2006~2007UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝 – ASローマ対マンU


フランチェスコ・トッティ

2006~2007UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝 – ASローマ対マンU

ッティにボールを集めろ!、第1節。久しぶりに質の高いサッカーを見た。やっぱり UEFA チャンピオンズリーグもこのレベルになると面白い。サッカーが速い! AS ローマはイタリアのサッカーらしからぬ、ボールがよく回り、攻撃のテンポがものすごく速かった。見ていて気持ちがいい!

マンチェスター・ユナイテッド FC も負けてはいない。攻守の切り替えが速くそこからの速攻(アウェイだったから仕方がないが)が見事。パス精度と見方ポジショニングが素晴らしいために、あっという間にゴール前までボールを運んでしまう。このレベルともなると各国代表が出ているから質が高いのは当たり前なんだけど、うーんそれにしてもこの試合は素晴らしかった。

前半、マンチェスター・ユナイテッド FC の試合運びだけど、なんか全員が浮ついていた。ローマのスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマの雰囲気にのまれていたのか、ちょっと選手たちの足が地についていないぎこちない動きでボールが回っていなかった。すべての動きに対して一歩反応が遅くなる。ポール・スコールズ(イギリス代表)の退場劇はここに原因があった。

クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)もドリブルがいつものようには行かなく、どこか焦っていたのかなぁ、簡単に相手に奪われてしまうシーンが何度かあった。それに比べて AS ローマはフランチェスコ・トッティ(イタリア代表)の動きがいい。ダニエレ・デ・ロッシ(イタリア代表)との縦のコンビが抜群で必ずトッティに一回ボールが入る。

そこでトッティがボールの出しどころを決めるんだけど周りがいい感じでボールをもらうからトッティもボールを出しやすく攻撃が速く多彩。なんかとても洗練されていた! 中田英寿はこんな奴とポジション争いをしていたのかと思うとあらためて中田英寿、すごい!と感じてしまう。

3人で速攻を組み立てる

半の得点シーンは早いコーナーキックからトッティ、マンシーニ(ブラジル)へと渡り、中へ折り返したところロドリゴ・タッデイ(ブラジル)が落ち着いて決めて、まずは AS ローマ一点先行。

後半。マンチェスター・ユナイテッド FC は10人でも攻め続けていました。ここが マンチェスター・ユナイテッド FC のすごいところ。10人でも点を取れるから恐ろしい攻撃力。後はアウェイで1点でも点を取っておきたかったのだろう。1点でも取っておけば、地元ホームへ戻ってからまたある程度有利に展開できるから。

マンチェスター・ユナイテッド FC はクリスティアーノ・ロナウドが攻撃の基点。彼のゴールへの意欲はほんとすごい! 一回のワンチャンスを絶対にものにしようという思いがこちらに伝わってくるから。

だからトッティの安易なフリーキックからマンチェスター・ユナイテッド FC が速攻をかけたとき、この日初めてクリスティアーノ・ロナウドのドリブル突破が成功した。AS ローマ側のディフェンス陣を引き寄せてから外に開いていたオーレ・グンナー・スールシャール(ノルウェイ代表)にパスをして、スールシャールから中で張っていたウェイン・ルーニー(イギリス代表)へ。

ここでルーニーが憎いくらいに落ち着いていた。一旦ボールを目の前に落としてキーパーの位置を見て、ズドーンとコーナーへシュートを決める。マンチェスター・ユナイテッド FC はたった3人でゴールを奪った。この時間帯の AS ローマは集中力が切れていた。

ノールックパス

AS ローマはこれで目が覚めたのか、またダニエレ・デ・ロッシからトッティにボールが入り始める。すごかったのがデ・ロッシのノールックパス。横から見るとデ・ロッシの身体、完全に右方向に向いているんだけど、蹴る瞬間に足の角度だけ変えてボールを縦のトッティに当てている。だから一瞬マンチェスター・ユナイテッド FC のディフェンスの対応が遅れてトッティそのまま強烈なシュートで終わった。

どうしてもホームで勝ちたい AS ローマ。今度はマンチェスター・ユナイテッド FC からの攻撃( クリスティアーノ・ロナウドのドリブル、ボールまたぎからの強烈なシュート)をかわしてから、 AS ローマが速攻をかける。

マンシーニがペナルティーエリア外でボールをもらい、そのまま強烈なシュート。キーパー、エトヴィン・ファン・デル・サール(オランダ代表)はじくのが精一杯。はじいたボールが交代したばかりのミルコ・ヴチニッチ(モンテネグロ代表)の目の前へ。そのままボレー。こうして第1節は AS ローマがなんとか2-1で勝利した。

レベルの違い

界のサッカーはペナルティーエリア外から積極的にシュートを打ってくる。後、やっぱり当たり前だけど、パス、ドリブル、状況判断、攻守の切り替えが速い。日本代表だとこのレベルから1秒から1.5秒、すべてに関して遅いんじゃないかなぁ。日本代表にやっと入ってもレギュラーじゃない人は1.5秒から2秒ぐらい。

だから大黒将志や小笠原満男はイタリアで苦労しているんだと思う。J リーグだと2秒から3秒ぐらい。あぁ、悲しくなってくる! トラップ、パス、ドリブル、シュートのレベルがこんなにも違うのかというほど、やっぱり UEFA チャンピオンズリーグレベルの選手はうまい!

