男子全豪オープンテニス準決勝第2試合2012、ノバク・ジョコビッチ対アンディ・マレー


ノバク・ジョコビッチ

男子全豪オープンテニス準決勝第2試合2012、ノバク・ジョコビッチ対アンディ・マレー

豪オープンテニス2011決勝同士の戦い。男子シングルス準決勝第2試合、4強の二人が対決する。世界ランキング1位のジョコビッチに4位のマレー。どのような試合を見せてくれるのだろうか? 勝者は前日フェデラーを逆転勝ちで決勝に進んだナダルと対戦する。さぁゲームが始まる!

ジョコビッチはどこまで観衆を自分の味方につけることができるかどうか? 短気な彼は観客を敵にまわす事が多い。味方は身内の家族、コーチのみ。こうなると憎しみに満ちた表情で試合を進めるので勝っても感動を与える事ができない。彼がフェデラーやナダルのようなリスペクトを得る事ができない原因はそのような気質が背景にある気がする。

ジョコビッチとナダルの特徴、両者ともディフェンスが素晴らしく守備範囲が広いところであろう。相手としては決めたと思ったボールでも追いついて打ち返してくる。それもポイントを逆に奪うようなリターンを返してくるから戦っている相手としては嫌なタイプであることは間違いない。マレーにフェデラーのようなクレバーさがあるか? 冷静に的確に判断して根気よく勝負に挑めるかどうか? マレーのコーチはあのイワン・レンドルなんだね! 去年はストレートで3セット奪取、ジョコビッチの優勝。

第1セット

織の時に決めていたバックハンド、フォアハンドの鋭いリターンはジョコビッチには通用しない。120%で打ち込まないとジョコビッチからはポイントは奪えない。お互い打ち合いのラリーが続く。両者譲らずこれは体力と気力の勝負になるぞ! ジョコビッチは序盤から苛立っている。

マレーの返してくるリターンに驚いているのか? 容易にポイントが奪えない苛立ちであろう。ジョコビッチが崩れるとしたらどこを攻撃していけばいいのだろうか? マレーはunforced errorが多い。

お互いサービスブレークを達成した第1セット中盤。ここからは自分のサービスゲームは確実にキープして相手が崩れるのを待つ。ジョコビッチ徐々にペースをつかみ出す。ファーストサーブでエースを奪い、打ち合い途中、ディフェンシブになってのパッシングショットを決めてポイントを奪う。マレーの攻撃は単純であまり威嚇を感じない。

もっとジョコビッチを揺さぶらなければ・・・結局6ー3でジョコビッチ第1セット奪取。winner 5 ジョコビッチ、winner 4マレーと言う内容。unforced errorが両者とも多い。ポイントを決めるゲームではなく自滅してポイントが入っていく試合内容だから見ている観衆にはつまらない。

第2セット

カンドサーブの平均スピード、ジョコビッチ102マイル、マレー89マイルとスピードが違う。こういうところで勝てるかどうかの違いが出てくるのかぁ、小さな差なんだけどねぇ。マレーのテニスはイギリスのサッカーと同じ感じがしてくる。派手さはなく単純でオーソドックス。リスクを取りにいくでもなくじっと耐えて相手のミスを待つ。なんでこんなテニスが世界ランキング4位なのかわからなくなってきた。

2ー2でお互い譲らない。すごい打ち合い、マレーのunforced errorが減ってくれば試合の行くへはわからなくなってくる。マレーどうやら調子が上がってきた、3ー2と第2セットリード。怒りを審判やその他の要因にぶつけてはいけない。相手の嫌なところ嫌なところを攻め続ける為にその怒りのエネルギーを利用する。頭の中はクールに保てるだろうか?

ジョコビッチも大きく崩れないねぇ・・・35回も打ち合いが続いている。両者とも譲らない、ベースラインプレーヤー。あっマレーがジョコビッチのサービスゲームをブレークした、これで4ー2と初めての大きなリード。ジョコビッチリードされても冷静にプレーしている。第4セット、第5セットまでもつれる覚悟ができているかのよう・・・マレー調子が上がってきたところで一気に勝ち進みたかった。イージーなミスを連発して自滅。4ー3とジョコビッチ、マレーに迫ってくる。

チャレンジを有効に使えるかどうかも終盤戦にかけて重要になってくる。怒りにまかせて考えることをせず安易にチャレンジを仕掛けると、後半途中、重要な決めての場面でチェレンジなし、ということにならないよう作戦も立て続けなくてはいけない。42ショットとラリーもここまで続くと相当しんどいだろうなぁ・・・まだ第2セットだというのにこのラリーの連続は大丈夫だろうか?

