攻撃を仕掛けるサッカーが生まれる土壌はその国の国民性が関係している

北京五輪での日本サッカー

<北京五輪・サッカー:ナイジェリア2-1日本>10日男子1次リーグB組

日本は、ここぞの時に勇気がなかった。前線の選手にマークが付かれると、そこにボールを出さない。下げるか、横パスで、FWがフリーになるチャンスをうかがっていた。あえてパスを出し、ファウルをもらうとか、壁パスを狙うチャレンジ精神が欠けていた。

サイドからはチャンスをつくっていたが、中央からの仕掛けはほとんどなかった。ラモス、カズ、武田、北沢らがいた一時のヴェルディ(東京V)が証明したように、日本は華麗なパス回しで中央突破できるはず。しかも技術は当時より、向上している。でも、相手のフィジカルコンタクトを恐れたのか、中央突破するシーンはなかった。

泥臭さも欠けていた。サイドをきれいに抜いても、結局、ゴールするための、経過にすぎない。もっとペナルティーエリアの中でうごめくようなドリブルでファウルをもらったり、相手のユニホームを引っ張ってでもシュートを打つとか、もっとゴールへの意識を高めないといけない。

今日も1トップで、トップ下にはボランチが本職の谷口が入った。それを今のFW、サッカーをやっているすべてのFWがどう思うかだ。06年W杯オーストラリア戦でも後半34分にFW柳沢に代えてMF小野を投入し、MF中田英をFWの位置に上げていた。ゴールに最も近い位置にいるのはFWなんだから、もっとFWが成長しないと、世界との差は縮められない。(日刊スポーツ評論家)( 挑戦する勇気欠けていた

EURO2008 ・スイス・オーストリア大会のスペイン代表のようなサッカーを日本代表が実現できるか?

スペインのゲーム内容は中盤から変幻自在に攻撃を仕掛けるというものだった。相手守備陣の支配図をどのような意図で崩していくのか? ドリブルで仕掛ける、そして相手ディフェンスを引き付けてスペースを作る動き。

パスを速い展開で回して相手ディフェンスのバランスを崩し、スペースを見つけてはそこへ走りこんでさらにディフェンスを引き付けたりしてスペースを作っていく動き。サイドから2列目やサイドバックが攻撃を仕掛け、攻めあがることによって数的有利性を保ち、それによって相手のマークをかき乱す動き。

マークの乱れによって集中が散漫になったところへ精度の高いセンターリング。FWのサイドへ開く動きによって中にスペースができる動き。2列目からどんどん押し上げ、相手の守備範囲を翻弄させる動き。

書いていると単純なようだけど、日本代表は出来るのかなぁ?

どうも日本のサッカーを見ていると自分たちから仕掛けていくよりも、何か現状的な展開から偶然的要素が生まれて、別に意図もしないまま、なんとなくボールをつないであわよくばシュートして点が入る、というように思えてならないんだよね。

自分たち一人一人が前向きに、積極的に動いていけば相手ディフェンスからの何かしらの反応があり、そこへまた新たな展開を試みる。

お前が動けよ、何で俺がそんな動きをしなきゃいけないんだよ、自分から仕掛けていってミスしたらどうしよう、とりあえず何とかなるだろう、まぁしょうがないか、無理だよ!

なんかねぇ、書いていて日本の社会を意図しているようでこれは一般社会の中からそのような雰囲気を作り上げていかないと駄目かもしれないぞ、と思えてきた。

仕掛ける文化

社会の仕組みに対して自分たちから行動を起こして社会の反応を試してみる。

戦略のない人々

自分の人生をこれからどのようにして生き抜いていくのか、具体的なプランと実行力。

失敗を許容できない社会

若者にはチャレンジする精神、冒険する心を社会が押し進める形で奨励してあげる。

八つ当たり

周囲に八つ当たりする前に自分は何かできないか?

現状を変えていく力

悲観的にならずに現状を現実的な目を持って戦略的に実行、変えていく力。このように孤独ではなく孤高になれる大人が増えて、日本社会が風通しのいい雰囲気に包まれないと、スペイン代表のような流れるサッカーは生まれないのではないだろうか?

技術的に真似事はできても、あの場にあるある種の自由な雰囲気とでも言おうか。洗練されているのである。もし選手個々人に望みを託すならば、一人一人がやはり海外に出て、せめて UEFA チャンピオンズリーグに出場するようなチームでレギュラーとして活躍しなくてはいけない。全員が今の中村俊輔レベルまでに到達しなくてはいけないのだ。

それともう一つ、スペイン代表の選手たちは絶対に右脳が発達しているだろうと。

右脳パワー

縦と横の2次元の世界でいかにして瞬時に敵味方を見極め、正確にそれぞれの位置関係を把握、ベストな選択を展開するには右脳的パワーが優れている必要があると思う。右脳が優れている、イコール、数学や方向・距離感覚に優れていることに繋がるであろうし、右脳が優れている、イコール、音楽的要素にも十分発達している能力が備わっているのではないだろうか?

攻撃、組み立てのリズムと周囲との調和とはいわゆるオーケストラの指揮者やその演奏者が他の演奏者の音に集中、それらに自らがハーモニーを奏でていくプロセスと似ていないだろうか、と思えてくるのだ。だから日本の左脳を特化した詰め込み教育の中で育ってきた人材は、自ら右脳を強化していくなりしないと今の世界のトップレベルのサッカーには順応できないようになってきていると思うのだがいかがであろうか?

2010年W杯第3次予選の組み合わせが決まり、大方の見方は日本、ラッキーなグループに入る、というものだが果たしてそうであろうか? マスメディアはもっと現実的な視線からこの場合は語るべきである。

つまり、希望的観測も混じった事実を伝えて浮かれるのではなくて、日本代表が抱える問題点や、相手国など総合的な視野にたった上での真実を伝えないと、もし日本代表が安易な雰囲気に包まれたまま、W杯出場できないとなった場合、マスメディアに責任がないとはいえないのではないだろうか?

弱くなった日本代表の人気度

サッカー日本代表応援缶日本サッカー協会の07年度決算が、日本代表の集客力低下により収入が見込みを大きく下回った影響もあって、赤字になったことがわかった。同協会は7月の評議員会でこの決算を承認する。

07年4月から08年3月までの事業活動と投資活動の収支を合わせた当期収支差額は、9077万8081円の赤字だった。同協会の資料で「減収の大きな 要因」と指摘されているのは、各日本代表の試合開催などの「代表関連事業」だ。

公式スポンサー料などの「事業関連」と並ぶ収入の2本柱。代表関連事業の中 で、男子のフル代表関連は黒字を9億7千万円と見込んでいたが、3億8千万円にとどまった。

1試合の観客数は4万人と想定するが、07年度に上回ったのは7試合中2試合。03年度は12試合中9試合、04年度は10試合中8試合、05年 度は8試合中5試合、06年度は7試合すべてが上回っていた。収入への影響は、例えば、07年6月の国際親善試合2試合で入場料収入を4億2千万円と予想 したものの、観客数計7万4千人弱だったため3億1千万円だった。

代表関連事業は、採算のとれないユースなどの合宿、遠征を含むため全体で約7億円の赤字と見込んでいたが、赤字が15億円以上にふくれあがった。

日本代表のユニホーム販売も伸び悩んでおり、代表関連グッズのロイヤルティー収入は当初見込みより1億5千万円少なかった。北京五輪出場権を獲得した当時の男子U22代表も、2億6千万円の黒字を見込んでいたが1億6千万円の赤字だった。 (ウィキペディア参照)( 日本サッカー協会当期赤字 代表戦不人気が響く

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