自転車プロロードレース、ツール・ド・フランス


自転車プロロードレース、ツール・ド・フランス

ール・ド・フランス2002を毎日のように見ている。これは自転車プロロードレースの最高峰。約3週間かけてフランスの各地を回り最後日にパリに帰ってくるというとても過酷なレース。僕は毎年7月に行われるこの自転車プロロードレースを楽しみにしている。

今年はケーブルテレビのお陰でほとんどその日のレースは最初から最後のゴールシーンまで見ることができるので嬉しい。去年まではハイライトをESPNで見るだけだったが、今年はかなりレースの内容を詳しく見ることができる。

なんといっても嬉しいのはフランスの田舎を見ることができる点。フランスの田舎は本当に美しい。自動車24時間レースで有名なル・マン 24時間レースもフランス田舎のサーキット、サルト・サーキットで行われるが、そのサーキットが本当に美しい。途中で市街道路を使う珍しいサーキットなのだが、そのフランスの美しい田舎の道路を全速でぶっちぎる美しいマシン。

直線を走っている姿は本当に見事なコントラストをかもし出す。静かな田園風景の中を走り抜けていくマシンが本当にマッチしているのだ。特に日が傾きかけた夕日の時間帯や朝、日の出の時間帯の美しさといったらたまらない。フランスの田舎はアメリカの田舎より美しい。

話がそれてしまったがツール・ド・フランスに戻そう。初めてテレビで見たのは高校の時ぐらいだったと思う。そのときにはフランス人、ローラン・フィニョンがマイヨ・ジョーヌを着ていた。マイヨ・ジョーヌとは約3週間のレース中にその全体の結果で1位の人が着ることのできる、いわばシンボル的ユニホーム。

もちろん各選手は所属しているチームのユニホームを着て走るのだが、ある時点で総合1位に立てば、その個人にはマイヨ・ジョーヌが与えられる。その黄色いユニホームを着て走ることは、正に自転車プロロードレースに参加している人にとっては自分の誇りとなる。

過去にはミゲル・インドゥラインというバスク人がいた。スペイン人だが本当に喜んでいたのはバスク人たちだった。スペインのバスク地方、あの独立運動などでテロの活動とかで名を知られているバスク地方だ。そんな悪いほうのイメージでヨーロッパに知られたところから、自転車プロロードレースの最高峰の優勝者がでたのだ。ミゲル・インドゥラインはバスク人のヒーローだった。彼は狂人的な肺活量と心臓を持ち、5回連続で優勝した強者だった。

その次に出てくるのがイタリアの星、マルコ・パンターニ。こいつもすごかった。大体毎年のレースではピレネー山脈とアルプスの山越えがある。たくさんの競技者の中には山岳スペシャリスト、クライマーと呼ばれる人たちがいる。あのピレネーやアルプスの急な上り坂をすさまじい勢いでペダルをこいでいくのだ。当然、ほかの人たちは必死で登っていき、トップとのゴール差を広げないようにする。この山岳地帯で脱落する選手も多数でる。

マルコ・パンターニはまさしく山岳スペシャリストだった。彼のペダルのこぎは、まるで沿道で声援を送る人たちの叫びをエネルギーにしているかのようにして登っていく。山岳地帯のレースはツール・ド・フランスでは見せ場のひとつなので、見逃さずに見てほしい。

そして、ここアメリカからツール・ド・フランスの優勝者が現れる。彼の名はランス・アームストロング。過去3年間のデフェンデング・チャンピオン。今年は4回目の優勝を狙うべく、現在上位に上昇中だ。彼はこのレースで優勝する前にはなんと癌の患者だった。

その癌を克服して見事に優勝した快挙はすばらしいというかすごい生命力をもった人間だとおもう。癌を克服してここまで人間は目標を持てばできるのだと、彼は証明した。今年も彼の強さは健在だ。このままいけば4回目の優勝、達成できると思うのでがんばってほしい。

選手同士の駆け引き

のツール・ド・フランスの見所はフランス田舎の美しさとレースそのものにある。毎回レースの最後20キロあたりから、次第に面白くなってくる。大体においてその日その日のレースは選手の集団があるペースをもって動いていく。でもその中から毎日3から5人ほどの集団が団体から抜けて、その日の1位を飾ろうとする。

ほとんどの場合、集団から抜け出てもある地点で抜け出た小さな集団は元の大きな集団の中に取り囲まれてしまう。以外にも大きな集団から抜け出てゴールを切ることは難しい。

だが、その小さな抜け出た集団がうまく抜け出た後のレース展開は見ていて本当に見ごたえがある。各々の選手がいろいろな場面で勝負をかけて抜け出そうとする。それをほかの人たちは必死で防ごうと、その賭けに出た個人をすぐに追いかけて小さな集団の中に収めてしまう。この駆け引きがゴール地点の最後まで続くので非常に見ていて緊張する。最後残り500メートルを過ぎてからはラストスパートのかけあい。

テレビでは感覚が伝わってこないが自転車をこいでいる選手たちのスピードは本当に速い。以前、練習中の集団を実際に間近で見たことがあるが、本当に速い。シャー、という音とともにあっという間に駆け抜けていく。

機会があれば自転車プロロードレースを生で観戦することをお薦めする。僕もいつかはツール・ド・フランスを生で観戦したい。そのときは7月約1ヶ月はフランス旅行となるだろう。

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