変化を求めるアメリカ社会、ジョージ・ブッシュ政権はもう嫌だ!

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アイオワ州党員集会

変化を求めるアメリカ社会、ジョージ・ブッシュ政権はもう嫌だ!

イオワ州党員集会の結果が出た。4年に1度のアメリカ合衆国大統領選挙が始まった。( 2008 年アメリカ合衆国大統領選挙 )まず共和党1位になったマイク・ハッカビーという人のバックグラウンド。元牧師である。その元牧師さんが共和党から出てきて一番になったのもわかるような気がする。

なぜかといったら、共和党ブッシュの殺伐とした政権には飽き飽きしている。癒されたい、偉大なものに包まれたいという思いが見え隠れするし、信頼したいし、信頼されたいのだと思う。アメリカはこの4年間でイラク戦争に疲れ、またハリケーン・カトリーナ災害で自国民を救えなかったということでプライドをくじかれ、そして今はガソリンが値上がりしているということで、自分の財政まで脅かされている。

アメリカはやっぱりキリスト教の国。ブッシュはキリスト教を利用したというか多くのキリスト教支持層の票を取り付けたけど、自分のポケットマネーに貪欲なところを見せてしまった。ほとんどの人はそんなブッシュにがっかり、マイク・ハッカビーという元牧師なら、そんなことはしないだろう、と。そんな思いがあるんじゃないかなぁ。

選挙に金がかかるのはどこも一緒!

金をつぎ込んだミット・ロムニー氏は第2位。次のニューハンプシャーと来月の最初の火曜日、スーパー・チューズデーで勝てないと、資金的にもこれ以上費やしても無理、という感じになってしまうだろうな。ルドルフ・ジュリアーニとの論戦で奇態をさらけ出してしまったのがいけない。あれで彼のイメージは下がった感じがする。そのジュリアーニ氏はアイオワ州では大博打せず、もっと大きな州で勝ちを収めるための戦略を取っている。

どの候補者も資金源や体力、精力には限界があるので、どこにどのようにそれらのエネルギーを費やして、最大のリターンを獲得するかのゲームをしている。めちゃくちゃ頭がいいだけではアメリカの大統領にはなれないし、その時の世間の雰囲気も候補者の運気に作用するから、やっぱり運がいい人が最終的には勝ち残る。

でもね、ラッキーって、やるべきことを地道に全力でやってきた人に訪れるのであって、決して偶然の賜物ではない。

バラク・オバマ氏躍進の原因

れはアメリカ人の中に、アメリカ社会の中に、異質なものを受け入れる体制ができてきた証拠って感じがする。黒人をアメリカのメインストリームに添えてもいいじゃないかと。今のアメリカ社会は肌の色なんて関係ないというか、そんなことを気にしている余裕がない。 ブッシュのせいでこの4年間、無茶苦茶にされたから。

今大事なのは、何ができるか、ということに人々は関心がある。この人ならこういうことをやってくれそうだ、というリアリティーを感じることが重要で、もうブッシュのような嘘の政治にはうんざり。

イチローが活躍し、トヨタ自動車がフォード・モーターを抑えてアメリカでの自動車生産、 GM についで2位になっても昔のようにバッシングは起こらないでしょ。それと一緒で外見が日本人であろうが黒人であろうが、すばらしい野球を見せてくれる選手に対してはリスペクトするし、認める。

逆に社会のニーズにこたえられないような車を生産している会社は、たとえそれがアメリカのフォード・モーターだとしても、もうアメリカ人からは支持されない。そんなことに意味がないというか、もうこっちのほうがいいとなったら、素直にそっちを自分の生活範囲に取り入れたほうがいいに決まっている。いままでのような固定観念に頼っていては駄目なぐらいにアメリカ社会が切羽詰っているのかもしれない。

サブプライムローン問題 (2007 Subprime mortgage financial crisis) にガソリンの値段上昇などは車社会に移動社会のアメリカにとっては大きな問題。スピーチを聞いていると、オバマ氏、もしかしたら行くかもれしれない、という雰囲気が漂っていた。

YouTube – Obama’s Victory Speech

私が一番なのよ!

れに変わって意外だったのがヒラリー・クリントン3位という結果。ちょっとね、ヒラリーはものすごい頭がいいんだけど、がめつい感じがする。私は経験も豊富だし、私がアメリカを変える力を一番持っていて大統領にふさわしい、とね。機動戦士ガンダムのアムロ・レイみたい。「僕が一番、ガンダムをうまく使えるんだ!」って。

そんなのは周りの誰もが認めている。でもそういう態度が目立っていい気分がしないから、素直に認めたがらない。そんな雰囲気がヒラリーに漂っている感じがする。主張が強いのはいいんだけど、あまりにもがめついし、特に女性という立場で保守的な州も手伝ってか不利に動いたかも。

自分の旦那をあごで使っているような腹黒さを一般の人々は感じているんじゃないかなぁ。マーガレット・サッチャーさんのようにもうちょっと女性らしいお茶目なところがあるといいんだけど。国を導いて走るのはいいんだけど、ヒラリーの野心があまりにも強すぎて、気がついたら、肝心の国民がついてきていなかった、なんて情景がみえる。

次は来週の火曜日のニューハンプシャー州、そして2月5日のスーパー・チューズデー。ここで誰が本命となって現れるか。その候補者には勢いがつくぞ!

「アメリカの底力」冷泉彰彦   :作家(米国ニュージャージー州在住)

そうであっても、この日の党員集会には大きな意味がありました。それは、やはりアメリカが、その本来の強みであるバカ正直なまでの真剣さを取り戻そうとしているということです。

オバマの言う「分断を乗り越えて統合を」、ハッカビーの言う「私は支配階層に入りたくて選挙に出ているのではない、奉仕者たらんとしているのみ」、エドワーズの言う「中産階級の復権と格差の克服」、そして負けたヒラリーですら「今日の結果は素敵じゃありませんか。素晴らしい候補達と共に民主党の選挙戦としては大成功」と静かに語りながら闘志を見せアイオワを「回避」したジュリアー二ですら「私は50州の選挙戦を今現在戦っている」と胸を張る、勿論そのどの発言も政治的な計算に基づいてはいます。

政権交代で本当に社会が変化するアメリカ

本でも政権交代が起こるか、といったニュースが出ているけど、アメリカの場合はほんと社会が変わるから。ビル・クリントンの時には株価が上がって、みんながお金持ちになった。日本が失われた10年って言っているときにアメリカではビル・クリントンの1992年から1998年までの間に株価が3倍にも跳ね上がった。

そしてその次の大統領ブッシュでは、アメリカのプライドが落ち込んで社会に不安をもたらした。2004年の時にはあぁ後4年もアホブッシュに付き合うのかぁ、とほんと気力が萎えた。このようにいい意味でも悪い意味でも、アメリカ社会は変わる。だからみんな候補者選びの選挙運動に参加する。自分の生活を良くしてくれそうな候補者をサポートしていく。

政治は身近に感じるもの

治は政治家のものではなくて、自分たちも参加できて社会を変えていくことができるんだぁ、という社会的雰囲気。若者が参加した裏にはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS) や情報化社会の影響もあるだろうが、それ以前から草の根のところでアメリカ社会は政治というものを身近に感じることができていた。

日本だったらねぇ、福田康夫首相に限らず日本の総理なんてとてもじゃないけど近づけない壁みたいなものを感じるけど、アメリカ合衆国大統領はある意味アクセスしやすい雰囲気が社会に漂っている。福田康夫首相は生活者主権ということを打ち出したけど、国民の姿がまったく見えていない。

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