円安へのシナリオ – 自己実現的予言によって日本人は誘導されていく

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円安

円安へのシナリオ – 自己実現的予言によって日本人は誘導されていく

近目にする機会が増えているせいでしょうか、日本国債が破錠するだの、円安に再び戻るなどの記事や議論がネット界隈でも盛んです。去年終わりの放送されたNHKスペシャル「日本国債」を視聴した方もいるでしょう

テクニカル分析、ファンダメンタル分析が完璧ならば未来を予想することは可能でしょうか? それとも歴史を振り返り先人の知恵を借りれば未来を予想することは可能なのでしょうか? 実際に日本国債バブル、円安が将来起こった場合、そこから日本社会はどのような秩序を求めて変貌していくのでしょうか? この辺りの考察を行なってみようとおもいます。

日本国債安泰派

本国債保有者は9割以上が日本国内居住者という事実を上げてきます。日本人は故邱永漢氏によれば経済感覚に疎い民族ですから、財務状況などをテクニカルに分析出来る人が多数という見方は怪しいかもしれません。政情不安、実質外貨建て、高インフレ対応を懸念して次なる行動を主体的に取れる日本国民がどれぐらい存在するのか?

1000兆円を超える政府債務が在ると言われてもだから何? という方や、だからって日本政府が無くなるわけじゃないでしょう、と有り得そうにない、非現実的な想像を受け入れがたいというのは間違っていないというか、当たり前の受け取り方だと思います。

日本国債破錠派

巻健史氏の論理が有名です。私もどちらかといったらこちら側のニュアンスに近い立場の意見を持っております。専門家ではないので私個人の一意見として読んでいただきたいのですが、大きな流れが在るとしたら次のようなシナリオです。

まず日本は円高の状況下に入っていた中、国内で生産していた製造業などが海外へ工場などを移転して行きました。人件費が安いところを求めて、ある程度の技術流出は仕方ないと捉えていてもコスト削減を実現させないことには競争に負けてしまうからです。この傾向は円高が続くまで持続させます。

そして国内の競争力が在る、技術の残っている企業各社が海外への方向転換を済ませた後、円安へと移行していきます。円安になると国外から日本国内に在る資産などを買うのに有利に働きます。海外へ移転した企業各社の中には地元の企業などと合併、または買収を余儀なくされたところもあるはずです。こうした海外資本が日本に残っている本社を買収していくのです。

日本を弱体化させるにはどうしたら良いか? 日本にある素晴らしい技術を移転させる、どうにかしてそれら競争力の在る技術を手に入れる。円高の時に海外移転をさせて、それらの技術を利用できるように展開し、大まかな技術移転が完了した時点で円安へ移行。お金の流れを逆転させ、日本国内に在るブレーン、本社などを手中に収める。

それら企業各社が抱えている企業年金などの資金を海外へ移動させる。日本人は怒らない、日本人は気づかない、日本人は我慢する。仕方ないといって諦め、受け入れ、耐えていく国民気質、日本人はこのようにして利用されて行く気がするのです。誰がそのような流れを仕込んでいるかといったら国際金融マフィアでしょうか?

「日本は5年で破綻」藤巻健史氏の警告に対しての「解」はあるのか?

気になるヘッジファンドからの情報発信

が気にしているもう一つの点はヘッジファンドからの情報発信が多くなってきたなぁ、というもの。餌を巻いているんだと思います。こうして人々の潜在意識の中になんとなく情報、この場合は日本国債バブル、円安への移行というシナリオですけど、を植え付けていく。そしていざ危機的状況が始まった時日本人はこのように言うんです。

あの有名な(といっても何を持って有名としているのか)ヘッジファンドが言っていたから本当だったんじゃない? で思考すること無しに現状を受け入れていく。自己実現的予言、英語でSelf-fulfilling Prophecyと言うんですけど海外の諜報機関とかが偽情報としてある情報を流し、一般市民、社会の流れを自分たちが望んでいる方向へと仕向けていくときによく使われます。

ヘッジファンドの流しているニュースはどうしても彼らが自己実現的予言を行い、自分たちの望む結果に向けて日本国民、日本社会を誘導しようとしているのではないかと疑ってしまうんです。経済感覚に疎い、無知な日本人気質を巧みに操って・・・

自己実現的予言、Self-fulfilling prophecy

The self-fulfilling prophecy is, in the beginning, a false definition of the situation evoking a new behaviour which makes the original false conception come ‘true’. This specious validity of the self-fulfilling prophecy perpetuates a reign of error. For the prophet will cite the actual course of events as proof that he was right from the very beginning.

In other words, a positive or negative prophecy, strongly held belief, or delusion – declared as truth when it is actually false – may sufficiently influence people so that their reactions ultimately fulfill the once-false prophecy.

船が沈みかけている時

イツ人ならば、諸君これは命令だ、といって人々を誘導します。イギリス人ならば、諸君これは名誉在ることだ、と言って人々を誘導します。では日本人ならばなんと言って呼びかけるか? 皆さん、他の皆も飛び込んでいますよ、と言って誘導させるんです。テクニカル分析、ファンダメンタル分析からでは起こり得ない要素、経済合理的に行動できない日本国民の感情によって日本国債破錠、円安は起こるのではないでしょうか?

知人が円資産を売却して海外へ資本を移したとか、自分たちの身の回りで起こった小さな流れが日本国民の不安を煽り、大きな流れとなっていく。あの人もしている、この人もしている。自分だけしていないのは、他人からアイツは馬鹿だと思われないか? ハイ、他の皆さんも飛び込んでいますよ、と。

円安によって起こること

くの日本人には海外旅行は高値の花ということになりそうです。海外との接点を持てる人は情報(経済的)的に有利な人、お金持ち、技術者、一部のアーティストやアスリート、ということになってしまうのか?

海外留学も高値の花になりそうですけど今はスカイプとかありますし、フェイスブックなどで海外にいる人とも交流、海外の大学などはオンライン講座をどんどん展開していますから海外留学なんて無理、という流れも案外簡単に受け入れてしまうかもしれません。

海外から物を仕入れるコストは高くなっていくでしょう。ワインなども高くなっていくのかなぁ? 日本人は技術的な試行錯誤は得意ですから海外本家と同じような工程を施して作っています、同じような品質を保ち本家でも認められました、などと国内で調達する努力をしていきそうな気もします。手にはいらないんだったら似たようなもの、自分たちで作っちゃへ、と。

ネット上ですべてを済ませてしまう、という時代がやがてくるでしょう。化石燃料枯渇故に移動コストが上昇しつつある環境になりつつありますすから日本国民は一足お先に超少子高齢化社会を体験しつつ、インフォメーション、コミュニケーション、テクノロジーが発達した社会を営んで行く気がします。円高はもう二度と戻ってこないような気が・・・

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