誰も止められないところまで1年で突入したい、本田圭佑


本田圭佑

誰も止められないところまで1年で突入したい、本田圭佑

にゴールを意識する。本田選手を注目し始めたのはほとんど最近といってもいいかもしれない。昨シーズンの終わりごろ、オランダで活躍している日本人選手として捉えられ、今年のキリンカップで日本代表に召集され見事対チリ戦でA代表初ゴールを記録。

自分自身で今の状況を展開、こじ開けていこうとする意志に満ちたドリブルと、得点を常に狙っていくというプレー全体に現れる表現力、僕は一気に本田選手に魅かれるようになった!

まずインタビューで語っていた同じ日本人選手に諭すような自論、常にゴールを狙うというかチャンスがあれば、自分の目の前の視界が開けたらシュートを打つ、という当たり前のような姿勢をもっと日本人選手に意識してもらいたい、というような内容であったんだけど、こういうことは海外、日本の居心地のいい環境の外でプレーしていないかぎり気がつかない現実というか危機感だろうと思う。

日本の社会に充満している、とりあえず皆と仲良く、自分を出さないで相手に気に入られたい的なプレッシャーなどが戦いの場、日本代表としての誇りを背負った戦いの場に持ち込んでしまうというか、当たり前のように存在してしまう仲良し雰囲気はすべて除外しろとまでは言わないが、選手一人一人にとっての成長、特に精神面での成長を妨げてしまう要因になりえる。

本田選手自身が言っているではないか、日本人は海外でプレーしたほうがいい、と。全くその通りで何度自分も同じようなことを主張してきたことだろう。中田英寿に続く日本代表を引っ張っていく新たな世代として、本田の活躍に刺激され、一人でも多くの若い世代が海外で自分のサッカー人生を切り開いていける勇気となればと切に願う。

自分の人生は自分で切り開いていく

本人の弱点として海外に移籍するとどうしてもすべての行動に関して受身的になってしまう、というのがあると思う。まぁ初めての海外での生活でいろいろと戸惑うこともあろうが、いつまでのお客さん的なムードでいてもコーチや監督などから信頼を得ることは難しいであろう。

言葉の問題があるにしても自分から積極的に動く、つまり信頼を勝ち取る、という行為が絶対にグラウンド内外で必要になってくる。

このような積極性が普段の生活の中で自発的に生まれる海外での生活は上手くその選手にフィットすれば必ずグラウンドでのプレーに影響してくるであろうし、逆に余りそれらの環境にフィットできずに自分の殻に閉じこもるようでは多くの海外移籍組みが活躍できないで日本へリターンしたのと同じような結果になってしまう。

移籍先のコーチ、監督、選手にファンはがっかりであろうが本人はもっと残念に思っていることであろう。その本人にある程度の準備期間、移籍先の国に対する様々な情報とか、その国の文化や生活スタイル、サッカーなどの環境に自分自身を染めていく決意などが必要でもある。

徹底した自分の結果に対する覚悟

「おれとしては満足していない部分がある。点を取ったことは満足しているけど、もっとやれると思っていたから。『本田はオランダリーグでもやれるやん』という問題ではないレベルに、おれは突入していかなければと自覚している。

極端に言えば、去年の2部リーグでのおれの存在みたいに、誰も止められないというところまでこの1年で突入していきたい。自分はまだそこまで行けていないと分かっている。それが自分の課題。だからもっとドリブルを増やしたい。若干読まれている部分はあるけれど、それは評価されていることだからうれしい。それを自分は打開していく」

このような意識は日本でプレーしていたら個々の選手に発生するものだろうか? この意識の差は必ず大きな差となって現れてくるであろう。

今シーズン前、心の葛藤

「サッカーをやっていて、こんな気持ちになったのは初めて。気持ちが全体にもたらす影響、それはプレーだったり私生活だったり、そんな全体的なものに及ぼす影響は計り知れない。アスリートにとって気持ちの充実がいかに大切なのかということを、プロになって初めて経験している最中です。

今この状況で、VVVより下のチームからオファーがあるとは思えない――ということを前提に話せば、おれにはひとつの選択しかない。待つしかない。というより協力してほしいです」( VVV本田が心境を吐露「今は気持ちをコントロールしようと必死」  )

の夏、シーズンが始まる前、本田選手の移籍に関する噂に本田選手自身がぐらつき、かなり悩んだり不安な時期を過ごしたような期間があったと本人が語っている。上に上がっていきたい、少しでもレベルの高い位置でプレーしたいという願望、ではそれを達成するためにはどのような戦略、今の自分に与えられた環境の中で何が自分にはできるのかを必死になって考えていた本田選手がいたのだ。このような環境は絶対に個人を成長させるし強くもする。

中村俊輔に続け

来的にビッグクラブへ移籍することがあることは確かだが、欧州チャンピオンズリーグで活躍する日本人を中村俊輔選手に続いて見ることになるであろう一番近い選手は本田圭佑選手だと強く思っている。

日本代表が世界で通用するようになるには、本田選手のような自分自身で自分の人生を切り開いていこう、という逞しい精神力が育つような環境へ勇気を持って飛び出していける若い選手がたくさん生まれたときに可能になっていることであろう!

強い意志を感じてくれ!

