Book Review, Myself - Written by B-KOOL on 火曜日, 4月 22, 2008 13:08 -

ウェブ時代の5つの定理 – 梅田望夫

第3のリンゴ

エデンの園でイヴがかじったリンゴは、人類に「知の味」を教え、人類と世界の関係を決定的に変えてしまった。これが第1のリンゴ。

二つ目がニュートンのリンゴ。そして今アップルは、第3のリンゴ、すなわちパーソナル・コンピューターを、私たちの机の上に置いたのである。それによって、文化の革命が起こる。 ジャン・ルイ・ガゼー

Eve’s was the first apple to provide man a taste of knowledge and thereby alter forever his relation to the world; Newton ’s was the second; and now, (…).

Apple Incorporated has placed on our desks a third: the personal computer. A cultural revolution is in its consequence. Jean-Louis Gassee

このアップル社のエピソードが一番印象に残った。なるほど、このような思想がバックグラウンドにきちんと規律されていれば、アップル社で働く従業員になんの迷いが生まれようか? 疑いようのないまっすぐな道を見つめ続けて、日々研鑽し、目標を確実に実現、人類に貢献できるという満足感は、相当な祝福感を個人に与えてくれるものだと想像する。

カリスマ的な存在、スティーブ・ジョブズ

チーム力とは、異分野のその道のプロが組むことで相乗効果をたたき出すプロフェッショナルチームのこと

iTunes が日本に上陸する直前の時期、米国のレコード会社の人間が、日本のレコード会社の社長をジョブズに会わせようとしなかったという話を聞いたことがあります。会うと絶対に説得されるから。

やっぱりカリスマなんですよ。結局、向こうのレコード会社の人間は全員説得されちゃいましたし、映画業界も「 iTunes Movie Rentals 」という彼らが飲みやすいスキームを提示することでほとんどのメジャーをパートナーにしてしまった。

上に紹介した記事からの引用なんだけど、スティーブ・ジョブズについてのあるエピソードが載っている。

生活者の主権を取り戻す、個がエンパワーされてより自分の好みに合った生活、人生を送ることが可能になるという期待はアップルが新しい商品を市場に出すたびに、消費者はわくわく感を持ってそれらを待ち受けるのだ。

チームワークに必要な優秀な個

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!日本の場合、「チームワーク」という概念に、「優秀な個」という前提が自動的にビルトインされていないところが落とし穴だと思います。「チームワーク」といえば、「メンバーの痛みを理解できる」「困っている他のメンバーを助けてやる」といった相互扶助の概念と紙一重になります。ややもするとそれは、日本人特有の「群れたがり」「つるみたがり」への指向性とも重なってしまう。

第2定理の「チーム力」とは、「異分野のその道のプロ」が組むことで相乗効果をたたき出す「プロフェッショナルチーム」のことを意味します。

これは日本のプロサッカーよりも日本のプロ野球の分野で、多くの活躍する選手を輩出している現象を観察してみるとよく理解できると思われる。

一流といわれるメジャーで活躍できている日本人選手は、一流といわれる欧州で活躍できている日本人サッカー選手よりも多いのはどうしてか?

日本人のサッカー、特に代表レベルにおいても、選手間に仲良しグループという文化をそのままピッチ上に持ち込んでしまうという欠点があるように思われる。だから中田英寿選手のような特出した個が誕生すると、彼の場合のように浮いてしまうのだ。

タフな技術者

情熱を持ったリーダー、タフな技術者、経験豊富なビジネスパーソン – まずはこの三位一体が最低限必要です。

今の日本で一番必要なのは、タフな技術者だと思う。情熱を持ったリーダーや経験豊富なビジネスパーソンは経営やコミュニケーション、他にそれ専用の知識が必要だと思われ、ある一部のエリートのみが実行可能なように感じる。いわゆるコスモポリタンという人種を育てる必要があるのだ。

タフな技術者ならば、多くの日本人が様々な分野で適応していくことができると思うんだが、いかがであろうか?

他者が絶対にやらないような組み合わせ

情熱を持ったリーダー、タフな技術者、経験豊富なビジネスパーソン

たとえどんなに小さな達成でも、他者が絶対にやらないような組み合わせを工夫することは、コモディティ化を避けるきわめて重要な考え方です。そしてそれは、「時代の大きな変わり目」をサバイバルするための要諦そのものです。

そういう方向での努力が、さまざまな偶然や幸運と結びつき大きな仕事になっていくとき、これまでに経験したことのないような「働く充実感」が味わえると思うのです。

普通の人にソーシャルメディアに費やす時間はあるのか?

一週間に何時間、コミットすることができますか? なんでもそうですけど、一工夫、一手間がその個人なりサービスや商品を際立たせるのです。

第 1 定理 アントレナーシップ
私を起業へと駆り立てた言葉 / 起業して成功するための条件とは ?/ 〃第三のリンゴ〃が私のアントレナーシップに火をつけた / 変化の予兆を感得せよ / ビジョナリーとの出会い / 失敗といっても「スポーツで負ける」くらいのこと / 最高の倫理観をもった者が社会を牽引する

第 2 定理 チーム力
人についての黄金則 / ベンチャー経営に必要な三要素 / リーダーシップは料理のレシピ本のようにはいかない / 好きな人と働くことが原動力 / 全員イエスでなけれ ば採用しない /A クラスの人は A クラスの人を連れてくる / 自分で動く、贅肉のないチームづくり / データで判断し、行動する

第 3 定理 技術屋の眼
技術者たちの反骨精神 ―― テクノロジーで権威と対抗する / 技術者はものを介して考える / 変化の節目で何に掛け金を置くか / テクノロジーで「百倍よくなる」未来を愛する /PC のアイコン、アップルの復活劇 / プロダクトを何で差別化するか / アントレプレナーはみなマイクロマネジャーだ / 変化を見抜く者が生き残る

第 4 定理 グーグリネス
グーグルの第一倫理 ―― 「邪悪であってはいけない」 / グーグル採用術 ―― 「グーグリネス」はあるか ?/ 一つのアルゴリズムで完璧な答えを返す / 世界中からグーグルに人材が集まる訳 / タイムマネージメントについて / みんなの合意が基本 ―― マネジメントの 3 つの黄金則 / 混沌さの中に組織のパワーは宿る

第 5 定理 大人の流儀
日本語圏独特の匿名文化 / 自分は何者なのか ―― フェイスブックの台頭 / 「パブリックな意識」がネット空間を進化させる / 人々の善性を信じよ / 世の中をよくしたい ? ウォールストリートを興奮させろ / 苦しいときこそ、大人が社会を鼓舞する / 若い人の流儀を尊重する / 愛するものを全うする /

Book Review, Myself - Written by B-KOOL -
- ( ウェブ時代の5つの定理 – 梅田望夫 )
Tags: ,

Back to Top

Recent Content

    Subscribe

    あなたのメールアドレス:

    Delivered by FeedBurner

    Random Photos

    The South Garden in Conservatory Garden

    FriendFeed Activity

    Jeff Bezos、Kindleの未来について大いに語る(ハイライトビデオあり) http://ow.ly/18m3tA

    Friday 7:24

    日本はアジアのイタリアに - Chikirinの日記 http://ow.ly/18m3tz

    Friday 7:24

    生まれ変わった「日本語対応キンドル」は12000円から、Twitter&Facebook対応 【@maskin】 : TechWave http://ow.ly/18m3tB

    Friday 7:24

    Visitors Online