日本のみなさんへのメッセージ


日本のみなさんへのメッセージ

本に住んでいると、一つの価値観にとらわれがちで、どうしても他人から自分がどのように思われているのか気にしてしまいます。日本にある世間一般の価値観からはみ出して行動することを、恐れてしまうからです。まぁ、みんなと同じように行動していれば、気が楽だし安心だし自分で考えなくてもすんでしまうことが多いのも事実です。

しかしこれからの時代は勇気を持って自分を信じて前へと進むことが必要です。たとえ皆と進む方向が違っていてもです。このように感じて毎日を生きている人達へ、「こういった考え方もあるよ」「このような見方もあるよ」といったお話をできればいいと思っています。

インディ500

月最後の日曜日、インディアナポリスでインディ500があった。今から9年前の1993年、僕はペントハウスからナイジェル・マンセルを応援していた。マンセルが第1コーナーを駆け抜けるたびに、「マンセル!!」と叫んで応援したことが懐かしい。人生初めて体験する大きな大会の観戦。あの時、”この様なビック・イベントに囲まれながら生活していけたらいいなぁ”、と単純に感激していた24歳の自分。何に感動したのだろう? イベントから発生する偉大な興奮とかエネルギーだろうか? レーサー達は一人一人が輝いていた。

きっと僕は非日常的なものから得る興奮を旅行以外で初めて体験したのだろう。インディ500のようなビックイベントは初めてだった。そのようなビックイベントはいつもテレビのブラウン管を通して観戦していた。だが、実際にその場にいて体感することはテレビからではもちろん得られない。例えば会場の体温! 50万人もの人々が興奮した時の体温は、実際にその場にいないとテレビからでは絶対にわからない。テレビからではなく実際にその場に行って観戦し、イベントの温度を経験することが大事だと24歳の僕は思った。

調度同じ日にヨーロッパのモナコではF1のモナコ・グランプリがおこなわれる。いつかモナコ・グランプリを生で観戦したい。あの市街地でのサーキットはF1マシーンを間近で体験することができる。F1マシーンからのエキゾウスト・ノイズを生で聞いたことがあるだろうか? 僕は1990年のアメリカのフェニックスで初めてF1観戦を体験した。モナコのような派手さはフェニックスにはないが市街地でおこなわれるサーキットだったので、F1マシーンを間近で体験できた。セナやプロスト、マンセルを見つけては興奮していたのを覚えている。

日韓共催サッカー・ワールドカップ2002

て日本では4年に一度のビックイベントが今週の終わりから始まろうとしている。日本でおこなわれるのはもちろん初めて! 日韓共催サッカー・ワールドカップ2002である。日本代表はどこまで進むことができるのだろう?  1ヶ月後の6月終わりの決勝戦で優勝して笑っているのはどこの国のチームだろうか?

日本代表の結果はどうであれ、見ている側に勇気を与えてくれるような試合をしてほしい。絶対に最後まであきらめずに闘いぬく姿勢。相手を恐れずに1対1に立ち向かう姿勢。どのスポーツでもそうだが、海外に住んでいて日本人がでているスポーツを観戦しているとき、そのアスリートの勇気を出して戦っている姿勢が見ている側にもその勇気が伝わってくる。中田を中心とした日本代表からは勇気を得ることができる。

きっと僕はビックイベントを通して得られるアスリートからの勇気とか闘士を必要としているのだ。これらは海外に住んでいる僕には貴重な精神的エネルギー源。

この僕が感じる精神的エネルギーを日本の皆にも感じてほしい。そしてすこしでもその事によって皆が前向きに生きることができれば。人生を楽しみながら生きることができれば。勇気を持って様々な困難に立ち向かうことができれば。一人の人間として戦うことができれば。僕が伝えるメッセージは微々たるものかもしれないが、僕と同じようにいろいろなアスリートから勇気やエネルギーを得ることができれば・・・

この日曜日、マリナーズのイチローが打率で首位打者になった。イチローの活躍のお陰で他の選手も勇気付けられているに違いない。俺達日本人でも実力があれば通用するんだ、と。スポーツだけではなく、実力があれば他の分野でも充分日本人は世界で通用するのだ。勇気と希望持って立ち向かっていこう!!


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