So What?, Soccer - サッカー - Written by B-KOOL on 木曜日, 6月 19, 2008 20:58 -
ベスト8出揃うUEFA欧州選手権2008、優勝候補はどこの国か?
UEFA 欧州選手権 2008 のベスト8
グループAからポルトガルとトルコ。グループBからクロアチアとドイツ。グループCからオランダとイタリア。グループDからスペインとロシア。
ポルトガル、オランダ、スペインは下馬評通り、順調にグループ内での戦いを消化して決勝トーナメント、ベスト8に進出してきた。どのチームも最初の2試合で勝ち、グループリーグ残り1試合は主力のメンバーを休ませて、控えのメンバーで試合の臨むというものだった。
この3チームが今のところの優勝候補といっていい。どのチームもずば抜けて得点力がある。チームのバランスが攻守ともによく、控えで戦った3試合目もオランダとスペインは勝ってしまった。 ポルトガルもスイスに負けはしたが、惜しい試合展開であり、どのチームも選手層が厚いことを証明して見せたといっていい。うらやましい限りだ。
日本もこれからグループリーグを戦うときの参考として、各代表個人は頭に入れておくといい。要は最初の2試合で試合を決めていれば、残りの3試合目はいろいろな意味でチームにとって有利に働くということ。
主力を休めさせることができるというのは非常に大きなアドバンテージとなりうる。控えの選手構成でどれだけ戦えるかを見極めることもできるし、そこで調子のいい選手などはもしかしたら最終戦のどこかで先発として起用される可能性もあるからだ。
上に進めば進むほど、どこかで累積イエローカードのリスクを考えていないといけないし、対戦相手によっては今までのチームリズムよりもどこかをいじったほうが相手チームと戦う上でフィットする可能性もあるわけで、ほとんど総力戦といってもいいほど、主力に控えとどの選手もチームにコミットする必要があるのだ。
準々決勝第1試合
準々決勝第1試合、ポルトガルはグループBの2位ドイツと対戦する。ドイツがグループB2位というのは1位で通過したクロアチアに負けたからであり、ここまでの試合内容をみても得点はルーカス・ポドルスキーとミヒャエル・バラックの2人だけであり、グループリーグ突破に合計4得点というのは不安材料が残るところ。
多彩な攻撃を仕掛けてくるポルトガル相手にどこまで戦えるのだろうか? ルーカス・ポドルスキーとミヒャエル・バラックの出来次第でドイツがどこまで戦えるのかがわかるであろう。
ポルトガルは中盤のデコ・ソウザを中心にして周りのクリスチアーノ・ロナウド、シモン・サブローサ、ヌーノ・ゴメスといったFWがどこまで活躍できるかにかかっている。特にクリスチアーノ・ロナウドとシモン・サブローサの役割は大事であり、ドイツはボールの出所、デコを徹底的にマークしてくると思われるので、この2人が左右でどれだけ相手DFをかき回すことができるか?
早い時間にポルトガルが得点したらそのままのリズムを保ってポルトガルが勝つであろうが、もしドイツが先取点をたたき出した場合は、守りを固めそのまま逃げ切りを図ろうとするからポルトガルにとっては不利になる。下手をしたらドイツは90分引き分け狙いで、延長戦のどこかで、もしくわPK狙いで勝ちにくる可能性もある。
デコ、 クリスチアーノ・ロナウド 、シモン・サブローサの3人があせり出したらドイツのほうに風向きが傾き始めるだろうなぁ。
準々決勝第2試合
準々決勝第2試合、これは以外にクロアチア対トルコということになった。まずクロアチアだがこのチームも実はグループBで全3試合勝って決勝トーナメントに進んでいる。
ポルトガル、オランダ、スペインと同じ扱いにしたいところなんだけど、この3チームのように多彩な攻撃を仕掛けるでもなく、いまいちチームとしての特徴が見当たらないんだけど、そこが実は相手チームに油断させる隙を与えているのかもしれない。
一人一人の技術はしっかりしたものを持っているし、元々クロアチアというチームは元サッカーユーゴスラビア代表として活躍していた歴史があり、サッカーユーゴスラビア代表といえばテクニシャンも多く、ラテン系のサッカーを展開していたことで有名。
ドイツに2-1で勝ってきたところをみると攻守のバランスがいいのであろう。対戦相手のトルコはグループA2位通過のチームあり、あのチェコを抑えての決勝トーナメント進出はたいしたものだと思う。決め手は最後まで試合をあきらめなかったところと言っていいであろう。
