気負いすぎの二人
日曜日の松坂大輔(ボストン・レッドソックス)のニューヨーク・ヤンキース戦と月曜日の井川慶( ニューヨーク・ヤンキース )のタンパベイ・デビルレイ戦を見ていて二人とも苦しんでいるなぁ、という印象を受けた。
まず、松坂大輔。気持ちが気負いすぎてバランスが悪い。憧れのメジャーリーグ、そして地元でニューヨーク・ヤンキースを迎えての3連戦の最終戦。その前の2試合も勝っているし、おまけに日曜日で ESPN の全米中継もある。まさにおいしい舞台が松坂大輔には整っていた。
ここで自分のすごさ、 “ こいつ、やるなぁ ” 、というのを見せてやろうと気負ったのかもしれない。全体的にコントロールが悪い。これは投げ急いでいる感じから身体が早く開いてしまうため、ボールをリリースするタイミングがそれだけ遅れ、故にコントロールが定まらなく、ボールが高めにいったりストライクを取りにいったところを簡単に持っていかれていた。
特にデレク・ジーターとアレックス・ロドリゲスの時には二人とも踏み込むタイプの打者なので内角を攻めて上半身を上げさせようとしたのだろう。コントロールが定まらず二人ともデッドボールを与えてしまう。
気持ちとのバランスが取れていないためにストレートに勢いがなく、ストライクも先行しないため変化球に頼りがちになる。 井川慶も同じパターン。そこを狙われてしまい、日本の打者と違ってパワーがあるから簡単に長打にされてしまう。大量得点を許しているのは松坂大輔と井川慶の今のところの共通点だ。
ストライクが取れない!
月曜日の井川慶も悪すぎた。ストライクが入らない。ボールがほとんど高めに行っている。カーブの制球が悪い。よってストライクを取りに行った甘い球を狙い打ちされている。5回持たないようだと井川慶は厳しいだろうなぁ。もし今後も調子が上がらないようなら夏前に井川慶は3 A (マイナーリーグ)に落とされる可能性がある。
なんかアメリカ生活、メジャーリーグでの生活、雰囲気を楽しめていない感じがするんだけど、井川慶は大丈夫だろうか? 井川慶はここが踏ん張りどころ。5、6、7と MLB オールスターゲームまであっという間だから。
注目されるのはMLB オールスターゲーム前まで
5月、6月は学校関係は夏休みに入り、北米全体が夏に向かって気候が暖かくなってくるので絶好のベースボール日和が続く。ここの2ヶ月はあっとい間に過ぎる。
そして7月に MLB オールスターゲームを迎え、8月ともなるとプレーオフに向けての補強が始まっているし、野球のほかにアメリカンフットボール( NFL )が始まるので野球熱はおのずとプレーオフに残りそうなチームだけのものに変わってくる。
松坂大輔も井川慶も注目されるのは MLB オールスターゲームまで。このような感じであっという間に今年の一年は過ぎていくだろう。しかし結果を残せるかどうかはこの2ヶ月にかかっている。
早くメジャーリーグに適応せよ!
日本での活躍してきた功績は忘れてしまえ。早くメジャーリーグ流にアジャストしていかなければ簡単にアメリカのファンは二人を見捨てていく。特に井川慶は厳しいだろうな。ニューヨーク・ヤンキースのあるニューヨークは独特な雰囲気があるからね。
日本人だから、日本から来たから、って特別扱いはしないし、ちょっと人付き合いはクールなところがあるから、英語も芳しくないようだと孤独を感じるかもしれない。
プライベートでは奥さんがいるからいいだろうが、やはり仕事の場、勝負の場で味方からの信用を得るには勝ちを積み重ねていかなければ、誰も助けてはくれないからね。最後は自分を信用して踏ん張らないと。
マウンドが高い、長距離の移動、慣れない生活、抑えなくてはいけないというプレッシャー。彼らメジャーリーグ一年生はそれこそ大変だと思う。夏に向かうにつれ、二人とも調子が上がってくればと願わずにはいられない。
やっぱり野手とはプレッシャーが違うのかなぁ。同じ一年目のタンパベイ・デビルレイの岩村明憲は実にリラックスしていて完璧にメジャーリーグの雰囲気に慣れている。オープン戦では結果が出ていなかったが、いざシーズンが始まってみると安打は重なるはホームランは出るはで気分が楽になったのだろう。
よってそれが守備にも反映され好プレーを見せいている。アメリカの野球チャンネルでも注目されるようになってきた。このままの調子を保っていけたなら、彼はメジャーリーグで生きていくことができるだろう。
松坂大輔や井川慶と違い田舎のフロリダ州セントピーターズバーグへ行ったのが良かったのかな?ヘンな注目度はそれほどないし、余計な雑音も大都会に比べれば十分野球に集中できる環境が整っているものと思われる。
(井川慶伝説)、ここを読んだあと、井川慶選手に親近感がわいてきた! 頑張れ、井川慶! 君のような強烈な個性の持ち主ならアメリカ社会できっとうまくやっていける。
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