2006年、日本社会が退廃し始めている

LINEで送る
Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]

自傷行為

2006年、日本社会が退廃し始めている

本の皆様、新年明けましておめでとうございます。今年2006年、日本はどのような年になるのでしょうか? トリノオリンピックに歓喜するのでしょうか? それとも2006 FIFAワールドカップにおいて、日本がまた熱気と興奮の渦に巻き込まれるのでしょうか?

日本の社会や経済はどうなるのでしょう? 増税に年金問題、不景気から本当に脱したのか? 気になる中国の躍進。ポスト小泉内閣の行くへ。そして消費税はどこまで上がるのか? 少子高齢化社会がおよぼす本当の影響とは?

実は今日、 NHK スペシャルでまた水谷修先生のことを報道していたんです。日本の社会、明らかに病んでいます。みんな気がつかないだけで病気は体の中で着実に進んでいるんです。そしてあるときに突然、身体に異変が起こるんです。そのときにはもうかなりやばい。そのような印象を番組を見ていて思いました。

小、中、高校生達の夜眠らない子供達と夜眠れない子供達。両方とも大人の社会が生み出したものだと、水谷修先生は考えています。ちょっと水谷修先生のお話を引用します。

苛々する大人たち

の世の中社会、美しい言葉がどんどん消えていっている。ありがとう、優しいな、素敵だな、いい子だな、お前が私の子でお母さん幸せ。その代り、汚い言葉が、攻撃的な言葉がどんどん行き来している。何やってんの、遅い、お前なんか生まなければ良かった、こんな点数とってどうするの。

今の日本社会はとても攻撃的だと。父親は会社で攻撃的な言葉を浴びせられる。お前、早くしろ、お前なんかいつでも首にできるんだぞ、しっかりしろ、などなど。いらいらしているお父さんは家に帰り、そのイライラを奥さんにぶつけます。なんだ、まだ飯の支度できていないのか、風呂が沸いていないじゃないか、などなど。

そしていらいらしたお母さんは、そのはけ口を子供にぶつけるわけです。なんですか、この成績は、はやくしなさい、なにぐずぐずしているの。児童虐待が増えていますよね。

子供たちはどのように生きているのか?

ゃ、子供はどうします? 大人はいい。お父さんは外で憂さ晴らしができる。お母さんだって、外で憂さ晴らしができる。でも子供達は昼の学校と夜の家庭しかないんです。もし昼の学校でやられ、夜の家庭でもやられたら。学校すらもイライラの場所です。心がパンパンになります。ここで3通りの子供達に分かれるそうです。

一番多いのは同じ仲間、友達に対して大人たちが自分に対してやったことをやるんです。つまりそのイライラを友達にぶつけるんです。いじめです。いじめを通して子供達はガス抜きをしているんです。

さらに元気のいい子供はどうするか? 昼の世界に背を向ける。夜の世界に来るんです。学校の先生も当てにならない、親もあてにならない。そして夜の世界の甘いわなにはまり、さらに沈んでゆく。

そしてさらに元気のいい子供は群れて仲間を作る。一人では戦えないからグループを作って大人たちと戦う。そのグループにバイクが入れば暴走族。騒音を撒き散らし、大人たちに復讐していくんです。

夜眠れない子供たち

優しい思いやりのある子供達は。優しいから、友達をいじめられない。夜の街にもでれない。そして自分の部屋に閉じこもり自分を責め始める。親にも捨てられてる、先生にも、友達にも。それがリストカットへと繋がります。自分を責める。自分はダメだ。自分は情けない。

夏場は半そでなのでその上の腕を切るアームカット。そのほか身体を傷つけるボディカット。顔を切りつけるフェイスカットもある。これはだいたいは男の子。ボディピアスやタトゥーなどの自傷行為などはすべて関連性を持っているそうです。