よく耐えたマレー、5ー3とリードして自分のサービスゲーム、ここで第2セット取れると試合は第5セットまでもつれるぞ。それにしても第2セット長いねぇ・・・どうしたジョコビッチ、ラリーの打ち合いに負けるようになってきたぞ。うん、やっぱりマレーが6ー3で第2セット奪取。この展開をジョコビッチ予想していただろうか? この事実を受け入れて第3セットに気持ちの切り替えができるかどうか? 第3セットを奪取したものが勝ち進んでいるジンクスがある。

第3セット

winner5ジョコビッチ、 winner 14マレー! マレーはコートを有効に使っている、振り回されているのはジョコビッチの方というのは以外。マレーのショットがパワフルになってきた。ジョコビッチ、ディフェンスに回る時間が長くなっている。しかしちょっとでも甘いリターンが返ってくると流石ジョコビッチ、リターンエースを決めてくる。まだファーストゲームなのに18分もかかっている。

マレーのサービスゲーム、比較的簡単にキープするようになってくる。マレーのプレーに落ち着きが出てきて表情からも自信があることがわかる。ジョコビッチのサービスゲームブレーク。ジョコビッチからセットを奪えたことがかなり影響している。2-1でマレーリード。しかしマレー簡単に今度は自身のサービスゲーム落とす。イージーミスが肝心な時に多発するマレー。これで2-2の対。

ジョコビッチのサービスゲーム、なんとかキープするという場面が多くなる。それほどまでにマレーが粘るし攻めのテニスができている証拠。ジョコビッチはチャンピオンらしく耐えて耐えてチャンスを待つ感じ。3-2でジョコビッチリード。マレー簡単に自身のサービスゲームキープ、3-3で再び対。4-4でも両者譲らず、第3セットを奪取できればその後の展開を有利に運べるとあって崩れない!

ジョコビッチサービスゲームキープ、5-4。マレーはもうちょっとでブレークできるのになぁ。第10ゲーム、マレーよくキープした。先にジョコビッチにアドバンテージを取られても慌てずしっかりとキープ。ジョコビッチはこのゲーム取れれば第3セット奪取だっただけに悔しそう。ちょっと慌てたか?

そして迎えた第11ゲーム、なんとジョコビッチのサービスゲームをマレーブレーク。これで6-5とリードしたマレー、もしかしたらタイブレーク行かずに第3セットダッシュできるかも? ジョコビッチは耐えられるだろうか? 第12ゲーム、マレー力んだねぇ、大事なところで自身のサービスゲームを落としてしまった。これで6-6となりタイブレークへ突入。さぁどっちに運命の女神は微笑むだろうか?

マレーの自信溢れるプレーは何だろうか? 第2セットをジョコビッチから奪ったマレーは変わってしまった。その証拠はタイブレークとなった第3セットで現れる。なんと7-4でマレーが第3セットを7-6で奪取。これでゲームを有利に展開できる運びとなる。マレーはチャンピンを破れるだろうか?

第4セット

ョコビッチ、いきなりマレーのサービスゲームブレーク。精神的にまだタフネスをキープしているよう、このセットを奪取しかえして第5セットまでなんとか持っていかねば・・・ジョコビッチ簡単に自身のサービスゲームキープ。なんとストレートで取ってしまった。ここまで試合開始から3時間30分経過、両者ともフィジカル的にもメンタル的にも辛いところ。

マレー、第3ゲームも自身のサービスゲーム落としこれでジョコビッチリードの3-0。このまま第4セットは落としても第5セットで勝負に出ればいい、という思考は戦略的に有効だろうか? すごいジョコビッチ第4ゲームもストレートで自身のサービスゲームキープ。これで4-0と圧倒的にリード。

ジョコビッチのファーストサーブがほとんどエースでマレーは戦いたくても戦えない状態が続いている。第5ゲーム、マレーキープ。これで4-1でジョコビッチリード。第6ゲーム、このセットの特徴、ジョコビッチのファーストサーブが確実に良くなっている。ファーストサービスがエース、決まらなくても際どいところを攻めているので有利に試合展開をできる。

マレーがコート前後左右に揺さぶられる場面が増えてきた。5-1でジョコビッチリード。第7ゲーム、なんとマレーのサービスゲームをストレートでジョコビッチブレーク。このセット呆気無くジョコビッチ奪取。これで2-2の対。マレーはメンタルスイッチができるだろうか?

