女子フィギュアスケート – ソチオリンピック、ありがとう、浅田真央ちゃん!


浅田真央

女子フィギュアスケート – ソチオリンピック、ありがとう、浅田真央ちゃん!

さか、まさかの16位という結果をどのようにして受け入れたのか? フィギアスケート団体戦でジャンプに失敗した影響、それも心理面での影響が演技そのものに出てしまった。士気の感じられない演技は不安なまま最初のジャンプへと。やっぱりという自信の無さが伝わってきてしまった。一生懸命冷静になろうと務めていた真央ちゃん、演技の始まる前の深呼吸の仕方から緊張しているのは明らか。採点が出た時、メダルの可能性が無くなってしまった真央ちゃん、どのようにして気持ちの切り替えをしたのだろうか?

世界中からの応援メッセージはやっぱりという感じでした。皆真央ちゃんを応援していたし、心配していたんだろう。同じスケーター、過去活躍したスケーターからの応援ツイッターは同じ日本人として本当に嬉しかったし、真央ちゃんを応援してくれている人が一人ではない、沢山の人が皆同じ気持、このことがきっと勇気を与えてくれるに違いないと願わずにはいられない心境に私は陥った。自分でもどうしようと何にもできないが、真央ちゃんが立ち直れるか心配。それほど精彩を欠いたショートプログラムだったのである。

素晴らしいフリーでの演技

事でした。まず顔つきが違いました。集中している感じが伝わってきて、失敗を恐れる不安は全くと言っていいほど真央ちゃんからは感じられません。気持ちが吹っ切れたというか、覚悟と言うまでの心構えを感じることが出来ました。

最初のジャンプ、見事に成功(今シーズン初めての成功)。後は自分のリズムにのるだけです。その後も次々とジャンプをきめ、ゆとりが出てきたのでしょう、演技の中で真央ちゃんがリラックスしているのが伝わってきます。表情に笑顔も出てきました。

すべてのジャンプを成功させ演技は後半へと向かいます。会場の聴衆が真央ちゃんの演技と一緒に手拍子を始めました。こういうとき、よく英語ではAudience is behind her.などと表現するのですが、聴衆が真央ちゃんを後押ししているというか最後まで上手く行ってというような祈りにも似た応援に変わっていきます。

最後まであきらめないで自分の演技を出しきる決意、終わった後は観ている私自身もほっとしたというか、あぁありがとう真央ちゃん、と感謝の言葉を発していました。採点の結果をみて誰もがホッとしました。メダルには届かないかもしれないけれど、誰もが真央ちゃんのドラマを記憶にとどめておくことでしょう。そんな気持ちを共有していたと思います。

誰もが救われたと思います。本人が一番そうだったでしょうが、あぁ良かった、いつもの真央ちゃんを取り戻せて、という感覚を沢山の応援していた方々も感じたことでしょう。もしショートプログラムでこのように滑れていたら、などという野暮な考えは全くと言っていいほど浮かんできませんでした。オリンピックという物凄く注目される舞台で、冷静にいつものように演技できる強者なんてどこにもいません。あの舞台で演技をする、ということがそもそも凄いことなんだと思います。

ユリア・リプニツカヤ

ンドラーズリスト。スケート全体の構成がドラマになっていました。なんという15歳だろう!団体戦で見せたショートプログラムでは鳥肌が立ってしまいました。あの悲壮感漂う表情、流れるような優雅な滑り、小さい体を大きく力強くつかって表現していく。そして彼女のスピンは圧巻でした。身体が柔らかいために脚が真上に持ってこれる。これは本当に観ていて実に美しい。一つの武器だと思いました。

カロリーナ・コストナー

レロ。手脚が長く大柄なスケーターなんだけど、大雑把な印象を彼女の演技からは受けません。大胆に優雅に、そしてどこか円熟した熟練レベルの表現力と技術力が伝わってきます。どうして私がそのように思うかというと、カロリーナ・コストナーを2006年2月のトリノオリンピックから注目しているからです。あの時はまだ技術面でメダルを狙えるようなレベルまで達している感じではなく、しかしステップや表現力で魅了してしまう不思議な感覚を彼女から感じたのです。

大柄ながら艶やかな印象が伝わってくる演技、滑り終わった時にはすべてを出しきったという満足感というか達成感を彼女から感じることが出来ました。銅メダルは素直におめでとう、という感じです。Finally, you made it.

アデリナ・ソトニコワ

全にノーマークでした。彼女も17歳。過去何度もティーンエージャーがメダルをかっさらっていくんですけど、怖いもの知らずというか失うものの無さが大胆に、勇気をもって普段通りの演技、表現力が出せるというところがアドバンテージなのかなぁ、と思いました。若いのでリズムにのれば普段以上の実力が出てしまう怖いところもあるし、勢いでメダルを皆取ってしまいます。金メダルは地元開催という後押しもあったことでしょう。

私がいつも感じるロシアスケーターの特徴というのがあります。表現力が優れているのです。聴衆にアピールするのではなく、目の前にいる相手を想像しながら、その相手に伝える感じとでもいいましょうか。顔の表情、身体の表現、すべてが目の前にいる仮想の相手に向けて放たれている(振付と感じることはありません)、だから集中できるのだと思います。観客の存在を無意識の中へ仕舞いこむ、観客は氷上で滑る一人のスケーターの世界に引きこまれていくのです。

グレイシー・ゴールド

女も18歳ですか。ティーンエージャーは挑戦する勇気を備えて勝負に挑んでくるから強いです。失うものはなにもないのですべてを出しきる気持ちをもって望んできます。今回は4位入賞でしたが4年後にはアメリカの期待を背負って戦うフィギアスケーターになっていることでしょう。最後は集中力が途切れてしまったのかなぁ、体力的にもきつかったのかジャンプ一つのミスがなかったらメダルを獲得できた可能性もありました。

金妍児

禄です。女王です。私は彼女こそが今回も金メダリストだと思いました。緊張している感じは全く伝わってきません。演技の初めから集中できている様子が伺えます。ジャンプも冷静に決めていく強さは自身のパフォーマンス対する信頼と自信の存在を彼女が確信しているからでしょう。達観している滑り、順位に関係なく今の自分を表現しているおおらかさが彼女の演技から伝わってきます。今回のソチオリンピックで引退してしまう金妍児、お疲れ様でした!

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