What's up, Japan?, 今の日本って大丈夫? - Written by B-KOOL on 火曜日, 10月 13, 2009 23:15 -
民主党政権への期待、政治が変わり社会が変わり、そして国民も変われ
日本の、これから「鳩山新政権に問う」-第2部-
民主党が政権を獲得して日本社会が新たに動き始めた9月初頭から約1ヶ月が過ぎようとしている。偶然にもこちらのケーブルチャンネル、TVJapanでNHKが放送をしていた日本の、これから「鳩山新政権に問う」-第2部-を視聴することができた。
いろいろなトピックを展開しつつ、スタジオに来て議論に参加している様々な立場の人の意見やテレビの視聴者からの意見を諸々に紹介しながら全体の流れを進めていく、という内容でとても興味深く観ることができた。
勿論現民主党政権からの人材も出席しており、一般人含め多数の著名者も参加していて特に現場からの意見は説得力があり、新たな視点に気付くきっかけにもなり自分としても、うーん、と唸ざるを得ない場面に出くわした。
主な著名人は以下、内閣府副大臣…大塚耕平,内閣府副大臣…古川元久,北海道大学大学院教授…山口二郎,慶応義塾大学教授、元鳥取県知事…片山善博,首都大学東京教授…宮台真司,元官房副長官…石原信雄,経済評論家…勝間和代。
今まではこうだったから・・・
印象に残っているトピックは「脱官僚依存体質」と「政権が変わりこれからの自分の暮らしはよくなるか」というところの議論。確か古川氏が国家戦略室室長に任命されて、官僚と最初のミーティングを行うときに発していたメッセージがすべてだと思う。彼曰く、「今まではこうだったからとか、前例はいいから、一度すべてを取り払ってゼロベースで考えてください」というもの。
長い間自民党との政権維持、日本国を動かすという役割を担ううちにお互いが持ちつ持たれつの甘えにも似た構造を築き上げてしまい、その体質を改善、改良、新しく改革し直していこうというのが民主党の試み。
これはいいことなんじゃないかな! 官僚との癒着が問題視されていたけど、個人的な意見だけど基本的に日本の官僚は優秀だと思う。ただその優秀さを上手く日本の社会、国民に反映されるようなポジティブな結果に結びつくようなシステムが出来ていなかっただけの話で、一度官僚の役割を確認する上でも目標や、方向性などを示してやり、このような結果を日本社会、日本国民に還元する、という大きな目標を与えてあげれば、自然、彼らはその持ち味を発揮してくれると思う。
だから国家戦略室というのは歓迎できる新たなシステムであり、そこを基点として政策を立案、実行実現できるように働きかけていく、というのは間違っていない。
宮台氏が番組の中で紹介してくれていた欧米のシステムを習ってもいいであろう。官僚などが立ち上げた政策立案を実行してくれる人物として政治家にその方向性を託す、政治家も謙虚にそれを受けとめ、官僚たちから知恵のサポートを積極的に取り入れる姿勢、また実際に実行に移した後のフィードバックを官僚に再び返していくというサイクルを創造することが重要ではないだろうか?
