侍JAPAN、いざ出陣!こんな心構えで臨んで欲しい


侍JAPAN、いざ出陣!こんな心構えで臨んで欲しい

テロイドに揺れるメジャーリーグ。ワールド・ベースボール・クラシック ( WBC )連覇に挑む侍 Japan ( サムライジャパン )のメンバー28人が選出されていよいよ始まるか、という雰囲気などを感じることができる。

ここアメリカではちょっと前までにメディアをにぎわしていた アレックス・ロドリゲス の ステロイド 使用発覚のニュースのため、いささかアメリカのベースボールファンは嫌気を示しているというか、またかよ! といった感じが漂っていてあんまり話題には上がっていない。

それでも野球発祥地のアメリカであるから、いざ始まるとなればそれなりに関心を呼ぶことであろう。春の兆しを感じることもできるし、この不況下の中、何か明るい話題を提供できるという心理も働くかもしれない。( ワールド・ベースボール・クラシック  – 日本野球機構オフィシャルサイト )

メジャーリーグ では米国国外出身の選手が増え続けており、また野球界の発展のためにもさらなる 国際化 は必要不可欠との認識があり、メキシコや日本といった北米地域以外で初めての MLB 開幕戦を行うなど「グローバル戦略」を掲げて来た改革派のメジャーリーグコミッショナー、 バド・セリグの提唱により、関係各所でプロ選手(特に 国際野球連盟 ( IBAF )に参加していないメジャーリーグ選手)参加による真の世界一を決める国際大会の開催へ向けて協議がなされて来た。

その結果、 2006 年に第 1 回大会( アメリカ合衆国 をメインに、 プエルトリコ 、 日本 の 3 カ国・地域共催)の開催が決定したのがワールド・ベースボール・クラシックである。

MLB 機構はこの大会を五輪に代わる野球界主導の最高峰の国際大会として育てたい意向である。第 2 回大会を 2009 年 3 月 に行う予定で、その後は 4 年おきに開催される予定である。現在の参加チームは各国それぞれ 1 チームずつの 16 チームとなっているが、 2013 年以降には参加国及び地域の数を増やす意向も表明している。

MLB では夏の オールスターゲーム が別名 “Mid Summer Classic” 、同様に秋の ワールドシリーズ が “Fall Classic” と呼ばれている。 “World Baseball Classic” という名称には、これらの重要な公式行事と同格であるというメジャーリーグ機構の大会への思いが込められている。(ワールド・ベースボール・クラシック – ウィキペディア参照)

日本は連覇できるのか?

原辰徳 日本代表監督率いるメンバーは以下の通り、

【投手】
松坂大輔 (レッドソックス) 涌井秀章 (西武) 小松聖 (オリックス) ダルビッシュ有 (日本ハム) 渡辺俊介 (ロッテ) 田中将大 、 岩隈久志 (以上楽天) 馬原孝浩 、 杉内俊哉 (以上ソフトバンク) 内海哲也 、 山口鉄也 (以上巨人) 岩田稔 、 藤川球児 (以上阪神)・・・ちょー豪華!

【捕手】
城島健司 (マリナーズ) 阿部慎之助 (巨人) 石原慶幸 (広島)

【内野手】
岩村明憲 (レイズ) 中島裕之 、 片岡易之 (以上西武) 川崎宗則 (ソフトバンク) 小笠原道大(巨人) 村田修一 (横浜)

【外野手】
イチロー (マリナーズ) 福留孝介 (カブス) 稲葉篤紀 (日本ハム) 亀井義行 (巨人) 青木宣親(ヤクルト) 内川聖一 (横浜)

回優勝したときよりも明らかに違うのは メジャーリーグ でプレーしている選手が増えたことであろう。これはやっぱり心強い。試合会場はグループリーグを突破すればアメリカへと舞台は移される、よってこれらの環境下で普段からプレーしている選手を多数抱えれば何かと問題が上がった場合、それらの選手個々が体験してきた実績がものを言うに違いない。

連覇というプレッシャーもあることだろう、 北京オリンピック での屈辱を、という思いもあることと思う。気負わず、あせらず、集中して、チームメイトと一緒になってこの大会で日本代表としてプレーできる雰囲気を、経験を、楽しんで欲しいと思っている。それらが上手くかみ合い始めれば日本代表の実力からいって、ある程度の成績を残せるのではないだろうか?

