F グループの日本
さて、いよいよ日本の 2006 FIFA ワールドカップ での対戦相手が決まった。いろいろ憶測が飛び出していることだろう。ここでは、僕自身の感想などを述べてみたい。
まずオーストラリア、クロアチア、そしてブラジルという F グループは川淵三郎キャプテンが言っていたとおり、まあまあだろう。
FIFA ワールドカップ で決勝トーナメントに進むことは容易ではないが、かならずしも不可能でもない。各組恨みっこなしの抽選で行われたわけだが日本は比較的、可能性の高いグループに入ったといえる。ゴンこと、中山雅史選手の強運に感謝しよう。
まず、初戦のオーストラリアとの対戦。かなり緊張とプレッシャーの中での試合となることが予想される。なんとか日本は先に先制点を取りたい。オーストラリアはまだ FIFA ワールドカップで1勝も上げたことがないチーム。初得点を狙う、といったようなチームだが実力はある。ほとんどの選手がイングランドのプレミアリーグはじめ、ヨーロッパでプレーしているからだ。
日本はオーストラリアには勝てるだろう、という気持ちが日本全体を包んだ時が危ない。絶対に勝たなければ、という雰囲気に包まれないと、思わず脚を救われる結果になるかもしれない。初戦だけにどうなることやら。きっと見ているほうも終わった後、極度の緊張と期待と不安でどっと疲れてるんだろうな。でもあの感覚は他では味わえないから良しとしよう。
次のクロアチア。思い出す 1998 年のフランス大会で日本はグループリーグの第2戦で、 クロアチアと戦い1対0で負けている。
あの時のクロアチアにはズボニミール・ボバンなどの優秀な中盤が活躍して、結局3位という快挙を成し遂げた。もともとテクニックのある選手が多いことでも有名。今回のチームにはスター的な選手はいないが、それゆえになんとも不気味。ここの第2戦までに、日本の FW 陣の誰が調子がいいかによって試合の流れが変わるだろう。
中盤は誰が入っても、今の日本代表の中盤は層が厚いので大丈夫。
最後のブラジル戦。2000年のシドニーオリンピック、日本での FIFA コンフェデレーションズカップ 2001 、そして今年のドイツでの FIFA コンフェデレーションズカップ 2005 で日本はグループリーグの最終戦、すべてブラジルと対戦している。
結果は1敗2引き分け。今回はどうなることだろう。過去2回の FIFA コンフェデレーションズカップのブラジルはベストメンバーではない。本気のブラジルと対戦するのだ。
なんとか ジーコ監督に勝たせてあげたい。住友金属工業蹴球団というブラジルでは無名のチームに日本のサッカー界を育成させる為に移籍したジーコ。そして J リーグ発足とともに鹿島アントラーズというチームを育て日本のサッカー界に貢献してきた。
2006 FIFA ワールドカップをもって日本のサッカー界を去るジーコだが、グループリーグ最終戦のブラジルとの試合は、ジーコにとっての総括なのだ。自身が愛するカナリア軍団から勝利を奪う時、ジーコはどんな気持ちになっているのだろうか?
歴史は繰り返される
他のグループも見てみよう。A 組みはドイツ中心になるだろう。B 組みはイングランド、パラグアイ、スウェーデンとかなり厳しい状況。イングランドのスヴェン・ゴラン・エリクソン監督は EURO2004 の時と同じようにまた、母国相手に戦うことになる。デビッド・ベッカム、マイケル・オーウェン、フランク・ランパード、スティーヴン・ジェラードなどはこの大会が最後となるかもしれない。
C 組みの組み合わせもすごい。またアルゼンチンは死の組に入ってしまった。1998 年のフランス大会でアルゼンチンはオランダと準々決勝で対戦。アリエル・オルテガ、フアン・セバスティアン・ベロン、ガブリエル・バティストゥータなどのスーパーチームがオランダに負けた。あの時のオランダも強かった。コートジボワールは1998年のナイジェリアになれるかもしれない。
D 組みも混戦模様。メキシコ、イラン、アンゴラ、ポルトガル、と状況は厳しい。ポルトガルとメキシコが出てきてほしいが、何が起こるかわからないのが FIFA ワールドカップだから。
E 組みも厳しい。イタリア、ガーナ、アメリカ合衆国、チェコ。 イタリアが抜けるだろうがチェコもアメリカ合衆国も、ガーナも本番ではどのような実力を見せるかで結果が大きく違ってくる。
F 組みは我が日本。そして G 組み。ここはフランスが出てくるだろう。大韓民国は日本と同じようなグループに入った。スイスもトーゴも弱くはないが強くもない。大韓民国ならば充分決勝トーナメントに勝ち進むチャンスはある。そして最後の H 組み。ここはスペインが中心のグループ。2位以下は混戦模様の可能性。
ポイントは FW のできとチームの連帯感
日本が勝つにはそのときに調子のいい FW にかかっている。僕個人としては FW は平山相太選手、久保竜彦選手のツートップか、その二人と高原直泰選手の入れ替えコンビ。控えとして大黒将志選手を登録させる。
中盤は中村俊輔に中田英寿、松井大輔、稲本潤一、小野伸二、阿部勇樹のどれかに組ませる。この人材ならば誰かイエローをもらって出場停止になっても充分機能する。恐いのはディフェンス陣の怪我。ここでけが人が多発すると日本はピンチかも。充分に注意してほしい。
優勝の行くへ
どのチームが優勝するか? 過去の展開を振り返るならば、ヨーロッパで開催された FIFA ワールドカップはヨーロッパのチームが優勝している。南米開催ならば南米の国が優勝。
2006 FIFA ワールドカップはブラジルが僕の中では優勝候補だが、他のヨーロッパの国にもチャンスはある。ブラジルが負けたとき、ヨーロッパの強豪はどこが優勝してもおかしくない状況になるだろう。
日本は良くてベスト8まで。奇跡が起こってベスト4かな。
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