What's up, Japan?, アメリカの行くへ - Written by B-KOOL on 日曜日, 11月 9, 2008 1:32 -

バラク・オバマ大統領誕生、その3 – お願いだから暗殺されないでくれ!

2008 年アメリカ合衆国大統領選挙 結果をみても今回は民主党がほとんどの州で勝利を収めていたことがわかる( Election Results 2008 )。

問題はこれからだね。

この大変な時期に政権を任されることになったバラック・オバマの行く末にはたくさんの困難な状況が待ち構えている。

ここでアメリカ人が耐えることができるか? 変革、変革はいいけれど、痛みを伴う変革に明るい未来を信じて耐えることができるのか?

オバマ自身も勝利のスピーチでこのように語っていた。僕自身、ここが一番大事なところだと思っている。

The road ahead will be long. Our climb will be steep. We may not get there in one year or even one term, but America – I have never been more hopeful than I am tonight that we will get there. I promise you – we as a people will get there.

There will be setbacks and false starts. There are many who won’t agree with every decision or policy I make as President, and we know that government can’t solve every problem. But I will always be honest with you about the challenges we face. I will listen to you, especially when we disagree. And above all, I will ask you join in the work of remaking this nation the only way it’s been done in America for two-hundred and twenty-one years – block by block, brick by brick, calloused hand by calloused hand.

What began twenty-one months ago in the depths of winter must not end on this autumn night. This victory alone is not the change we seek – it is only the chance for us to make that change. And that cannot happen if we go back to the way things were. It cannot happen without you.

本当の試練が始まる

誰がオバマを大統領に選んだのかそこで見た人々の純真な眼差しは強烈だった。

だれもがオバマ新政権は大変だと認識している。そのたくさんの試練を迎えるオバマ新政権に対して、アメリカは本当の強さを世界に対して示すことができるのか?

これからの始まりは本当に勝負のときが始まるのだ! 変化、変化と口にするのはいいが、具体的にどのような政策を実行に移していくのか?

その変化が自分の生活に不の負担を強いられるときに遭遇したとき、オバマを支持していた人たちはそれでもオバマを支持しつづけることができるのであろうか?

オバマに期待する勢いが大きいばかりに、逆にそれらの期待に彼が応えられないと人々が見切ってしまったとき、そのがっかり度は相当なものになるんじゃないか?

タイミングよく株価なんかも下がったりしたら、これから引退していくベビーブーマー世代から一気に攻撃を食らうようになる危険性がある。革新とか左翼寄りの政権って、ファッションになりやすいからね。

あぁ、俺もオバマ支持しているよ、あぁ、私もオバマ支持しているわ! こういう層の人たちが失望したとき、今度はファシズム、ナショナリズムが生まれそうな気がするんだよね。強いアメリカが必要だと。

タイミングよくそのころには食糧不足に水不足なんかも世界問題になってきて、資源確保と同じような扱いを農地なんかが受けるようになると、新たな戦争の火種が新たな地域で発展していきそうで、そういうことも考えていかないと。

ほんと次の4年はアメリカにとってとても大事なんだよ。

3つのシナリオ

国民の激情を受けて大勝したオバマは、仮に飽きられるとしたら一気に逆風を受ける

そんな中、危機は進行している。仮に「チェンジ」を実現しようとして性急な国民皆保険や、唐突な保護主義などを導入して市場の不信任を突きつけられては、政治的求心力はあっと言う間に消えてしまう。

国民の激情を受けて大勝したオバマは、仮に飽きられるとしたら一気に逆風を受けるからだ。とにかく、迅速で新味のある政策を次々に繰り出して「世論と市場」の双方の信任を常に受けていなくてはいけないわけで、正に宿命的な政権の船出である。

もう一つの要素は更に深刻な問題だ。オバマは史上初の黒人大統領に当選した。これもまた、一見すると勝利の「ゴールイン」のように見えるが、実は違う。

この大統領は「黒人初」であるがゆえに、絶対に失敗が許されないのである。少なくともオバマ本人とその周辺は、そうした激しい思いを抱いているのは間違いない。仮にオバマ政権が失速し、2010年の中間選挙で負け、2012年の再選が絶望になる、そうした事態は許されないのである。

何故ならば、黒人初の大統領が失敗すれば、せっかく今回の勝利が実現した黒人社会のプライドが打ち砕かれるからだ。この絶対に失敗できないという思い、その思いに拘束されている政権というのは大変に異例であると思う。一言で言えば、成功のためには手段を選ばないということだ。

手段を選ばないというのは、前例のない思い切った政策を取ってくるという意味であり、また、一見すると「きれい事を語り続けたリベラルの弁舌家」というイメージのオバマが、その仮面をかなぐり捨てて、政治的勝利のためには血塗られた選択も、冷酷な選択もしてくるのではないか、そうした覚悟を持って見守る必要がある。

簡単にまとめると「金融危機克服へのスピード感のある、かつ新鮮な政策を提示しなくてはならない」一方で「政治的に絶対失敗できない」のである。しかも市場と世論の双方の信任を受けなくてはいけないとしたら、この連立方程式には答えがあるのだろうか? この超難問の方程式を前提に、オバマ政権がたどる運命をシミュレーションしてみたい。(『 from 911 / USAレポート』第381回臨時号「オバマ政権は立ち上がるのか?(三つのシナリオ)」)

南部州の白人

見えないアメリカ南部アラバマ州バーミングハムでは4日、共和党支持者の多い郊外地区の投票所に白人住民が三々五々、投票に訪れたが、記者の問い掛けにもほとんどが「答えたくない」「勘弁して」と厳しい表情。

60代の白人男性は「(民主党候補の)オバマは政治家として経験不足だ」と話した。(ハーレムで「イエス・ウィー・キャン」

ちょっと気になるよね!

