かつて英国への大量出店を試みて挫折
カジュアル衣料店大手「 ユニクロ 」の超大型店が10日、ニューヨーク市の中心街にオープンする。
柳井正ユニクロ社長兼会長(親会社ファーストリテイリング社長兼会長)は読売新聞とのインタビューで、「世界の主要都市にはすべて出店しようと思っている」とし、パリ、香港、ソウルなどにも大型店を出店する考えを明らかにした。
かつて英国への大量出店を試みて挫折したが、2度目の挑戦が成功するか、注目される。( 2006 年 11 月 9 日 22 時 19 分 読売新聞)
ニューヨークで成功すれば、全米で成功する、という話はその事業内容が何であれビジネスをここニューヨークではじめる起業家には勇気付けられるフレーズであろう。
ユニクロが最初にニューヨークでお店を開いたのは今年の初め頃だっただろうか、去年の終わりごろだっただろうか? 確かマーケティングの戦略かもしれないが、試験的にお店を開ける期間が限定されていた。
その6ヶ月(確か?)の試験期間を終わり、いきなり SOHO 地区 に2店舗オープン。お店をのぞいてみると日本人が経営するお店の臭いはせず、アメリカの社会になじんでいる雰囲気が伝わってきた。
売り上げもそこそこに伸びてきたのであろう、徐々に広告を大々的に展開するようになり、超大型店へのオープンに向けて準備を着々と進めていたと思われる。
ユニクロはアメリカで成功するだろうか?
ある条件を満たせれば全米の服飾業界でもやっていけるのではないか、と僕は思っている。まずは自分達をどのあたりに位置づけし、消費者に対してアピールしようとするのか?
安さで行くのか? だとすると競合相手はオールド・ネイビーということになる。多くのニューヨーカーはすでにオールド・ネイビーと同じぐらい安いが、素材のクオリティーはユニクロのほうがいいぞ、と感じ始めていることと思う。
オールド・ネイビーはマジョリティーの低所得者層にアピールしているブランド、というのが僕の印象だ。じゃ、クオリティーと値段でいったらどのぐらいの位置に立つことになるのだろう?
値段でいったらJ.Crewやバナナ・リパブリックよりも安いが素材のクオリティーは充分に信頼できるだろう。後勝負するところといったら、デザイン性かなぁ? 要は遊び心があるかどうか?
GAP はJ.Crewやバナナ・リパブリックよりは安いが結構丈夫だしデザインもオーソドックスにちょっと遊び心が入った感じとして、多分ユニクロが競争することになるブランドは GAP ではないかと想像するのだがどうだろう?
元々はナショナルブランド衣料品の小売店であった。アメリカンスタイルの倉庫風の建物内にクラシックな映画ポスターや有名スターのポートレイトを展示した特徴的な店舗を全国に展開し、またいち早く中国に優良な工場を持ち低価格で調達するモデルを構築。その点ではメジャーになる前から業界筋の間で知られていた。
1997 年 頃からアメリカの衣料品小売店である GAP (ギャップ)をモデルとした製造型小売業 (SPA) への事業転換を進め、経済の状況にマッチした低価格・高品質商品の展開、また広告代理店と提携、クリエイティブディレクターにタナカノリユキを招き、明確なメッセージを発信したことが奏功して、 2001 年 8 月期には売上、経常利益ともピークに達し、余勢を駆って英国への進出も行われた。
日本人のファッションとか服のデザインは注目されてきているし、キャラクター・グッズやゲームにアニメの世界で日本のファンになった人も多いのではないだろうか?
そういった日本人が得意とする大人が受け入れられる可愛さを、デザインとしてアピールできればユニクロは人気が出ると思う。そうしてキャッシュ・フローを確実にしてまずはニューヨークの地位を確立。そして徐々にイースト・コーストから広げていくのがいい。ニューヨークで成功すれば、ボストン、シカゴ、フィラデルフィア、ワシントン DC もすぐにオープン出来る。そして中西部と南部を展開し、その後西海岸へ進出、なんていかがだろうか? これらの地域はニューヨークと比べると田舎なのである程度の市場調査は必要だろう。着ている服装なんかニューヨークとロサンジェルスじゃ全く違うからね。
かつてロサンジェルスからニューヨークに着たばかりの頃、着る服がなくて困った。LA で革靴なんかはかなかったし、黒系よりも白系の服ばかり。NY では冬服がなくてね、手袋や帽子などは必需品なんです。
そういった地域の違いがアメリカにはある、というかニューヨークはアメリカではなく東京と同じ大都会。かつてイギリスで失敗したそうだが、ヨーロッパ人にアメリカのセンスのないデザインは受け入れられない。
ユニクロが仮にアメリカで成功して次に目指すところはアジア市場。これで充分だろう、というかここまでが限界であろう。それか経済成長が今後期待できるBRICsやNext Eleven の地域を視野に展開するのがいいのでは。
もしユニクロがヨーロッパに進出したいのであれば、デザインというかユニクロのイメージをコンセプトからヨーロッパ指向に変えていく必要があるのではないだろうか?
ヨーロッパは確立された地域である。パリジャンにアメリカで出しているような同じようなデザインの洋服をアピールしても受け入れてもらえるだろうか?
それともインターネットが普及した現在社会で趣味格好がどこの地域の若者も似通っている事実の幸運に乗って、もしかしたらヨーロッパでも成功するかもしれない。
iPod にナイキは世界の若者の共通文化
ナイキ (Nike) は、アメリカ合衆国オレゴン州に本社を置く、スニーカーやスポーツウェアなどスポーツ関連商品を扱う世界的企業。 1972 年 設立。 ニューヨーク証券取引所に上場。
社名の由来は、社員の一人ジェフ・ジョンソンが夢で見た、 ギリシャ神話の勝利の女神「 ニケ ( Nike )」から。 スタンフォード大学で経済学を学んでいた学生フィル・ナイトと、 オレゴン大学の陸上コーチであったビル・バウワーマンが前身であるブルーリボンスポーツ( BRS )社を設立。
同社は 日本から オニツカタイガー(現アシックス)の運動靴を輸入し、アメリカ国内で販売していた。より高い利益を求め、オニツカタイガーの技術者引き抜きなどを行い、オニツカタイガーの競合社である福岡のアサヒコーポレーションでスニーカーを生産、ナイキのブランド名で販売した。
提携終了後もオニツカタイガーがビル・バウワーマンのデザインした靴を販売していたため、 1 億数千万の和解金を受け取る裁判を起こす。現在、運動靴のみならず多くのスポーツ製品を手がけている。
Popularity: 2%




