新ミドルクラスに必要な人材(5)、偉大な適応者


Survival of the Fittest

新ミドルクラスに必要な人材(5)、偉大な適応者

フラットな世界では個人として栄えるには、自分を無敵の民にする方策を見つけなければならない。そのとおり、世界がフラット化すると、階級制度はひっくり返る。たとえは良くないがフラットな世界では誰もが無敵の民になろうとしなければならない。私の辞書の無敵の民とは、自分の仕事がアウトソーシング、デジタル化、オートメーション化されることがない人を意味する。

本語だから大丈夫? 自分の仕事が外国人で日本語でのコミュニケーションに支障をきたさないところへ移動してしまう。自分の仕事が経済合理化進行のため、デジタル化されてしまう。自分の仕事がローボットなどによってオートメーション化されてしまう。気がついたら社会の景色がすっかり変わってしまった後は、情報化社会の始まりの終わりであり、そのときの日本語労働環境は多くの日本人を守ってくれるでしょうか?

何でも屋?

TechRepublic.comに掲載されたガートナーの研究によると、社員の融通性を高め、すでになんでもできるか、あるいはなんでもできるようになりたいと思っている社員を見つけ出すのが、「キャリア開発計画の合言葉になっている」という。

ガートナーの研究はこう指摘する。「スペシャリストは技術力は高いが、視野が狭く、仲間内では認められるような専門技能の長けているが、分野を離れた所では余り高く評価されない。ゼネラリストは視野は広いが、技術力は低く、対応して行動するのはまずまず迅速だが、充分な技倆を示すことができず、同僚や顧客の信頼が得られない場合も多い。

これに対して、なんでも屋は、持ち場や経験の範囲が徐々に広がるのに合わせて技術力を応用し、新たな能力を身につけ、人間関係を築き、まったく新しい役割を担う」なんでも屋は、たえず適応するだけでなく、学び、そして成長する。

用される能力を保ち続けることができるかどうか? 社会が変化していく方向性を見極めることも大事ですし、自ら働きかけて新しいシステムを構築、社会に提案していくことも可能だと思われます。政府も企業も終身雇用を保証できない、ということを公表してしまう。そうすることによって目を覚ます人、たくさん存在するでしょう。

自分に合った学習方法を見つけ出し、学ぶ方法を学んで社会の変化、需要に自分自身のスキルを適応させていくことは、かなりの勇気を与えてくれるのではないでしょうか?

中小企業、ベンチャーで働くメリット

予算が一律か、あるいは減り、人も減るとなると、管理職は手持ちの人材をめいいっぱい活用しなければならない・・・もうひとつのことのためにツールとして使うことはできない。社員もそういうツールではなく、スイス・アーミー・ナイフみたいな万能ツールになる必要がある。

とめて合成して説明する。中小企業やベンチャー企業で働くことのメリットは役回りをたくさんこなす必要に迫られるうちに実力がついていくことではないでしょうか。若い内に独立して社会の仕組みにアクションを起こしていく姿勢も鍛えられる場所としては最高ではないかと思います。

今の若い人は団塊世代が当たり前のように手にしてきた労働環境を経験していません。受動的な、周りから何かを与えられる労働環境とは違い、自分でサバイバルしていかないといけない、という危機意識を持っていますからタフであるし、現実的でもあります。

NHKスペシャル「シリーズ日本新生、熟年サバイバル~年金減額時代を生きる~」を視聴して思ったのはワークライフバランスをもう少し早いうちから熟年世代の人たちが考える機会を与えられていれば、定年を迎えて何も無くなってしまったという現実問題と向き合わずにすんだのかもしれないということでした。

ワークスケジュール

忘れてはならないのは、子どもたちは私の時代とは違って、一つの会社に25年間勤めるのはもう無理だということだ。万能ツールになり、適応しなければならない。

( 情報化社会、少子高齢化社会、新しい働き方いろいろ )でも書きましたが人生を2回に分けて考えてみる。20代から40代までの人生と、40代以降の人生、そして60歳以降の人生。または週3日と、週4日で2つの働き方を模索してみる。会社以外のことは何も知らないという人材はもう時代とはマッチしなくなっていると考えなくてはいけないのです。

自分は商品

この段階を通過している時、マーシアは気づいた。自分の長所をはっきりさせて売り込まなければならない。そして、EDSの社内で、個人対個人で競争する。「テクノロジーに詳しい人は大勢いるわけだから、自分を差別化して、誰かと対抗し、新しい仕事に就くには、どうすればいいのかしら?」とマーシアは考えた。

未来には常に新しいことが待ち受けているから、たえず勉強するしかないというのが結論だった。その時、自分は(マーシア個人商店)だということを悟った。学び続ける責任は自分一人が負っている。資源は手に入る。後は自分が率先してやるかどうかだと。でも、その前に信用を打ち立てる必要があると思った。

