学び x テクノロジーが起こすイノベーション、不確かなのは当たり前の世の中

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Khan Academy

学び x テクノロジーが起こすイノベーション、不確かなのは当たり前の世の中

走、2013年も終わろうとしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私はここへきてiPadが与えてくれる個人学習環境の威力の凄さに驚いているところです。英語を浴びる、という表現がニュアンス的に伝わるかどうか・・・知的な刺激を英語環境で、アカデミックな教材を聴覚から、視覚から毎日自分の脳みそに浴びせています。

まず最初にBloomberg TVアプリを開き、テクノロジー関係のニュースをおさらいした後、TEDアプリを開きます。ここで素晴らしいアイデアを多くの人に広めようとしている人たちのスピーチを聞き、自分の脳みそに刺激を与えています。様々な視点からのアイデアに触れるだけでも勉強になります。

このような大学で教鞭をとっているような創造的知的アイデアを持った多くの人材に気軽に出会える場所などかつて存在したでしょうか? TEDアプリ一つでその環境がiPadを通して自分の目の前に構築できるのです。日本語字幕付きの動画もいくつかあります。( TED Talks in Japanese

で、次に私は60 Minutesアプリを開きジャーナリスティクな視点でのインタビューを視聴します。インタビュー相手は政治家であったり、著名なビジネスマンや、スポーツ選手、エンターテイメントの世界からも登場します。毎週日曜日に更新されるトピックはタイムリーなのでアメリカの関心は今現在ここにあることを知ることが出来ます。

4つ目に開くアプリは私をアメリカの小学生レベルの環境へと連れて行ってくれます。BrainPOPアプリは日常生活で出会う様々なトピックを初等教育レベルの人材向けに開発されたものと想像します。これは英語をネイティブとしない外国人には非常にありがたいです。一つのトピックを大体5分程度のアニメーションでまとめているのです。

勿論英語でのサブタイトル付きなので話している内容も確認しながら楽しく視聴できるすぐれもの。動画が終わると復習のためのクイズ(10問)を解いてもいいですし、もう一度視聴しても構いません。トピックと関連した他のトピックへ知的好奇心を伸ばしてもいいでしょう。

そして最後に開くアプリは私を中等高等教育、大学レベルの知的環境へ導いてくれます。私の生涯学習のお供となるであろうことを確信したKhan Academyです。これは凄いです。どうすごいかというと後5年もすればアメリカ合衆国の教育システム全部を換えてしまうほどのインパクトを持っているからです。( Salman Khan on Charlie Rose

私は確信しています。Khan Academyの教育システムを個人単位で、家庭単位で、学校単位で、地域単位で、企業単位で、社会単位で、そして国家レベルで順応したところは知的に武装するための手段を得たと断言できます。ブラジルは本気でこのシステムの導入を国レベルで考えているアメリカ以外で最初の国です。日本語での環境も将来的には整うでしょう。

テクノロジーが社会のいろいろな場面で私達の生活をより便利に、より生産的に、より知的にアップグレードさせてくれました。働き方から、根本的な生きる、ということに関する事柄までテクノロジーは社会に浸透してきています。

今私達はもっともインパクトが在るであろう教育システムの改革を体験しようとしているのです。個人が変わります、社会が変わります、国が変わります。一人一人が知的に成長することができるならば個々人に、社会に、国家に自信を与えていくことになるでしょう。

想像して創造すればどこへでも行ける・・・このような環境を手に入れようとしているのです。単純なフィーリングからの意見で申し訳ないんですけど、オバマ大統領を見ているとアメリカがまた自信を取り戻す何か、自信を取り戻すであろう何かを掴んだのではないだろうか、と思えてくるのです。シェールガス革命も勿論そうですけど、私はこのKhan Academyが展開する教育システム改革がオバマ大統領が醸し出す自信の雰囲気の本命のような気がしてならないのです。

独学の姿勢

こんな注目すべき説があります。今年小学校に入る全世界の子供達の65%が、将来、今はまだない仕事に就くだろう、と。証明不可能は予測とはいえ、その発信元はデューク大学教授で、マッカーサー基金デジタルメディア・ラーニング・コンペの共同ディレクターをも務めるキャシー・N・デイビッドソンという信頼できる人物です。

それに、よくよく考えれば、この予測は正しいような気がしてきます。1960年代の小学生は、1970代および1980年代の雇用創出や経済成長の花形が、パーソナルコンピューター産業、ウッドストックの時代には存在しなかった産業、の様々な関連分野であることを予測するすべなどありませんでした。

1980年代になっても、インターネットを生業にしようと考える人はいませんでした。インターネットはまだ国防高等研究計画局(DARPA)の静まり返った建物の中で秘密裏に使われていただけですから。その後も、サリーが先端ゲノミクスを仕事にし、ジョニーがソーシャルメディアの起業家になり、タビサがクラウドコンピューティングのエンジニアになり、ペドロがiPhoneのアプリを設計すると考えた人がどれくらいいたでしょう?

どれも10年前、15年前には予測さえ出来ませんでした。ものごとの変化は自己増殖して加速し続ける傾向があるので、今から10年後にもっと驚きの種が芽を出しているのは間違いないでしょう。明日何が起きるか、いや1時間後、1分後、1ナノ秒後に何が起きるかですら誰にもわかりません。ましてや半世紀後のことなど、知りようがないのです。

変化が確実であること、その変化の中身がまったく予測できないことは、教育に対する私達のアプローチに大きくて複雑な影響を及ぼします。でも私の信条はとてもはっきりしています。今の若者たちが10年後、20年後にに何を知っていなければならないかが正確に予測できない以上、大切なのは何を教えるかではなくどのように独学の姿勢を身に付けさせるかなのです。

確かに基礎的な数学や科学の素地は必要です。言語の働きを理解して、微秒なニュアンスまで効果的に伝達する必要もあれば、世の中を把握するために歴史や政治について知り、崇高な美に対する人間の探究心を知るために芸術に通じる必要もあります。しかし、そうした基本的なことがら以上に重要な教育の役割は、いかにして学ぶかを子供達に教えることです

子供達に学びたいと思わせること、好奇心を育み、素直な驚きを促し、自信を植え付けて、将来、まだ見ぬ数多くの問題に対する答えを探せるようにしてあげることです。この点では、丸暗記、学習内容の人為的な分離、テスト重視の画一的なカリキュラムに重きを置く従来型教育は、明らかに私達のためになりません。

未曾有の変化が未曾有の柔軟性を要求する時代に、従来型の教育はどこまでも脆弱です。相互の繋がりが強くなる世界にあって、知性やイノベーション、一体感が益々求められる中、従来の教育はどこまでもやる気をそぎ、排他的です。全世界で景気が低迷する時代に、昔からの教育関係者は、教育の中身を良くするだけでなく、それを手頃な価格で、もっと多くの場所のもっと多くの人に提供することができる技術ソリューションに、なぜか目を向けようとしません。

うなんです、私達が今行きている社会というのは変化が物凄いスピードで起きています。情報に溺れそうになるぐらいの勢いで私達個人は選別して咀嚼し続けなくてはいけません。10年後、20年後の方向性を予測して準備することは可能です。その行動自体が、オプションを沢山持つということ自体が、私達から精神的不安を取り除いてくれるでしょう。

つまりどのような環境に変化しようとも、それに対応、順応するべく手段を知っていて、自分に変化を課せることを確信できるならば、何も不安がることは無いと思うのです。Khan Academyは多くのヒントを与えてくれます。私達の教育システムはどうあるべきかということを11からなるエッセイでもう少し詳しく解析してみることにしましょう。

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