田中将大投手はメジャーリーグでどこのチームへ行くべきか?


田中将大

田中将大投手はメジャーリーグでどこのチームへ行くべきか?

北楽天ゴールデンイーグルスに所属する田中将大投手がアメリカメジャーリーグへの移籍を目指すらしい。去年、日本プロ野球界で成し遂げたシーズン負けなしの24勝という偉業は凄いことだと思う。フィジカルのコンディション維持はプロだからある程度のことはできるだろうが、それよりも如何に精神状態をマックスの状態に持って行き、維持するか、ということのほうが大変だったと想像する。

私は田中投手の第88回全国高等学校野球選手権大会での決勝の試合を見た経験があったので前々から注目していたがここまで成長してくるとは大したものだと思う。同じ決勝戦で投げ合った早稲田実業の斎藤佑樹投手と比較されることもしばしばあったと思うが、高校卒業時点で厳しいプロの世界を選んだ覚悟が、7年後の今、立派に花を咲かせることにつながったのだと思う。

日本プロ野球界での活躍ぶり、充実ぶりを見る限り、アメリカメジャーリーグへ来ても闘える自信のようなものを田中投手から感じることができる。勿論本人は否定するであろうが、内心、自分ならばできる、というものを精神的に確立できているのではないだろうか。

アメリカンリーグかナショナルリーグか?

個人の意見としては、投手として専念できるアメリカンリーグが良いと思う。東北楽天ゴールデンイーグルスもパシフィック・リーグで投手として専念できた。アメリカへ来てからも投手として専念できたほうが雑音(日本のマスコミ)、異なった生活環境、異文化などからのストレスを無駄に背負わないためにもベストな選択だと思う。

投手一本で勝負したほうが田中投手の野球人生をメジャーリーグで長生きしていくためにも必要な選択。仮にナショナルリーグでへ行ったとしても新たな可能性に挑戦するという初心の心で望めば大丈夫であろう。過去、野茂英雄投手が唯一人ナショナルリーグで活躍できている。

大まかな根拠で申し訳ないのだが、田中投手の実力は去年無敗でシーズンを終えた強者、誰もが認めるところ。田中投手の精神力はどうであろうか? 奥さんが支えになってくれるでしょう。徹底したプロ意識はブレない姿勢から私も感じることができる。

メジャーリーグへ適応できるか?

ず言えるのはワールドベースーボールクラシックでの経験は大きい。ここで多くの先輩たちに囲まれて日本以外の場所で本気モードのプレーが出来たことは良い経験になったであろう。イチローや松坂大輔、ダルビッシュもいた環境で一緒にプレーしたことは何が自分に足りないかを田中投手に客観的な視点から気づかせてくれたかもしれない。

日本プロ野球界から渡米してきて移籍後、怪我をする選手が多いことも懸念材料の一つ。天然芝、デーゲーム(day game)、大陸間移動、時差、慣れない生活習慣、プレッシャーの他に投手に対する考え方の違いなど。気付かず気付かずの内に精神的緊張は限界まで来ており身体が悲鳴を上げているのに無理をしてでも適応しなくてはいけないので結果、怪我などに繋がるのだと思う。

野茂英雄はなぜ成功できたのだろう?

本プロ野球から追い出された感じで、野球をする環境が日本にはない状態で、彼は渡米した。メジャーリーグで成功するしか残された道はなかった。自分の練習法、調整法に理解を示さない日本プロ野球界の古臭い体質に野茂はそもそも合わなかった。

自分なりに野球というものを熟知した知識と技術があったからこそ、個性の強い野茂の姿勢はメジャーリーグでも通用した。野茂がメジャーリーグで成功するまで日本人で活躍できた人物はいなかったのである。彼は考えに考えぬいてメジャーリーグに適応してきたのだと思う。

ダルビッシュ有はなぜ成功できているのだろう?