お互いがお互いを軽蔑しながらも利用、甘えにも似たサバイバル意識から、お互いに尊敬、相手を高め合うことが結果、日本社会、日本国民の繁栄に繋がるという自覚を植えつけるだけで大丈夫。
従業員と経営者
もう一つの議論。政権が変わり、自分の暮らしぶりはこれからよくなるだろうか、というトピックの中で持ち上がった民主党マニフィストの中に掲げたいろいろな公約を紹介していくんだけど、従業員と会社経営者の立場の違いから見えてきた課題みたいなものに気付かされた。
確か最低賃金を800円から1000円、ということを目指すというような内容だったと思う。これなんかだとまぁ、従業員の暮らしぶり、長時間働いていても暮らしぶりはちっともよくならない、というのを解消しましょうという試み。
ワーキングプアなどのキーワードが頻繁に使われるようになり、どこか従業員の立場からの視点ばかりが注目を集めるようになっていたのではないか、ということに待ったをかけたある会社経営者からの指摘。
800円から1000円へと最低賃金が上がった場合、会社としては従業員に給料を支払う余裕がなくなり、結果的には解雇をせざるを得なくなるだろうというもの。
なるほどねぇ、政府がいくらお金を支給したとしても、一時しのぎになるどころか、肝心の会社自体の存続が危ぶまれてしまうのではないだろうか、という視点は多くの人が気付くべきポイントだと思う。
じゃいいよ、日本国内で会社を運営するのを諦めて、国外へ出て新たな展開を開くとなってしまったら従業員を助けるどころか失業者を増やしてしまうことにも繋がる。
頑張れではなく、戦略を持って実行、実現
討論を見ていて思ったんだけど、余りにもここへ来て国民が民主党に期待しすぎではないだろうか、という感情。もちろん多くの国民がこれだけ政治に感心をもつようになったことは素晴らしいんだけど、どうも皆が皆、あれもやって、これもやって、私のところにもアテンション頂戴よ、こっちもずっと前から困っていたんだ、ってな感じで自分たちの利害の主張ばかりという感じがしてしまったんだよね。
今回の選挙で選ばれた人たちは優秀だよ、ただ皆スーパーマンじゃないんだし、物事には順序というものもあったり、お互いの利害関係の調整だったり、いざ政策を実行、という運びになっても結果が目に見えるようにすぐにあわられるものから、長い時間を得て丸く収まるものもあるであろう。
その中で、皆が皆、恩恵を受ける、というのは無理な話だと思う。要は全体を見据えること。こちらを助けることは社会的に見て受け入れられることかもしれないけれど、長期的に見た場合、結局損をするのは日本国民であり、初期に助けるつもりでいたある場合の集団も、長い目で見れば日本社会が、日本国民が疲弊していた原因になっていた、というのでは困るのだ。
もう時代が変わってしまったのだ。今まで大きな車輪の前にあった石ころが取り払われて、大きな車輪、時代の流れが動いてしまったのだと思う。
そういった視点に立ったときに、果たして日本国内だけの現象として捉えたほうがいいのか、それとも国際的な立場からの視点も取り入れた上での選択肢を与えるべきなのか?
そのような立ち位置から問題を眺めていくと、民主党大変だろうな、とにかく頑張れ、となってしまうのだが、今回設置された国家戦略室なるものの存在を知り、民主党に期待してもいいのではないか、と思ってしまうのだ。
敵は自民党ではなく政策を実行、達成できないことからくる国民の失望感
だから次の選挙までの間、目線は国民へ向けて、自民党などに気を奪われる暇などないのだ。仮に次の選挙で民主党が負けるとなった場合、原因は自民党に負けたのではなく、民主党が掲げる政策を実行、達成できなかったことからくる国民の失望感、これが基点となって民主党から人々が離れてしまうことではないだろうか?
もしかしたら政策の中には10年以上の年月を要するものもあるかもしれない。それをわかるように国民を説得することも民主党の仕事であるし、如何にして国民からの信頼を保ち続けるかに政権維持の運命がかかっているといっても過言ではないであろう。
自民党との論戦は国民に訴えかける感じで(論戦に負けても国民の支持を掴め)
だからこれから行われるであろう自民党やそのほかの利益団体からの論戦には、国民全体に訴えかけるような感じで。本当に日本社会の未来、日本国民の未来というイメージが個々の国民に納得がいくように持たせてあげる。
しんどい作業になるかもしれないが、新しい日本、時代の流れに合わせた日本を作り上げていくためにはこれしか方法がないように思えてしまうし、実際新しい方向へと社会が動き出してしまった感がある。民主党は数々の場面で叩かれるだろうが、戦略を持って政策を実行、実現しようと動いている間はサポートしてあげたい気がする。
代案のないダメだしはするな!
