イギリスのクラブが4つも勝ち残った準々決勝。結果は次のようになった。アーセナル3対5リヴァプール。 ローマ0対3マンチェスター U。 シャルケ0対2バルセロナ。 フェネルバフチェ2対3チェルシー。
これにより準決勝はリヴァプール対チェルシー。 マンチェスター U 対バルセロナということになり第1戦が4月22日、23日に行われ、第2戦が4月29日、30日という予定になっている。勝つべきところが勝ち進んだ、というような感じだけど、うーん、経験の差かなぁという気もする。
アーセナルは非常にいい内容のゲームをしていたけどホームで得点を稼げなかったことが響いている。
この両チームは UEFA チャンピオンズリーグを挟んでイギリスのプレミアリーグでも週末に試合を行い、よって3試合連続で同じ相手と戦うことになった。
リヴァプール有利でアンフィールドに戻ってきた時点で勝負は決まっていたのだろう。セスク・ファブレガス、マチュー・フラミニ、アレクサンドル・フレブの三人の中盤は去年の覇者ミランを決勝トーナメント1回戦で破り、カルロ・アンチェロッティをうならせたものだがリヴァプール相手には通用しなかった。
試合途中、マチュー・フラミニが負傷して退場してしまったこともアーセナルにとっては運の尽き。
リヴァプールのほうも相変わらずスティーヴン・ジェラードは健在で彼の一瞬一瞬の判断のすばらしさに目を見張り、シャビ・アロンソとハビエル・マスチェラーノのボランチがよく走り、攻撃に守りにとそこら中に顔を見せていた。特に前線へのパス出しから攻撃参加も自身二人ともよく行い、それがリヴァプールの攻撃時に厚みとなって現れているものだと思う。
ローマはじめイタリアのチームに元気がないのはどうしてだろう? 八百長疑惑があり、 ユヴェントスなどの競合もここのところ姿を見せていない。
プレミアリーグが元気なのはお金、人が集まっているからだと思う。お金が集まればいい選手を集めることもでき、よって観客数も増え、プレミアリーグ全体が活性化する要因になっている。
強いチームの特徴
マンチェスター Uは強い。粘り強いというか、相変わらずボールもよく回るし、攻撃が多彩。
強いチーム、 マンチェスター U にリヴァプール、アーセナルにバルセロナなどのサッカーを見ていると気がつくんだけど、ボールがよく回る。それにサッカーが速い。選手もよく動くし、巧守の切り替えといい、すべての判断が早いのだ。得点シーンを見ていてもスルーパスからだったり、サイドからのセンターリングはもちろん、後目に付くのが個人で状況を切り開ける能力のある選手の存在である。
ドリブルで相手ディフェンス陣の中に切り込んでチャンスを作るなど、個人でチャンスを創造できる能力とでも言おうか。クリスティアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニー、カルロス・テベスという存在がマンチェスター U を強さの秘密であり、バルセロナではその存在がリオネル・メッシやロナウジーニョとなる。
そのバルセロナはリオネル・メッシやロナウジーニョ 、デコなどがいないなか、よく勝った。この3人がいなくても中盤にはシャビやアンドレス・イニエスタ、 そしてFWにサミュエル・エトオにティエリ・アンリ、ボージャン・クルキッチと多彩なメンバーを揃え、シャルケに勝っている。
準決勝の行くへ
準決勝はバルセロナとマンチェスター U 。どちらが勝つのだろうか? バルセロナにリオネル・メッシやロナウジーニョ、デコが揃っていないのが残念だ。
そして準決勝もう一試合のチェルシーとリヴァプール。チェルシーの試合はどうしても好きになれない。確かに強いことには強いんだけど、サッカーが洗練されていないというか、意図的なものを感じることができないんだよね。
全体的にその場その場の成り行きという感じがして、個人能力のある選手が、とくにアフリカ勢が1対1で負けていないから、全体的にチェルシーに有利になり、なんとなくディディエ・ドログバがゴールを決めている、という印象なんだよね。
もちろんペトル・ツェフという素晴らしいゴールキーパーもいるし、アシュリー・コール、リカルド・カルヴァーリョ、ジョン・テリーなどのDFもタレント揃い。MFもクロード・マケレレ、フランク・ランパード、ジョー・コール、ミヒャエル・バラックといい人材を確保しているし、FWにはディディエ・ドログバはじめ、アンドリー・シェフチェンコにニコラ・アネルカまでいる。
これで強くないはずがないではないか! プレミアリーグでは今の時点ではチェルシーが2位でリヴァプールが4位。でもリヴァプールは UEFA チャンピオンズリーグになると強いからね。優勝した経験の差でリヴァプール有利かなぁ。
決勝ではリヴァプールとマンチェスター U の試合が観たい!
最後に何度も言うようだけどこの という舞台に日本人選手がもっと顔を出してこないとレベルはいつまでたっても上がらないから。
UEFA チャンピオンズリーグは個人を鍛えてくれる場所だね。各国のリーグ戦よりもホーム&アウェイ方式で行われるタフな環境で個人は鍛えられていくんだと思う。特にアウェイでは個人一人一人が緊張状態の中でプレーを強いられることになり、その苦しい環境が選手を鍛えていくのだと思うんだよ。
あのローマのダニエレ・デ・ロッシがマンチェスター U のホーム、オールド・トラッフォードでPKをはずした場面を見ていてそのように感じた。めちゃくちゃに緊張していたんだろうな、ダニエレ・デ・ロッシは。ボールは枠を超えてバーの遥か頭上を越えていったからね。力の入りすぎ。
この UEFA チャンピオンズリーグでの充実感が国レベルでも同じような達成感を味わいたいという欲望に変わり、 FIFA ワールドカップやUEFA 欧州選手権、コパ・アメリカでの素晴らしい活躍へと繋がるのだ。
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