So What?, Soccer - サッカー - Written by B-KOOL on 土曜日, 3月 22, 2008 21:06 -

日本サッカーと海外サッカーの違いはパス回しのテンポだと思う

東アジアサッカー選手権 2008決勝の日本代表の試合をやっとみた。

欧州CLの試合を見た後だったので、否が応でもサッカーの質の違いというものが目に付いてしまったんだよね。日本サッカー、はっきりいってまだまだだよ。

パスの精度、ドリブルのスピードと正確さ、トラップの技術、センターリングの精度、シュート状況での的確な判断。

どれをとってもまだまだ世界のトップレベルの選手たちと較べるとサッカーの技術は貧弱と言わざるを得ない。

ほんと同じプロのサッカー選手だろうか? と疑われるほどレベルの違いがありすぎるのだ。厳しすぎる言い方だろうか?

ハーフラインからペナルティーエリアまでのボール回し。相手のディフェンスを抉るような鋭利な角度のパスだし、ドリブル展開、意表を付くシュート。ポジショニング、ただ前に向かって走るだけでは駄目で状況を判断しながら一番攻撃的に見て有効な選択肢を瞬時にして選ぶ能力。普段の練習中からこのような思考を繰り返すことが大事なんじゃないかなぁ?

意識改革

戦略うんぬんも大事だし、フィジカルな技術は個人の練習と努力に頼るしかないが、この個人が意識して、ある目的をもって意識して普段の練習に取り組む姿勢が大切だと思うんだけど、いかがであろうか?

練習の一つで例えばパスを受けてそこからシュートという場合、自分の周りにイタリア代表のディフェンスがいる状況、ちょっとでもトラップがでかいとすぐに厳しいプレッシャーが来そうな状況を想像しながらそれらの練習をしてみることは非常に大事だと思うんだよね。練習中からね、常に意識するレベルをあげるんだ。

日本代表の試合はどうしても意志が感じられないんだなぁ。ある程度の共通理解、決め事はあるかもしれないけど、瞬間、瞬間の意志が繋がらないんだと思う。意図のない、意志のない、パス回し、攻撃には偶然性のゴールしか得ることができない。

戦術的にどのようにして相手ディフェンスを崩していくのか、どのような展開を意図してゴールを決めるつもりなのか、どのようなゲーム運び、試合の流れを観察しながら実行に移して行く緻密さを全員が共有することの大切さ。これをサッカーという有機的に状況がどんどん展開する中で瞬時に一番的確な、攻撃面で言えば一番得点ができるような状況、相手のディフェンスが崩れるような状況を判断して瞬間的に共通認識として実行に移すことができるレベル。

サッカーとは難しいものだなぁ、と書いていて思ってしまったよ。

俊輔とバルセロナの違い

バルセロナセルティック欧州CL決勝トーナメント1回戦でのバルセロナセルティックの試合。中村俊輔選手がトップ下で起用されたんで久しぶりに日本人が目立っていたのもあって結構楽しんで見ていた。

でもねぇ、途中でみていて気がついたんだけどどうも中村俊輔選手のパスの出すテンポがバルセロナの選手が繰り広げるパス展開と較べて遅いというか、余計なテンポを踏んでいる感じがしたんだよね。

どういうことかというとバルセロナのパス回しは1-3-5という感じで一つ飛ばしというかポン、ポン、ポンといった感じでリズムがいいというか速いんだよね。周りがそういうリズムで動いているから試合運びがスムーズなんだよ。攻撃のリズムがそのリズムで動いているというか、わかるかなぁ?

1から10までのゴールに向かうして1-3-5-7-9、そしてゴール前にちょっとテンポに変化を付けて9-10みたいな感じで攻撃が行われる。味方の選手も1-3-5-7-9というリズムでポジションを取るからパスの展開が速いんだよね。その途中で緩急をうまく組み合わせたりドリブルを入れたりして、基本的に一つ飛びのリズムでポジションを取っていると思うんだ。1-3-5ここでドリブルしたり、いきなり9-10へ飛んだりね。1-2-5-8といったリズムでもいいし、そこでシュート、なんてね。

それがね、中村俊輔選手のパス捌きがどうしても1-2-3-4-5を基本としているというかどうしても安全策、無駄なパス回しが多いように感じたんだよ。

周りの選手は1-3-5でもらうポジションで動きそれにあわせたスピードで動いているんだけど中村俊輔選手からでるボールが1-2といった展開だからどうしてもそこで3-5-7というポジションでボールをもらう予定で動いていた選手とリズムがかみ合わなくなるんだな。相手にとっても守りやすいよ。1-2-3と展開してくれれば一人は2をつぶしにいってパスの出しどころの3で容易にカットに入れるからね。

中村俊輔もうすこし中村俊輔選手には意外性がほしかったな。1そしていきなり自分でドリブル展開して5-7-9とつなげるとか、正確なパスの精度があるんだから、1からいきなり5-7-9と展開しても良かったような気がする。

見せ場は試合終了間際に見せた右からの強烈なシュートのみ。安全策に回った中村俊輔選手のパス裁きは結局決定的な瞬間を作ることもなく、よって相手のバルセロナのDFを脅かすことなく、相手にとっては無難というかおとなしい存在だったに違いない。

せっかくトップ下で起用させてもらったんだから、試合終盤で見せたあのシュートを放ったときのようなアピールを試合開始からフィールド上で見せて欲しかった。もうすこし強引さを前面に出しても良かったと思うんだけど、いかがであろうか?

中村俊輔選手のパス捌きを例として使わせてもらったけど、要はもうすこし日本のサッカー、試合展開が速くならないとこの先進歩しないと思うんだけど、違うかなぁ?

アジアのレベルで満足していたら絶対にワールドカップ優勝なんて50年、100年経っても訪れないから。欧州の中堅どころのチームみたいに決勝トーナメントに進めたら今回は日本にしては強いチームができた、というようになってしまう可能性がある。

世界に近づいていく意志がないと駄目だと思うんだけど、結構道のりは遠いよ!

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    大橋一弘(1968年11月3日生まれ) 19歳で渡米、あれから21年が経ちました! ノースカロライナ、ロサンジェルスを経て現在ニューヨーク在住13年。ネットの世界でエッセイスト、スポーツジャーナリスト、写真家、小説家、起業家のステイタスを確立するため日々奮闘中。 続き・・・

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