初戦のポルトガルとの試合では0-2で敗れたものの、第2試合の開催国スイスとの試合ではロスタイムで逆転というすばらしい粘りを見せ、開催国スイスサポーターを失望に陥れたのである。
その勢いは止まらず、この試合を最後まであきらめない見事なスピリッツが第3試合のチェコ戦でも現れた。
チェコは後半30分あたりまで2-0で勝っていたのである。だれもがチェコの決勝トーナメント進出を予想していたであろう。しかしトルコは75分に1点を返す。そして残り3分となり、87分と89分と立て続けにゴールを奪い、 チェコを3-2で逆転勝利してしまった。
このようにして勝ってきたチームは雰囲気がいいからね。クロアチア対トルコの試合は甲乙付けがたく、もしかしたらいい試合になる可能性がある。どちらも準決勝に進出できるだけの底力を蓄えているからね。
準々決勝第3試合
準々決勝第3試合はオランダ対ロシア。オランダ、圧倒的有利だけど、最終戦のロシア対スウェーデンの試合を見る限り、ロシアのチームが機能し始めている印象を受ける。攻撃のリズムがかみ合ってきているとでもいおうか。
このロシアを率いる監督があのフース・ヒディンクである。この監督は本当に選手を奮い立たせる上手さを持っているというか、試合を重ねるたびにチームが強くなっていくから不思議。
そのヒディンク監督だが、彼はオランダ人。攻撃的サッカーを展開する母国サッカーに対してどのようなサッカーをロシア選手たちに浸透させて来るのであろうか?
オランダが有利であるには誰もが認めるところであろうが、もしかしたら何が起こるかわからないところがサッカーの不思議なところ。ルート・ファン・ニステルローイの出来にかかっているけど厳しいマークに合うだろうなぁ。
彼の周りで動くディルク・カイトやヴェスレイ・スナイデルがロシアDFをかき回すことができれば得点の可能性も高くなるであろうし、控えにはロビン・ファン・ペルシにアリエン・ロッベンというずば抜けたFWの才能を持った二人もいるので、もし後半に入っても得点できていない、または追う展開となっていた場合にはFWを3人にして攻撃してくる可能性もある。
どちらにしろ先制点をオランダが取った時点でオランダはリズムに乗ってくるであろうからロシアは先制点を与えないことである。
準々決勝第4試合
最後の準々決勝第4試合はスペイン対イタリアというとんでもない対決。ものすごい試合になるだろうね。
スペインは今回、オランダと一緒で一番調子がいいチームと言ってよいであろう。DFもバランスがいいし、中盤にはシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタの FC バルセロナ組みがいるし、場合によってはシャビ・アロンソやセスク・ファブレガスを投入させてリズムを変えてもいい。ここの中盤は本当に多才である。
得点は調子のいいダビド・ビジャに決勝トーナメントで爆発しそうなフェルナンド・トーレスがいる。この二人が決勝トーナメントで活躍しそうなんだよね。
イタリアはどうであろうか? 一番痛いのがアンドレア・ピルロが累積イエローカードで出場できないこと。ジェンナーロ・ガットゥーゾと一緒で AC ミラン体制ができないというところだが、もしかしたらこのことがイタリアにとってはいい方向に流れるかもしれない。というのもグループリーグ初戦でイタリアは中盤を AC ミラン体制で来たんだけど、機能していなかった。
まさかの3-0という敗戦からのスタート。そして第2試合からは中盤の構成を変えて試合に臨み、なんとか運もあって決勝トーナメントに進出してきた。
ダニエレ・デ・ロッシとシモーネ・ペッロッタの AS ローマ組みに期待するしかない。FWの ルカ・トーニの調子がよくないのが気がかり。ここは思い切って先発を変えてみたらどうだろうか? アレッサンドロ・デルピエロとの2トップで攻撃の幅を広げるのも一つの手だと思うけどね。
さぁ、全8チームを紹介してきたけど、どこが勝ち進んでいくのだろうか? グループリーグで活躍していても決勝トーナメントでは経験がものをいうから、いくら調子のいいチームでもわからないからね。経験でいったらドイツにイタリアが有利。勢いでいったらポルトガル、オランダ、スペインが有利。運が味方すればトルコにロシア。ダークホースがクロアチアといったところか。
日本代表のぱっとしないサッカーを見飽きた皆さん! 本当のサッカーを堪能してくださいね!
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