新人類高齢者産業を考える、学び続ける


高齢者

新人類高齢者産業を考える、学び続ける

野原重明先生でしたっけ?75歳以上になって初めて老人という枠組みに入る、と言っていたのは?とすると私は後30年もあるわけですか!長いやら短いやら、結構あっという間に過ぎていくんでしょう。となると、75歳前に亡くなってしまった方は若くしてお亡くなりになられた、という扱いになっていくんでしょうか?実際60歳と言っても昔のような印象、随分とお歳を召した方だなぁ、ということもなくなってきています。

定年が60歳から65歳になり、70歳になり、75歳になっていく。80歳過ぎても現役で職場に顔を出す人も増えるでしょうし、90歳になっても健康であれば仕事場に通うのは当たり前の世の中になっていくような気がします。100歳超えたらちょっとは老人扱いされるのでしょうか?

「新人類高齢者」を知っていますか )という投稿記事にも書いてあったんですけど、これからはマジョリティーを占める日本の老人エコシステムを一つの産業としてとらえたほうが良さそうです。お年寄りはプラスの財産である、というような枠組みを日本経済の中に取り組んでいくことができれば、日本社会も活性化するでしょうし、日本人自身もきっと下を向くことなく新たな社会形態、少子高齢化社会と共存できているのではないでしょうか。

高齢者たちに如何にして日本経済システムに取り入れていくのか?働く場を提供していくということもキーワードとしてあがっていましたが、これは構想力をもって新たな仕組みを創造していくことになりそうです。幾つか提案が在るんですけど、その前に高齢者達がまず意識改革をしてもらう。難しいことではなくて能動的に、自発的に、積極的に社会と関わっていってもらえればいいだけの話なんですけど・・・

稼ぐ力をつけるための学問

  • お金の勉強、ファイナンシャル教育
  • 自分のキャリア叡智の言語化
  • 地域復興経営戦略

ずはお金の勉強でしょう。自分の資産の把握など、毎月どれぐらいのキャッシュフローが自分の生活の中にあり、将来的な戦略を自分なりに立てる。もし医療に関わることになったとしたら自分は大丈夫だろうか?または年に2回ぐらいは2週間から1ヶ月の旅行がしたいとか、自分の趣味などに費やすお金の工面とかを自分なりに把握しておくのです。

年金などは最初から当てにしないで、自分にはどれぐらいの稼げる能力が備わっているのかを客観的に見てみることです。そしてそれらの稼ぐ力は将来的にも安泰なものなのかどうか?このままの状態ではダメだと判断したならばどのスキルなら自分は学んで、そのスキルを自分の稼ぐ力に応用できそうだ、というような洞察力も必要になってきます。

次に私が挙げる「自分のキャリア叡智の言語化」とはどういうことなのか説明していきます。日本産業はモノづくり産業と言われてきました。きっと会社人間として自分の職業人生の大半を会社に知力、体力、共々捧げてきた人が大多数なのではないでしょうか。自分が培ってきたノウハウや叡智などは当然、自分が所属していた会社のもの、という考え方が一般的だと思われます。取得した特許や開発してきた商品やサービスなどもです。

これをもっと日本社会のために活かせないかなぁ、というのが私の提案です。つまり自分が築いてきた叡智の言語化、デジタル化、英語化です。日本語ウィキペディアに自分が培ってきたノウハウや知識を広く公開していく。自分でブログを立ち上げてもいいでしょう。現役として会社に属している間は守秘義務などがあったと思いますけど、どうなんでしょう、引退した後はこのような叡智をもっと広く広範囲な面から利用できる仕組みを日本社会の中に組み立てていくというのは?

私が日本の外から観ていて残念だなぁというものに家電製品の内輪競争というのがあります。日本にはソニー、パナソニック、日立、三洋、シャープなどいろいろありますが、例えば液晶テレビとかデジタルカメラ。似たような製品群でどんぐりの背比べをして、他社との熾烈なマーケット占有を試みる。液晶テレビとかなんでこけちゃったんでしょうか?韓国勢にやられたのは関税をなくした経済システムを取り入れたからだけでしょうか?

横の繋がりが無いんです。当たり前と言ったら当たり前ですけど、このシステムでこのまま進んでも大丈夫なのでしょうか?これから50億人という人口が新たにインターネットなどにつながった世界に進出してきます。今は新興国だけど、将来的に無料で手に入る教育機会などを利用して人材が育ち、そこから新たな勢力が生まれてこないと仮定してもいいのでしょうか?

