男子ウィンブルドン決勝2015、ノバク・ジョコビッチ対ロジャー・フェデラー

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ノバク・ジョコビッチ

男子ウィンブルドン決勝2015、ノバク・ジョコビッチ対ロジャー・フェデラー

年と同じ組み合わせとなった男子シングルス決勝、もしかしたらフェデラー、最後のグランドスラム決勝となるかもしれない。年齢的にも厳しいし、グランドスラムでタイトルを取ったのは2012年、ウィンブルドン決勝でアンディ・マレーを破って以来。奇跡を観たい、という願いにも似たような気持ちで私は観戦することにした。

フェデラー、ウィンブルドン7大会制覇。ジョコビッチ、ウィンブルドン2大会制覇。芝コートでは圧倒的な強さを見せつけるフェデラー。憎いくらいクールなラケット捌きでボールを自在に相手コートへ打ち返していく。フェデラーのストロークには無駄な動きが見当たらない。対するジョコビッチ、リターンのスペシャリストといっても良いぐらい際どいボールでもあきらめないで打ち返してくる、それもリターンエースとなって!

勝たしてあげたいのは勿論フェデラーであるが、今年のジョコビッチは強い。全豪オープンで優勝、全仏オープンでは準優勝と自分のテニスを確立しつつ在る感じがする。フェデラー、ウィンブルドン決勝までほとんどストレートで勝ち進んできた。調子が良い!ジョコビッチも殆どストレートで決勝まで来ている。このレベルの試合になると、Winnerをどれぐらい決めれるかで勝負が決まる。Unforced Errorという自滅では勝利の女神は微笑まない。

第1セット

ェデラーサービスで始まった。フェデラー、サーブの調子は良さそう、問題なく第1ゲームを取る。第2ゲーム、ジョコビッチサービスだがフェデラー、積極的に攻めてくる。バックハンドでのストロークは左右自在、ジョコビッチコートに打ち込んでくる。ジョコビッチ、何とか耐えてサービスゲームキープ。

第6ゲーム、ジョコビッチサービス。フェデラー、最初のサービスブレークチャンスを迎える。0-15、ジョコビッチリターンミス。0-30、フェデラーの強烈なフォアハンドがジョコビッチを襲う。0-40、ジョコビッチ、ネット際でのボレーミス。ジョコビッチサービスをコート手前に打ち返してきたフェデラー、ジョコビッチ、ネット際での打ち損じが目立つ。フェデラー、4-2でリード。

第7ゲーム、流石ジョコビッチ、フェデラーサービスゲームを直ぐにブレークして両者互角の戦いぶり。どちらにも試合の流れはイーブン。第8、第9、第10ゲーム、両者ともゲーム運びが早くなってきた。テンポよく自分のサービスゲームを進めていく。フェデラーのサーブアンドボレーの美しいこと!無駄な動きが全くない!

フェデラーの巧みなラケットコントロールから繰り出されるボールは、時にジョコビッチコート左右奥深くへ、時にネット際にドロップボールとジョコビッチを揺さぶる。ジョコビッチが先に勝負を仕掛けるためにネット際に出ても、フェデラー奇麗にリターンエースを決めてくる。ジョコビッチ、耐えながら何とか持ちこたえているが、勝機があるとすればファーストサーブでフェデラーを何処まで崩せるかにかかっている。

第12ゲーム、ジョコビッチサービス。6-5でフェデラーリードのまま、30-40でフェデラー、第1セット奪取チャンス。ジョコビッチ、サービスエースを決めデュース。続くポイントが勝負と見たフェデラー、ジョコビッチセカンドサーブ、一気にネットへ、ジョコビッチのリターンを奇麗にボレーで叩いて再びセットポイント。しかしジョコビッチ、再びサービスエース。

長いラリーが続いた後、フェデラーのリターンミスでアドバンテージ、ジョコビッチ。ここぞという時の集中力が出た感じ、ジョコビッチ、ノータッチサービスエースで第12ゲームをキープ。これで6-6とやはり第1セットからタイブレークへと。

今大会ここまでジョコビッチ9勝7敗、フェデラー12勝9敗とどちらもタイブレークを勝ち越している。試合が互角状態の場合、タイブレークで勝たないといけない。フェデラーサービスで始まった最初のポイント、ジョコビッチの素晴らしいネットポスト外からのショットが決まり先制。ジョコビッチ、サービスキープで3-0とリード。

長~いラリーが続いた5ポイント目、22回も続いたショットの応酬はジョコビッチの強烈なフォアハンドで終了。Unforced Errorで決まらない試合は観ていてストレスがないので見応えがある。ジョコビッチ、5-1リードでコートチェンジ。フェデラー、リターンミスでジョコビッチ、6-1でセットポイント。フェデラー、サービスダブルフォルトで呆気無く第1セット、ジョコビッチが奪取した。しかし、試合の流れはまだまだ互角である。

