この新記録はおそらく、この先しばらく破られることはないだろう。

それでも浅田は、ベストな演技ができなかった悔しさ、金メダルを逃した悔しさから、号泣した。だが私はその涙が、浅田自身のためであるのを感じてほっとしていた。( 女子フィギュア表彰台の3つの涙と、浅田真央が実現したひとつの夢。)

藤みどりさんですか、懐かしいね! あの頃のフィギュアスケート女子シングルスといったらジャンプの伊藤みどりか芸術性のカタリナ・ヴィットかといわれていたほど。それがジャンプも取り入れて尚且つ本番、オリンピックの舞台で成功させ、演技も芸術性を保つという信じられない試みを浅田真央ちゃんとキム・ヨナは繰り広げたことになる。二人の演技、戦いのレベルが相当高い、といわれる所以はここにあるような気がする。

大韓民国の躍進、日本の衰退 – スポーツ

ショートトラックといえば、今日では、「アジアの天下」と言われる。今大会でも、韓国が金2、銀4、銅2のメダルを獲得。中国も金メダルを4個獲得している。個人種目、リレーをあわせて8種目だから、そのうち6種目で金メダルを両国で獲得したのだ。

アジアの天下と言っても、そこに日本は含まれない。蚊帳の外に置かれた状態だ。その差は、強化をめぐる環境にある。

大規模な資金を投下し、強化を図る韓国や中国に対し、日本は、代表選手であっても、競技を続けられる環境を整えるのに苦労しているのが現状だ。’90年代後半から、廃部する実業団が相次いだことも、拍車をかけた。( メダルは少ないけど入賞が多い!? 日本と韓国のスポーツ政策の違い。)

国を馬鹿にする日本人って多いけど、僕は逆にあそこまで執念的に日本人にだけは、日本にだけは負けたくない、といった根性に感服する。あの気概がすべてであって、今の韓国人、韓国の成長ぶり、世界での活躍ぶりを象徴している。

調度オリンピック開催時にアメリカではトヨタ問題が大きくクローズアップされたこともあり、浅田真央対キム・ヨナの戦いというか結果における印象まで、日本対韓国の今のあり方、社会や国際舞台での活躍までいろいろと重なった印象を持った方は多かったようだ。

大韓民国の躍進、日本の衰退 – 国際競争力

日本人の学生は30歳前後の女性たちが多かった。7・8割はそうだったのじゃないだろうか。社会人を数年経験し、お金を貯めてカナダにやってきた人たちだ。彼女たちの主たる目的は、憧れのカナダで生活してみることで、英語は上達できればいいな程度の人たちが多かった。日本人の男たちは少なく、その多くは大学生が休学して一年ほど来ている連中だった。私のように、社会人経験を積んだ上で、仕事のため英語を学びにきている30歳前後の男というのは極端に少なかった。「男は会社を辞められない。辞めたら次がないから」ということらしい。

韓国人の場合、男6女4くらいの割合だった。当時は、男は兵役が終わらないとパスポートが取りづらかったらしく(政府は兵役忌避を恐れていた)、兵役が終わるやいなや、カナダにやってくる人たちが多かった。その目的は、実に身も蓋もないもので、英語テストの TOEIC の成績を上げるため。なぜなら TOEIC の点数が足りないと韓国の一流企業に応募できなかったからだ。その点数や恐ろしいもので、900点が当たり前という有様(満点は990点)。

金持ちの子息とかで羽目を外している連中もいたことはいたが、大多数の韓国人学生たちは実に熱心に英語の勉強に打ち込んでいた。トロントの中央図書館の勉強机は韓国人学生たちにいつも占拠されていた。(外国人にあれだけ公共施設をタダで使わせてやるカナダも相当太っ腹だ)( 躍進する韓国・衰退する日本 )

国が将来的に日本よりも力をつけてきているだろうな、というようなエッセイ( 逞しい韓国移民、アメリカで拡大する韓国社会 )を僕も過去に書いた。本当韓国の学生は夜遅くまで図書館などで勉強しているし、国における雇用など経済、ビジネス環境が日本以上に厳しいため、個々が強くなるしかないとわきまえて実行しているように感じる。

その努力が場所場所で結果となって現れ始めているから韓国は自信に溢れてくるし、日本は内向き、後ろ向き、下向きになっていくのだろう。どこかで日本の社会も展開期を迎えて方向転換すると思うんだけどそのきっかけが何になるのか? 過去の例からいうと明治維新や第2次世界大戦といった具合でいずれも外からの圧力ゆえに起こったきっかけ。

日本人が自主的に、主体的に動いて自らの社会を変えていく力となりうるものを日本人が秘めているのか? あんまりひねくれてしまうと周囲に八つ当たりしそうでね、それが怖いといえば恐い気がする・・・戦争にまで発展? というのは大袈裟でしょうか?

大韓民国の躍進、日本の衰退 – ビジネス

スポーツばかりではない、経済の面でも韓国が、政治とカネの問題でゴタゴタが続く日本を尻目に、4~5%という回復軌道に乗り始めた。

リーマンショック後の世界経済危機の中で、外需依存率が高い韓国は、日本よりも大きなマイナスを被った。しかし、その後は、例えば米国の自動車市場で、日本車が軒並み売上げを落とし続けた中にあって、現代(ヒュンダイ)だけがシェアを伸ばしている。家電の世界でも、薄型テレビの米国市場で一番の売れ筋のトップブランドは、今やSONYやPanasonicではなくSUMSUNだ。

韓国の工業製品が世界市場で躍進している背景にはウォン安が進んだこともあるが、製品開発力やマーケティング力が日本企業と互角以上になりつつあることが根本要因だ。政治の世界では、もっと明暗がはっきりする。

就任当初、逆風を受けて、支持率が急降下した李明博大統領だったが、ここにきて強力なリーダーシップで実績をあげ、支持率をV字回復させている。( 「韓国負け」する日本、何故日本は韓国に負け続けるのか? )

ういうことに気がついている日本人はどれぐらいいるのかなぁ? 社会としてこのような雰囲気を共有することは日本社会に変革へのモチベーションを与えるきっかけにならないのかなぁ? 別にいいや、と言った感じで日本社会全体が諦めているような雰囲気に包まれていないか?

iPodやMP3プレイヤーはキムヨナだった。ニーズに沿ったものを作った。求められてないものは無視したそれだけだ。ユーザーはそこまで、データ保持性を求めてなかったし、著作権保護もそこまで求めてなかった。

日本メーカーはヘンなところにこだわりすぎて、デジタルオーディオプレイヤーそのものを出すのが遅れた。Appleや韓国メーカーに大きく水を明けられたのは否めない。

それは浅田真央がトリプルアクセルにこだわりすぎて、金メダルを取れなかったことと似てるような気がした。なんとなく。( 浅田真央はソニー製でキムヨナがLG電子製なんだなと思ったと同時に日本のメーカーがiPodを作れなかったことを思い出した。)

れと似たようなことも過去にエッセイで書いた(  ミニディスク (MiniDisc)の二の舞、日本の携帯電話事情  )。MDしかりMP3しかり、携帯電話しかり、そして今度は電子書籍市場でも・・・浅田真央対キム・ヨナのレベルの高い戦いの印象が日本と韓国の今の立ち居地にオーバーラップしたのは偶然だろうか?

, , , , , , , ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes