2002 FIFAワールドカップ、日韓共催総括

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Brazil Soccer Ball

2002 FIFAワールドカップ、日韓共催総括

まる前にはあんなにわくわくしていたFIFAワールドカップもいざ終わってみると、なんだかあっという間の1ヶ月だった。結果はブラジル5回目の優勝。ヨーロッパ国の優勝はFIFAワールドカップがヨーロッパ大陸以外で開催された場合には、ありえないというジンクスもその通りになってしまった。いろいろなところからそれぞれの意見が出ているが、自分なりの総括をまとめてみたい。

日本代表のベスト16入り。この結果には満足していないがしょうがないと思う。どうしてかというと日本人全体が過去にベスト16からの経験がないために、想像がつかなかったというかグループリーグ突破できる時点で満足してしまった感がある。韓国のようにFIFAワールドカップで過去に悔しい思いをした経験が日本人全体になかった。それが一番の原因だと思う。

自分も最初の2試合は全部、朝早く起きてライブで観戦していたが、決勝トーナメント進出が可能になってきた時点で興味が失せてしまった。この変わりようはなんだろう。自分でも変だと思う。なにせ最初の2試合は落ち着いて見ることができなかった。はらはらしっぱなしで祈るように見ていたのが嘘のよう。最初の2試合負けなかったことで満足してしまったに違いない。

ベルギーとの試合で初の勝ち点を取り、その次のロシアとの試合では見事に勝って勝ち点3をつかんだ。1998 FIFAワールドカップで1勝もできず、勝ち点1すらも獲得できなかった過去の成績を、始めの2試合で超えてしまった。そこからの歴史は日本人にはまだ、インプットされていなかった。

きっとベスト16から上に行くためにはFIFAワールドカップでの悔しさの歴史を刻む必要があるのだろう。日本人のプライドが傷つけられるぐらいに悔しい思いをしないと、精神的にも身体的にも極限まで力を発揮することができないと思う。それくらいの思いがないと上には進むことはできない。負けはしたがフランス、ポルトガル、アルゼンチンにイタリアやスペインの気迫はすさまじいものがある。日本代表がそのようなオーラを持つまでに、あと何年かかるだろうか?

そのフランス、ポルトガル、アルゼンチンが早々に負けてしまったことは残念だった。クラブチームでの試合が長引いて、選手のコンディションがよくなかったとかいろいろと言われている。この意見は当たっていると思う。各国リーグのトップクラブで試合をしている選手は大会の始まるぎりぎりまで極限の試合をしていた。精神的にも身体的にも相当にこたえていたと思う。

FIFAワールドカップまでモーチベイションを持続するのはたいへんだった。ましてや初のアジアでの開催。フランス、ポルトガル、アルゼンチン代表選手がフルで活躍できるコンディションの試合を見たかった。その意味からいってポルトガルのポーランドとの試合はとても素晴らしく、ライブで見ることができてラッキーだった。ポルトガルのFWのような選手が日本代表にもほしいと思った。

韓国の4位という健闘ぶりは見事なもの。やはり過去での悔しさの経験の差があった。ホームでの試合ということでアドバンテージがあったことは確かだが、やはりプレーをしているのは選手一人一人。そうすると韓国選手は過去のFIFAワールドカップで悔しい経験を日本よりもたくさんしてきている。そして勝ちたいという気持ちは、韓国の選手からは感じることができた。

大会が始まる前におこなったイギリスとフランスとの試合で自信を得た影響も大きい。俺達はそれらの強国に勝てる、とおもってプレーする選手たちは1対1で負けない精神的、身体的強さも持つことができる。運もあっただろうが、韓国代表のこの結果は妥当だとおもう。

さぁ、日韓共催FIFAワールドカップは過去のものになった。これからのことを考えよう。日本代表はじめ個々の選手たちはこの大会から何を得たのだろうか? 初めて自国でFIFAワールドカップを目のあたりにした日本人はどのような感想を持っているのだろうか? 4年後にはこの大会で活躍した選手がまた一段と成長しているだろうことを期待して、自分もそれらの選手たちのように一段と成長していたいと思う。

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