現実的に言ってやっぱりアメリカ社会には人種差別という問題は残っていることは確かなんだ。

黒人だけの話ではないからね、アメリカの田舎、白人だけのコミュニティーへ行ってみるといい。アジア人、ということで(彼らには日本人とか韓国人、中国人などの区別は無理)絶対にジロジロと見られるから! この白人の保守的な層が果たして黒人という大統領を受け入れることができるのか?

この大統領は「黒人初」であるがゆえに、絶対に失敗が許されない

オバマはねぇ、黒人という枠に捉われた訴え方をしなかったから多くの人種を巻き込んだんだけど、絶対に納得のいかない保守的な白人層はいるはず。

困難な政権を立て直していく過程で、少しでもオバマ政権が躓くようなことがあると絶対に揚げ足を取ってくると思われる。このような状況にオバマ新政権が陥ることを待ち構えているような、そのような雰囲気は絶対になくならないんだよ! 残念だけどこれが現実なんだ。

在日外国人から首相は誕生しない

在日韓国・朝鮮人在日外国人が日本の首相になるような感覚かなぁ、日本で生まれ日本で育ったんだけど親が外国人、ましてや肌の色、外見などが日本人のそれと違うという事実を受け入れることができるだろうか? 政治家としての資質を十二分に兼ね備えていたとしても日本人は日本で生まれた外国人を受け入れることができるだろうか?

どうしてもある一部では黒人は信用されていないから、人々の気運がオバマに対する憎しみに変わっていかないか、とても心配している。

愛情と憎しみ

ジョン・ F ・ケネディが暗殺されたとき、どのような状況であったか?

多くの愛情を受け入れていたジョン・ F ・ケネディは同じエネルギーの憎しみを受けていた。

たくさんの層からの支持、人種を超えたサポートを勝ち取ったオバマにあんまり今の時点で書くべきではないと思うけど、それと同じようなネガティブなエネルギーがアメリカ社会に生まれ始めたときは危険なんだとここに書きとめておくべきだと思った。

米国の大統領と国政選挙―「リベラル」と「コンサヴァティブ」の対立お願いだから暗殺されないでくれ!

自分の信念に基づいて自分が愛している国、アメリカをすばらしい将来に向けて変革していこうとしている人間のちょっとしたミステイク、たくさんの外的要因、内的要因によって引き起こされるであろう一時的なマイナス要素も長い目で見たときに、アメリカ社会にとってプラスになるとアメリカ人自身が信じることができるならば、オバマをサポートし続けてほしい。

純粋にそのように思うし、そのように願わずにはいられないのだ。

バドワイザーのコマーシャル

2000年頃に流行っていたバドワイザーのコマーシャル。あの頃はみんは陽気に” Wassup ( What’s up )”と言っていたではないか。Wassup

それが8年後にはどうなっていたかというと、一人は住む家を失い失業中、一人はイラクへ派遣させられ、一人は怪我をしても保険がないから薬を買えない状態で、もう一人は株の暴落により絶叫し、最後の一人はハリケーンの中” Wassup “と叫んでいる。この8年間で抱えてきた社会問題が見事にコメディータッチで表現されているんだけど、結構笑える!Wassup 2008

オバマ新政権によって今度はどのような” Wassup “のコマーシャルが登場するのか?

What's up, Japan?, アメリカの行くへ - Written by B-KOOL -
バラク・オバマ大統領誕生、その3 – お願いだから暗殺されないでくれ!
Tags:
Back to Top

Recent Content

    Random Photos

    Midtown of Manhattan from Port Imperial / Weehawken in New Jersey

    FriendFeed Activity

    毎年パレードを見に行くセント・パトリックディー。いつも曇っていたりして寒いんだけど今日はとてもお天気がよく暖かかった!アイリッシュの民族衣装を着てバグパイプを吹く様は決まっている。20人とか集団でバグパイプの音色を聞くとなぜか毎年聞きたくなってしまうから不思議だ!

    Thursday 6:38

    ライブドアの元社長が差押を受けた...弁護士からの視点!勉強になります!http://bit.ly/bXw73u

    Thursday 6:33

    Profile

    大橋一弘(1968年11月3日生まれ) 19歳で渡米、あれから21年が経ちました! ノースカロライナ、ロサンジェルスを経て現在ニューヨーク在住13年。ネットの世界でエッセイスト、スポーツジャーナリスト、写真家、小説家、起業家のステイタスを確立するため日々奮闘中。 続き・・・

    Visitors Online