大量失点のAS ローマ、第2節

っぱりマンチェスター・ユナイテッド FC は強かった。素晴らしいゴールの数々を見せられてあらためてマンチェスター・ユナイテッド FC の攻撃力のすごさを確認することになってしまった。それにしても7-1とは誰が予想したであろう? AS ローマはスタジアム(オールド・トラッフォード)の雰囲気になれていなかったのかなぁ?

イタリアの多くのスタジアムのようにグラウンドと客席の間に柵はイギリスのスタジアムには設けられていなく、客席からグラウンドまでの距離が近い。これに戸惑ったのかなぁ? AS ローマ側のキーパー、ドニのポジショニングも気持ちゴール裏の相手サポーター気にしてか前に取りすぎていたため、あんなに大量の得点を許したと言ってもいい。

フォーメーションが第1節のときとは違い、トッティをトップ一人にして2列目を3人という布陣が機能しなかった点が痛い。これにより AS ローマのディフェンス陣からボールの出しどころがなくなりトッティが孤立する場面が多かった。とにかく AS ローマはボールの回りが悪すぎた。

第1節ではあんなにデ・ロッシからトッティへボールが入っていたのに! トッティもすこし下がって積極的にボールの出しどころを増やしてあげれば、ディフェンスやデ・ロッシもオプションが増えて回りの選手も動きやすくなったと思う。マンチェスター・ユナイテッド FC の方でも研究していたのかなぁ? AS ローマのサッカーはトッティに一旦ボールが集まる、と。

それに比べてマンチェスター・ユナイテッド FC のサッカーは素晴らしく、ボールも選手もよく動きとても楽しいサッカーを見せてくれた。特にクリスティアーノ・ロナウドは素晴らしかった。彼のドリブルは見ていて本当に楽しいし、今や完璧に旬を迎えている。

マンチェスター・ユナイテッド FC の攻撃の基点は今やクリスティアーノ・ロナウドからのドリブルやパスによって引き起こされ、彼がボールをキープできるため、周りの人間が攻撃参加できる時間が増える。よってマンチェスター・ユナイテッド FC の攻撃に厚みが増し、恐ろしいまでの連続攻撃となって相手ゴールに迫る。

後、ルーニーも大人になった。我慢して長い距離も走るし、ディフェンスにもちゃんと参加するようになった。見方を信じるようになったのが大きい。安心して中でボールを待っている感じがする。まぁ、両サイドのライアン・ギグスやクリスティアーノ・ロナウドが必ず切り返してくれたら、安心して中で待っていられる。

さて、これで UEFA チャンピオンズリーグ準決勝は AC ミランとの対決となった。プレミアリーグから3チームも残ったことは以外でもあるが、どの3チームも実力から言えば今や欧州で一番高いレベルのプレミアリーグで上位を争っているチーム。どこが優勝してもおかしくない。

マンチェスター・ユナイテッド FC はこの AS ローマとの戦いでかなり自信をつけたと思われる。同じイタリア勢の AC ミラン を攻略できると今は選手一人一人が内に秘めていることであろう。鍵を握るのがクリスティアーノ・ロナウド。去年の FC バルセロナ対 AC ミランの試合の時のロナウジーニョのようになれればマンチェスター・ユナイテッド FC にチャンスがある。しかし、 AC ミランにはあのマンチェスター・ユナイテッド FC キラーの怪物ロナウドが存在する。

怪物ロナウドがレアル・マドリードに所属していたときの UEFA チャンピオンズリーグでロナウドがマンチェスター・ユナイテッド FC から3点(確か?)を奪い、相手観客を認めさせるほどの活躍をしてみせた。( 2002-2003UEFAチャンピオンズリーグ、マンチェスター・ユナイテッド vs レアル・マドリード

選手、コーチ、スタッフ全員が本当に勝ちたいという気持ちを共有できるか? 後は個人個人のゲーム中での精神力、経験と判断力。マンチェスター・ユナイテッド FC からはクリスティアーノ・ロナウド、 AC ミランからはアンドレア・ピルロとカカの絶対に点を取る、という強い気持ちに注目して欲しい。こうでもしないとこのレベルのゲームでは勝つことができない。

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