FIFA ワールドカップでインテンシティ(プレー強度)を高めるための覚悟


インテンシティ(プレー強度)

FIFA ワールドカップでインテンシティ(プレー強度)を高めるための覚悟

FIFA ワールドカップベスト8、という淡い期待はどこから来たのだろうか? 欧州強豪国との親善試合とFIFA コンフェデレーションズカップ 2013でそこそこの結果を出してしまったことが原因であろうか? 私は本気度100%、本気度120%の試合をほとんどの日本代表選手は経験していなかったことが全てだと感じている。

Jリーグもレベルが上がったかもしれない。アジア全体でもレベルが上がったかもしれない。しかし個人が本当にタフになるには欧州へ移籍する必要が有ることは過去にいくつかのエッセイで書いた。(アウェイという環境で戦うことなしにFWとDFは育たない(サッカー) )、(FIFA コンフェデレーションズカップ 2013、個々人が強くなれる日本社会へ )普段、サッカーをプレーする環境でタフな勝負の経験を積んでいく。サッカー日本代表が次のレベルに行くための提案を私なりにしてみた。

UEFAチャンピオンズリーグに出場するチームへ移籍してスタメンとしてプレーすること

4年ごしの目標を達成して出場したW杯の舞台を、内田は「普通のサッカーだった」と話している。シャルケに在籍した4シーズンで、3度のチャンピオンズリーグと1度のヨーロッパリーグを戦い、さまざまなアタッカーやストライカーと対峙してきた内田は、W杯でも高い集中力で相手のプレーを読み、身体を張り、球際では厳しいプレーで攻撃の芽を摘んだ。自ら攻め上がることでサイドの攻防を制した場面も少なくなかった。

「メンタルの部分は自分で持っていくしかない。そういう準備は、不得意だとは思っていない。相手が強ければモチベーションもあがりますし。そういう戦いをずっとしてきましたからね、4年間。ダービーもやったし、チャンピオンズリーグもやった。だから、追い込まれた方が力は出ると思っています。

たとえば、チャンピオンズリーグでも、上へ行けば行くほどプレッシャーはあるし、ストレスもかかる。でもそういう重圧のかかる試合は、親善試合とは違う。バレンシア、インテル、アーセナル相手に勝ってきた。どれもいい試合ができましたし、そういうしびれる試合というのを経験してきたつもり。だから、(コロンビア戦も)特別な試合ということではなくて、何かこう、いつも通り、普段通り、だと思います」露にした感情、勝負観、代表引退。内田篤人が見せたもの、語ったこと。

欧州移籍組が意識するべきこと

(1)欧州中堅国内リーグ移籍の場合、その所属するチームの国内リーグ、上位3チームのどれかに移籍。スタメン確保、俺がチームを引っ張っているんだという自覚と自信。周りからもこいつがこのチームには必要と思わせる存在感。

(2)欧州強豪国リーグ移籍の場合、スペイン、イタリア、イギリスリーグの中堅クラブチームへ移籍。スタメンで出場し続け上位クラブのビッククラブと対戦する経験を積んでいく。個々人のスピード、技術、フィジカルの強さを体感する。

(3)UEFAチャンピオンズリーグ出場チームに移籍、できれば決勝トーナメントまで確実にいけるチームでスタメン出場。厳しいHome and Away型式の緊張感を経験して個人が強くなること。できれば中心選手的存在感を身に着けたい。FWの中心、中盤の中心、DFの中心。

自分がマイノリティーという環境が個人を強くする

本人選手が海外へ出て行く、というのはもう必須である。海外へ出て行き他の外国から来た選手と普段から練習中でも切磋琢磨の状況下でもがいていく。日本のJリーグでプレーしているとなんで居心地がいいかといったらやっぱり周りが皆日本人だから。この環境を自分で打破して自分がマイノリティーになるようなフィールドへ出て行かないと、精神的にもフィジカル的にも強くは絶対にならない!

そのような普段の練習からプレッシャーが厳しいという状態でプレーすることに慣れていけば自然、緊張している状態で如何にボールをコントロールさせて集中、自分の個性を出していくか、というように追い込まれるから日本のぬるま湯的環境でプレーするより俄然いいのは理解できると思う。

普段の生活環境がすでにアウェイ

ぜ海外へ出て行くと精神的にもフィジカル的にもタフになっていくのか、といったら答えはこれしかないと思う、つまり普段の生活環境が日本の居心地のいいものとは違った違和感を強いられるものであり、それがすでにアウェイという状況になっているからだと思う。

人間というのは自然に防御システムが働くから、何とか異なった新しい環境へと自分がアジャストしていくように変化していく。この変化していく過程がタフネスへの道なんだと思っていて、この緊張した環境から受けるストレスは相当なもの! エネルギーをたくさん必要とする。

日本の環境、周りが皆同じ日本人、というのは安心するし安定する! 特に日本の社会なんて同化を強制するプレッシャーがあるから、なんとか同じような環境の中へ閉じ込めようとする。こういう環境の中で自分の居場所がある人は、日本ほど居心地がいいところはないと思うのである。このような環境は闘う個人を発育するであろうか?

