欧州組みが苦しんでいる原因(サッカー)


中田英寿

欧州組みが苦しんでいる原因(サッカー)

の前日曜日の試合、中田英寿の久しぶりの得点シーンを見た。やはり非常に嬉しい。フリーキックからの得点だが入った瞬間、周りの選手に祝福されるシーンを見るのは、本当に嬉しいもの。これで中田英寿の存在が大きくなるはずだし、彼自身もプレミアリーグでやっていく自信が前よりも大きくなったに違いない。

やはり日本人選手が活躍するのを見るのは本当に嬉しい。その日はリーグ・アンでも松井大輔が得点を決めた。これらのニュースだけで、僕なんかは熱くなれる。中田英寿の試合後インタビューを聞いていると、イギリスでのサッカーを本当に楽しんでいる様子が伝わってくる。これかももっともっと試合に出場して、それを日本代表の試合につなげてほしい。

現在、欧州に渡ってサッカーをやっている日本人はどれぐらいいるだろう? その中で試合にちゃんと出場して結果を出している選手はどれぐらいだろうか? 確かにフィリップ・トルシエ前監督が言っていたように、欧州などの海外に渡って違う生活スタイルや文化に自分の身をさらすことはその人間を精神的に強くする。しかし それだけではサッカーはうまくならない。

スタメンで起用されること

、多くのヨーロッパでプレーする日本人選手は次の段階へ上がる時期にきている。それは試合に確実に出場すること。90分間走れる体力から試合感を養い、 欧州でプレーする自信を確実に身に付けていかないとその次にある日本代表の全体レベルが上がらない。

とにかく試合のスタメンで、毎回起用されることにかぎる。日本にいてはわからないが確実にアジア人、ましてやダイレクトに日本人に対して差別があることも理解できる。それを跳ね返すにはやはり、結果を出すしかない。

結果さえ出していれば、日本人メジャーリーガーがアメリカでやっていけているように、アメリカ大衆に受け入れられる。ファンに受け入れられる。同じメジャーリーガーに受け入れられる。きっとこの事実はヨーロッパでサッカーをプレーする環境でも同じだろう。

稲本潤一 、中田浩二などは確実にレギュラーで試合に出れるように戦わねばいけない。今はもっと謙虚に自分の実力を振り返るべき。柳沢敦、大久保嘉人、平山相太に高原直泰は、やはり結果が必要。

俺がチームの得点を稼いでやっているんだ、俺がチームの勝利となる得点を一番上げているんだ、というような心理状況にならないかぎり、日本代表は欧州二流チーム相手でも勝てない。ましてや欧州や南米、アフリカの強豪チームから、恐れられる存在になることはないだろう。フォワードにはある程度のエゴは必要だと思う。

コミュニケーション能力

沢敦がもっとフォワードとして使ってほしいと監督に直訴したように、日本人は自分の要求をもっと他人に対してするべき。日本にいた頃のように待っていては機会はやってこない。海外では自分自身からコミュニケーションを図っていかないと何も変わらない。だから語学力は絶対に武器になる。

海外に出て活躍している日本人のタイプには2種類の選手がいる。その国の言葉を操れる語学力を備えていて、確実にコミュニケーションを他の選手や監督などと図り、自分への信頼を相手の中に生み出させる能力。コミュニケーションの量と質が高まれば、監督が自分を起用する際に、あまり迷うこともないだろう。

監督は選手を信頼し選手は監督に自分を分かってもらっているという安心感から信頼を得て、リラックスして(集中して)試合に臨むことができる。メジャーリーグで活躍している長谷川滋利投手などはその例だろう。サッカーで言えば、日本代表の宮本恒靖と前監督フィリップ・トルシエや現監督ジーコとの関係を思い浮かべてもらえれば分かってもらえるだろうか。

もう一つのタイプは、語学なんか関係なしにその個人が持っている強烈なる実力で周りを認めさせるプレーヤー。アメリカに来た頃の野茂英雄投手や佐々木主浩投手などがそう。サッカーで言えば、今スコットランドで活躍している中村俊輔にオランダで活躍している小野伸二が上げられる。

そして理想となるモデルが二つのタイプを兼ね備えたすばらしい選手。野球で言えばメジャーリーグのイチローにサッカーで言えば中田英寿だろう。このような存在は別に特別でもなんでもない。他の国の選手は普通にこなしている。できて当たり前だし語学ができていなくても日本人のようにそこまで苦労していないと思われる。これには一つ理由があって、同じローマ字圏内から来ていることが大きい。

日本教育システムの弊害

のようなタイプに現在欧州で苦しんでいる日本人を当てはめてみるとやはりこれらの枠に収まってくる選手は極端に少なくなってくる。この差を埋めるには多大な時間と労力が必要だがなかなか簡単には縮まらないだろう。そしてこの差を埋めない限り日本人がどのスポーツでも海外で一流になることは難しい。日本教育システムはこういうところにも弊害を及ぼしている。

ある種のスポーツ選手に当てはめるだけでなく、この事実を日本人全体が受け入れ、その能力を一般市民レベルで獲得できているときに、日本はスポーツの世界にかぎらず、政治的に経済的に、そして文化的に受け入れられているはずだと思うがいかがだろうか?

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