ライブドアと放送業界の争いへの考察

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堀江貴文

ライブドアと放送業界の争いへの考察

巷をにぎわしているライブドア社長の堀江貴文氏。お金お金という、日本人には負のイメージを持ちやすい印象を堀江貴文氏が抱いてしまっている感がある。最近のライブドアの企業買収のニュースの本質はなんであろうか? 視聴者は放送業界が恐れる今回の買収問題の本質を知るべきだと思う。僕が感じる大方の予想をここで語ってみたい。

放送業界が恐れている買収後のシナリオ

ばりライブドアがやりたいことはなんであろう。放送局各社が持っている番組などのソフトを、インターネットを通して発信できるようにすること。これに尽きる。そして放送業界が恐れている買収された場合のシナリオが、放送局各社が持っている番組などのソフトをコントロールする力を失うことだろう。

地上デジタルテレビジョン放送は意味がなくなってしまう。ブロードバンドで各家庭に送ればすむことだし、視聴者はゴールデンアワーなどの時間枠にとらわれることもなくなる。生活者はいつでもどこでも見たい番組を見れることが出来るようになる。

ライブドア側はこれらのコンテンツを有料発信するだろうし、視聴者からのフィードバックなど双方向性のメディアを実現することにもなる。視聴者にとってこれほど有り難いことはない。海外からも視聴可能になる。放送局側の一方的な番組振り分けではなく、見たい番組をたくさんのストックの中から探し出してきて、自分家にダウンロードする。いつ見てもいい。

これらのコントロールを失うことを放送業界は恐れているのだと思う。技術的には可能なのに放送業界がコンテンツの発信を日本に住んでいる人に限っているため、海外から日本のテレビ番組を見ることができない。

今後、放送局各社は、コンテンツ会社として歩んでいくのではないだろうか? 音楽における iTune のような現象が、映像コンテンツにも起こる。そしてダウンロードした映像メディアは、大前研一氏が予想しているような家庭内ホームサーバーに蓄えられ、生活者は放送業界の時間割からの自由を得る。

だから日本テレビが恐れているような、フジテレビに属していないと企業価値が守られない、というようなことは起こらないと思う。日本テレビやフジのように 番組ソフトをたくさん抱えたような放送局の価値は、インターネットで発信される環境と市場が出来た時、ものすごい有利となるであろう。堀江貴文氏はそのコンテンツを自分の配下におきたいのでは?

ドラマ番組やお笑いなどのバラエティ関係、ドキュメント番組に、スポーツ中継、歌番組などのコンテンツは宝。その宝物を放送業界は自由に発信されては困る。自分達でコントロールしたい。時間枠を設けて発信をコントロールしたい。

何曜日の何時にはこの番組などという時間枠をきちんと設けて、その間に流れるコマーシャルの価値をスポンサーに有利にアピールし続けたい。これらがすべてだと思う。このコントロールを失いたくない。しかし、テレビはインターネットを通して見るという流れは止まらないだろう。これだけブロードバンドが浸透してきた世の中、後はその中に何を流すかとなれば、映像のような大容量の価値あるコンテンツだろう。

生活者は益々このことによって利益を受ける。情報の幅が広がるから。僕はライブドアの放送業界買収問題、賛成です。そっちのほうが視聴者にとって利益があると思うからです。そして双方向性になったとき、たくさんの可能性が新たに生まれる。ライブ放送の場合などどうなるのだろう?

オンラインで生中継のスポーツライブをギャンブルで参加する仕組みができそう。ラスベガスとかにあるスポーツギャンブルがオンラインで出来るようになる。コンサートなんかもライブでインターネットを使って発信するようになれば、世界中に発信することができる。

もちろんその場にいないと体験できない臨場感みたいなものは、インターネットを通して視聴する場合無理だと思われるが、それでも生ライブの魅力は充分にある。視聴者は録画して後で見てもいい。発信する側は視聴者がダウンロードした後、違法にコピーすることを除いて、個人で楽しむ場合はどのようにその内容を見ようと自由に選択させるべき。

発想転換をしよう

かを自分でプロデュースして発信できる人はそれこそ世界中にアピールできる。例えば、お笑いタレントがお笑いライブをやるとする。ある会場でそれを行う場合、もちろんその場所へ直接行って参加する人あり、そのほかそのライブ中継をインターネットを通して視聴したい人は、世界中から参加できる。

今回のライブドアの問題はちょうど新しい方向へ社会が流れているため、人々が受け入れるのに抵抗を示しているだけで、一旦そちらの方向へ社会が受け入れるキャパシティを見せ始めると、一気にこの流れが進むだろう。5、10年後はインターネットを通してテレビコンテンツを見ることに対して、疑問を持つ人など存在しないに違いない。

ちょっと気になること

回のライブドアの買収のためのお金。リーマン・ブラザーズが出しているらしいが、これが気になる。来年2006年から海外の企業が日本の企業の買収できるようになります。買収、買収とニュースを流し続けて、来年の海外資本が本格的に日本の企業を買収し始めた時に、日本の社会が買収に関するニュースに疎くなっているのでは。

ちょうど消費税が導入された後のように。あんなに消費税が導入される前には議論をしていて、毎日のようにニュースになったのに、一旦消費税が社会に浸透するとその後3%から5%に上がるような出来事には、少々消費税のニュースに社会全体がうんざり、といった感覚をもったのでは?

今回の買収問題も、繰り返し繰り返し、日本社会があきれるまで流すでしょう。外から傍観しているものは、まず身内で喧嘩してもらったほうがいいんです。そのほうが自分が入っていくときに余計なストレスはある程度なくなっているでしょうから。

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