第5セット

1ゲーム、ジョコビッチ難なくキープ。自分のサービスゲーム確実にキープしていくことを前提にしてお互いどこで勝負を仕掛けるのだろうか? マレー、自身サービースゲームをキープ。これで1-1と対。まだ第5セットは序盤戦。どこまでもつれるのかな? 第3ゲーム、ジョコビッチキープ。2-1とジョコビッチリード。試合開始から4時間経過!

第4ゲームは長かった。なんどもジョコビッチにブレークされかけたが最後はマレー自身のサービスゲームキープ。これで2-2の対。第5ゲーム、第4セットからジョコビッチは自身のサービスゲームは圧倒的な強さで簡単にキープしてしまう。これで3-2とジョコビッチリード。第6ゲーム、ここでジョコビッチ、マレーのサービスゲームをブレーク。これで4-2とリード。

マレーは自分のチャレンジをすべて使い果たしてしまった。残りのゲーム、際どいジャッジのところでもあえてゲームをし続けないと行けない。フィジカル的にもメンタル的にもそろそろ限界に達してきて、相手のボール、願わくばアウトであってほしいという思いからチャレンジを試みるもあえなくミスジャッジ。このようにしてマレーはチャレンジを使い果たしてしまった。ジョコビッチもチャレンジはこの時点で後ひとつ。

第7ゲーム、ジョコビッチのサービスゲーム、ストレートでキープ。5-2とリードでいよいよゲームポイントへとジョコビッチリード。マレー、ここで粘れないと今までの頑張りに印象を与えることできないで終わってしまう。奴を負かすのは相当苦労するという印象をここで植え付けなくてはいけない。頑張れ、マレー! 第8ゲーム、マレーなんとか自身のサービスゲームキープ。これで5-3、まだまだジョコビッチリード。

第9ゲーム、なんとここでマレー、ジョコビッチのサービスゲームをストレートでブレーク。ジョコビッチはリズムを全く取れないまま失ってしまった、焦っているのだろうか? マレーは気合一発で5-4と持ち返す。なんとか5-5の対まで持っていきたいところ。第10ゲーム、マレー自身のサービスゲームキープ。5-5とジョコビッチに追いついたマレー。さぁこの後の試合展開はどうなるのだろう? 両者とも心技一体、この激しい戦いを長時間行ってきても自分自身を失っていない。

第11ゲーム、このゲームも長かった。フルセット戦ってきてラリーが29回も続いて、もう両者どちらが勝ってもおかしくない展開。6-5とジョコビッチ、いよいよ王手。第12ゲーム、結局ジョコビッチがマレーのサービスゲームをブレークして見事第5セット、7-5で勝った! ジョコビッチにとってはほっとしただろうし、準決勝、マレー相手に成長してきていることは予想していたにしてもここまで手こずるとは思っていなかっただろう。

対するマレー、後一歩だったねぇ、残念! イワン・レンドルをコーチとして迎え戦略的にも充実していただろうし、何よりマレー自身の中に自分は戦えるという確信みたいなものを秘めていたのが伺える。積極的なプレーは何度もジョコビッチを苦しめた。勝利まで後一歩、マレーはこの死闘から何をつかんだのだろうか? きっとそれはこのあとの戦いに生かされるはずだ! 勝ったジョコビッチ、さすがだね! これで決勝はナダルとの対戦。この二人の戦いも伝説になりつつあるから見逃してはいけない・・・6-3, 3-6, 6-7(4), 6-1, 7-5.

アンディ・マレー、試合後のコメント

“After last year, the year that Novak’s had, I think there’s a very fine line between being No. 1 in the world and being three or four. I think that gap, I feel tonight I closed it,” he said.“My job over the next two or three months is to surpass him and the guys in front of me. So take a lot of hard work, and hopefully I can do it.”

Murray produced 38 winners to Djokovic’s 24. “Everybody matures at different ages and different rates. I feel now like I’m ready mentally. Physically I can still get better, for sure. But in comparison to how I played last year, it was much, much better,” he reflected.

“He told me it was going to be painful. And he said, ‘you’ll win, but you’re going to have to go through a lot of pain to get there, so be ready for that’,” Murray said.“He told me a couple nights ago, ‘prepare yourself mentally for that, to go through a lot of pain, a lot of tough points to play when your legs are sore and your legs are burning’. That (is) probably the main thing.”

ノバク・ジョコビッチ、試合後のコメント

“At this level, very few points decide the winner, as it was the case tonight.

“He was more confident on the court,” Djokovic said simply. “He was taking his chances.  He was being more aggressive.  I think he was playing better. It’s a matter of, you know, having a little bit of luck combined with a choice of the right shots at the right moments, and that’s it. He’s so close to winning the Grand Slam. He’s one of the best players in the world, that’s for sure.”

アンディ・マレー


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