フィリップ・トルシエ監督、サッカー日本代表23人


Shunsuke Nakamura

フィリップ・トルシエ監督、サッカー日本代表23人

いよいよFIFAワールドカップ本番が近づいてきた。ここのところぞくぞくと各国代表選手団が、各キャンプ地へ入り始めている。日本代表選手もキャンプに入り本番ムード。

さて、先週発表された代表メンバー23人。今回見てまず驚いたのは、やはり中村俊輔が選ばれなかったこと。非常に残念だがしかたがない。仕方がないという部分は、やはりトルシエと同じ考えでテクニックはあるがフィジカルが弱いというところ。俊輔はJリーグでは通用するかもしれないが、ヨーロッパのクラブではフィジカルが弱いと簡単につぶされると思う。そうすると、彼の得意なテクニックの部分は消されてしまうだろう。

俊輔の選考に関してはいろいろと違った意見があるだろうが、僕はヨーロッパのサッカーを知っているトルシエの選考を信じる。今の俊輔には、ボールをキープしてから相手に囲まれた場合、中田英寿のような強さを感じない。俊輔はボールを周りにさばくタイプの選手で、相手のプレッシャーがあまり厳しくない試合の場合のみ通用する。

日本の選手は相手のプレッシャーの少ないところではいいプレーをする選手は多いが、プレッシャーの厳しい相手の周りでは、慌ててしまう選手が多いような気がする。俊輔はこの今回の選考の結果はしょうがないので素直に受け止めて、早くどこでもいいから海外のクラブとの移籍を決めて、一から出直すべき。早く日本から離れて生活し、海外でもまれて精神的にも肉体的にも強くなって日本代表の選手として選ばれてほしい。

後、高原が選ばれなかったのも不思議。彼の強引な突破は充分通用すると思うので残念。FWは鈴木と柳沢のできにかかっている。FWの各選手は早く1点を取って、様々なプレッシャーから開放されること。

中盤の要に名波がいないのも残念。アジア大会で見せた名波と中村俊輔のコンビネーション。俊輔は名波が外されたから選ばれなかったのではないだろうか。ボランチの稲本はいいとして、戸田の質のあるプレーに期待したい。彼の相手に対して気持ち負けしないところはチームの中で必要。だから気持ちが表われやすいディフェンスの秋田やFWの中山が選ばれたのだろう。

トルシエは精神的な部分を最後に考慮したに違いない。俊輔がもっと自信を持ってチームを引っ張っていけるだけの精神的強さがあれば・・・

今回は1次リーグを突破してくれれば充分。それ以上行く実力は、今の日本代表には悲しいがない。選ばれた選手は周囲のプレッシャーとかに惑わされずに、自分の力を出せるように試合に臨んでほしい。FIFAワールドカップ日本代表メンバーについてトルシエ監督は17日、次のような談話を発表した。

最終のメンバーリストは私と私のスタッフの考えたプロセスの結果であって、少しの驚きもあるものではない。4年前からの長い過程の論理的な結果で、とりわけ、人間性を持った選手たちだ。フィジカル、技術、戦術、そして精神的なバランスを尊重した結果であって、経験の反映によるプライド、野心、才能の象徴だと思う。

選ばれた選手たちは、残念ながら選ばれなかった選手たちへの尊敬の表現として、最後の最後まで、このミッションが終わるまで高い集中力を持続し、責任感を持ってほしいと強く思う。

はりトルシエは本当にプロフェッショナルだった。プロフェッショナルとはあくまでも結果によって評価を判断される。日本人に人気があるとかそのような意見に惑わされることなく、現時点でのベストなメンバーを大会毎に選出してきた。これはいい意味で選手たちにもプロフェッショナルとしての自覚を植え付けたし、選手個々のコンディション維持の大事な部分も伝えてきた。

トルシエといっしょにやってきた選手は、代表に選ばれるには自分に何が必要かを常に考えて練習を積み重ねてきたに違いない。この4年間で日本サッカーのレベルは間違いなく進歩した。ここまでがトルシエの限界だと思うが、本当によくやってくれた。

トゥーロン国際大会(フランス)3位

しいニュースもある。U-21(21歳以下)日本代表が17日(日本時間18日)、トゥーロン国際大会(フランス)で3位になった。1次リーグB組2位の日本は、同A組2位のイングランドと3位決定戦で対戦。0-0からPK戦5-4で粘り勝った。04年アテネ五輪を目指す同代表がチーム初の国際大会で結果を残した。この大会で選手たちは何を感じたのだろう?

イタリアやドイツには勝てなかった日本代表選手。イタリアやドイツの若い選手は、ここから23歳くらいにかけてぐーんと実力が伸びてくる。ヨーロッパでの厳しいサッカー環境の中でもまれるから。日本のJリーグではまだまだ厳しさが足りない。若い選手は海外へ挑戦するべき。

この週末にアメリカとオランダの親善試合を見た。2-0とオランダが勝ったがアメリカの代表チームは確実に強くなっている。ヨーロッパでプレーしている選手も多く個々の選手を見ていても、メンタルで負けている選手はいないように感じた。

特にドノバンは非常にいい選手。彼には稲本のようにロングのフィードも前線へ送れるし、中田のようなキラーパスも持っている。ボールさばきのテクニックも俊輔並み。ワールドカップでは是非、注目してほしい選手。韓国代表は中盤のドノバンを自由にさせないこと。

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