プラットフォームを創造できればいいのになぁと思います。今電気自動車の分野で独創的な展開を試みているテスラモーターズの戦略を私は支持します。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はホームページに「われわれのすべての特許をあなたに」という題名の文を通じ公開の方針を明らかにしました。

「真のテスラの競争対象は他社が作り出す電気自動車ではなく、毎日工場からあふれ出るガソリン車だ」と強調した。マスクCEOは「今回の特許公開で電気自動車を作る他のメーカーが恩恵を得ることになるだろう。技術先導は特許でするのではなく世界最高の技術者を迎え入れるのにかかったもの」と自信を見せた。

テスラが公開することにした特許は電気自動車の駆動装置と動力伝達装置などの核心技術だ。テスラは今後新技術を開発するたびに関連技術をすべて公開することにした。業界はこの決定で電気自動車市場に参入する企業が増えると予想した。

日本の市場調査会社B3によると世界の電気自動車市場は2013年の394万台から2020年には1045万台に成長する見通しだ。韓国自動車メーカー関係者は、「公開される内容を見るべきだが電気自動車市場のパイを育てるための果敢な決定であることは明らかだ」と話した。 (テスラモーターズ、電気自動車の特許技術を無料で公開

のようなニュアンスで日本人の叡智の元となる知識の土台をしっかり組み立てることに貢献して頂けないかなぁと願うのです。そうすることで自分の知識体系を客観的に眺めることになるのでこれからどのような戦略を自分の人生の中で立てていこうかの目安も出来るであろうし、自信や希望も生まれることでしょう。そこから新たな人脈の繋がりも出来るかもしれません。若い人とだって繋がる可能性もあるし高齢者同士のベンチャーだって生まれる可能性もあると私はみています。

まずは日本語で言語化していく。そしてデジタル化、英語化へと。そんなことしたら他人に、他国にせっかく蓄えてきた知識やノウハウが盗まれてしまうではないか、という人も居るでしょう。将棋界で長い間トップで君臨し続ける羽生氏の考え方が参考になると思います。

もちろん、そういう考え方もありうると思うんです。でも時代の流れというか、共有しないと生き残れない時代になってますから、多勢に無勢という印象はあります。気持ちはわかるんですよ。

創造って、手間も時間も労力もものすごくかかるから、簡単に真似されると報われません。私も対局で新しい試みをやるんですが、ほとんどはうまくいかない。仮にうまくいっても、周囲の対応力が上がっているので厳しいものがある。効率だけで考えたら、創造なんてやってられない。

でも逆に考えると、創造性以外のものは簡単に手に入る時代だとも言えるでしょう。だから、何かを創り出すのは無駄な作業に見えるけど、一番大事なことなんじゃないかと。それ以外のことでは差をつけようがないので、最後は創造力の勝負になるんじゃないかと考えています。( 現代将棋が表現する思想  )

で、最後にこれらの仕組みを作った上で日本社会が抱える問題、地方の地域社会を盛り上げていくということにコミットしていく。地域復興経営戦略と難しい言葉を並べてみましたけど、要は観光立国日本に貢献していく、ということです。日本の外から、人、もの、お金を呼び込んでいく仕組みを創造していく。想像して創造することができれば、どこへでも行くことが出来るのです。

“みんなで強くなってる感じはありますね。そのときに、「知識の共有が最適の戦略だ」と皆が認識するかどうかが、すごく重大な問題だと思うんです。「俺の秘策は教えない」とかいう人が出てきたら、オープンにすることで一緒に成長するという前提が崩れてしまうので。(中略)権利関係がないお陰で、ここまで急速に進化している面もある。あまり厳格に決めないほうがいいとも思うんです。だから、「知的財産権をなくした世界はどうなるのか?」というモデルケースとしてみてください。「自分が隠し持っている意味は余りない」という世界で、いったい何が生まれてくるのか。”(二宮清純との共著「歩を「と金」に変える人材活用術」

将棋の世界は、いくら新手を創造しても、それを特許や著作権で守ることなどできない。しかも誰かがどこかで一度指した手は、瞬時に伝達されて研究される。しかし、そんな「情報革命」が進行するこの厳しくて大変な時代も、皆で一緒に進化・成長できる良い時代と考えることができる、こういう時代を生きているからこそ将棋の真理の解明も早く進むのだ、そう羽生は認識しているのである。

先に述べた「高速道路論」においても、将棋の世界の「学習の高速道路」が、社会全体のほかの領域における「学習の高速道路」よりもどんどん整備されているという意味で、将棋界が「社会全体でいずれ起きることを先取りした実験」をしている、と見ることができる。そういう時代こそ創造性が何にも増して重要であると、羽生はこんなふうに語る。

本の至るところでその地域の特色を活かした発展ができれば最高じゃないですか!高齢化社会なんてまったく怖くありません。横と繋がり社会の風通しを良くしていけば日本社会は内側から活性化していきます。定年を迎えても働き続ける人が増えるというのはどのような社会なのか想像してみましょう。

財政的に余裕があっても社会と繋がり続けるために働き続ける人もいるでしょう。財政的に余裕がなく、生きていくために働き続けるという人はもしかしたら大部分かもしれません。どちらにしろ、何で飯を食べていくのかの戦略を立てることは大事だと思われます。

楽しく、人と、社会と触れ合う

しいことを書きましたがもっと気楽でもいいと思います。趣味として楽器を何かできるようになるなんていいじゃないですか!聴覚が衰えない、手を動かす、他の楽器(人物)と調和を図ろうとする。これだけでも自分の日常生活が潤うと思いませんか?

手料理ができるようになる。自分の好きなものを何歳になっても自分の意思と気力で食べられることは幸せです。健康に気を使うようになる、和食文化を継承していく。精神的、身体的に健康になります。大きな意味で捉えるならば、医療費削減に繋がります。余った財政を地域の将来に投資していく。高齢者が元気な社会、それが日本社会が目指す方向性だと思います。

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