女子フィギュアスケート – トリノオリンピック

LINEで送る
Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]

女子フィギュアスケート – トリノオリンピック

やーすごかったです。日本の最初の金メダルが女子フィギュアスケートでこれも初の快挙。荒川静香は歴史を作ってしまいました。荒川静香がショートプログラム終わった時点で3位だったのが良かったのかもしれません。その時点ではメダルというか金へのプレッシャーは他の2人に比べたらなかったんじゃないかなぁ。

かわいそうにサーシャ・コーエンもイリーナ・スルツカヤも緊張で演技に集中できていなかった。自分は完璧な演技を見せなければという思いがこちら側にも伝わってきて、コチコチになった身体で無理して表現している。これがオリンピックの金メダルへのプレッシャーか。演技した順に印象に残った選手からの総括をしてみたい。

安藤美姫

べる前から祈るような表情。彼女には精神的に何かにすがらないといけない脆さがまだある。これからの選手。出だしのスピン。美しい! これを見て思った。彼女は4回転ジャンプなどに気合をいれないで演技に集中するべきである。フィギュアスケートというのはバレリーナの要素が絶対に必要で美しくなければ他を圧倒できない。

観客にその美しさが伝わり、それがフィードバックとなって選手を一気に盛り上げる。このサイクルがないと。安藤美姫は途中からジャンプも失敗し始めそれはもう、見ていてかわいそうだった。まず4分間滑れる体力をつけてそのうえで演技に集中できるならば4回転などのジャンプに挑戦してもいいがリスクが高すぎる。

このトリノオリンピックは彼女にとっていい経験になったはず。彼女はまだ18歳。4回転もいいが、それだけではメダルは取れない。彼女は4回転への世間からの期待をすべて捨てて出直してほしい。演技に美しさと優雅さが加われば彼女なら4年後バンクーバーオリンピック、充分メダルを狙えると思う。

地元イタリアからカロリーナ・コストナー

女もまだ若い。19歳である。この年頃はまだ精神的にプレッシャーを受け止めてそれを自分の力に変える技術を持ちえていない。15歳とか16歳の選手にはまだなにも恐いものはないというか恐いことを経験したことがない強さがありそれがプラスになっているが、そこからわずか2年、3年と歳を重ねるだけで余計な考え方を覚えてしまうのだろうか。

カロリーナ・コストナーの演技は美しかった。ミスもたくさん目立ったが、彼女が完璧に演技をしたならば今後に期待が持てるかもしれない。というのも見ているこちら側が思わず見とれてしまうステップは、流れている音楽と見事にマッチしており観客の心をぐーんと彼女の演技にひきつけていた。

それほどカロリーナ・コストナーの演技途中でのステップはそれはまるで小鳥のようで見とれてしまった。彼女も4年後バンクーバーオリンピックに期待したい。もしかしたらカタリナ・ヴィットになれるかもしれないからだ。

この後、最後のグループがフォームアップするのだがここですべてが決まっていたような。 サーシャ・コーエンはジャンプで納得がいくパフォーマンスができない。イリーナ・スルツカヤも表情が硬い。余裕を持ってリラックスしていたのが荒川静香であった。

サーシャ・コーエンの演技

べてが違っていた。彼女の目に漂う不安がこちら側にも見て取れる。そしてオープニングのジャンプ。転倒。続くジャンプでも手を突いてしまった。この時点で後の二人、荒川静香とイリーナ・スルツカヤにチャンスがやってくる。

惜しいことにこのジャンプを失敗してから吹っ切れたのか演技から難さがなくなり、普段のやわらかい表情としなやかさで後半を滑りとおした。片足を上げて滑る演技は、今回出場した選手の中では一番安定していたと思う。それは彼女の体がとてもやわらかいからだと思うが、この場面も女子フィギュアスケートでの見せ場。

荒川静香

れを見た荒川静香はどう評価したであろうか? 行ける、とおもったに違いない。彼女の演技をひとことで言うならば、エレガントというしかない。前半のジャンプをなんなく決めていたのがよかった。これで後半の演技でも集中力を切らさなかった要因だろう。

観客を見事に惹きつけ、僕も終わったときには思わず拍手をしてしまった。演技にスピードこそなかったが、これぐらいのパフォーマンスで充分だったのかもしれない。他が崩れたのも彼女の勝因に繋がった。

村主章枝

女は僕の Favor iteだった。演技が女優のように氷上で孤独になれるのが彼女の特徴。オープニングの後ろから入るジャンプはかっこよかった。ジャンプも村主章枝のほうが切れ味がよかったし、スピンにも速さと美しさが備わっていたが何かが足りない。

なんだろう? 優雅さがあるわけでもないし、荒川静香のような完璧というほどの演技ではなかった。これが精一杯という演技ではメダルが届かなかったのかなぁ。村主章枝に女王としてのプライドと自信があればメダルを取れたかもしれない。

イリーナ・スルツカヤの演技

リーナ・スルツカヤが思い描いていたストーリーとは違うのもになってしまった。荒川静香が完璧なパフォーマンスを見せたのがプレッシャーになったのか? 演技全体に焦りがありジャンプを一つ失敗した時点で、その表情には諦めがみてとれる。結果2位から3位に転落。あー、残念。

彼女が選んだ曲もかつてカタリナ・ヴィットやクリスティー・ヤマグチが選んで金メダルを取ったのと同じようにカルメン、フラメンゴ系。だが・・・ 演技の途中で観客が自分に入ってきていないことに気づいたイリーナ・スルツカヤは真中のジャンプで迷いからか回転が一つ少なかった。そのジャンプを補う為に飛んだ次のジャンプで転倒。

ビールマンスピンを両足でできるただ一人の選手。だがこれで彼女が次のバンクーバーオリンピックに戻ってくることはないだろう。女子はロシアが今まで独占状態であったが、今回のパフォーマンスで今後は日本が独占する可能性が出てきた。選手層が厚いしこれに対抗できるのは今のところ同じ選手層の厚さでアメリカしかいない。

荒川静香が成し遂げた偉業は、とてつもないインパクトを日本の社会に与えるであろう。このような大舞台で君が代を聞くのは悪くない。

LINEで送る
Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]

, , , , , , ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes