What's up, Japan?, アメリカの行くへ - Written by B-KOOL on 月曜日, 9月 15, 2008 0:16 -
2008年アメリカ大統領選挙の行くへ、その1
車社会のアメリカの心配事
先物相場が上がると、何が起こるだろうか。原油採掘への投資の増加と、その結果としての原油価格の下落である。 Economist 誌 によれば、数年前に起こったニッケル相場の上昇によって採掘が進み、その相場は半分になったという。
いま短期的に原油価格が上がっているのは、需要増に対してロシアなど後進国の採掘設備の拡張が追いつかない短期的な調整過程であり、そのうち増産が始まる。図のように価格上昇によって需要増のペースも落ち、 NY 原油市場では空売りが買いを上回り始めたという。(原油価格の上昇は悪いニュースか )
これがどこまで現実的に今のアメリカ社会に反映されるのか、はっきりいってわからない。
アメリカ社会の構造が車社会であり、今回の原油高による影響はある程度公共の交通機関が発達している日本からは、その問題の本質が見えにくいかもしれないだろう。
現在、ガソリン価格は1ガロン、4ドル前後。しかし、今やそれが5ドルになり、6ドル、7ドルまで上昇する、といった視野まで考慮し始めている人が多数であり、先行きの不安といったらもう正直な話、アメリカ人でもお手上げ状態なんだよね。
多くの裕福な層の連中は、治安の悪いダウンタウンから郊外へと移り住み、毎日車でその通勤過程の手段を補ってきた。仕事場に学校、お店に医療施設。過去60年、ガソリンをがぶ飲みの状態で消費し続けてきたアメリカ社会がここへ来て、それらの計画を見直そうにも時間的余裕がないんだよ。
ゼネラルモーターズ (General Motors) もフォードモーターも益々収益を落とすだろうし、アメリカ人が好んだような大型車の売れ行きなんて過去のものになるに違いない。今、アメリカではプリウスなどのハイブリッドカーが予約してもかなり先まで待たないと手に入らない状態で、この傾向は当分続くんじゃないかなぁ?
車を控えて公共のバスとか電車を利用しようにも、そんなものほとんどの都市では整備されていないから大変だよ。
原油高も一段落したらまた値段も落ち着いてくるであろうが、もう過去のようなプライスには戻らないと考えたほうがいいだろう。300ドル、といったらちょっと言い過ぎかもしれないけど、100ドル以下にはもう、戻らないんじゃないかなぁ。
今経済が発達してきている BRICs なんかの国々が、俺たちにもアメリカなどの先進国と同じような暮らしをさせろ! といってくるだろうし、そうなると原油はじめそのほかの資源の需要は減るどころか、倍にもなって確保するのさえ難しくなってくるだろうね。こういう時に恫喝できる、政治的に外交の強い国はいいんだよ。
アメリカはまだまだそういった意味では、顰蹙を買っているけど、世界に対して恫喝できる力は残っている。けど、次期大統領になる人は大変だよ。バラック・オバマになるのか、ジョン・マケインになるのか?
マケインなんて2013年ぐらいにはイラクは安定しているだろうなんて発言しているからね、危なくてしょうがない。ジョージ・ W ・ブッシュと同じ政策で、自分が大統領になる最初の一期、つまり4年間の2009、2010、2011、2012、までを計算に入れて発言しているんだよね。
とここまで書いていたのが今年の夏ごろであり、今は原油価格が100ドル前後の状態にまで戻りつつある。これの先行きははっきり言って今の段階では読めない!
マーケットが2008 年アメリカ合衆国大統領選挙の行くへを睨んで動かない状態なのか?
マケインの人脈
もしかしたら裏でマケイン陣営、つまり共和党が動いているんじゃないかなぁ、と勘ぐりたくなるのは僕だけじゃないであろう。
アメリカ国内の原油高、国内経済の先行き、不動産ローン焦げ付き問題の処理、これらの問題から目をそらすために、つまりロシアとグルジアの紛争( 南オセチア紛争 )を話題にすることで、自分の得意分野のフィールドに人々の関心を集める作戦なのだ。
マケインはグルジアのミヘイル・サアカシュヴィリ大統領と仲がいいことは良く知られていることであり、ロシア問題を持ち出せば、自分のランニングメイトとなったサラ・ペイリンにもアピールしやすい状況を作ってやれる。
そしてここが一番のポイントだと思うが、あそこを通っている BTC パイプライン(バクー・トビリシ・ジェイハンパイプライン)に絡むさまざまな利益利害を自分がコントロールすることができる。
これがマケインの狙っている方向性だと思う。
真の狙いは黒海に抜けるバクー油田からのパイプラインとトルコ側に抜けるパイプラインがグルジア領内を通過しており、ミヘイル・サアカシュヴィリ政権が親欧州寄りの政策に対する牽制の意味合いがあるため。グルジア政府を事実上支援しているアメリカや欧米諸国など NATO加盟国とロシアが鋭く対立しており、新冷戦の代理戦争と評している側面もある。また、ソチで冬季オリンピック開催が決定し、アブハジアのロシア化がグルジア側を刺激した側面を指摘する専門家もいる。(ウィキペディア参照)
その2へ続く・・・
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