そのときに自民党や国民にお願いするのは、代案のないダメだしはしないで頂きたい! これはダメだ、アレはダメだ、というダメだしは揚げ足取り社会日本を成長させない。せっかく国民の意識が政治に向いているのだ。
個人もダメだしをする場合には、じゃあなたにはどのような案があるのですか、といった具合に必ず代案をすること。これは大人が社会に参加していく基本的なルールであり、日本をよくしよう、という大きな目標に向かって努力している民主党への敬意でもある。
自民党
谷垣禎一氏が自民党総裁になり、中川昭一氏の不幸な出来事などもあり、最近のニュースにも上がらないことから自民党内にまだ確固とした方向性が築けていないという憶測が横切る。
これだけ民主党の実行力が注目されてしまっている現在、自民党の存在感はどこか先のアメリカ大統領、ブッシュ政権からオバマ政権へと引き継がれたころのようだ。とりあえず自民党は当分いいから民主党の公約に期待したい、というのが多くの国民の胸の内ではないだろうか?
民主党はダメだ、と揚げ足取りだけでは国民は支持しない
ここで大事なのはどうせ4年後には、と思って何もしない連中は自然淘汰されるであろうこと。民主党の政権なんて一時凌ぎであり、また時期が整えば、国民は自民党を支持するであろうとのん気に構えている政治家は必要ない。国民はそれほど馬鹿ではないし、今回の政権交代で少しは集団的知能数が高まったと思うのだ。
そこで自民党にも大事になってくるのが国民にアピールする戦略を持て、ということ。民主党に論戦で自民党政策の方がいいと打ち負かすのではなく、国民に支持されるような政策立案を行うべきである。
自民党は頑張ります、自民党は変わりました、といっても何を実際にどう頑張ったのか、どう変わったのかを国民に示せないようだと、自民党は期待しているよりもずっと長く野党の立場に居座ってしまうのではないだろうか?
頑張るでは国民に伝わらないのだ! 「私は日本の首相として過去一年間、日本国民のために頑張ってきましたが、道半ばにして・・・」具体的に何をどう頑張ってきたのだろう、麻生さん!
日本国民
何度も書くようだけど政治に興味を持つようになったことはいいことだと思う。ただその場合、日本国民一人一人も変わらなくてはいけないなぁ、というのが僕の実感。
情報が足りないという議論もあったけど、情報を本当に深いところまで広く実際に探しているのだろうか? ということもあるだろうし、じゃ実際に情報はあるのに手に入らないとなった場合、これは国民全員の責任だと思う。
必要だと思われる情報を持っているならば社会に還元していかなければいけないし、そのようなシステムを国民は持つべきだし、それを利用して集団の知恵を高めていこうとする努力を一人一人が行わなくてはいけない。
情報武装していれば、頑張ります、という政治家や国民を馬鹿にするような輩には現実的な問題意識を持って対等に太刀打ちできる。それを拒絶するような政治家は国民にフィードバックしてやれば良い! この政治家は全く勉強していません、と。
今回の民主党政権でもそう、政策立案から政策実行、その政策が公約どおりに実現するのかに注意を向ける。一人一人が考えるといい、日本はどこへ行こうとしているのか? どの方向へ行く可能性があるのか?
予算を削られた人たちには時代が変わったという認識を持って発想を変えてもらうしかない。もっと長期的な視野にたって自分の立ち位置を捉え、一時的に政府の世話になってばかりだと、今はいいかもしれないが、将来このままではいけないぞ、という危機感をもつこと。
だからその場合、個人も頑張れではなく、戦略をもって自分の目標を実行、実現するように行動を起こしていくのだ。そういうところへ政府がバックアップしてあげる。おぉ、今まで自分で何とかもがいてきたけれど、今度の政策のお陰で随分と楽になった、今度はこのお返しに自分が日本のために恩返しをしよう、というような好循環が生まれるといいんだけどねぇ。
最初からあれもしろ、これもしろ、というのは・・・政府を当てにしない、会社を当てにしない、自分たちで動いている人って案外多いんじゃないだろうか?
今こそJFケネディの言葉を
” And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you – ask what you can do for your country.”
国に何かをしてもらうことを期待するな! 自分が国のために何ができるかを問うて行動に移すべし! 戦略があれば日本は変われる! 日本国民もきっと変われる! もっと自信をもっていい!
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