合中の本田選手のプレーを見てみるがいい! ドリブルで積極的に新しい展開を切り開いていく姿勢、チャンスがあればシュートを狙い、試合に勝つという強い意識に自分がサッカー全体の流れというか試合そのものに積極的にコミットしていく強烈な意志。

これらの何気ない感情が自発的に自分の中に生まれてくるか? 日本の居心地のいい環境の外でプレーするというのはこうした強烈な決意というかサバイバルするぞぉ、という誰にも負けない意志。

――第3節のアイントホーフェン戦に1アシストを決めて一言。“外国人助っ人”としての役割を自覚「チームに残った以上、おれは本当にチャンピオンになりたい。それしかおれには求められていない。分かっていない選手には厳しく言いたい。外国人としての役割をしっかり果たしていきたい」

――第5節のRKC戦で5本のシュート。前節のズウォーレ戦でも6本を放ち、シュートへの意識の高さをうかがわせた「最低でも1試合に5本、枠にシュートを飛ばさないといけない。そのためにはどうすればいいかということを反省しないと。悲観する必要はない。

手応えはすごく感じていて、もうそろそろゴールが取れるんじゃないかというプレッシャーとの戦い。悔しい思いをしているけど、がまんがまんってね(笑)。次の試合も、5本以上打ったろうという感覚です」

――第7節のTOPオス戦でチームメートのカラブロが2得点の活躍。そのカラブロから「お前がゴールを決めているのはユーチューブ(YouTube)の中だけ」とシュート意識の低さを指摘される。だが、カラブロとの競争を続けることによって、本田は「もっと怖い選手になれると思っている」と語る「チームメートに勝ちたい。

ここで負けたらあかんと思っている。誰よりも活躍して、カラブロからボールを横取りしてでも決めて勝つ。そしてカラブロと一緒にまた1部の違うところにステップアップしていきたい。それが目標」

――第13節のフェーンダム戦、チームメートのミスが目立つ中、本田は冷静なプレーでチームを落ち着かせる「みんながミスする中で、おれが1人で打開したり、冷静なプレーで起点となるパスを出したり。それが最低ライン。

その中でもうひとつ、(パスを)出した後に深い位置まで入っていって決定的な仕事ができるか。みんなが緊張している中でもおれが落ち着かせて、仲間にリラックスしたプレーを見せる。言葉をかけずとも、おれはチームにプラスになることはできているんじゃないかなと思っています」

――第19節のMVV戦、ロスタイムに左足ボレーで同点弾。今季、バイタルエリアからミドルシュートを打つ姿勢が目立ち、ゴールが増えたことについて「おれ自身はミドルシュートは武器だと思っていた。その中でおれが改革したのは“意識”の問題だけだったので、技術的にミドルシュートがなかったわけじゃない。

今までもミドルを打ったときは入っている。ただ、その打つ数が少なかった。打てるところでも打たなかったり。おれの問題点はここだけだったから」

――第21節のエクセルシオール戦で1ゴール。シーズン前半戦を振り返って「今季は最初から数字にこだわってきて、数字に関してはこの半年、非常に満足している。しかしサッカーは数字だけじゃない。そういった面では満足していない面も多い。

今日の試合もすごくいいボール回しができていた時間帯もあったけど、相手の勢いに負けている時間帯もあった。チャンピオンチームとしてはそれがプライド的に許せない自分がいる。相手に勝ち目がなかったって思わせるのがチャンピオンだと思っているしそういう勝ち方をしたい

( VVVの本田圭佑「おれは“特別な存在”になる」 (1/2) )

誤解されそうな強気な発言

本人の特徴として海外に出るとどうして他人にあそこまで嫌われたくないモードを発するのか、というものがある。批判を言われようが、バカにされようが、言っている内容が本当に理解できていないのか、何とかその場を不気味な日本人特有の笑顔で切り抜けようとする。

あんなものはコミュニケーションでもなんでもない! 相手からすればバカにしても大丈夫だ、モードを与えてしまうことになる。

本田の発言にあるように英語での言い方は難しいんで、というのはいい意味でふてぶてしくて好感が持てる。別に海外のメディアに誤解されるような状況をこちらのコミュニケーションとしての言語不足という程度のことで加速させることはないし、お前らが俺を理解しろ、的な態度で充分。アホな記者やメディアに自分からの情報を与える必要などもない。

出来る範囲でお互いがリスペクトできる距離でメディアとは付き合っていけばいいと思う。笑顔を振りまいて、俺のこと、気に入ってくれ、と媚びる奴はまずバカにされる。気がついたら同じチームメイトからもバカにされていることであろう。

日本人特有の場の雰囲気を大切にする笑顔のコミュニケーションは実際に輪の中にいて同じ波長を共感できているのなら安心するシステムだが、傍から見ていると異常というか極端な話、それらの対象に対して憎しみというか怒りにも似た感情が生まれるのではないだろうか? 日本に原爆を落とされた理由など考えれば幾らでもあるだろうが、お前らは理解できない、というフラストレーションがエスカレートした形の怒りとなってアメリカを突っ張らせてしまった、というのは非現実的であろうか?

話がそれてしまったけど日本のマスコミの中に充満している、こいついきがっているなぁという選手に対して何とか揚げ足的な姿勢でその選手をネガティブな環境へと落としいれようという雰囲気。中田英寿だったりイチローだったり北島康介だったりそして僕が注目している本田圭介だったり。

もしそれらの選手に対して近づきがたい空気がその選手から発せられているのを感じたとしたなら、それは普段マスメディアに対して自分が防御している空気の切り替えモードが持続している証拠だと思えばいい! 選手はマスメディアが想像できないぐらい自分たちを追い込んでものすごい努力を重ねてきているのだ。

自分自身に勝たなくてはいけない、チームメイトとの競争に勝たなくてはいけない、相手チームとの戦いに勝たなくてはいけない、そしてファンの自分に対する期待に勝たないといけない。

マスメディアはもっと寛容的な心をもって大きく包んであげてほしいと思う。そうすればそれらの選手から発せられるフィードバックももっと頻繁になるであろうし、それらの貴重な情報は多くの人にとって毎日を生き延びていくための勇気や共感、教訓になりえるのだから!

本田圭介選手に注目してくれ!

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