環境の違いが与える違和感

外に出て行くと当たり前のように日本人はマイノリティーになっているから、ってここが本当に大事なポイント。多分、普段日本で生活している人が海外へ旅行やビジネスで行くとなったときに、普段見慣れていない景色が自分の周りで起こっているから緊張すると思う。見慣れていない景色とは自分の目線に入ってくる人間の肌の色というか人種の多さや違いなど。

いろいろな国から来たほかの外国人や、その移籍した本国の人たちに囲まれて、生まれてから初めて自分(日本人)がマイノリティーという状況になる。その環境に違和感がなくなったころ、海外勢との親善試合なんかを行っても、たとえそれが日本以外の国で行われて、会場には多くの外国人がいることになったとしても、そういう状況は自分の中で慣れてしまっているから、普段どおりにプレーできることに繋がるんだと思う。

気がつけばタフになっている自分

りが外国人、という環境で普段の生活からサッカーの練習などでも無我夢中でやっていれば、自然いつの間にかそのようなタフネスな環境に対してアジャストしている自分を発見できていると想像する。

自信もついているだろうし、日本へ帰国しても余裕のある自分に気がつくはず。そのようなタフネスさが身に付いたところで強豪国と対戦してみるがいい、どんなに大きな外国人に囲まれてもきっと慌てずにいつものように集中できているはず。海外のクラブでプレーすること事態がすでに自分をアウェイの環境に身をおくことになるのだから。

日本サッカー協会はアウェイで戦う舞台を整えること

日本の強化の軸としては、外に出ていって強豪国と試合をする。これは今に始まったことじゃなく前から言っているけどね。日本に呼ぶにしても昨年のウルグアイとか、メンバーを揃えた国じゃないとダメでしょ。ただ戦えばいい、じゃ本当の強化に繋がらない。

あとは、アジア全体のレベルが上がらないとダメだね。南米予選はブラジル、アルゼンチンを筆頭にコロンビア、ウルグアイ、チリとか、強いチームがいくつもあって切磋琢磨している。でもアジアは日本、韓国、オーストラリアぐらいでしょ。それじゃ世界で戦えるグループになるのは難しい。もう日本だけじゃなく、アジア全体として強化し、取り組んでいくことがこれからは必要じゃないかな」( 「俺らのパスサッカーに迫力があれば」遠藤保仁が認める“力不足”と悔しさ。 )

豪国を大金を払って日本に呼ぶよりも、サッカー日本代表自ら欧州や南米などの海外へ出かけアウェイの中で試合をしてくるべき。移動も含めていい経験になるだろう。ぬるま湯的な環境、日本国内で親善試合をすることに意味が在るのだろうか? このような試合経験を積むことがサッカー日本代表を強くすることに繋がるのであろうか?

なぜ強い強豪国がわざわざ日本にまで来て試合をしているのか? 今のサッカー発展途上国の日本が逆の立場を取るべきではないだろうか? 海外へ教えを自ら求めるべき。スポンサーを喜ばせてどうする!! 日本国民を勇気付けることのほうが大事だろうと私は思う。

選手の疲労からの怪我とか緊急時の対応に不安を抱えるとか言うチームは、選手を過保護にしているだけである。なぜ強豪国の選手にできて日本人選手にはできないのか? こういうところですでに負けている。

キリンカップ・サッカーなどは毎年海外遠征にするべきだと思う。海外の強豪国とアウェイで戦う。日本代表自らが移動から時差の対応を経験していく。こういうことをスキルとして経験して情報を集め、新たにフィードバックして良いところも悪いところも改善していく。そうすれば日本は絶対に強くなる。

スポンサーは海外の強国が日本へ来てもらうのに大金をつぎ込む代わりに、そのような体制作りなどにお金を回すべき。アウェイで緊張するようなゲームの経験をつんでいく。もしかしたら相手のファンに襲われるかもしれない、というような恐怖心に打ち勝つ精神力。むかつく相手ファンを黙らせる為に、なんとしてでも勝ってやるという気概。サッカー日本代表にはこのレベルの環境を求めても良いと思う。

コパ・アメリカなどの国際トーナメントに招待されたのならば、出場して南米中をあっと言わせるような結果を出して日本代表のサッカーを強烈にアピールしてこなくてはいけない。アジアで優先的に日本代表が招待され続けている状況が永遠に続くとでも思っているのであろうか? 近い将来、中国や韓国、オーストラリア、それともインドネシアやマレーシア、インド、もしくはタイが招待されてそれなりの結果を残すようになって初めて日本サッカー協会は慌てるのであろうか? 世界を知らない人材がトップに立つと発展が10年単位で遅れてしまう。

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