第2セット

ョコビッチ、ファーストサーブが決まりだす。サーブの調子が上がってきたようでセカンドサーブでも厳しいところを攻めてくるのでフェデラー、リターンを決めることが出来ない。が、しかし、フェデラーもファーストサーブが決まりだす。お手本のようなサーブアンドボレーで難なくサービスゲームキープ。両者とも感情が表に出ていないクールな状態を保っている。

第5ゲーム、ジョコビッチサービスゲーム、難なく40-15まで行ったが、ここからゲームを中々決めきれず、フェデラーにチャンスが。デュースにまでもっていかれ逆にアドバンテージ、フェデラー。ジョコビッチ凌いで再びデュース。フェデラーのストロークは匠である。バックハンドに打たれてもスライスで相手ボールの勢いを消し、ちょっとでも甘いボールがバックハンドに入ればそのままバックハンドで強くスピンをかけて切り返す。

対してジョコビッチ、フォアハンドが強烈。速くて低い弾道となったボールが相手コートを襲う。8分を超えた第5ゲームはジョコビッチの強烈なフォアハンドリターンエースとなって終了。これで3-2、ジョコビッチリード。第6ゲーム、フェデラーサービスゲーム。サーブアンドボレー連発のフェデラー。第2セットファーストサーブ、ジョコビッチ48%に対してフェデラー93%と圧倒的。難なくサービスゲームキープ。3-3、まだサービスブレークは起きていない。

4-4、ゲームのテンポが両者とも良い。再び早い試合運びとなる。第9ゲーム、4-5とジョコビッチリードで迎えたフェデラーサービスゲーム。フェデラー、まさかのダブルフォルトで30-40となり、ジョコビッチ、サービスブレイクチャンス、で第2セットポイント。フェデラー、耐えてデュース。フェデラー勝負に出る。ジョコビッチ左サイド、バックハンド側コート奥へ攻め込みネットへ出る。ジョコビッチのリターンをネット手前に奇麗に落としてポイントゲット。次のポイントでもジョコビッチ、リターンミスでフェデラー、サービスゲームキープ。これで5-5とイーブンのまま。

第11ゲーム、ジョコビッチサービスゲーム。フェデラー、2ポイント連続で素晴らしいリターンエースを決める。これで30-40とフェデラー、ブレイクチャンス。続くポイント、フェデラーのリターンはネットに引っかかり、デュース。次のプレーでもフェデラー、リターンミス。アドバンテージ、ジョコビッチで迎えたポイント、フェデラーの素晴らしいフォアからのリターンエースがライン際に決まる。再びデュース。

ポイントの奪い合いが続いたが結局、ジョコビッチ、サービスゲームキープ。これで6-5。第12ゲーム、フェデラー、サービスゲームキープ。再び試合はタイブレークへ。4-2、序盤、ジョコビッチリードでコートチェンジ。6-3、ジョコビッチリードでセットポイント。フェデラー、意地を見せる。ロンゲストラリー、27回の打ち合いを制したフェデラー、6-5まで追い上げる。6-6、フェデラーのリターンが鋭いところを攻めこむ。

7-7、どちらも譲らない。8-8、どちらも譲らない。9-9、どちらも譲らない。10-10、どちらも譲らない。ポイントを決めきれなくて焦っているのはジョコビッチ。次のポイントではジョコビッチ、リターンミスで11-10、フェデラー、セットポイント。フェデラー、見事サーブアンドネットでポイントゲット。第2セットはフェデラーが奪いこれでゲームカウント1セットオール。今年も第5セットまで行くのだろうか?

第3セット

こまでWinnersジョコビッチ24,フェデラー41。Unforced Errorsジョコビッチ11、フェデラー23。ネットポイント、ジョコビッチ18回中7回ポイントゲット、フェデラー36回中27回ポイントゲット。数字で見る限りフェデラーが勝っているよう見えるがUnforced Errors、フェデラーのほうが若干多い。

第3ゲーム、フェデラーサービスゲーム。ジョコビッチが粘っこくフェデラーの鋭いボールに食らいついてくる。フェデラー、肝心なところでミス連発。再びジョコビッチ、フェデラーのサービスゲームブレイクで2-1とリード。空には雨雲が漂い始めている。

第5ゲーム、フェデラー、サービスゲームキープしたところで試合は雨のため、一時中断することになる。3-2でジョコビッチリード。試合の流れからするとまだまだどちらに傾くのか分からない。一時中断後、どちらに影響が出ているか? 結局、15分程度で雨は上がった。