手ごわい大韓民国

勝候補のキューバ、アメリカ、と並んで不気味な存在感を示しているのが韓国である。先の北京オリンピックで見事優勝。その実力もさることながら情報戦を征した緻密な野球が案外どこの国も軽視している傾向があるように感じる。

NHK 「 クローズアップ現代 」の特集で取り上げられていた韓国野球。北京オリンピックで敗退した日本野球を振り返るように特集が組まれ、どこに韓国野球が飛躍したポイントがあるのか、検証した番組内容であった。

この急成長の秘密は何か? 番組が現地取材などで得た答えは「日本のプロ野球」だった。証言するのはスポーツ韓国日報の担当者。「日本野球のいいところを取り入れたから」という。

キム監督が率いる SK ワイバーンズは、 4 人の五輪代表選手を出し、今年 2 連覇を果たすなど、韓国躍進のけん引役となっているチーム。そのキム監督が 2 年前に千葉ロッテのコーチを勤め、日本野球を学んだ成果が実を結んできたのだと。

欠点のあった守備力を強化するために、かつて阪急時代に守備の名手と言われた福原峰夫をコーチに招いて特訓。楽天の野村監督が実践していた ID 野球も積極的に取り入れた。野村メモを入手し、もっともよく理解していると言われたヤクルト時代のコーチ、伊勢孝夫を招いて学んだ。( 日本野球が韓国に「勝てない」理由 )

情報を最大限活用する、というところに注目して欲しい。韓国チームはスコアラーの情報をすぐにベンチへ、ということを試合中に行い相手の出方を常に分析、新たな作戦を練り出し勝つための行動に移していた。

ストライクゾーンの国際化

トライクゾーンの国際化にも早くから対策を立て取り組んでいた。オリンピック期間中、国内リーグ中止という取り決めにも合意、全面協力の姿勢で臨んでいたのが韓国野球だったのである。2006 年大会からの主な変更点は次のとおり 。(2009 ワールド・ベースボール・クラシック – ウィキペディア参照)

第 1 ラウンド、第 2 ラウンドは 総当たり方式リーグ戦 から ダブルエリミネート方式トーナメント戦 へと変更。これにより失点率などが考慮されることは無くなった。準決勝進出 4 チームはクロスオーバー方式の組み合わせに変更。これにより第 2 ラウンドで対戦した相手と準決勝で対戦することは無くなった。

投手の球数制限が見直され、 1 次ラウンドが 70 球、 2 次ラウンドが 85 球、準決勝と決勝では 100 球に緩和。前回の第 1 ラウンド・第 2 ラウンドは、延長 14 回で引き分けのルールであったが、今回から タイブレーク を導入。延長 13 回からとし、前の回の最後の打者とその前の打者を 1 ・ 2 塁に置き、無死 1 ・ 2 塁から打順を変えずにプレーを開始。決着がつくまで行う。

試合前日に 予告先発 を行う。ホームラン の判定にビデオを導入。

対戦相手を徹底研究

別対抗野球と言えば、優勝候補の代名詞となったキューバと練習試合を全10試合も行うという徹底振り。キューバ野球関係者を韓国へ招待、飛行機代、滞在費すべてを負担したという。ここまで入れ込んで臨んだ北京オリンピックでの野球競技、9戦全勝は当たり前の結果と言わせるほどの韓国野球の取り組みのすごさが明らかにされた。 北京五輪代表(星野ジャパン)は何をやっていたのだろうか? 選手選考もそうだが主な敗因は国際経験の無さに尽きると思う。

投手王国日本、エースを誰にするのか?

回の原監督率いる侍 Japan はどこまで行けるだろうか? 前回韓国との対戦で2度も負け、ベンチに引き上げる際、大声で怒りをぶちまけていた( Fuck って怒鳴っていたね!)イチローという頼もしい存在がいることは大きい。彼が存在しているだけで引き締まるからだ。それともう一つ僕が楽しみにしているのが投手陣。ブルペンで投球練習を行う選ばれた代表選手の顔ぶれは豪華そのもの。

松坂大輔(レッドソックス)の存在感は言うまでも無いであろう。僕が一番見たいのがダルビッシュ有(日本ハム)、田中将大、岩隈久志(以上楽天)、杉内俊哉(以上ソフトバンク)、藤川球児(以上阪神)といった投手たち。メジャーリーガーの大物スラガーにどのようにして挑んでいくのか? とても楽しみにしている。

メジャーリーグでの経験がものをいう

線のつながりにも期待したい。3、4、5番は誰が勤めるのか? イチローの存在がここでも大きい。彼のプロとしての意識、絶対に勝ちたいという意志が他の侍 Japan の選手たちを刺激して、彼らの中に眠るプロとしての意識、絶対に勝ちたいという意志を揺さぶり起こして奮い立たせて欲しいのだ。