辛いから、夜眠れないから、神経科や精神科へ行く、安易に睡眠薬や抗うつ薬をくれます。4 錠飲んだら楽になった。 8 錠飲んでみよう。15錠飲んでみよう。 40 錠飲んだら。そして処方薬の OD 、オーバードーズへ。処方薬の過剰摂取。そしてもっと病んでいけば物が食べれなくなる。食べても吐き出してしまう。または食べることがやめられない。摂食障害、過食嘔吐、自殺願望、自殺へと。

これらの子供達を水谷修先生は夜眠れない子供達と呼んでいます。日本のリストカッター、専門家によると 100 万人を超えたそうです。子供の人口の7%にあたる。学校でリストカットをしていないところは今のこの日本には存在しないだろうと。学校レベルから、クラスレベルに広がっているといわれている。

リストカットを見た親は、リストカットは止めてはいけない。親ならばこういうだろう。あんた、何馬鹿なことやっているの、やめなさい、と。問題なのは切っていることではない。なぜ切らなければいけないのか。その元になる原因を探る。親の過剰期待なのか、親の虐待のか、学校のいじめなのか、教員との人間関係なのか。

その元の原因を取らずに切ることだけを止めてしまったら。それでガス抜きをしているのにパンパンになった心のガス抜きができない。破裂するかしぼんでいくしかない。

子供は十ほめて一しかれ

褒める中で、心の人間関係を作り、心の強さを作った上で、 一 箇所を子育てや躾の教育をしていこう。今の日本は 十叱って、一も褒めていない。ここを考えてほしい。子供をもっと褒めてほしい。子供達はそのたびに目を輝かせる。

以上簡単に水谷修先生の講演から引用してみた。

これから中、高の子供達がたくさん死んでゆく世の中が訪れるだろうと、水谷修先生は警告しています。すでにその兆候はでていますよね。フリーターにニートといった存在。外から見ると日本の社会は、息苦しいほどのあえいでいます。そのあえぎを素直に表現しているのはもしかしたら子供達かもしれません。

大人はいいですよね、ごまかせますから。子供はごまかすことがきっとできないんでしょう。暗い世の中の犯罪は、きっとかすかに見える社会の病気の兆候。希望をもてない社会。自分の将来に対して希望をもてない。大人たちはもっと視野を広げてみてはいかがでしょう。狭い日本の社会だけが世の中ではありません。

苦しんでいる子供達へ

谷修先生のような、信頼できる大人たちを探しなさい。そして水谷修先生の言うように、自分から優しさを回りに与えてみよう。そしてどんなに辛くても生きてみよう。生きていれば必ず出会いがある。その出会いにかけてみよう。

ゆっくりとでいいから、自分に投資しよう。そして自分の視野を広げて世界に飛び出せ! かつて僕が 17 歳の時、落合信彦氏のこの言葉に感動したもの。

若者よ弧高になれ。二本の自分の足で地上にたて。不安だからさびしいからといって、そこから逃げるな。寂しさも、悲しさも、人生の重要なスパイス。インテリジェンスを持って、知的な自分自身で物事に対処せよ。少しくらいしんどいからといって、安易にそれを紛らわすために、クダラナイものに逃げるな( 狼たちへの伝言 (集英社文庫) )

っくりでもいい。自分を磨いていけば必ず出会いがある。自分を捨てないでほしい。2006年、日本社会が退廃し始めている。社会があきらめている。日本人があきらめている。人間は希望と絶望から危険を冒す。今の日本社会は絶望から危険を冒す可能性が、外からみているとどうしても大きい。八つ当たり、道連れ。

弱者の子供達はどう戦っていけばいいのだろう? 大人たちが無責任にしてきた状態のつけは、今後どのよなかたちで社会に表面化してくるのだろうか? 日本の社会が悲鳴をあげている。皆今は気がつかない。叫んでいるのが子供達だけだから。大人たちが叫ぶようになった時、日本の社会はどうなっているのだろう?

LINEで送る
Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]

,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes