平成17年大相撲初場所 – 強い横綱朝青龍、10度目の優勝


朝青龍

平成17年大相撲初場所 – 強い横綱朝青龍、10度目の優勝

の朝青龍を止める力士はいないのではないだろうか? 気迫のレベルが違う。他の力士に比べて勝ちへの意識が土俵上で、これほどまでに伝わってくる横綱は久しぶり。横綱の前には誰もがそのオーラーに萎縮してしまい、本来の力を出せないで簡単に負けてしまう。その強さの秘密は何であろう? 誇りとかプライドもあるんだろうなぁ。

モンゴルからでてきて、文化も言葉も違う国で日本国技相撲というルールに従って勝負しているわけでしょ。絶対に日本人には負けたくないという思いは、朝青龍自身の胸内に秘めているに違いない。出稽古へ横綱自らがでるというではないか。恐ろしいほどの向上心。場所での自信に満ちた表情はそういうところからくるのかもしれない。

どのような相手の攻めにも対応できるすばやさ。相手の攻めを受けつつ、それをどのように返していくか楽しんでいるような余裕さ。決め手ても実に豊富で多彩。土俵際でもあわてない。稽古を充分にしてこないとここまで精神的にも肉体的にも充実できないが、朝青龍はそのレベルに達している。

それに比べて日本人力士はどうしてしまったのだろう。魁皇は横綱難しいだろうな。精神と気迫が横綱レベルに達していない。「あー、やっぱり俺ダメかなぁー」というのが表情に表れてしまっている。唯一人僕が期待しているのが栃東。3度目の大関返り咲きだが、彼ぐらいしか横綱朝青龍を敗れる力士が見当たらない。

強い時の栃東は闘牛のように見える。気迫負けしていない。しかし弱くて精神的に負けの雰囲気が漂う時の栃東はまるで猪のように貧弱。彼に必要なのはちょっとのことで落ち込まないような強い精神力。栃東ならば絶対に横綱狙える。

後は欧州勢が強くなるだろう。モンゴル力士も他にいいのが成長してきたし。そうなると日本人力士はこのままだと大関どまりの力士しか出てこない気がしてくる。祖国を離れ、遠い日本までやってきてそこで日本国技の相撲という競技を通して自分というアイデンティティーを確立する。ものすごいエネルギーが必要。

日本人の力士も相撲部屋へ入れば同じだろうが、きっとモチべーションが外国人力士のほうがすごいんだろうな。これは日本以外の国で生活してみないと絶対にわからない。日本人力士がそこまでの精神的レベルに達するにはどうすればいいのだろうか? 相撲が好きだけじゃダメ。プライドとか誇りが関係してくるんだろうが、日本人としての誇りを持てないと外国人力士に勝てない気がしてきた。

いつものことだが、日本にだけ住んでいて日本の良さを意識的に経験することがあるのだろうか。難しいと思う。だからといって野球やサッカーみたいに外国にも相撲リーグがあるわけでもないので、もちろん海外への移籍なんてのは無理。やっぱり日本人力士は将来的に見て大関どまりの力士ばかりだろうな。

それにしても今の朝青龍の勢いを見ていると朝青龍自身の年齢による体力の衰えぐらいしか、負けの敗因が見当たらない。そうすると後5、6年不動の地位を確立し続けるのだろう。朝青龍に勝つ秘訣、それは絶対に負けないという気迫しかない。

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