育のあり方が大きく変わろうとしています。情報化社会は教育現場にもどんどん浸透していき、これからは学ぶ意欲さえあれば、どんな科目でも、自分の好きな時間に好きなだけ能動的に学ぶことが奨励される学習環境が整ってくると思われます。日本語労働環境が保護してくれる時間差は、もう残り少ない時間しかありません。

幅広い視野

数学や科学で高い技術的スキルを身につければ、就職はできるけど、それだけではずっと仕事をやっていくことはできないし、飛び抜けた成功も望めない。ただの初心者に要求されるだけの競争力しかないから。仕事を続けるには、幅広い視野を育てることが必要なの。企業はフラット化し、世界はフラット化しているから、ビジネス、顧客、市場といった様々な視点から、物事をみないといけないのよ。下ばかり見ていて、モニターを見つめていたのではだめなの

広い視野を広げる。つまり横との繋がりを積極的に行っていく。自分の生活圏の外の人と繋がっていく。このような機会を設けることで何かの気づきを発見し、刺激され、自分が     感化される。他人に対して妬んだり僻んだりしなくなる。お互い励ますようになり、社会にダイナミズムが生まれ、閉塞感が消滅していく。そのときにはいじめも無くなっているだろうと想像するのは私だけでしょうか・・・

かけがえのない、もしくは特化した人

フラットな世界の無敵の民は、3つに大別される、と私は考える。第一は、「かけがえのない、もしくは特化した」人々だ。マイケル・ジョーダン、マドンナ、エルトン・ジョン、かかりつけの脳外科医、国立衛生研究所の一流癌研究者。

こうした人々の果たしている機能は、極めて特化しているか、誰にも真似できないことなので、アウトソーシングされたり、オートメーション化されたり、電子的な輸送手段でやりとりされることがない。これが無敵の民だ。自分たちの商品やサービスのグローバル市場を持ち、グローバルな報酬を自分たちで支配できる。

本経済の規模が現状維持をキープし続けるならば日本国内だけでマーケットを考えるのはありかもしれません。情報化社会と少子高齢化社会によって日本経済が拡大していくのか、現状維持を保っていくのか、それとも縮小していくのか? 人の動き、人口動態は大事なキーワードとなってくるでしょう。

地元に密着して錨を下ろしている人

第二は地元に密着して錨を下ろしている人々だ。無数の人間がこれに当てはまる。この人々が無敵の民なのは、特定の場所で仕事をしていたり、特殊な地場の知識が関係していたり、顧客、クライアント、患者、同僚、聴衆と直接の個人的な結びつきや相互交流があったりするからだ。無敵なのは、しっかりと錨を下ろしているからでもある。

私の行きつけの理髪店、レストランのウェイトレス、調理場のシェフ、配管工、看護師、歯科医、ホテルのラウンジの歌手、マッサージ師、商店の店員、修理工、ベビーシッター、庭師、清掃員、離婚専門弁護士がこれに当てはまる。

高度な仕事に携わっている人々(弁護士や歯科医)、専門職(配管工、大工)、簡単な仕事(ゴミ収集人、メイド)など、職種がさまざまなことに注目してほしい。労働の知識や技術の程度に関係なく、こうした人々の賃金は、地元の需要と供給によって定まる。

本社会の場合、これらの人材を今後、日本人だけで賄えるのか、ということが問題だと思うのです。一つのシナリオは少子高齢化社会ということで高齢者が70歳、80歳、90歳になっても働き続けて日本経済を支えるというもの。医療技術の進歩により、高齢になっても働き続ける人が存在し続けて日本経済規模が予想していたよりも縮小しない。

もう一つ考える必要があるのは、将来的に日本人がアジアの労働市場で、世界の労働市場で自由に働ける選択肢を持った時です。多くの日本人は住み慣れた日本での生活を諦め諸外国へと旅立つでしょうか? ここでも人の動き、人口動態が大事になってきます。

出ていく自由があれば入ってくる自由も在る。当然その時には外からの移民労働者も日本労働市場に参入してくるはずです。想像しづらい社会的テーマですけど、絶対に起こらないという確率は低いように思うのですがいかがでしょうか?

日は昇り始めてしまった!

「アフリカで毎朝、シマウマが目を覚ます。一番足の速いライオンよりも速く走らないと殺されることを、シマウマは知っている。毎朝、ライオンが目を覚ます。一番足の遅いシマウマに追いつけないと飢え死にすることを、ライオンは知っている。ライオンであろうとシマウマであろうと変わりはない。日が昇ったら、走りはじめたほうがいい。」

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