本にいるときからメジャーリーグでプレーするシミュレーションを組んでいたと思われる。日本プロ野球界でプレーしている時からメジャーリーグ標準ですべてを見ていたというか、そういう感覚を自分の環境に施してきた人なんだと想像する。

メジャーリーグ流のの調整だったり(中4日で投げる登板感覚)。メジャーリーグ使用のボールを普段のちょっとした時間に手の感覚を慣れさせていたりとか。絶対ではないが意識の中では適応しなくてはいけない課題としてあったと思う。

そのダルビッシュにしてもメジャーリーグ移籍後、コントロールに苦しむ。硬いマウンドに慣れずボールをリリースしてからの左足をマウンドに付く感覚が日本の柔らかいマウンドとは違うためにその調整方法に悩んでいた。

きっかけは突然やってくる。フロリダ州タタンパベイ・レイズで投げるデビッド・プライス投手の投球ぶりをテレビ画面で見ていた時のこと。プライスはボールをリリースした後、右足の裏を(彼は左利き)マウンドの表面へとまっすぐおろしていたのである。

たったこれだけ、これだけのヒントがダルビッシュをコントロール難の危機から救うきっかけとなる。ボールをリリースした後の左足裏はきちんとマウンドと垂直に振り下ろされ、バランスを崩すこと無くすべてはスムーズに流れていく投球フォームを確立した。

なぜ松坂大輔や井川慶は成功しなかったのか?

ちらに来てからも努力し続けていたか? していたと思うし、プロだから当然なんだけどどこかで日本プロ野球でできたんだから普通にやっていてもこちらメジャーリーグでも大丈夫だろうと思考しなかったんじゃないかなぁ・・・と思ってしまう。

それにしても日本人選手はこちらに来てから怪我する選手が非常に多い。それも1年目に。仮に1年目を上手く乗り越えても必ずどこかで大きな怪我を起こしてしまう。そう考えるとイチローは凄い。自分をどれだけ律することができるかという努力の積み重ねが本当に凄いんだと思う。

大都市か田舎か?

メリカの田舎は保守的、いい意味で田舎者、野球に専念できる。日本から日本のメディアが来ても長期滞在しないだろうし・・・それに比べて大都会(ニューヨークとかロサンゼルス)は野球以外でのストレスが大きいが生活する上で便利。日本食は手に入るし。

西海岸か東海岸か? 好みによる。ナショナルリーグならロサンゼルス・ドジャースかサンフランシスコ・ジャイアンツ、シカゴ・カブスがお勧め。ロサンゼルスやサンフランシスコは日系人が多いので過ごしやすい。一年中温暖な気候もストレスを癒してくれる。シカゴはアメリカの中堅都市。文化も商業もニューヨークやロサンゼルスが目立つので比較的リラックスして過ごせる街だと思う。

アメリカンリーグならニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックス、テキサス・レンジャーズが良いと思う。ヤンキースには黒田がいる。レッドソックスには上原と田澤がいる。レンジャーズにはダルビッシュがいる。この人達の存在は一から適応していく田中投手にとって心強い存在となる。

テキサスは田舎、いい意味でリラックスできる。ボストンは学生とブルーカラー労働者の街。ニューヨークは東京と同じ。要はバランス感覚だと思う。ど田舎に行っても日本のものが極点に手にはいらないストレスを抱えることになるだろう。

私の個人的な希望

きればヤンキースに来てほしい。しかしヤンキースは伊良部秀輝投手と井川慶投手の失敗からのトラウマを抱えている。黒田博樹投手は良い意味でどこか太々しい、ブロンクスの柄の悪さと合っている。オラオラ系、中田翔のようなキャラがヤンキースにはピッタリ。

田中投手はどこの球団へいっても大丈夫だろう。彼はぶれない何かを内に秘めている。その何かはきっと田中投手がメジャーリーグで壁にぶつかった時、助けてくれるに違いない。どうすれば自分は改善されるのか? どのように自分を進化させていくのか?

この解決方法を自分なりに考え、考えぬいた上で実行、検証してみる。新しい確かな手応えを掴んだ後の田中投手はきっとメジャーリーグでも凄い偉業を成し遂げるに違いない。田中投手には体力の続く限りメジャーリーグで突っ走って欲しい。それを実現できる才能(集中力)を田中将大投手は持っているのだから。

追伸:2014年1月22日。メジャーリーグ移籍を目指していた東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手(25)が22日、ニューヨーク・ヤンキースとの契約に合意したと複数の米メディアが報じた。7年契約で年俸は総額1億5500万ドル(約161億円)。新ポスティング制度を利用した最初の移籍となった。

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