大関から横綱へ
今回の大相撲夏場所は見ごたえがあった。横綱朝青龍と大関栃東の欠場という残念な展開もあったが、結果的には新顔の登場。新たな時代の幕開けを感じさせる場所となった。
知っての通り、新大関白鵬の初優勝で幕を閉じた夏場所。横綱不在の場所とはいえ見事に安定した強さを見せ付け、来場所以降の横綱昇進を期待させるほどの活躍であった。
白鵬は常に非常に冷静だ。まだ21歳とは思えない落ち着きをもって一番、一番に臨む姿勢は横綱の雰囲気をすでにかもし出している。いや、相撲の取り口をみても堂々としていてまるで横綱のような取り口を見せるのだ。この白鵬は期待できる。
来場所、横綱朝青龍が戻ってきた時の対戦が楽しみ。先場所の3月では優勝決定戦で横綱に負けている。その悔しさは忘れてはいないだろうし、今回の優勝のお陰で横綱にも物怖じする必要がなくなったと見える。
白鵬はあの千代の富士や貴乃花が大関から勢いを持って横綱に挑戦する頃に似ている。
千代の富士 貢(ちよのふじ みつぐ、本名:秋元 貢(あきもと みつぐ)、 1955 年 6 月 1 日 - )は、大相撲の力士で、第 58 代横綱。 北海道松前郡福島町出身。身長 183cm 、体重 127kg 。現在は年寄・九重。現役時代の異名・愛称はウルフ、大将。血液型は A 型。夫人は進藤喜平太(第二代及び第五代玄洋社社長)の曾孫で、進藤一馬(第十代玄洋社社長、元福岡市長)の姪孫。
史上最多の通算勝星・ 1045 勝など、数々の栄光を手にした史上有数・昭和最後の大横綱。小兵ながら速攻と上手投げを 得意にして一時代を築いた。 右四つ、左前廻しの体勢から、自分よりも大きな相手をぐいぐいと寄り切ったり、一瞬の呼吸で投げ飛ばすさまはファンを熱狂させた。四股の美しさも特筆すべ きもので、高々と頭の高さほどまで上げた足が空中で一瞬静止したのち、力強く踏み下ろされるまで、体には僅かなぶれもない堂々たる四股だった。(ウィキペディア参照 - 千代の富士)
相撲界のウィンブルドン現象
また今回の優勝決定戦で敗れたとはいえ、雅山も14勝1敗とは見事な成績である。来場所での大関復活にかけた戦いは期待してもいいのではないか。そう思えるほどの今場所相撲内容であった。
日本人力士がパッとしないなか、新たな期待できる力士の誕生はたとえ復活であっても嬉しい。これに大関栃東が加われば、また一層盛り上がるのではないか?
大相撲のウィンブルドン現象は致し方ない時代の流れであるが、日本人力士の魁皇、千代大海、栃東に雅山などが引っ張っていかなければ。そうすれば、稀勢の里や普天王といった若者も奮起されるだろう。おっと高見盛という人気者力士にも頑張ってもらわねば。
このようにモンゴル勢の勢いは今後も止まらない。安馬という気の強そうな力士もいるし、朝青龍と白鵬がこれからも引っ張って行くであろう。
さて、大相撲のウィンブルドン現象を形成しているもう一つの事実といえばヨーロッパ組みの活躍である。
ウィンブルドン現象( – げんしょう)とは、市場経済において「自由競争による淘汰」を表す用語である。特に、市場開放により外国系企業により国内資本企業が淘汰されてしまうことをいう。ウィンブルドン効果とも呼ばれる。
テニスのウィンブルドン選手権が語源。伝統ある同選手権では世界から参加者が集まるために強豪が出揃い、開催地イギリスの選手が、勝ち上がれなくなってしまったことから。男子シングルスでは 1936 年のフレッド・ペリーの優勝を最後に、女子シングルスでは 1977 年のバージニア・ウェードの優勝を最後にイギリス人の優勝者は出ていない。(ウィキペディア参照 - ウィンブルドン現象)
欧州出身力士の躍進に期待!
特にこの場所見事新入幕をはたした把瑠都(すごい名前だ)はこれから楽しみな力士。彼はきっと横綱の地位を狙える存在になるはずだ。とにかく大きいし、そして大きいけど身のこなしが素早く、力もある。相手力士のまわしをとろうものなら一気に吊り上げて土俵際までもって行く怪力には恐れ入る。彼もまだ21歳。今後の相撲を引っ張ってゆく存在になるであろう。
貴乃花は曙らを抑えて優勝 22 回を数え日本人力士の体面を保ったが、その引退と入れ違いのように横綱へ駆け上った朝青龍の独走が始まる。 2005 年 (平成 17 年)には年間 6 場所すべてを制覇(通算で 7 連覇)、 1 年間一度も賜杯が日本人力士の手に渡らないという事態になった。また外国出身力士の主流はモンゴル勢に移った。 2006 年 (平成 18 年) 3 月場所では、優勝と三賞をすべてモンゴル勢で占めることになった。ブルガリア出身の琴欧洲が大関昇進、エストニア出身の把瑠都が十両で全勝優勝など、旧東欧圏出身力士も目立ち始めた。(ウィキペディア参照)
来場所は7月、名古屋である。誰が賜杯を手にして、どんな昇進劇が待っているのだろうか? 今からとても楽しみにしている。
2006 年 5 月場所の新大関で 14 勝 1 敗、本割で唯一負けた雅山との同点優勝決定戦で、取組前にかいた汗により雅山の突きが滑るという幸運にも恵まれて勝ち、新大関の勝ち星記録更新という快挙も成し遂げて初優勝を果たした。 21 歳 4 ヶ月での初優勝は貴乃花、大鵬、北の湖に次ぐ歴代 4 位の若さだった。 12 日目の帰りの車の中で「 君が代 」を教わり練習し、初優勝を果たした千秋楽では君が代を歌った。優勝パレードの旗手は、兄弟子の光法が務めた。(ウィキペディア参照 - 白鵬 )
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