ファーストサーブの確立、ジョコビッチ65%、フェデラー65%。ファーストサーブでの勝率、ジョコビッチ69%、フェデラー75%。セカンドサーブでの勝率、ジョコビッチ61%、フェデラー51%。Winners、ジョコビッチ29、フェデラー45。Unforced Errors、ジョコビッチ13、フェデラー28。ブレークポイント勝敗率、ジョコビッチ6回中2回奪取、フェデラー7回中1回奪取。

ジョコビッチもフェデラーも中断後の最初のゲーム、お互いサービスゲームキープ。あまり影響はないのかもしれない。4-3のまま第8ゲームへ。ジョコビッチ、難なくサービスゲームキープ。苛立っていたジョコビッチは中断中、クールダウンできたのかもしれない。これで5-3。

第9ゲーム、フェデラーサービスゲーム。こちらもストレートでゲームキープ。5-4のまま第10ゲーム、ジョコビッチサービスゲームへ。ここでフェデラー、サービスブレークできないと第3セットはジョコビッチが掴んでしまう。呆気無くジョコビッチ、ストレートでゲームキープ。これでセットカウント2-1でジョコビッチリード。

第4セット

合に慣れてきたのか、いや試合に入ってきたというべきゲーム内容の展開がよく観られるようになる。お互い素晴らしいサービスエースに、リターンエース、ラリーの応酬にラケット捌きが見事なボレーショット。トップレベルのテニスを観るのは素直に楽しいと思わせてくれる。

第5ゲーム、2-2で迎えたフェデラーサービスゲーム。ジョコビッチ再びブレークポイントチャンス。15-30でのポイント、フェデラーもここでサービスブレイクされてはいけないことをよく心得ている。フォアのリターンでネットに出て勝負、ジョコビッチのリターンは大きく外れるとフェデラー、気合のC’mon(カモーン)の雄叫び!

30-30、フェデラー、再び単純なリターンミスを繰り返しこのゲームを落としてしまった。これで3-2とジョコビッチリード。フェデラーはどこかでジョコビッチのサービスゲームをブレークしないとこのまま負けてしまう。どこで勝負に出るのか!?雨で試合が中断した後、集中力、モチベーション、共にジョコビッチのほうがフェデラーのものより優っているように感じる。

第7ゲーム、フェデラーサービスゲーム。デュースまでもつれたが何とかフェデラーサービスゲームキープ。これで4-3、ジョコビッチリードのまま第4セットも終盤へ。第8ゲーム、試合ラリー途中、ファンがジョコビッチのプレー中、声をあげたらしい。これに対してジョコビッチ、声が聞こえた方に向かって怒りあらわにする。

ポイントを決めて5-3としたところで再び声のした観客席に向かって雄叫び、ざまーみろといった感じ。ジョコビッチに火が付いてしまった。絶対にこの勝負勝ってそいつらを黙らせてやるという気合がマックスに。第9ゲーム、フェデラーサービスゲーム。15-40と一気にジョコビッチマッチポイント。最後は見事なフォアハンドのパッシングショットが決まり勝利の雄叫び。あっけなかった!

試合総括

体的にみてフェデラーにも勝機があったがジョコビッチのほうが一枚上手だった。ここぞというところでの勝負強さ。ジョコビッチの勝負強さが勝利ポイントかもしれない。少し前まではジョコビッチがフェデラーを(ナダルも)常に目標において自身のモチベーションをあげていたらしいが、そこでの努力が実ったのだろう。ジョコビッチ、後2、3年は強さを独り占めに出来るかもしれない。

インタビューでのフェデラー、負けてもどこか余裕というか自分のここまでのプレー内容に満足しているようで良かった。年齢への考慮も在るのだろう、ここまで勝負できたことに満足している様子が穏やかさとなって伝わってくる。来年も戻ってくるということだから、まだまだ現役で勝負してくれるのだろう。まだまだフェデラーの華麗なテニスを私は観たい!

インタビューでのジョコビッチ、フェデラーに対するリスペクトは凄い、目指してきたアイコンだから・・・こういうところ、今のテニス界にある雰囲気、殺伐としたところを感じない現れなのかもしれない、男子に限ってだが・・・ジョコビッチ、良い笑顔だったのが印象的!

4時間に及ぶ試合、非常に満足行く内容であったことは確か!ビックフォーの試合は観る価値あり。全米オープンは8月末から始まる。錦織くんはいつこの中に入ってくるのだろう?フェデラーの復活を全米オープンでも観ることが出来るだろうか?ナダルは?ジョコビッチは今年の全米オープンで、どのようなプレーをニューヨーカーに見せるのであろうか?楽しみ!

ノバク・ジョコビッチ

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