頑張れ佐藤琢磨!F-1への情熱を再び有難う


佐藤琢磨

頑張れ佐藤琢磨!F-1への情熱を再び有難う

日のモナコ GP 後半は1992年のアイルトン・セナとナイジェル・マンセルの首位争いを思い出してしまった。先頭を走るヤルノ・トゥルーリと追いかけるジェンソン・バトン。最終的にそのままヤルノ・トゥルーリが逃げ切るんだけど久しぶりに見る内容のあるレース展開が嬉しかった。

フェラーリは大好きだがミハエル・シューマッハの顔を見飽きていたので、若手のドライバーが上位に顔を出してきたのはいいこと。今年に入ってルノーとホンダの調子がいい。フェラーリのワン、ツーフィニッシュはもういいでしょう。そんな中日本人ドライバーが頑張っている。彼の名は佐藤琢磨。

調度、この前のスペイン GP の予選時間に日本で放送されたのより遅れて NHK のトップランナーという番組に出演していた佐藤琢磨選手のインタビューを聞くチャンスがあった。この佐藤選手の話を聞いて納得。彼はちゃんと考えることのできる人だった。思考をしっかり戦略と共にできる人、といったほうがいいだろうか。それとももっと単純に夢を手に入れるために必要な逆算的考え方のできる人、とでも言おうか。ある目的を達成するために今現在何をするべきかを把握し実行できるドライバー。

彼の経歴を見ると学生時代は自転車の選手だったらしい。でも自転車での成績は半端じゃない。そこから F1 パイロットを目指す。F1 ドライバー養成学校の奨学金を得て彼はイギリスへ飛ぶ。やはりモータースポーツの本拠地はヨーロッパ。そこで地道に結果を残し実力を蓄えながらチャンスを待っていた佐藤選手は、ついに一昨年その機会を得る。

1年目の佐藤選手の成績はそれほど目を引かれるものではなかった。フェラーリの全盛期といっていいだろう。佐藤選手のこともまたスポンサーを通しての日本人ドライバーぐらいにしか思っていなかった。案の定2年目の佐藤選手はテストドライバーとして契約を結ぶことになり、正規ドライバーに抜擢されるようになるにはその年の最終戦まで待たなくてはならなかった。

この時期、彼に必要だった自分の F1 パイロットとしての実力を他人に認めさせるために費やした時間は苦しかっただろう。こういうときは自分を信じるしかない。そして今年に入ってからエンジンの不運に見舞われながらも、ホンダが結果を残しだす。佐藤選手がダメでももう一人にドライバー、ジェンソン・バトンが着実に結果を出し始めたのだ。

佐藤選手の走りにもアグレッシブ感が伝わってきていた。もしかしたらどこかでポディアムに立つことに、今年の佐藤琢磨選手はなるんじゃない、と思っているところへ NHK のトップランナーのインタビュー。

そしてあの スペイン GP 予選でのすばらしいアタックを目撃することになる。ミハエル・シューマッハ、ファン・パブロ・モントーヤ、その次に佐藤選手が日本人として始めての予選3位。予選終了後の上位者によるプレスコンファレンスに呼ばれる。

ここでも今までの日本人ドライバーと違っている面を見せた。インタビューはきちんと英語でこなしている。ミハエル・シューマッハやファン・パブロ・モントーヤにも見劣りしていない。堂々としていて自分で勝ち取った予選3位のポジションに満足している様子が伝わってきた。これでいっぺんに佐藤琢磨選手のファンになった僕。久しぶりに F1 をみて応援する選手が現れたことが嬉しかった。

セナが亡くなってからこれといったドライバーも見当たらず、最近になってちょっとファン・パブロ・モントーヤの走りに感動したが( ミハエル・シューマッハに幅寄せする男)、それでもアイルトン・セナのときのように、情熱を持って応援するドライバーの存在は見当たらなかった。

佐藤琢磨よ、ありがとう。君のお陰で再び F1 を見る喜びが甦った。君ならば必ずポディアムの一番高いところにきっと立つことができると信じている。シューマッハを吹き飛ばせ。ヤルノ・トゥルーリやジェンソン・バトンに負けるな。ファン・パブロ・モントーヤのガッツを見習うんだ。

スペイン GP を見ている時にミハエル・シューマッハやルーベンス・バリチェロ、その他のドライバーの中に囲まれながら走る佐藤琢磨選手を見て心配になってしまった。大丈夫かよ、そんなにすごいドライバーたちに囲まれて、などという余計なおせっかいを抱いてしまった。本人はそんなことなど気にもせずに走りを楽しんでいただろうが。

調度サッカーの 中田英寿選手がセリエ A で最初の1年目に AC ミランとの試合で、パオロ・マルディーニなんかに囲まれながらプレーしたのを見た時のように感じたのだ。あの頃の中田選手にはまだ顔にあどけなさが残っていたが、1年目が終わり2年目のセリエ A でのプレーを見た時に顔が凛々しくなっていた。1年間やってきた自信が全身にみなぎっていた。こんな感じで佐藤琢磨選手も成長していくに違いない。

アイルトン・セナがマクラーレンに移ってきたときのあどけない表情からアラン・プロストとの戦いの末成長した男の顔つきに変わっていったように・・・それには今年の勢いがあるときに必ず毎レースで上位に顔を出すことが大事になる。去年のヤルノ・トゥルーリのようにこいつは速い、と周囲に思わさせる。

戦っているドライバーたちにもその印象を与えるのだ。佐藤琢磨にアタックするのはちょっとたいへんだぞ、という印象をなんとか与えさせてほしい。でも昨日のスタートを見ている限りそんな心配は要らないようだ。

フェラーリの2台を強引に抜いて、第1コーナーのところでいきなりチームメイトのジェンソン・バトンの後ろにつくような気合の入った走り。ミハエル・シューマッハの懐に入っていけるガッツがあれば、君は絶対にチャンピオンになれる。今年の F1 は全戦見ることになりそうだ・・・

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