やっぱり野球のほうが世界で戦える実力で言ったらサッカーよりも今のところ上かなぁ。サッカーの日本代表だと国際試合を行う場合、ほとんどの海外組みを呼び寄せて国内選抜のメンバーと連携させて試合を行うけど、野球の場合だとメジャーリーグでプレーする選手、かなりの人数になってきているけど今回の WBC 日本代表に名前を連ねていない選手も何人か存在する。

岡島秀樹 、 斎藤隆 、 黒田博樹 、 上原浩治 などのピッチャー、   松井秀喜 や 松井稼頭央 なども有力な戦力になるに違いない。

サッカーの例えで申し訳ないけど強い国のサッカー代表選手枠なんかに似ている。ブラジルやアルゼンチンの国籍を持つ選手は海外でそれこそたくさんの人数がプレーしているけど代表選考となると選ばれるのはその中からのほんの一部。層が厚いというのもあるだろうし、国内でプレーする海外へ売り出し中といった人材が国際マッチで見事目だった活躍をしてスカウト!

今回の日本代表のメンバーを見ても将来、メジャーリーグでプレーしているなぁ、と思わせる選手がごろごろと存在している。サッカーで言うところの FIFA ワールドカップ や FIFA コンフェデレーションズカップ 、 FIFA クラブワールドカップ などが自分を売りに出すチャンスと同じ機会として今回の WBC の戦いに挑む選手もいることであろう。日本の野球界にとっては悲しい出来事かもしれないけど、本人やそのほか多くの日本人にとっては喜ばしいことだと思うけどいかがだろうか?

侍 Japan を見たいか?

 Japan はサッカー界のブラジルやアルゼンチンになれる可能性がある。日本にブラジル代表が、アルゼンチン代表が、スペイン、イタリア、フランス代表が来日して試合をするとなったらほとんどのサッカーファンは生での観戦を臨むことであろう。多くの魅力的な選手を間近で見ることができるとなれば、それこそ一生に一度あるかないかのチャンスとなる。

それと同じような魅力を今のそしてこれからの侍 Japan は持つことができる可能性がある。イチローが来るぞ、松坂が来るぞ、となったらそれこそ彼らの存在がブランドになると思うのだ。そのような侍 Japan の野球を広く知らしめる絶好の機会が今回の WBC 。日の丸のユニフォームを着ることになる選ばれた先鋭たちは、誇りをもって戦いに挑んで欲しい。

ブラジルのサッカーといったら華麗な個人技とかスペインのサッカーといったら見事なパスワーク、と言った具合に日本代表の野球、侍 Japan が繰り広げる野球というスタイルを確実に世界に見せていく。その辺のところはある程度、メジャーリーグでは先駆者たちが立派な業績を収めて、日本人の野球というイメージがアメリカ人の野球ファンに浸透しつつあることも事実であると思う。

職人気質野球

の日本人メジャーリーガーに抱くイメージと言ったらどんな感じなのか?  野茂英雄 にイチロー、松井と言った選手、他にも続いてきた多くの日本人メジャーリーガーがすでに確立しているイメージとはずばり寡黙で職人気質のプロ意識。あぁ、自動車に電化製品、やっぱり日本人がすごいというのはイチローや、野茂を見ていて意識するイメージとリンクするのである。

あのような感じの日本人が自動車や電化製品を作っているのならアメリカの製品が負けるのも無理ないなぁ、と。そしてプロ意識を失わずに野球に打ち込む姿勢、寡黙なイメージが侍をアメリカ人に連想させるのだ。かつて西欧の社会から恐れられていた侍。そういったイメージを持ったプロ野球の先鋭が侍という名の下、ベースボールというフィールドで戦いに挑んでくる。

多くのアメリカ人野球ファンはきっと待ち望んでいることであろう。こういう期待はしっかり日本の選手たちに伝えてあげたい。

気持ちのいい爽やか野球

レックス・ロドリゲスのステロイド事件で陰湿な雰囲気のアメリカ野球界。どうか、日本の野球がそれこそパワーだけに頼ることの無い、緻密な、知的な、そして伸び伸びとした気持ちのいい爽やか野球を心がけて欲しい。“サインは打て”と言って「さわやかイレブン」と呼ばれたわずか 11 人の部員で準優勝、 1979 年夏にも 箕島高校 に惜敗したものの準優勝を記録した 徳島県立池田高等学校の蔦文也監督を思い出した。

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