EURO2004 – イングランド代表対フランス代表、ジネディーヌ・ジダン

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ジネディーヌ・ジダン

EURO2004 – イングランド代表対フランス代表、ジネディーヌ・ジダン

んたという人はすごいことをやってくれました。いきなりですが、フランスファンのみなさん。個人的にジネディーヌ・ジダンとティエリ・アンリは好きですが、どうしてもアーセナルのサッカーが好きになれなくてイングランドを応援していました。

マイケル・オーウェンがいるしデビッド・ベッカムにスティーヴン・ジェラード、チェルシー FCのフランク・ランパードは点を取れるボランチ、サッカー日本代表でいうところの稲本潤一のような選手です。だからイングランドのユニホームを着てゲームを見ていました。ちなみにミシェル・プラティニがいた頃のフランス代表のユニホームも持っています。

試合は本当にすばらしいものでした。サッカーってこんなドラマがあるんですねぇ。信じられません。見終わって1時間ぐらいジダンの見事なフリーキックの余韻に浸って、何もできませんでした。それほどジダンの右足はイングランドの勝利を寸前で打ち砕いたのです。

あのフリーキックを見せられた後には、負けてもジダンにやられたー、という感じで相手のすごさに圧倒されてしまいます。あのキックは完璧でした。試合が始まる前、ベッカムとジダンが並んで入場するのを見た時、感動して泣きそうになりました。ヨーロッパでこのような舞台に立てる国は幸せだなぁ、と意味のないジェラシーを感じ、日本はあまりにもヨーロッパから遠い現実を忘れようとしていました。

さて、試合が興奮と共に始まります。すごいメンバーばかりです。アーセナル、チェルシー FC 、マンチェスター・ユナイテッドにレアル・マドリード。すべて世界のトップチームに所属する選手たち。夢のようなゲームの始まりです。

前半はイングランドがフランスに負けず、ボールをよく支配していました。そのイングランドの中でひときわ目立ったのが FW のウェイン・ルーニーと中盤のフランク・ランパード。この二人の活躍でイングランドは前半を1-0でリードします。ベッカムからのフリーキックをランパードのヘディング。入った瞬間ガッツポーズ。ランパードは中盤、よく走っていました。

フランスの中盤にはパトリック・ヴィエラやジダン、ロベール・ピレスというとんでもない選手がいます。その中盤に対してイングランドはよく頑張りました。ジェラードとランパードの中盤は守備もできるし、ロングパスを前線へとフィードすることもできます。二人ともいい中盤。サイドは右にベッカム、左にポール・スコールズ。二人とも攻撃センス抜群の選手。中盤は両チームとも互角といっていいでしょう。

フランスはアンリやダビド・トレゼゲにボールがほとんどといっていいほど入りません。だからフランスの攻撃はどうしても球の出しどころがなくなり、攻撃のリズムが単調になりました。このままではイングランドのペース。もしかしたらフランスに勝てるかも。そんな期待をもって望んだ後半、フランスがほとんど中盤のセカンドボールを拾うようになり、クロスをしつこくイングランドのゴール前へ入れられる場面が多くなります。イングランドの選手も段々といらいらしてきたのが分かりました。

デビッド・ベッカム、PK

半の残り20分ぐらいでしょうか、ベッカムのクリアーしたボールを上手く身体を入れ替えて、マイボールにしたルーニーはそのままゴールへ向かってものすごいドリブルを始めます。そしてペナルティエリア内、フランスのディフェンス、ミカエル・シルヴェストルのまさかのファウル。ルーニー倒れる。

審判は躊躇なくペナルティースポットを指差していた。 おぉーーーーーー、蹴るのはベッカム。ここで EURO 予選の時のトルコとの試合で PK を外したベッカムの姿が思い浮かぶが、それを忘れさせようとしているのかアナウンサーは2年前の2002 FIFAワールドカップでのアルゼンチン戦での PK の話をします。

ゴールキーパー、元チームメイトのファビアン・バルテズ。決めればイングランドの勝利は確実。いざ!! 蹴った瞬間、おぉーーーーーー、と叫んでいた。キックも完璧ならセーブも完璧。タイミングもどんぴしゃり。まさか!!

嫌な予感が一瞬脳裏を横切るが大丈夫、今日のイングランドならこのまま勝てると無理やり信じる。そうです、ベッカムは PK を決められませんでした。だが、ドラマは後半のロスタイムに待っていたのです。全90分を戦い終え残りロスタイム3分と表示された時、フランスはまだあきらめていませんでした。

ジネディーヌ・ジダン、フリーキック

の姿勢がきっとその後のドラマを呼んだのでしょう。後半から替わったエミール・ヘスキーがディフェンスに遅れペナルティエリアの外、約5メートルのところでファウルを犯します。ここでジダン登場。ペナルティエリア付近のファウルがどんなに危険なものとなるかを、ジダン君は僕に教えてくれた。

まさか、まさか、入った瞬間キーパー一歩も動けず。鋭い弧を描いた低弾道のボールはそのままネット右端を突き刺す。叫ぶジダン。やられたぁー、という感じとすげぇーーーーーー、という感じの叫び声を僕は上げていました。ジダン、すごすぎ。

これで完璧に1対1の引き分けのまま終わると思っていました。グループリーグ予選のフランスとの初戦の引き分けならばいいだろう。そのような考えをしていたわずか30秒後。ジェラードのバックパスを狙っていたアンリがキーパーと1対1。

アンリが倒された瞬間、信じられない幕切れの訪れに驚いていました。キーパーはそのままイエローを貰いこの土壇場で PK をイングランドは与えてしまった。ベッカムが PK を決めていれば。

ジダン、憎たらしいぐらいに冷静にまたもや鋭いキックをゴール右隅になんの迷いもなく決める。そして試合終了。凄い試合でした。ジダンのあのたった一発のフリーキックがすべてを変えてしまった。凄すぎる。本当になんというゲームだったのだろう。この試合は歴史に残る。ジネディーヌ・ジダン君、あなたは素晴らしすぎ!

フランスはこの今日の試合で勢いが付いてしまいました。2年前の2002 FIFAワールドカップでは予選での敗退。この EURO2004 はフランスが制覇を再び成し遂げるかもしれません。だが、イングランドにもまだチャンスはある。ただ気がかりなのはオーウェンが調子悪そうでした。ポルトガルも昨日の開幕試合で負けた。イングランドもポルトガルも残り2試合負けられません。どんなドラマが待っているのだろう。明日はいよいよイタリアが登場します。

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